待機的手術
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待機的手術(たいきてきしゅじゅつ)もしくは、選択的処置(Elective surgery or elective procedure.ラテン語: eligereから由来, 意味は、選択すること[1]) は、医療上の緊急事態を伴わないため、事前に予定されている手術のことをいう[2]。準待機的手術は、患者の生命を維持するために行わなければならない手術ではあるが、すぐに行う必要のないものである。 対照的に準緊急手術は、患者が医学的に安定するまで待つことができる手術であるが、通常は2日以内に行う必要があり、緊急手術は遅滞なく行う必要がある手術である。緊急手術においては、永久的な障害や死亡を回避するためには、患者は即時の手術以外に選択肢がない[3]。日本では、手術の緊急性の度合いは、緊急手術(24時間以内の手術),準緊急手術(数日以内の手術),待機的手術(1~2週間以内の手術)という分類が一般的である。[4][5]
- ^ Mosby's Medical, Nursing & Allied Health Dictionary (4 ed.). St. Louis, Missouri: Mosby. (1994). p. 530. OCLC 29185395
- ^ “待機的手術~publisher=看護師の用語辞典 看護roo!”. 2023年3月6日閲覧。
- ^ “Surgery, elective”. MedTerms. MedicineNet. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Native Valve IE エコー診断の最重要ポイント”. 東京ハートラボ (2019年11月13日). 2023年11月22日閲覧。
- ^ “感染性心内膜炎の外科治療”. 日本心臓血管外科学会. 2023年11月22日閲覧。
- ^ “What is an elective surgery?”. OSF HealthCare Saint Anthony’s Health Center. 2023年3月6日閲覧。
- ^ “フェイスリフト手術”. 神戸大学医学部附属病院美容外科. 2023年3月6日閲覧。
- ^ “The brain of Lasik: Santa Ana company develops new device, derived from space telescope, to personalize laser eye surgery” (英語). Orange County Register. (2015年8月1日) 2018年1月24日閲覧。
- ^ Smith, MD; McCall, J; Plank, L; Herbison, GP; Soop, M; Nygren, J (Aug 14, 2014). “Preoperative carbohydrate treatment for enhancing recovery after elective surgery.”. The Cochrane Database of Systematic Reviews 8 (8): CD009161. doi:10.1002/14651858.CD009161.pub2. PMID 25121931.
- 1 待機的手術とは
- 2 待機的手術の概要
緊急手術
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緊急手術の場合は、準備が十分でないことが多い。必ず聴取しておかなければならない事項にAMPLEという事項がある。Aはアレルギー、Mは薬剤、Pは既往歴や妊娠、Lは最後の食事、Eは出来事や環境である。[要出典]
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「緊急手術」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は緊急手術が必要です。
- 彼女は緊急手術が必要になった。
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