“妖精種(フェアリー)”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:39 UTC 版)
「ノーゲーム・ノーライフ」の記事における「“妖精種(フェアリー)”」の解説
種の駒はポーン。位階序列第九位。愛神アルラムによって創造された種。本拠地は空間位相境界『洛園』(スプラトゥール)にある。一方で精霊種の本拠地である『不可侵領域』に隣接した広大な面積の花畑も領土として有している。生物としての基本的な性質としては植物に近いようで、後述のフォエニクラムは自分たちを指して「花」と称しており、またジブリールも「"花"の種族」と評している。その為性別はあるともないとも。空間位相境界は外部からの干渉が不可能であり、『大戦』中ですら極めて大規模な魔法で無理やり吹き飛ばす以外に方法は無く『洛園』に侵攻した天翼種を二桁屠り、機凱種の連結体を全滅させた模様。 妖精種は魂を対価として魔法を使用するが、あくまで空間位相境界内に限定されるものの、神霊種に匹敵する世界の創造すら容易に行う事が出来る極めて強力なもので、恐らくは生命の創造すらも可能なデタラメである。魔法によって消費される魂は恋愛行動の観測によって増幅出来るが、上記の性質により繁殖は花粉で行い自分達では恋愛しない為、魂の種族内補完は出来ない。 現在、全権代理者は不在。森精種とは大戦末期より現在まで関係が続いており、大戦時は森精種との同盟関係、現在では全体の6割が森精種の隷属状態だが魂の増幅に都合が良かったという理由により自ら進んでその状態になったとの事。 『大戦』後、他種族とゲームを行った事は無い為、妖精種としてのゲームは一切不明だが、世界を塗り替えるという自身の魔法の性質を利用した陣取りゲームの模様。 フォエニクラム 虹で編んだような小さな羽を持つ美しい小さな幻想的な少女。だか、やおらう〇こ座りを始める、葉巻を吸いだす、酒を飲みだす、空の頭上に座り込み愚痴り始める等なかなかにやさぐれた性格をしており、優雅に可憐に魔法を用いるさまと比較しても恐ろしいギャップを秘めている。 空間位相境界『洛園』に強制的に閉じ込められた空達一行に「カップルにならなければ出れない」ゲームを主催する。ゲームには妖精種内で様子を公開して魂の「支援」を得て必要な物資、或いは脱出の為の鍵を調達するシステムが組み込まれているが、実態は主催者の一人勝ち、プレイヤーは参加した時点で勝ち筋が存在しない敗北が確定したいわゆる"デスゲーム"の性質を帯びたものであった。 しかしゲームの主催は、とある者から主催を依頼され提案に乗ったものであったが、フォエニクラムもまた幾つかの意味でのプレイヤーであり、『 』そして多種族が自由に闊歩するエルキア連邦の在り方を信じ、妖精種とは何だ?と己の種族にその在り方と未来を問うが為の一世一代の大きな賭けを含むものであった。
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