ディー‐オー‐エム‐エス【DOMS】
読み方:でぃーおーえむえす
α‐メチル‐4,4′‐ビス(グリシジルオキシ)スチルベン
分子式: | C21H22O4 |
その他の名称: | 4,4'-Bis(glycidyloxy)-α-methylstilbene、4,4'-(1-Methylvinylene)bis[(glycidyloxy)benzene]、4,4'-Bis(oxiranylmethoxy)-α-methylstilbene、1,2-Bis[4-(oxiranylmethoxy)phenyl]-1-propene、1-[2-[4-(Glycidyloxy)phenyl]-1-propenyl]-4-(glycidyloxy)benzene、1,2-Bis[4-(glycidyloxy)phenyl]-1-propene、1,2-Bis(4-glycidyloxyphenyl)-1-propene、α-Methyl-trans-stilbene-4,4'-diylbis(glycidyl ether)、2,2'-[α-Methylstilbene-4,4'-diylbis(oxymethylene)]bisoxirane、[1-Propene-1,2-diylbis(4,1-phenylene)]bis(glycidyl ether)、1-Propene-1,2-diylbis(4,1-phenylene)bis(glycidyl ether)、4,4'-Di(glycidyloxy)-α-methylstilbene、DOMS |
体系名: | 2,2'-[1-プロペン-1,2-ジイルビス(4,1-フェニレンオキシメチレン)]ビスオキシラン、α-メチル-4,4'-ビス(グリシジルオキシ)スチルベン、α-メチル-4,4'-ビス(オキシラニルメトキシ)スチルベン、4,4'-ビス(グリシジルオキシ)-α-メチルスチルベン、4,4'-(1-メチルビニレン)ビス[(グリシジルオキシ)ベンゼン]、4,4'-ビス(オキシラニルメトキシ)-α-メチルスチルベン、1,2-ビス[4-(オキシラニルメトキシ)フェニル]-1-プロペン、1-[2-[4-(グリシジルオキシ)フェニル]-1-プロペニル]-4-(グリシジルオキシ)ベンゼン、1,2-ビス[4-(グリシジルオキシ)フェニル]-1-プロペン、1,2-ビス(4-グリシジルオキシフェニル)-1-プロペン、α-メチル-trans-スチルベン-4,4'-ジイルビス(グリシジルエーテル)、2,2'-[α-メチルスチルベン-4,4'-ジイルビス(オキシメチレン)]ビスオキシラン、[1-プロペン-1,2-ジイルビス(4,1-フェニレン)]ビス(グリシジルエーテル)、1-プロペン-1,2-ジイルビス(4,1-フェニレン)ビス(グリシジルエーテル)、4,4'-ジ(グリシジルオキシ)-α-メチルスチルベン |
D.O.M.S.(ダーナ・オシー・ミリタリー・サービス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:25 UTC 版)
「フルメタル・パニック!アナザー」の記事における「D.O.M.S.(ダーナ・オシー・ミリタリー・サービス)」の解説
市之瀬 達哉(いちのせ たつや) 本作の主人公で、都立陣代高校に通う三年生。かつて外国人の女性英語教師に恋心を抱き、彼女の心を射止めるために猛勉強を重ね、TOEICで900点台を叩き出した。そのおかげで英会話には不自由しなくなったものの、肝心の英語教師は結婚のために故郷へ帰ってしまい、人生3度目の失恋を経験。それ以来「外国人の女は信用出来ない」という持論を持つが、作中でもメリッサ・マオに一目惚れし、人生4度目の失恋を味わうこととなる。 小学生の頃からPSを使い実家の土建屋「市ノ瀬建設」を手伝ってきたため、PSの操縦はお手の物。それだけではなく、AS乗りとしても天才的な才能を秘めていた。 アデリーナらD.O.M.S.AS教導課第3班と自衛隊との演習中に起きたAS暴走事件に巻き込まれ、重傷を負ったアデリーナに代わりZy-99M「シャドウ」をバイラテラル角の調整も行わないままぶっつけ本番で操縦し、機体の左足を失いながらも暴走した96式改と格闘し動作停止させた。