9代目 FB型とは? わかりやすく解説

9代目 FB型(2011年 - 2015年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 04:10 UTC 版)

ホンダ・シビック」の記事における「9代目 FB型(2011年 - 2015年)」の解説

9代目シビック2010年投入予定されていたが、市場動向変化アメリカ燃費規制の強化などにより、大型化する予定だったボディサイズ見直しなどの商品設計の変更が行われ、販売2011年延期される旨、報道された。。2010年12月14日には、9代目シビックのデザインコンセプトモデルを2011年1月北米国際自動車ショー出展することを発表した同時に2011年春北米発売する予定発表された。 2011年4月20日ニューヨーク国際オートショー市販車両が発表され同時にアメリカで販売開始された。モデル大きく分けてガソリン車低燃費ガソリン車HF」、ハイブリッド車スポーツ車Si」、CNG車「ナチュラルガス」の5種類設定されている。また、この代から海外専売モデルとなったボディサイズ先代比較し全長わずかに短くなったが、全幅全高はほぼ同一であり、エクステリアデザインクリーン流れるような「ワンモーション」、「モノフォーム」デザインで、スマートでエアロダイナミックにという先代コンセプトをより洗練させている。Aピラー傾斜強めたことにより空力向上し、またより細くすることで視認性を向上させた。ボディへの高張力鋼板使用率は先代50%から55%に向上し10%剛性アップ車両重量の7%の軽量化寄与している。安全装備として、モーションアダプティブEPSVSA全車標準装備された。 インテリアでは「スマートインターフェイス」アプローチにより、計器類重要性の高いものをドライバー目線の高い位置に、重要性の低いものを下に配置しエアコンオーディオなどのスイッチ類グループ化して配置した。5インチLCDを持つ「i-MID」(intelligent Multi-Information Display)は、ベースグレードの「DX」以外に標準され、様々な情報表示する低燃費運転を支援するエコアシスト機能は「Si」以外に標準装備され、アメリカではハイブリッドモデル以外では初搭載となった室内先代より容積増え、前席のショルダールームや後部座席のレッグルームが広がった下位グレードオーディオは160w 4/6スピーカー上位グレードは360w 7スピーカーシステムで、両方ともストレージをつなげるUSB端子装備されるガソリン車グレードは「DX」、「LX」、「EX」、「EX-L」の4種類あり、搭載されエンジンは、デュアルステージインテークマニホールド付き4気筒 SOHC 1.8L i-VTECで、最高出力140hp/6,500rpm、最大トルク173Nm/4,300rpmを発生する組み合されるトランスミッションは、5速ATと5速MT2種である。AT仕様燃費は、アメリカ合衆国環境保護庁EPA規格市街地/高速道路/複合各モードで、28/39/32mpgとなっている。 低燃費、ハイバリュー仕様である「HF」(High Fuel-economy)は、「LX」と「EX」の中間位置づけられ、エンジン標準ガソリン車変わらないが、トランスミッション5速ATのみで、専用15インチ軽量アルミホイール専用スポイラー装着され、さらに専用空力パーツ空力向上させるなどにより、EPA高速モード燃費が39mpgから41mpgに向上している。 ハイパフォーマンスモデルである「Si」は、先代から排気量アップされ4気筒 DOHC 2.4L i-VTECエンジン搭載される。最高出力201hp/7,000rpm、最大トルク230Nm/4,400rpmで、先代より馬力は4hp、トルクは42Nmアップしたトランスミッション6速MTのみで、ヘリカルLSD装備される。「Si」の装備として、エクステリアではフォグライト、スポーツサスペンション、17インチホイールと215/45R17タイヤセンターLEDブレーキランプ付きボディ同色トランクリッドスポイラー、クロームエギゾーストテールパイプなどがあり、インテリアでは計器上段に独自のレブリミットインジケーターがあり、6つライトでシフトタイミングを知らせる他i-VTEC切り替えで光るエンゲージライトもある。