クラウン マジェスタ
Cタイプ | Cタイプ i- Four | Aタイプ | ||||
“Fパッケージ” | “Fパッケージ” |
| ||||||||
車両型式 | DBA- UZS186- CETQK | |||||||
| 1,690 *3 | 1,710 | 1,760 *3 | 1,780 | 1,670 *3 | |||
| 1,965 *3 | 1,985 | 2,035 *3 | 2,055 | 1,945 *3 | |||
| 5.2 | 5.4 | 5.2 | |||||
| 9.1 | 8.8 *4 | 8.5 | 9.1 | ||||
主要燃費向上対策 | 電動パワーステアリング、可変バルブタイミング、ロックアップ機構付トルコン、充電制御 | |||||||
| ||||||||
型式 | 3UZ- FE | |||||||
種類 | V型8気筒DOHC | |||||||
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | |||||||
| 4.292 | |||||||
| 91.0×82.5 | |||||||
圧縮比 | 10.5 | |||||||
| 206[280]/5,600 | |||||||
| 430[43.8]/3,400 | |||||||
燃料供給装置 | EFI(電子制御式燃料噴射装置) | |||||||
| 71 | |||||||
| ||||||||
| 4,975 | |||||||
| 1,795 | |||||||
| 1,465 | 1,475 | 1,465 | |||||
| 2,850 | |||||||
トレッド |
| 1,535 | ||||||
| 1,535 | |||||||
| 150 | 140 | 150 | |||||
室内 |
| 2,070 | ||||||
| 1,535 | |||||||
| 1,200 *5 | 1,145 | 1,200 *5 | 1,145 | 1,200 *5 | |||
| 5 | |||||||
| ||||||||
ステアリング | パワーアシスト付ラック&ピニオン | |||||||
サスペンション | 前 | ダブルウィッシュボーン式エアスプリング | ||||||
後 | マルチリンク式エアスプリング | |||||||
ブレーキ | 前 | ベンチレーテッドディスク | ||||||
後 | ベンチレーテッドディスク | |||||||
駆動方式 | FR(後輪駆動方式) | 4WD(4輪駆動方式) | FR(後輪駆動方式) | |||||
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トランスミッション | スーパーインテリジェント6速オートマチック<6 Super ECT> | |||||||
第1速 | 3.296 | |||||||
第2速 | 1.958 | |||||||
第3速 | 1.348 | |||||||
第4速 | 1.000 | |||||||
第5速 | 0.725 | |||||||
第6速 | 0.582 | |||||||
後退 | 2.951 | |||||||
減速比 | 3.615 | 3.769 | 3.615 |
*3 車両重量および車両総重量は、マイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフを装着した場合20kg増加します。
*4 車両重量が1,780kgの場合、8.5km/Lとなります。
*5 マイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフ装着時には1,145mmとなります。
●燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。実際の走行時には、この条件(気象、道路、車両、運転、整備等の状況)が異なってきますので、それに応じて燃料消費率が異なります。
*1 Cタイプ“Fパッケージ”は車両型式の末尾に(F)が付きます。
*2 Cタイプi-Four“Fパッケージ”は車両型式の末尾に(F)が付きます。
(注:この情報は2008年7月現在のものです)
クラウン/ クラウン・マジェスタ/ クラウン・エステート
王冠。国産車をリードする王座のシンボルとして名付けた。初代モデルの発売は、1955年1月のことだった。エンジンは1.5L(48馬力)で、リヤドアのヒンジが後方にある観音開きドアに特徴があった。フロントサスペンションにダブルウイッシュボーンの独立式を採用したことが時代に先駆けていた。初代RSタイプの価格は101万5000円だった。
当時、日本の乗用車メーカーは、外国メーカーと提携するケースが多かった。日産はオースチンを、いすゞ はヒルマンを、そして日野はルノーをノックダウン生産して技術を吸収しようとしていた。これに対してトヨタは、自社の技術で新型クラウンを開発した。初代は信頼性も高く、法人、個人オーナー、タクシーユースもあった。12月にはデラックスを追加、これが人気に拍車をかけた。
60年10月、小型車の枠改正に伴い1.9Lエンジン搭載の1900デラックスを設定した。同時に日本初のATトヨグライド付きも発売。