その才能を評価したD.O.M.S.社長のマオから直々にスカウトを受け、実家の財政難を助けるという目的から入社を志願。アデリーナの課した厳しい訓練を経てAS教導課の入隊試験に見事合格し、コールサイン「オシラ4」となる。その後、AS-1〈ブレイズ・レイヴン〉の輸送任務中に三条姉弟の奇襲を受けたことがきっかけで同機に緊急搭乗し、最新装備「アジャイル・スラスタ」を見事に使いこなして勝利。その交戦結果を分析した溝呂木によって、「TAROS」の適性がある事が判明し、AS-1(1号機)のテストオペレーターに選抜された。 4巻において、任務で訪れたマランパ共和国で初めての戦争を経験し、戦争とそこで生きる人々の過酷な現状を知る。このマランパ共和国での戦いは達哉の心に大きな傷跡を残し、更にバリク王国でASが生身の兵士を虐殺している所を目撃した事で、自分のAS乗りとしての才能、すなわち「人を容易に殺せる才能」について思い悩む。同時期にD.O.M.S.がステファンたちに乗っ取られて就職も立ち消えになったことから、実家に戻ってごく普通の生き方をしようと志すが、戦場に慣れ過ぎたために平和な日常に対する違和感を拭いきれずにいた。そんな時にアデリーナから、ジオトロン・エレクトロニクス社に奪われたAS-1の奪取作戦に誘われ「君が必要だ」という言葉を受け、迷いを捨ててAS乗りとして生きることを改めて決意する。 それまでにも数多くの実戦をこなして来たが、自らの手で敵の命を奪った経験はなかった。しかし6巻において、ジオトロン・エレクトロニクス社の秘密工場における三条姉弟との戦いで、工場の倒壊にASごと巻き込まれて身動きが取れなくなり、火災の炎に焼かれて苦しむ旭から「殺して欲しい」と懇願される。最愛の弟を殺す事ができない菊乃を支え、二人で旭に「慈悲の一撃」を与え、人を殺すという重さを一緒に背負う事になった。菊乃にとっても達哉にとっても、これが初めての殺人となった。これ以降、必要ならば殺人も躊躇わない覚悟を見につける。しかし、それとは別にASでの戦闘行為に高揚感を覚えつつある自分自身の変化に悩むようになっており、もう日本での生活には戻れないのではないかと考えていた。しかし、東京での〈ベスティア〉との最後の戦いを経て自分の居場所を実感し、最終決戦後に新生D.O.M.S.を辞めて市之瀬建設に就職した。 アデリーナ・アレクサンドロヴナ・ケレンスカヤ 声 - 沢城みゆき(2011年TVCM) 本作のヒロインで、PMC(民間軍事会社)であるD.O.M.S.のAS教導課第3班に勤めるASオペレータ。コールサインは「オシラ3」。 幼少の頃から故郷の紛争で民兵をしていた。現在はD.O.M.S.に入社した達哉の訓練教官兼先輩オペレーターを務める。 操縦者としての腕前はベテランクラスで、AS戦では基本に忠実で粘り強く無駄の無い戦い方が特徴。AS-1の適性試験では社内で一位の成績を記録しており、遅れて納入された2号機のテストオペレータに選抜された。ただしTAROSの適性は低いようで、まともに起動させられない。 普段は口数もあまり多くなく冷静だが、説明したがりで、ASのウンチクを語り出すと止まらない。前作の相良宗介ほどではないが社会常識に疎く、よくマオに騙され社長命令でコスプレをさせられる。本人はこれを当たり前だと思い込み、またマオに深い恩義を感じており、コスプレについて突っ込んだりマオの悪口をわずかでも言ったりすると、凶悪な威力のデコピンで報復する。いつもむっつりとした表情でいる事が多いが、何度か達哉に柔らかい小さな笑みを見せている。 大好物はマヨネーズで、どんな食べ物にもこれをかける悪食癖がある。 自分がかつて失った平穏な日々と日本で見た今のある達哉の平穏な日常を重ね、その平穏な日々を遠ざけてしまう達哉のAS乗りとしての才能をどこか喜べずにおり、加えてAS-1(1号機)の専属操縦者に選ばれた彼に対し半ば嫉妬のような感情を抱き、納入されたばかりの2号機で達哉に決闘を挑む。そこで自分の感情を吐露したことで和解し、達哉との距離を僅かではあるが縮め、お互いに気になる存在となる。 