6気筒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:28 UTC 版)
「オートバイ用エンジン」の記事における「6気筒」の解説
6気筒エンジンはオートバイ用としては、ホンダ・RC166のように初めは4気筒エンジンを上回る高回転域を目指すために用いられたが、現在では自動車と同様に静粛性を要求される車種にのみ用いられている。 直列6気筒 詳細は「直列6気筒」を参照 直列6気筒はエンジン自体の大きさから、公道用の車種は大型のものに限定して用いられた。初めに登場したのは1972年のイタリアのベネリ・750セイで、その後1978年にホンダがホンダ・CBX1000を発売し、同時にカワサキもカワサキ・Z1300を発表した。いずれの車種も従来の4気筒エンジンのパフォーマンスを上回る高出力・高回転を達成するために直列6気筒を採用したが、直列4気筒の性能向上と共にその存在意義は薄れていき、現在ではその系統は途絶えている。近年、BMWからこの形式を採用した大型ツアラーのK1600 GTLが発売された。 V型6気筒 詳細は「V型6気筒」を参照 オートバイ用エンジンとしてはイタリアのラベルダが1977年のミラン・ショーに出展し、翌1978年のボルドール24時間耐久レースに出走させた996ccのラベルダ・V6が史上唯一の物である。 水平対向6気筒 詳細は「水平対向6気筒」を参照 オートバイではホンダ・ゴールドウイングやホンダ・ワルキューレルーンなどの高級オートバイが、静粛性と安定した高速性能の確保のために水平対向エンジンを敢えて用いている。
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