フィリピン侵攻とは? わかりやすく解説

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フィリピン侵攻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:03 UTC 版)

球磨 (軽巡洋艦)」の記事における「フィリピン侵攻」の解説

1941年昭和16年4月10日球磨第三艦隊第十六戦隊編入された。 太平洋戦争緒戦では、軽巡洋艦長良除いた第十六戦隊重巡洋艦摩耶特設水上機母艦讃岐丸駆逐艦2隻と共に比島部隊主隊としてフィリピン進攻作戦参加した。主隊の任務フィリピンビガン攻略行なう第二急襲隊の支援であった讃岐丸を除く主隊の球磨重巡洋艦足柄摩耶駆逐艦朝風松風12月7日澎湖諸島馬公から出撃12月10日、主隊はアメリカ海軍第10哨戒航空団PBY発見され続いて哨戒航空団飛行艇500ポンド爆弾4発搭載)5機による攻撃受けた命中弾はなかった。この後、主隊は碣石湾を経て12月14日馬公帰投した。 12月17日、主隊からは駆逐艦2隻が抜け特設水上機母艦山陽丸加わった足柄摩耶球磨12月19日馬公から出撃してリンガエン湾上陸作戦支援にあたり12月23日馬公帰投した。 1942年昭和17年1月3日日本海軍フィリピン攻略警備海上交通保護のため球磨敷設艦八重山砲艦隊1隊、特別根拠地隊2隊と附属をもって第三南遣艦隊編成した艦隊当初任務は、マニラ湾口の封鎖や、フィリピン各地制圧占領であった第三南遣艦隊長官親補された杉山六蔵海軍中将は、1月6日高雄市球磨将旗掲げた艦隊司令部1月9日マニラ進出陸上司令部置いた球磨1月10日高雄市出港し2月27日までフィリピン諸島哨戒当たった同年3月球磨は南フィリピン侵攻掩護に就き3月1日セブ港を砲撃し3月3日ミンダナオ島サンボアンガの上陸を掩護した。球磨乗船していた特設鎮守府特別陸戦隊が、抑留されていた80人の日本人救出した同時期、日本海軍第三南遣艦隊増勢し、2月中旬水雷艇3隻(13日〈雉・〉、15日〈粟〉)、3月6日に第6駆逐隊(響、暁、、電)を編入した。当時アメリカ軍コレヒドール要塞陥落しておらず、日本海軍日本陸軍第14軍協力してフィリピン各地作戦従事した。またフィリピン各地島嶼占領するため、護衛艦艇として第二水雷戦隊第四水雷戦隊から駆逐隊第三南遣艦隊増強された。 4月初旬日本陸軍ビサヤ諸島ミンダナオ島攻略企図した。4月5日川口支隊は第2駆逐隊第四水雷戦隊)の護衛下でリンガエン湾出撃した。4月9日未明フィリピンタノン海峡南側出口球磨水雷艇雉はアメリカ魚雷艇PT-34およびPT-41(英語版)と交戦したPT-34発射したMk18魚雷英語版)8発のうち1発がおそらく球磨命中したが、爆発しなかった。PT-34水上機母艦讃岐丸から発進した零式水上観測機により撃沈された。 4月10日球磨川口支隊(第2駆逐隊護衛歩兵35旅団司令部及び歩兵124連隊セブ島上陸支援した同日日本海軍南方方面統轄する南西方面艦隊新編した。第三南遣艦隊南西方面艦隊麾下入った4月12日河村支隊は第24駆逐隊海風山風江風)に護衛されリンガエン湾出撃し、パナイ島むかった4月16日球磨河村支隊(第24駆逐隊護衛)の歩兵第9旅団司令部及び歩兵第41連隊パナイ島の上陸を援護した5月6日球磨マニラ湾コレヒドール島アメリカ軍要塞への最終的な攻撃援護した要塞陥落しフィリピン米軍降伏すると、増援駆逐隊(第2駆逐隊村雨五月雨夕立春雨〉、第24駆逐隊海風山風江風〉、第15駆逐隊親潮黒潮早潮〉)は原隊復帰してミッドウェー作戦参加したフィリピンの戦い)。 球磨8月上旬までマニラ哨戒当たった8月7日マニラ出発12日に呉に帰港した呉海軍工廠整備(8月29日から9月10日まで入渠)を行った後、9月15日呉を出港9月20日マニラ到着した

※この「フィリピン侵攻」の解説は、「球磨 (軽巡洋艦)」の解説の一部です。
「フィリピン侵攻」を含む「球磨 (軽巡洋艦)」の記事については、「球磨 (軽巡洋艦)」の概要を参照ください。

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