マランパ共和国の内戦に巻き込まれた際には、菊乃の駆るセプターを倒すなど勝利に貢献した。その際初めての仲間の死を目にした達哉を優しく抱擁し慰めている。 マオがテロに合い意識不明の重体に陥った際に激しい憎悪を抱くが、D.O.M.S.を守るために奮闘する。しかし、D.O.M.S.が買収によりミハイロフに乗っ取られたと知り、D.O.M.S.を退職。同じく退職した元D.O.M.S.社員と共に新生D.O.M.S.を結成。ミハイロフに「D.O.M.S.の名を奪い、汚した事は忘れない」と宣言する。 8巻終盤にガルナスタンでナタリアに撃墜され、達哉達からは死亡したと思われている。しかし強運により軽傷で済んでおり、意識を失っていたところをミハイロフに回収されていた。そしてニサ基地の医療棟で目覚め、彼と再会した。10巻で、オルカンによって拘束された状態で修復されたAS-1(2号機)に搭乗させられ、遠隔操縦で達也のAS-1(1号機)と殺し合いをさせられるが、達也の機転で救出された。そして、最終巻で達也と両思いになり、ガルナスタンでの最終決戦まで戦い抜いた。 最終決戦後、達也に誘われて新生D.O.M.S.を辞めて市之瀬建設に就職し、市之瀬家に住み込んでいる。 メリッサ・マオ D.O.M.S.社長。前シリーズから外見は変わっていないが、美貌を保つためにかなりの苦労をしている模様。多忙な身ではあるが、娘のクララとはできる限り一緒にいる時間を作るようにしている。 クルツとの離婚歴が3回あり(結婚と離婚を3回繰り返している)、その話をされると静かにキレるが、3回目の離婚の理由は「カレーの隠し味に蜂蜜を入れるか否か」という実にくだらないもの。 AS暴走事件にて活躍した達哉の能力に目をつけ、多額の契約金と引換えにD.O.M.S.に引き込んだ。 クララの射撃の才能を、スポーツ射撃など戦場以外でも活かす道はあるという理由から、クララがD.O.M.S.に勝手に出入りしているのを黙認していたが、娘が事件に巻き込まれた事から、銃に触れる事も社へ出入りする事も禁止した。 4巻終盤においてジオトロン社会長モーガンの配下ダリル・クラークが仕掛けた爆破テロに遭い、意識不明の重体に陥った。12時間にも及ぶ緊急手術により死は免れたものの、幾つかの臓器を失い、6巻時点でも目覚めておらず、バクスターのセーフハウスに匿われている。 最終決戦後に目を覚まし、実権を取り戻したD.O.M.S.の社長に復帰した。 クルツ・ウェーバー メリッサ・マオの元夫でありクララの父。クララを溺愛しており、クララも父に非常に懐いている。 退役後にマオと会社を立ち上げるも、会社にろくに顔を出さない、出社しても昼間から酒を飲む、あちこちを放浪するなど、本来のズボラでダメ人間な部分が目立ってきている。しかしながら容姿は昔と変わらず美形で、超人的な狙撃技術も変わっていない。アデリーナは狙撃の能力を見たこともなく、社内で迷惑行為の被害に遭っていることもあってあまり良く思っていないが、テキサスの牧場で腕前を披露して以降、達哉からは慕われている。 マオと同じくクララが銃を触れる事には反対しており、自分が銃を教えたことの責任を感じてもいるが、本当に銃が必要なら止めはしないとクララに告げている。 マオが爆破テロにより意識不明の重体に陥った事により、必ず復讐する事を決意し単独で行動。その後テロ実行犯である、ジオトロン社会長付のダリルを狙撃により射殺し、それに加担したと目されるミハイロフを脅迫尋問し、彼を通して黒幕であるジオトロン社のモーガン会長に宣戦布告した。それ以来、ジオトロン社の刺客に追われているが、その都度に罠を仕掛けるなどして容赦ない反撃を加えつつ、暗殺の機会を伺っていた。そして、11巻の冒頭でモーガンを狙撃しようとしたが、寸前で〈ケントゥリア〉がモーガンを殺害するのを目撃することになった。 最終決戦後、メリッサやクララと共に暮らしている。 クララ・マオ メリッサ・マオとクルツ・ウェーバーの娘。クルツ譲りの天才的な射撃の腕を持ち、彼から教えられた日本語が得意。かつてクルツから譲り受けた旧式のボルトアクション式ライフルを大切にしている。 D.O.M.S.