9代目 S14#型(1991年 - 1995年)
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「トヨタ・クラウン」の記事における「9代目 S14#型(1991年 - 1995年)」の解説
キャッチコピーは「すべては、クラウン。」。この代から全車3ナンバーサイズとなる。この代から4ドアハードトップは「ロイヤルシリーズ」と呼ばれ、アスリートLに代わるスポーティーグレードとして「ロイヤルツーリング(Royal Touring)」が登場し、5速ATを搭載。また、新たに上級モデルとして先代の4000ロイヤルサルーンGから進化した「クラウンマジェスタ(CROWN MAJESTA)」が発売され、クラウン史上初のモノコックボディを採用。引き続きハードトップにはオプションで、マジェスタには標準で運転席エアバッグが装着された。ロイヤルシリーズは従来通りフルフレーム構造。セダン、ワゴン/バンについては、先代の130系をマイナーチェンジして継続生産された、このクラウンは歴代モデルで唯一窓枠付きのセダンが存在しない。この代からフロントフェンダーにグレード名のエンブレムは付かなくなった。グレードは、「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルツーリング」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーセレクト」。先代まで存在した最廉価グレードの「スーパーエディション」は廃止された。ロイヤルシリーズの初期型は、先代モデルに比べて押し出し感を少なくしたデザインが不評であったことから、4代目のS6#/7系以来の「失敗作」というレッテルを貼られ、同時期に登場したY32型セドリック/グロリアに販売台数で苦戦を強いられていた。また、近年はエコカー減税のスクラップインセンティブによる解体処分や海外への中古車輸出により、日本国内では希少な存在となりつつある。 1991年10月11日 - 発表。 1991年10月28日 - 発売。先代の13#系までのモデルとは異なり、リアナンバープレートの位置がバンパー中央に移された。 1992年10月 - 一部改良。木目調センターパネルの全車採用、グリルメッキの明色化、ドアハンドルのメッキ化などの小変更を実施。 1993年8月 - マイナーチェンジ。リヤデザインに先代の13#系改良型の意匠を取り入れ、ナンバープレートの位置もテール中央に戻された。フロントグリルは横線から格子状に変更され、Cピラーに王冠のエンブレムが復活。これらの改良が功を奏し、販売台数の巻き返しに成功する。2.4 Lターボディーゼルエンジンを2L-THEから2L-TEに換装。 1993年12月 - 1G-FE搭載車が復活。廉価グレードの「スーパーセレクト・ロイヤルエクストラ」を追加。 9代目の販売終了前月までの新車登録台数の累計はマジェスタと合算して37万921台。 1993年発売型 後部
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