演習場としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 14:41 UTC 版)
「強首陸軍演習場」の記事における「演習場としての利用」の解説
歩兵第17連隊をはじめとする県内の歩兵部隊が演習に使用し、演習場内には強首演習廠舎(こわくびえんしゅうしょうしゃ)が設けられ、歩兵1個大隊が宿営できるようになっていた。演習場では、歩兵部隊の戦闘訓練や射撃訓練が行われていたが、旧制中学や青年学校の軍事教練にも使用された。強首に滞在していた訓練兵は中隊で編成されており、朝6時に起床して朝礼を行い、7時に朝食、射撃や冬の水泳訓練など昼食の時間を抜いた9時間訓練が行われていた。戦前より、演習場を利用する第17連隊へ越冬野菜を供給するために、強首地区では白菜の生産をしており、戦後も生産が続いている。1945年に終戦を迎えると、強首演習場は、上野台開拓事業により入植が進み、兵舎は住居として払い下げられ、農業や酪農へと土地利用が転換された。
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