TAROS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 06:26 UTC 版)
TAROSの機能はオムニ・スフィア転移反応と呼ばれる、構造材の内部に微細な結晶状の電子素子を埋め込み3次元的に連結する事で、オペレータの脳内の電気パターンを読み取ってAIユニットに転写するシステムである。これにより、前述の「使用者の精神パターンをトレースした疑似頭脳および神経系」を実現し、超AIシステムと組み合わせる事でアーバレストのAI・アルのように「人間のような感情を持つAI」すら生み出す事ができた。 ミスリルの強襲揚陸潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」においては機密区画「聖母礼拝堂(レディ・チャペル)」に設置されており、「ウィスパード」と呼ばれる限られた人間のみ、超高性能AI"ダーナ"の上位制御装置として巨大な潜水艦を一人で操縦する事が可能となっている。 アーバレストの大破から13年後に開発された自衛隊の試作ASブレイズ・レイヴンは、アーバレストの残骸を解析・模倣して作り上げたTAROSと視線誘導システムと組み合わせることで、装備されたアークジェット推進機「アジャイル・スラスタ」をダイレクトに制御している。また、AIに転写された脳内電気パターンはデータ化して抜き取ることが可能であり、無人ASの思考パターンとしても使用できる。ジオトロン・エレクトロニクス社はブレイズ・レイブンを一時的に鹵獲した際、同機のAIに蓄積された思考データをコピーし、無人AS「ケントゥリア」を開発した。
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