“神霊種(オールドデウス)”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:39 UTC 版)
「ノーゲーム・ノーライフ」の記事における「“神霊種(オールドデウス)”」の解説
位階序列一位。概念が「神髄」を得て実体化したようなもの。理論上無限に存在するが、活性化しなければ実在しない。 作中で度々触れられる大戦を引き起こした張本人たちであり、当事は星杯(スーニアスター)無しで様々な創造行為を行っていた。【十の盟約】が制定される前は願われ祈られれば「神髄」を得て生まれることができた。集団を作らないため、全権代理者は存在していない。 テト 声 - 釘宮理恵 全てがゲームで決まる世界「ディスボード」の唯一神。瞳にトランプのスートの形の光をたたえ、チェス盤を模した柄のハンチング帽を被った少年の姿をしている。自分にゲームを挑む条件を全く整えない十六種族に飽きたため、異世界のネット世界で『 』(くうはく)の名で知られ都市伝説と化していた空と白の兄妹をディスボードに呼び出した。 かつて《遊戯の神》と呼ばれた神。『大戦』最終盤「星杯」顕現後に、たった二人に信じられ願われて誕生した最後の、そして“最弱”の神霊種。「星杯」を手にし唯一神となり、【十の盟約】を宣言して世界をゲームで決まる世界へ変えた。 『大戦』時、名も無き種族だった人間へ、学習を重ね耐性を得て決して抵抗を止めず、遂に不毛で無為でくだらない戦争を終わらせるに至った偉業を称え、"人類種"に『免疫(イマニティ)』と名を授けた。 テトが手にしている星杯は文字通りの「万能」であり、どのような未来(結果)も容易く創り出すことができる。しかしテトは「未来を見て何かいいことがあったかい?」と述べており、未来視も一切行わない「ネタバレしない主義」を掲げており、己の趣味の良さを誇っている。 力を制約することで他種族になることができるが、どうやら体質から変化するらしく人類種になった際に数日寝食をせずに行き倒れたりもした。 アルトシュ 声 - 竹内良太 大戦期において強勢を誇った神霊種。天翼種の創造主であり、戦神。かつての”最強”『終龍』ハーティレイヴを討ち滅ぼし「最強」となった。 力が最盛であった大戦後期には並び立つ者がいないとされ、もはや力の増減なぞ関係無く「最強とは最強故に最強」と表されるほどになる。戦わない『最強』とは、本当に『最強』なのか、永遠の絶頂の中で、アルトシュは退屈にまどろむようになってゆく。ハーティレイヴとの問答がのちに「番外個体」ジブリールを生み出す契機となる。 唯一の技は、全天翼種の「天撃」、および精霊回廊の源潮流から汲み上げた魔法を破壊のために束ねて放つ“神撃”である。 大戦末期の総力戦の中で機凱種の全兵力によって討たれたということになっている。 性格はまさしく傲岸不遜・豪放磊落の“王”であり、同時に思慮深い賢者のようでもある(だが、泣き付くアズリールに語尾に“にゃ”を付けて質問に答えるなどお茶目な面もある)。“神撃” アルトシュ唯一の名前の付いた技。天翼種と同じく本来は戦闘行為に名前は無い。 精霊回廊の源潮流から直接精霊を汲み上げ、純粋な破壊として放つ一撃。その破壊力の大きさも計り知れないながら、仮にこの攻撃に拮抗する攻撃を放ったとしても、アルトシュ自身の“神髄”の効果によってそれを飲み込みさらに巨大化し、これを遮るものはあらゆる法則を捻じ曲げ突破する。 無双の一撃。これは時間的、空間的にも静止した『絶対防御の盾』たる『久遠第四加護(クー・リ・アンセ)』すら突破する。 戦の神であるアルトシュが、“最強”の前任者である龍精種のハーティレイヴを倒したことで“神髄”が最強の概念を帯びた。 そして、星中のすべての種族が戦争をし、戦争を絶対的な解決手段と疑わない(信仰している)状態でアルトシュが放ったために、規格外の破壊力を獲得している。 帆楼(ほろう) 東部連合首都“巫鶴”にて巫女より顕現した。 幼女の容姿で豪華絢爛な和式の半被を着ていて無数の巻物が傍を漂っている。空も見惚れるほどの美少女。自身がなんのために存在するか分からず模索している。 『神髄』は人型の方ではなく近くにある墨壺(座標は13次元+iRのテンソル座標系に存在する)。原初の世界で最初に『心』を持ったために全てが判らず“話し相手”を求めて機凱種を造ったがその知性ゆえに逆に問われた。 他の人物が機凱種を「生物ではない」と(機凱種本人たちを含め)語るのに対し、9巻では唯一「無機生命体」と語る人物。 唯一自身の存在を示す手段として「死ぬ」ことを選択し、少なくとも「死ぬ(消える)」ことができれば自身が存在したと証明できると確信し一度は自害を行う。しかし若き日の『巫女』に剥離した『神髄』を再活性化させられ、再び実体化する。 9巻では空白の2人にアイドルにされる。 カイナース 森神。自然の概念が実体化した神霊種。 森精種を創造した神霊種。 オーケイン 鍛神。地精種を創造した神霊種。「鍛」の概念が神髄を帯びた神で、作中現在でも地精種達と共にある。 月詠種の創造神(名称不明) 月詠種を創造した神霊種。 アルラム 愛神。妖精種を創造した神霊種。
※この「“神霊種(オールドデウス)”」の解説は、「ノーゲーム・ノーライフ」の解説の一部です。
「“神霊種(オールドデウス)”」を含む「ノーゲーム・ノーライフ」の記事については、「ノーゲーム・ノーライフ」の概要を参照ください。
- “神霊種”のページへのリンク