2代目が世に出たのは62年10月だった。スタイリングはより低くより長くなり、4灯式のヘッドランプを採用。リヤドアも前ヒンジとなった。エンジンは直4の1.9Lを搭載。同じフロントスタイルのカスタムと呼ぶワゴン車も発売した。63年9月のマイナーチェンジで前後のデザインを小変更。2速ATのトヨグライドはフルオートに進化、MTもオールシンクロとなった。65年11月、直6・SOHC・2Lエンジンを採用。67年5月、S(スポーティ型)のATが3速に発展した。この間、64年4月にクラウン・エイトというV8・2.6Lエンジンを積んだクルマを発売した。が、次のモデルではセンチュリーへと変身、クラウンのシリーズからは消えた。
67年9月、フルモデルチェンジで3代目になった。ワゴンのカスタムも同時発表。全体にやや丸みを帯び、さらに低く長くなった。エンジンは1.9Lと2L。68年9月、パワーステアリング仕様を追加、11月には2ドアハードトップ車を新設定した。この時代、白いクラウンという広告キャンペーンが話題を呼んだ。
71年2月、フルモデルチェンジ。4代目では、それまでのトヨペット・クラウンの名称をトヨタ・クラウンに改めた。エンジンは2Lで、カスタム(ワゴン)と2ドアパートトップがバリエーションとしてそろった。5月、2.6Lエンジンの2600スーパーサルーンを追加、クラウン・エイトを除けばシリーズ初の3ナンバー車だった。72年10月、セダンとハードトップに2.6Lエンジンを積んだスーパーDXとDXを追加。73年2月、前後のデザインを一新した。同時に6気筒エンジン搭載車に2分割プロペラシャフトを採用。
74年10月のフルモデルチェンジで、5代目となった。ボディバリエーションは4ドアセダン、4ドアピラードハードトップ、2ドアハードトップ、カスタム(ワゴン)と増えた。エンジンは2Lと2.6Lの2本立てで、このモデルで排ガス規制(昭和50、51、53年)を次々とクリアした。75年5月、2.6LエンジンにTTC-Cというデバイスを採用、排ガス規制に対応した。76年5月、2LエンジンにEFI装備。11月、マイナーチェンジ、フロントグリルとテールランプ周辺のデザインを変えた。ランバーサポート付きシート、ELRシートベルト、後席の調整式へッドレストなどを採用。この時、最高級グレードのロイヤルサルーンを新設定した。77年10月には2.2Lディーゼルエンジン(自然吸気)を追加した。78年2月にマイナーチェンジ実施。フロントグリルを変更、4速ATやランバーサポート、ソフトサスペンションなどの採用拡大、ディーゼルエンジンに4/5速フロアシフトの設定を行った。9月、ディーゼルエンジンにスーパーデラックスというモデルを追加。このモデルにわが国初の4速ATが付いた。
6代目の登場は79年9月。ボディバリエーションは旧型と同様4ドアセダン、2ドアと4ドアのハードトップ、そしてワゴンという構成。エンジンはガソリンが2Lと2.8Lの2種。そして5代目と同じ2.2L自然吸気ディーゼルも残った。80年10月、2Lエンジンにターボを追加。81年8月には2.8LエンジンがDOHCに進化した(ロイヤルサルーン)。世界初の電子制御式4速AT(ECT)の採用もあった。82年8月、ディーゼルの2.2Lを2.4Lに拡大しターボ過給したエンジンに交換した。この時、速度感応式パワーステアリング、マイコン式オートドライブを装備。
83年8月、7代目に変わった。この世代では2ドアハードトップがなくなり、セダン、4ドアハードトップ、ワゴンの3タイプのボディとなった。エンジンは2Lがターボも含めて3種、2.8L・DOHC、2.4Lディーゼルの自然吸気とターボの2種、計6タイプになったが、84年8月に新開発の3L・DOHCエンジンをロイヤルサルーンに設定した。2.4Lディーゼルターボもセラミックチャンバーを採り入れてパワーアップ。2.8L・DOHCは消滅。85年9月のマイナーチェンジでは、2Lガソリンエンジンに初のスーパーチャージャーを設定した。スーパーチャージャーのユニットは内製品。これは5ナンバー車だった。89年8月のマイナーチェンジで、セダンとハードトップ車に新開発のV8・4Lエンジン採用。
87年9月、フルモデルチェンジ。8代目となった新型のエンジン・バリエーションは、ガソリンの3L・DOHCをトップに、2LのDOHCとSOHCの2種、ディーゼルが2.5Lのターボとノンターボというラインアップ。ボデイは4ドアセダン、4ドアハードトップ、5ドアワゴンをそろえた。ミッションはECTが中心。3L搭載車には専用のワイドボディも登場した。全幅が25mm広い1745mm、トレッドも前後それぞれ40mm拡大したモデルだった。
89年8月のマイナーチェンジで、セダンとハードトップ車に新開発のV8・4Lエンジン採用。
91年10月、9世代目が世に出た。従来のボディ・バリエーション(4ドアセダン、4ドアハードトップ、ワゴン)に加えて、その上級型としてマジェスタ(英語のMAJESTY、威厳という意味)というサプネームを付けたシリーズが誕生した。4ドアハードトップボディにはロイヤルシリーズもあったが、それに比べてマジェスタのサイズは全長が+100mmの4900mm、全幅が+50mmの1800mm、ホイールベースが+50mmの2780mmと大きかった。モノコックボディを纏ったことも特筆事項。これにサブフレームを併用した。しかし、4ドアセダンとワゴンについてはこのとき、フルモデルチェンジは行わず、大がかりなマイナーチェンジで終わった。エンジンはガソリンがすべてDOHCで、マジェスタ用としてV8・4Lがあるほか、直6・3L、2.5L、2Lとあり、ディーゼルは直4の2.4Lターボ付きを用意した。ABSはほとんどのモデルに標準。
