“森精種(エルフ)”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:39 UTC 版)
「ノーゲーム・ノーライフ」の記事における「“森精種(エルフ)”」の解説
種の駒はルーク。位階序列七位。神霊種「カイナース」によって創られた。現在は世界最大の大国エルヴン・ガルドとしてにまとまっている。他にも国家はあるが作中には登場していない。国家として奴隷制を推奨しており、ゲームで負けた人類種の子孫たちが奴隷として存在している。 文化としては、「森精種」と呼ばれるだけあり植物を主体とした建物や乗り物をもっている。貿易船ですら、空を浮かぶ花や森と形容されるほど自然と密着した生活様式をもっている。そのため、独自の美学や思想を持ち、“美しさ”を優先するという気質を持つ。 高度な術式編纂に長け、魔法を編むという点に関しては上位の天翼種を上回る。 粘着質で、恨みは何十代かけても晴らすとされている(由来はニルヴァレン家)。 大戦時は、魔法を以って他種族に対抗していたが、飛行妨害魔法の展開によって墜落したジブリールによって首都に『天撃』を打ち込まれて魔導書が根刮ぎ奪われ、そのとき失った魔法体系を取り戻すのに800年かかった。 大戦後は「奴隷制」を採用し、ゲームによる盟約で他種族の奴隷を会得している模様。(クラミー以外の奴隷は作中で登場はしていない) 別冊の「ノーゲーム・ノーライフです」において、エルキア連邦、ひいては『 』の真の正体を知るために獣人種に勝負を挑む姿が描かれ、その結果なのか、対水棲種戦において、『 』がゲーム内容を模索する際に、領土を奪われ、空白になった森精種の居住区から大量の書物が天翼種に持ち出されている 現在は、クラミーとフィールの暗躍が告発されたことによって国内は情勢不安になっている。 フィール・ニルヴァレン 声 - 能登麻美子 エルヴン・ガルド上院議員代行。見た目は10代半ばだが、実年齢は52歳。胸がとても大きい。愛称は「フィー」。「〜なのですよぉ」というほんわかしたしゃべり方。 ニルヴァレン家はクラミーの主に当たり、彼女を隷属させている。だがフィールは家柄と世襲で構成された元老院、実権も無いのにプライドばかり高いお飾りの議会、『奴隷制度』の採用をしているエルヴン・ガルドには心底辟易しており、ましてやクラミーを守るためなら国なぞ滅んでもかまわないと口にするほど、彼女を大切に思っている。そのため陰でこっそり泣いているクラミーをいつも気にかけている。 高位魔法の術式を編むことに長け、その腕前は上位の天翼種であるジブリールですら認めるほど。エルヴン・ガルドでは補助具を用いた二重術式が限界の落ちこぼれ、ニルヴァレン家の恥と思われているが、実際は同時に6つの魔法を発動させることができる六重術者で、ジブリールの力を制御する術式を編めるほどの超一流の術者。空が一目置くほど頭の回転が速い。 エルヴン・ガルドが負けるように空に改竄された東部連合のゲーム内容をエルヴン・ガルドに報告してからは、エルヴン・ガルドを内部から切り崩すため、クラミーとともに暗躍。神霊種戦の『 』不在のエルキア連邦に森精樹の艦隊を連れ宣戦布告、いのを窮地に追い詰めるが、プラムの介入と森精種の裏切りを”信じた”『 』の行動により森精種の侵攻は瓦解、さらに、これまでの暗躍のすべてを尾びれ背びれを付けて全て告発され、エルキア郊外の森に住居を移す。 対地精種戦においては、作成させたロボットの両手両足を同時に動かし、顔面からこけるなど、極度の機械オンチを発揮した。(森精種全般なのかフィールだけかは不明) そのゲームでは地精種への恨み以上に、”自分の大好きなクラミーを勝手に弄り、偽者扱いした”ことに怒りを露にし、絶対叩きのめす対象である『 』とも笑顔で握手をするほどに共闘意識を表し、勝利に貢献した。 ロン・バルテル エルヴン・ガルドの貴族。傲慢な性格で、人類種や落ちこぼれだと思われていたフィールを見下している。地精種に対して精霊を凝縮した違法麻薬を密売していた。 違法麻薬を嗅ぎ付けたフィールたちに奴隷解放の証拠を提示しゲームを行い彼女を手に入れようとしたが、クラミーとフィールに見抜かれ敗北し、彼女たちへの忘却と服従を誓わされる。 フリッツ バルテルの執事。主を陰で呼び捨てるなど忠誠心はない。巨乳好きで女は乳がすべてだと思っている。 バルテルのゲームをイカサマによって支援していたが、クラミーに扮したフィーにゲームを挑まれ敗北。違法行為を白状することを誓わされる。 アウリ=エル・ヴィオルハート 森精種の全権代理者。
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