承認を受ける
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:57 UTC 版)
王立地理学会の創設以来、初の女性フェローに誰を選ぶかという段階でベントの名前があがった。新聞の『オブザーバー』1893年4月に紙面を賑わせた記事がその発端である。おりから同学会はもっと女性フェローの任命を増やすべきかどうか議論をする予定で、討議の第1回目は新聞記事の翌日に開かれるはずだった。すでに前年、第1陣の女性フェローの任命が済んでいた。新聞記事は次のように結んでいる。「(前略)学会フェローとして果たして女性が適格であるかどうかという当初の問いに関し、候補者を辛うじて2名あげるとするなら、ビショップ夫人(ミス・イザベラ・バード)とミス・ゴードン・カミングはともに女性でありながら、氏名の後に〈F.R.G.S.〉と記す紳士の大多数に負けず劣らず会員になる資格を有する。またセオドア・ベント夫人、セントジョージ=リトルデール夫人(St._George_Littledale)、アーチボールド・リトル夫人(Alicia_Little)も加えるとなると、さらに他にも多数の人が名前すら公に知られていない土地でご夫君の旅に同行したであろうし、王立地理学会のフェローに認められる特権を公正に主張しないとも限らない。」しかしながら実際には、女性フェローの受け入れを継続する投票の不成立を受け、1893年7月末には当時の同学会会長マウントスチュアート・エルフィンストーン・グラント・ダフ(英語版)卿が引責辞任し、女性の受け入れは停止した。
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