青藍高校探検部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 15:55 UTC 版)
日ノ岡 穂群(ひのおか ほむら) 主人公。青藍高校一年。音羽中出身。探検部の新入部員で初等調査官。 明るくて前向きな性格で、頻繁に軽口を叩く。見た目は可愛らしく愛想も良いが、面倒くさがり屋で飽きっぽく、深く考えるのは苦手。何度か男と付き合ったことがあるが、ただ気が合ったから付き合った程度の関係なので長続きしていない。進学校である青藍高校にほぼ運だけで合格しており、校内の成績は芳しくない。当初は帰宅部であったが、東野からの勧誘で探検部への入部を決意し、いくつかの条件をクリアしたのち正式な探検部員となった。中学2年のときに【80:B】という優秀なIE反応を計測したが、現在では【52:D】にまで下がってしまっている。想定外の出来事が起こり続ける虚惑星で、それでも自分の力で乗り越えようと奮起している。 クラスは「魔法使い」だが見習い。虚惑星では身体能力が向上し、魔法が使えるようになるが、簡単な魔法でさえ失敗するほどの腕でしかない。ただし「火球」の魔法だけは並外れた才覚を表し、小さな炎を無数に増殖させて壁を作ったり、相手の魔法ごと火球群を一点に集めて爆縮させる等の芸当ができる。その尖った才能ゆえか「ファイヤーガール」と呼ばれている。 東野 巧(とうや たくみ) 青藍高校一年。探検部の新入部員で三等調査官。金髪で眼鏡をかけた少年。 よく気がまわり世話を焼くことが好きな人柄だが、そのせいで気苦労が多い。中学時代までは剣道部に所属しておりインターミドルに出るほどの腕前だった。高い身体能力を有しており、探検部に入ってからは即戦力として扱われている。小学校の頃に起きた事件で姉を亡くしており、刑事をしている父親は単身赴任で出張し、母親も家出中なため、実質一人で生活している。真世に好意を抱いており、しばしば彼女の負担が軽くなるように行動している。 クラスは「軽戦士」。虚惑星では身体能力向上のほか、視力が向上するため眼鏡を外している。魔法も使えるようだが得意ではない。二刀流で、探索時には長短二振りの剣で武装する。 御陵 真世(みささぎ まよ) 青藍高校三年。探検部部長で五等調査官。後ろ髪を縛った、ほむらでさえ見入るほどの美少女。 あまり起伏の激しくない性格で、基本的にとぎれとぎれの丁寧語で話す。親友である直が休部し、仲違いをして以来、ほむらたちが入部するまで彼女が一人で探検部を運営させていた。父親が虚惑星探索の権威で、中学生のころから探検部に入るべく正式なレンジャー訓練を受けてきており、実力は東野を上回る。おとなしい性格だが探検部へかける情熱は強い。酒に弱いらしく、トレードマークは金魚。 クラスは「魔法戦士」。虚惑星では転移の影響で妖精種(エルフ)の姿に変異し、髪や肌の色が変わり、地磁気の磁力線を眼で捉えられるようになる。魔法も使用可能で、水の魔法が得意なようである。 藤森 雨乃(ふじもり あめの) 探検部の新入部員で初等調査官。金髪で小柄な少女。 一見すると普通の少女だが、実際は精霊石と呼ばれる虚惑星の鉱物を頭脳として組み込み、様々な技術機関が共同で開発した人型の虚惑星探査機。人間のように精神の成長に合わせてボディも変えられており、現在のボディは第四段階目になる。本格稼働から日が浅く、性格は天真爛漫。開発当初は無感情な様子だったが、稚鮎の介入によって理解力や感情が劇的に成長した。研究の過程で稚鮎の家に居候しており、戸籍も貸し与えられている。大のゲーム好き。 クラスは「ゴーレム」だが本人はこう呼ばれると怒る。探査機だがまだ虚惑星で活動できるスペックではないらしく、探索には参加していない。 稲荷 直(いなり すなお) 青藍高校二年。元探検部部員。短く切った茶髪の少女。 子供の頃から世界の各地を旅して回っていた。それ故か稚鮎と先代部長に誘われて探検部に入部した。しかし入部して半年後、虚惑星で遭難、その時のトラウマと真世との軋轢が原因で退部した。その後入院や登校拒否をしていたが、リハビリであるセパタクロー等の甲斐あって復帰した。大の動物好きだが、動物アレルギー持ちであるため大して触れ合えていない。IE反応は低いが身体能力は高く、天竜でも気に掛けるほどの逸材だが、本人は探検部に戻る気はないらしい。トレードマークは狐と猫を合わせたキツネコ。 クラスは不明。動物格所有者(TAPC)であり、虚惑星ではフェネックに似た狐との憑依者(トランス)となる。かつては使い魔がいたらしいが、現在は失っている。 藤森 稚鮎(ふじもり ちあゆ) 青藍高校の現代文教師。探検部顧問。教師ではあるがやや大人げない言動が目立つ。以前音羽中学校のIE適性試験に試験官として参加しており、ほむらとは面識がある。かつてほむらを勧誘して断られたことを根に持っており彼女の入部を断ったが、自らが提示した条件をクリアすると入部を受け入れた。雨乃の保護者でもあり、何かしらのトラブルが起きた時は回収したりしている。自分の生徒に対し辛辣な言葉が多いが、内心は心配や信頼の念を抱いている。 実は虚惑星を初めて探索した初代の調査官の一人。棚倉や舎人とも同じパーティにいた。舎人によると稚鮎の前ではどんな天才もたいまつに過ぎないらしい。雨乃曰く棚倉と以前付き合っていたらしいが本人は否定しており、詳細は不明。
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