演習後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/04 08:39 UTC 版)
オレゴン演習の完了後、演習に参加した3師団はいずれも戦場へと派遣された。第91歩兵師団はまず北アフリカ戦線に派遣され、その後イタリア戦線での作戦に参加した。第96歩兵師団はハワイに送られ、フィリピン侵攻に向けた準備を整えた。そしてレイテ上陸を経てフィリピン方面で戦い、その後の沖縄侵攻にも参加した。第104歩兵師団は1944年9月7日にフランスへ上陸し、北フランス、ラインラント、ドイツ中央部での戦闘に参加した。 オレゴン演習中に建造された施設やインフラのうち、最後まで残されていたのがジェネラル・パッチ橋(General Patch Bridge)である。この橋はデシューツ国有林とキャンプ・アボットの中間に建造されたものである。2008年、林野局(英語版)は木造部の老朽化を理由に橋を解体した。 2009年、オレゴン州議会(英語版)にて、オレゴン演習を記念して国道97号線とオレゴン州道126号線(英語版)の一部を「第二次世界大戦退役軍人記念道路」(World War II Veterans Historic Highway)と呼称する為の法案が通過した。この法案では、オレゴン演習が10万人以上のアメリカ軍人が参加した太平洋岸北西部における史上最大級の軍事演習であったとしている。
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