6気筒シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 03:20 UTC 版)
「日産・L型エンジン」の記事における「6気筒シリーズ」の解説
1965年に130型セドリックスペシャル6にそれまで搭載されていたOHV式J20型エンジンに代わり初採用されたのがL20型である。 当初は6気筒ながら4ベアリングというやや旧弊なスペックでシリンダー中心間距離は95.0-95.0-97.0-95.0-95.0mmとなっており、上述の130型セドリックとGC10型スカイラインの初期製造車に搭載された。 1969年に投入された改良型では7ベアリングかつシリンダー中心間距離を96.5-96.5-98.0-96.5-96.5mmに変更したほか、初期型と区別するため改良型はL20Aと呼称し、補修部品出庫の際など誤認のない対策を実施した。 また外見上にも違いが見られ、初期型はプリンス自動車製G7型エンジンに似た「かまぼこ形ヘッド(カム)カバー」と呼ばれる形状で、カバーの固定方法が初期型ではヘッドから突き出た6本のスタッドボルトに袋ナットで固定していたが、改良型ではカバー形状が異なり外周の耳に8本のボルトで固定される。 しかし後に初期型の淘汰に伴って改良型のL20Aという呼称も自然消滅し、すべてL20と呼称するようになった。 その後2.4リットル・2.6リットル・2.8リットルの排気量バリエーションが追加された。
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