に好き勝手に出入りして射撃の腕を磨いていたが、菊乃と旭が仕掛けてきた奇襲戦において、戦場のイロハも知らないままに敵機を狙撃。カルロスの危機を救うが、逆上した旭に殺されかけた。それがきっかけになり、銃に触れる事も社へ出入りする事も母親から禁止されたが、不在がちの母の目を盗んで未だにこっそり出入りしている。 親子だけあってクルツそっくりな口調で話し、達哉よりも年下だがその態度は大きい。しかし由加里には敵わず、可愛い物好きの彼女の手で半ば愛玩動物のようにあしらわれることもしばしば。性格はマオに似て勝気であり、彼女とのケンカでゴネては度々プチ家出をしている。4巻において銃の所持とD.O.M.S.への出入りを禁止された際には、全米ライフル協会のスローガン「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ」を引用した書き置きを残して、クルツの居候先であるテキサスの牧場に家出している。 5巻においてマオが瀕死の重傷を負い、D.O.M.S.がステファンたちの乗っ取りにあったことから、旧社員たちによる反攻作戦に自ら志願。ジオトロン・エレクトロニクス社のユーコン研究所に対する奇襲作戦において、研究所の監視システムの一部を狙撃によって停止させ、ユースフたちの突入を支援。 その後、旧社員たちによる新生D.O.M.S.の立ち上げにあたり、マオの後を継ぐ者として最も相応しいと推薦を受け、名目上の代表に就任した(実務はベルトランが行う)。10巻では、ガルナスタン共和国から撤退したクララたちを追撃してクルディスタン共和国へ侵攻してきた超大型AS〈バリストラ〉を撃破する為に、サーミラの提案で複座式の96式改の後部座席に搭乗し(サーミラとユースフ以外には内緒だった)、作戦前にロニーに気付かれるが何とか説得し、作戦の終盤において長距離精密狙撃で〈バリストラ〉の弱点である後頭部の通信アンテナを撃ち抜いて、〈バリストラ〉を停止させた。 最終決戦後、新生D.O.M.S.の代表を辞めてメリッサやクルツと暮らしている。 なお、彼女の名付け親はテッサである事がフルメタル・パニック!短編9巻で示唆されている。 ユースフ・ビン・ムハンマド・ビン・カリーム・ケートリー 18歳。ラシッド王国の若き第三王子。長い髪に細面の顔立ちをしており、アラブ人にしては珍しい白い肌をしている。 既に婚姻しており、10歳ほど年の離れた幼妻のマルヤムがいる。 立場上、ラシッド王国軍の大佐の階級を持ち、形式上ではあるがAS教導団の司令官に任命されていた。本人のプライドの高さから、お飾りの司令官としての立場をよしとせずに自ら先頭に立ち続けていた。しかし、部下の被害を惜しむあまりに状況判断が遅く、かえって被害を出してしまうなど甘い所がある。 D.O.M.S.との演習では教科書通りの完璧な戦闘機動で達哉を追い詰めるも、交戦規定を無視した達哉の反則とも取れる強引な戦い方に敗れる。このことで演習後に口論を繰り広げるが、内心では達哉のとっさの対応力を認めていた。その後、演習での敗戦を理由にAS教導団司令官の座を下ろされ、D.O.M.S.で訓練を積むことを父王から命じられて訓練施設を訪れた。そこで達哉との因縁が蘇るも、再度行われた1対1の模擬戦を通して和解し、お互いをライバルとして、友人として認め合う。そしてマオのスカウトを受け、AS教導団第3班の新入隊員「オシラ5」として、従者のハッサンとサミーラと共に正式にD.O.M.S.に所属することとなった。 母国に居た頃は指揮官としての立場を優先するために本来の腕前を発揮できずにいたが、移籍してからはその立場から開放されたこともあって、天才レベルの腕前を発揮する。しかし、見栄えが良くなるポージングを意識したり、敵機に挑む際や仕留めた後に名乗りを上げるなど様式美を好む側面があり、バクスターたちを悩ませている。三条旭にもしばしば馬鹿にされているが、その卓越した操縦技術は彼に認められており、いつも互角以上の戦いを繰り広げているため意識されている。 派手で高貴な物を好み、自分専用のASとしてポケットマネーで「ヴォルフ」を購入し、派手な装飾品とマントでカスタマイズしてD.O.M.S.