95年8月、10代目に生まれ変わった。スタイリングについては、ロイヤルシリーズは従来のテイストを継承し、一方、マジェスタは縦長のテールランプを採用したことでアイデンティティを主張した。ロイヤル系もモノコック構造となり、マジェスタと同じになった。2780mmのホイールベースも変わらない。エンジンはV8の4Lをトップに直6の3L・VVT-i付き、2.5L、2Lなどがガソリンで、2.5Lディーゼルターボも選べた。VVT-i(可変バルブタイミング機構)は注目の新技術。ATは5速もあった。4WD車には新たに車両姿勢安定装置VSCを新採用したが。これも安全性に関する注目すべき新技術だった。
95年12月、セダンをフルモデルチェンジ。ハードトップ系とは別の進化のプロセスに入っていたセダン系の、久々の衣替え。技術的な特徴は、モノコック・ボディに変わったこと。サイズは5ナンバーと3ナンバーがあり、エンジンは直6・DOHC・24バルブ・VVT-iの3L、2.5L、2Lのほかにディーゼルターボの2.4Lを用意した。電子制御フルタイム4WD仕様もあった。ABSとSRSエアバッグを全車に標準装備。
99年9月、マジェスタと4ドアハードトップ系を一新、11代目に入った。従来と同じロイヤル、マジェスタの2シリーズにプラスして、新型ではアスリート(競技者)というスポーティなタイプを新設定した。エンジンは新開発の直6・3L・D-4直噴エンジン。高級車にも時代の波が押し寄せていることを感じさせた。このほかV8・4L、直6・3L・EFI付き、直6・2.5LのEFI付きとターボ仕様などのガソリンエンジンがそろう。アスリート用は前記D-4と2.5L・セラミックターボ280psエンジンを使用。ミッションは4/5速ATだが、アスリートの2WD車にはステアシフトも採用した。駆動方式はFRの2WDと4WDを設定。サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーン/コイルの独立。3シリーズともチューニングは異なる。また、マジェスタには電子制御エアサスペンション仕様、ロイヤルには減衰力を電子制御するH∞-TEMSという機構を採用するモデルもあった。
99年12月、新型エステート発表。クラウンのワゴンとしては、ほぼ12年ぶりの新型だった。ロイヤルとアスリートの2シリーズを設定。エンジンは直6で2.5L・200psとそのターボ仕様280ps、3Lの直噴220psの3機種をそろえた。電子制御によるフルタイム4WD車もあり、VSC付きも選べた。2000年8月に、エステートにアスリートEというグレードを設定した。
一方、クラウン・シリーズは2000年4月に一部変更と、ロイヤルエクストラ2.0というモデルの追加を行った。シリーズとしては最少排気量エンジンの2L・160psユニット搭載。クラウン、マジェスタ、エステートには電動リヤサンシェードの設定拡大と単独オプション化などを実施。
2001年8月、セダンのフルモデルチェンジがあり、フロントグリル、前後バンパー、リヤコンビネーションランプなど外観を一新すると同時に、エンジンを2LのLPGと2Lガソリンの2タイプに整理した。ミッションはOD付き4速ATがLPG仕様、ECT-iEがガソリン仕様という設定になった。
同じ8月、マジェスタ、ロイヤル、アスリート・シリーズ、エステートのマイナーチェンジも行った。最大の話題は、ロイヤルにマイルドハイブリッド車を設定したこと。本体のエンジンは直6・DOHC・3Lを搭載、それに連結した小型モーター(発電機兼用)と、それを駆動する電源として36Vの小型バッテリーを使い、アイドルストップと回生ブレーキを行う。作動は停車時にエンジンを自動停止させ、発進はモーターで進めるとともにエンジンを始動する。減速・制動時にはモーターが発電機として作動し、減速で失われる運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリーに回収し、省エネを実現する。従来からある12Vのバッテリーは、アイドルストップ中のエアコンコンプレッサーの駆動などに使う。このとき、他モデルも内外のリファイン、新直噴エンジンの採用、ETCやヘルプネットなど先進ITSの設定、オプション化をはかった。2002年10月には、セダンにもマイルドハイブリッドシステムを搭載した。ロイヤルのハイブリッド車とは違い、2L直6エンジン+小型モーター、そして36Vの駆動用バッテリーという組み合わせ。
なお、2000年7月、オリジンというレトロ調スタイルの新型車を送り出したが、これは初代を再現したもの。ベースとなったのはプログレの3Lモデルだが、特徴だった観音開きドアが復活、注目を集めた。限定モデルで、約1000台程度の販売。
トヨタ・クラウンマジェスタ
(CROWN MAJESTA から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 02:07 UTC 版)
クラウン マジェスタ(CROWN MAJESTA)は、トヨタ自動車が生産・販売していた高級4ドアセダンである。取扱店はトヨタ店(東京のみ東京トヨペットと併売)。
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