i-MIDにはパワーメーターと呼ぶエンジンステータスなどを表示する機能追加され、その他アルミシフトノブ、アルミペダル、赤刺繍スポーツシートなどが専用装備となる。 CNG車先代までの「GX」から「ナチュラルガス」に名前が変更されるエンジンガソリン仕様同様の4気筒 1.8Lであり、最高出力110hp、最大トルク143.5Nmで、先代比較して4,000rpm以下のトルク向上し燃費向上している。天然ガス対応のためフューエルインジェクターインテークバルブ、エギゾーストバルブ、バルブシートなどが専用仕様となり、圧縮比ガソリン仕様の10.6から12.7に高められており、強化コンロッド専用ピストン適用される生産インディアナ工場HMIN)、カナダアリストン工場行われ天然ガス仕様インディアナ工場のみで生産される2012年モデルは、2011年11月ロサンゼルスオートショーにおいて、アメリカ自動車誌『グリーンカー・ジャーナル』の編集者らが選ぶグリーンカー・オブ・ザ・イヤーに選定されたことが発表されている。 中国では2011年9月16日成都モーターショーにて発表され10月29日から発売開始した韓国向けは、2011年11月3日ホンダコリアによって発表され、1.8Lの「LX」と「EX」、そして「ハイブリッド」の計3種発売される2012年2月オーストラリア市場新型導入先代同様4ドアセダンタイ工場から輸入し、5ドアハッチバックはイギリスから輸入され車両販売している。先代同様イギリス製造車両ISO規格準じているため、ライトスイッチ左側で、ワイパースイッチが右側配置となっている。 日本向けは、当初2012年発売予定されていたが、2013年秋予定されているフィットフルモデルチェンジの際にセダン追加されるため、日本では発売される可能性なくなった。なお、このセダンについては、翌2014年12月グレイスとして発売された。 シビックアメリカ小型車市場販売台数首位となっている。また、米国道路安全保険協会の安全テストで、ボルボ・XC60とともに最高点獲得した2013年モデルでは、モデルライフ2年目にしてビッグマイナーチェンジを受けたセダンエクステリアデザイン一新されており、ホンダはより若々しくプレミアム感を向上させたとするフロント大開口低重心のワイドバンパーや新デザインボンネット、ハニカムグリルを採用リアバンパートランクリッドテールランプ変更された。EX、EX-Lモデルでは新デザイン16インチホイールが採用された。 内装では新トリコットヘッドライナーなど、よりソフトな素材多用質感を向上させた。サスペンションステアリングのリチューンや、ライドコンフォート性能の向上、室内静寂性の向上も行われている。安全面では新世代衝突安全ボディであるACE IIAdvanced Compatibility Engineering II)を採用した。フロントサイドエアバッグでは新たに過剰なエアバッグの展開圧力による乗員負傷リスクを減らすSmartVentが採用された。シビックハイブリッドでは前方衝突警報FCW)や車線逸脱警報LDW)を標準搭載した。ブルートゥースハンズフリーリンクやリアビューカメラPandoraインターフェイスSMSテキストメッセージ機能、ステアリング・ホイールオーディオコントロールが全モデル標準装備となった。 クーペモデルのエクステリア変更点はないが、翌年フロントフェンダープレス丸み帯びたものに変更された。 標準装備大幅強化にもかかわらずメーカー希望小売価格は160ドル値上げ抑えている。 2014年モデルでのマイナーチェンジにより、ガソリン仕様5ATCVTに置き換わった。5ATよりレシオレンジは22%拡大EPA燃費市街地で2mpg、総合で1mpg向上、HFモデルでは高速モードも1mpg向上している。7インチタッチスクリーンコントローラーや広角ドラミラー、ブラインドスポットディスプレイLane Watchなども標準オプション設定された。ナチュラルガスモデルではレザートリム仕様追加された。 南米仕様 フロント 南米仕様 リア シビッククーペ フロント シビッククーペ リア 2013年モデル リア 2013年モデル リア

※この「9代目 FB型(2011年 - 2015年)」の解説は、「ホンダ・シビック」の解説の一部です。
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