に持ち込んでいる(前述の名乗りの癖も含め、達哉からはロボットアニメの見すぎと酷評されている)。趣味はコーヒーのブレンドで、陣高祭を訪れた際は由加里のクラスの模擬店において見事なアラビアンコーヒーを振舞った。 体術、狙撃技術、料理などあらゆる分野で才能を発揮するも、若干空気を読めないところがある。 4巻において、D.O.M.S.の任務でマランパ共和国を訪れた際に内戦に巻き込まれ、初めての実戦を経験する。その際危機に陥った達哉を救うために初めて人を殺してしまう。前から覚悟をしていたので自分は大丈夫だと、表面上は何事も無かったように振る舞っていたが、相当に堪えた模様。 5巻にてD.O.M.S.がジオトロン社に乗っ取られた後は、ポケットマネーを投じて新生D.O.M.S.のスポンサーとなり、貨物船に偽装した強襲揚陸艦「シンドバッド号」を提供した。6巻のクインコム要塞での戦闘で愛機ヴォルフを失うが、7巻からはAS-1の3号機「ファントム・レイヴン」の操縦者となる。 最終決戦後、新生D.O.M.S.を辞めて祖国に戻った。 ベルナール・ベルトラン 戦術分析課に属する分析官で、コールサインは「ナウシズ3」。元フランス陸軍大尉の過去を持つ。生真面目かつ冷静な性格で、分の悪い賭けには乗らないタイプ。幼年時代は、外交官の父とアフリカのマランパ共和国で10年近く過ごしていたため、マホメド、サラ兄妹と親交があった。D.O.M.S.がジオトロン・エレクトロニクス社に乗っ取られた後は退社し、アデリーナ達と共に新生D.O.M.S.を立ち上げる。 最終決戦後、実権を取り戻したD.O.M.S.に復帰した。 ダグラス・バクスター AS教導課第3班の班長。日本の自衛隊AS部隊との共同演習のためにベルトランと共に来日する。マオやアデリーナとは長い付き合いの模様。コールサインは「オシラ1」。 4巻ラストで、マオと同乗していた車を何者かに爆破され重傷を負ったが、一命は取り留めた。6巻時点では、自分のセーフハウスにマオを匿っている。11巻の冒頭では、ロバートの狙撃を行おうとするクルツのサポートを行っていた。 最終決戦後、実権を取り戻したD.O.M.S.に復帰した。 カルロス・メンドーサ AS教導課第3班の班員で、かつてはコロンビア軍に所属していた。コールサインは「オシラ2」。制服を着崩す、任務前日に深酒をして二日酔いになるなど、あまり素行が良くない。女にも手が早く、アデリーナに「種馬」と呼ばれた。 渡米してきた由加里をナンパしたことで達哉と対立し、ASでの模擬戦で対決するが、達哉の超人的とも言える機転と自らの油断から敗北。それ以降は達哉の兄貴分として付き合っている。達哉に負けたとはいえ腕前と経験は人並み以上であり、AS-1を狙う三条姉弟の奇襲方法をコロンビア軍時代の経験に基づいて察知し、的確な判断で被害を抑えた。政情不安定な国の軍にいただけあって、紛争と各国政府の利権に関わる事情にも詳しく、陰謀渦巻くマランパ共和国の内戦に、軍人としての経験がない達哉を関わらせたことに異を唱えている。 D.O.M.S.がジオトロン社に乗っ取られた際に激しい怒りを露わにするが、毎月送金している実家の家族を養うために、多くの社員がD.O.M.S.を辞めていく中、第3班のメンバーの中で唯一D.O.M.S.に残った。その後は三条姉弟と共に各地を転戦しているが、麻薬畑の警護など、社会正義に反する任務が増えてきたことで嫌々ながら任務に取り組んでいた。 最終決戦後も、D.O.M.S.に在籍し続けている。 ダニエラ・コールマン AS整備課の課長を務める、気風の良い性格の女性メカニック。社員同士で行われる賭け事の胴元として小遣い稼ぎをしていることが多い。 達哉のことは体験入社当初から目をかけており、アデリーナのしごきに耐え切った彼を誰よりも先に賞賛した。後に新生D.O.M.S.に合流し、引き続き達哉たちのメカニックを務めた。 最終決戦後、実権を取り戻したD.O.M.S.に復帰した。 サンチャ・ヴァレンティナ 新生D.O.M.S.の拠点「シンドバッド号」の船長を務める女性。旧D.O.M.S.では海運課に所属していた。
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