緊急情報ネットワークシステムとは? わかりやすく解説

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エムネット

別名:緊急情報ネットワークシステム
英語:Em-Net

行政専用通信回線LGWAN」を利用して国と地方自治体との間で緊急時必要な情報送受するシステム通称首相官邸地域指定して当該地域都道府県市町村メッセージ発信当該地域自治体アラート強制的に受信する。これによって、有事における緊急性の高い情報迅速かつ確実な伝達期待される

エムネットは2006年から全国的に導入整備進められている。エムネットと同様の緊急情報発信システムとしては、人工衛星使用したJアラートシステム整備進められているが、より安価導入できるエムネットの方が導入進んでいる。

エムネットの導入開始されてから10年前後の間に、実際にエムネットを利用して緊急情報発信されたことが数例ある。いずれも北朝鮮発射した飛翔体に関する注意喚起である。2017年8月29日早朝には北朝鮮予告なく飛翔体発射日本上空通過して太平洋沖合到達し北日本広域で緊急警報鳴らされた。

きんきゅうじょうほう‐ネットワークシステム〔キンキフジヤウホウ‐〕【緊急情報ネットワークシステム】

読み方:きんきゅうじょうほうねっとわーくしすてむ

エム‐ネットEm-net


緊急情報ネットワークシステム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/13 13:51 UTC 版)

緊急情報ネットワークシステム(きんきゅうじょうほうネットワークシステム)とは、内閣官房が整備を進めている行政専用回線である総合行政ネットワーク「LGWAN」を利用した総理大臣官邸)と地方公共団体の間で緊急情報を双方向通信するためのシステムで、通称Em-Net(エムネット)と呼ばれている[1]


  1. ^ 江戸川区国民保護計画【資料編】平成27年度修正(案)新旧対照表 (PDF) 、東京都江戸川区
  2. ^ J-ALERT概要(H28版) (PDF) 、総務省消防庁
  3. ^ 【北ミサイル】エムネット「初本番」 試される成否 (1/2ページ) - MSN産経ニュース - ウェイバックマシン(2009年4月6日アーカイブ分)
  4. ^ 日本大百科全書「エムネット」
  5. ^ 武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律(武力攻撃事態対処法)で定義
  6. ^ 長崎の2市町で「エムネット」不具合、発射情報伝わらず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2013年5月1日時点のアーカイブ
  7. ^ “藤村官房長官の記者会見=北朝鮮ミサイル”. 時事通信. (2012年4月13日). http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012041300242 2012年4月14日閲覧。 [リンク切れ]
  8. ^ 【北ミサイル失敗】Jアラート使われず 専門家「危機管理上、大いに問題」+(1/2ページ) - MSN産経ニュース - ウェイバックマシン(2013年6月26日アーカイブ分)
  9. ^ 遅い情報怒る沖縄、北ミサイル発射もJアラート無音 : 最新ニュース特集 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) - ウェイバックマシン(2012年4月16日アーカイブ分)
  10. ^ 沖縄タイムス_Jアラート鳴らず 県防災危機管理課 - ウェイバックマシン(2012年4月14日アーカイブ分)
  11. ^ “橋下市長、情報収集力「政府よりメディアが上」”. 読売新聞. (2012年4月13日). http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120413-OYO1T00645.htm 2012年4月14日閲覧。 [リンク切れ]
  12. ^ 北朝鮮“ミサイル” Jアラート発出も… 対応は適切だった?”. NHK. 2023年4月13日閲覧。


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