トヨタ・ジャパンタクシーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 新語時事用語辞典 > トヨタ・ジャパンタクシーの意味・解説 

JPN TAXI

読み方:ジャパンタクシー
別名:トヨタ ジャパンタクシー

トヨタ自動車開発したタクシー用車両の名称。2017年10月販売開始された。

従来トヨタ製造してきたタクシーセダン型クラウン・コンフォートベースとしていたが、JPN TAXIはミニバン型のシエンタベースとして設計されている。乗降しやすく、車いすのまま乗車も可能である。車高が高いため室内空間広々としており、大きな荷物積み込める。

JPN駆動システムは、タクシー最適化されたLPGハイブリッドシステム新たに開発されている。優れた燃費性能発揮、ライニングコスト低減寄与するという。

JPN TAXIは標準グレード車両「和」と、上級グレード「匠」の2モデル用意されている。グレードによって内装外装装飾性などに違いがある。

関連サイト
トヨタ ジャパンタクシー

トヨタ・ジャパンタクシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/07 04:06 UTC 版)

ジャパンタクシーJPN TAXI)は、トヨタ自動車が販売するユニバーサルデザインタクシートールワゴンハイブリッド(スプリット方式)商用車、およびトールワゴン型ハイブリッド(スプリット方式)2シーターライトバンである。 世界初のLPGハイブリッド車[1]でもある。

トヨタ・ジャパンタクシー
NTP10型
フロント
リヤ
運転席
概要
製造国 日本静岡県宮城県
販売期間 2017年10月23日 -
ボディ
乗車定員 5名
(車いす乗車時:3名)
2名
(2シーターバン)
ボディタイプ 5ドア トールワゴン
(タクシー向け)
5ドア ライトバン
(法人向け)
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム Bプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 1NZ-FXP型:
1,496cc 直列4気筒DOHC
モーター 2LM型:交流同期電動機
最高出力 エンジン:
54kW (74PS)/4,800rpm
モーター:
45kW (61PS)
システム最高出力:73kW (100PS)
最大トルク エンジン:
111N・m (11.3kgf・m)/
2,800-4,400rpm
モーター:
169N・m(17.2kgf・m)
変速機 電気式無段変速機
サスペンション
マクファーソンストラット式コイルスプリング
トレーリングリンク車軸式コイルスプリング(3リンク)
車両寸法
ホイールベース 2,750mm
全長 4,400mm
全幅 1,695mm
全高 1,750mm
1,765mm(車高アップパッケージ装着時)
車両重量 1,390-1,410kg
最大積載量 200kg
(2シーターバン)
その他
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク
後:リーディングトレーリング(ドラム)
別名 トヨタ・コンフォートハイブリッド

トヨタ・タクシー
香港マカオ専売)
系譜
先代 トヨタ・クラウンコンフォート
トヨタ・クラウンセダン
テンプレートを表示

概要

2013年に行われた第43回東京モーターショーの参考出品車である「JPN TAXI Concept」をベースに市販化したもので[2]、1995年から主にタクシー向けのノッチバックセダン商用車として販売されていたコンフォートクラウンコンフォート及びXS10クラウンセダン(いずれも2017年に販売終了、以下「クラウンGパケ系」)の後継車として、新たに発売されたものである。

トヨタ車で初めて、国土交通省が定める「ユニバーサルデザインタクシー」の設定要件を満たした車種に認定されている[3]

車名は「JPN TAXI」とアルファベットで表記し、読みとカタカナ表記は「ジャパンタクシー」である。プレスリリースでも「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」と表記しているが[4]、公式ウェブサイトのタイトルは、カタカナ表記とするなど表記が混在している。報道機関では「JPNタクシー」などの表記もある[5]。通称として「ジャパン」とも呼ばれる。

生産はクラウンGパケ系に引き続きトヨタ自動車東日本東富士工場が担当していた[注 1] が、2020年12月25日に閉鎖された後は宮城大衡工場に移管されることとなった[6][7][注 2]

タクシー専用車種として設計・開発された車種ではあるが、一般ユーザーが購入して自家用車登録も可能となっている。また、自動車教習所において普通自動車第二種運転免許の教習車としての導入例もあり、下記のスロープ板展開の写真は教習車である。

年表

  • 2013年11月5日 - 「JPN TAXI Concept」を第43回東京モーターショー2013に参考出品。[8]
  • 2015年10月26日 - 次世代タクシーの概要を公表。発売時期を2017年度内、全国のトヨタ店・トヨペット店を通じて販売予定と発表。[9]
  • 2017年10月23日 - JPN TAXI(ジャパンタクシー)を発売。キャッチコピーは「次の日本に、いらっしゃいませ。」。[10]
  • 2018年4月1日 - 衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense C」から「Toyota Safety Sense」に変更。
  • 2018年5月 - 香港市場向けを「Comfort Hybrid」として発表。
  • 2018年12月8日 - 「コイアイ×クロコハク」カラーリングがオートカラーアウォード2018審査委員特別賞を受賞。[11]
  • 2019年2月4日 - 車いす乗降改善対応を発表。既販車も対象にスロープや収納ポケットを改良。[12]
  • 2019年3月15日 - 一部改良。車いす用スロープの構造を変更(3分割→2分割化)、スロープ長を延長。プリクラッシュセーフティに昼間歩行者検知機能を追加。パワースライドドア閉作動時間を6.5秒→5秒に短縮、料金トレイ位置を約10cm低く変更、リアワイパーを間欠機能付きに。[13]
  • 2021年5月10日 - 一部改良。運転席・助手席に「ナノイーX」搭載、抗菌「V-CAT(可視光応答型光触媒)」ハーフシートカバー設定。停電時給電可能なAC100V/1500Wアクセサリーコンセントをメーカーオプション化し、照度センサー付コンライトを標準化。[14]
  • 2022年5月13日 - 一部改良。抗菌仕様シートおよび後席シートベルトを採用、車いす乗客の助手席移乗用アシストグリップを設定。[15]
  • 2024年2月 - 一部仕様変更。原材料高騰等に伴う価格改定モデルを投入。[16]
  • 2025年6月2日 - 一部改良。LPGタンク容量を52L→58Lに拡大し航続距離を延伸。メーター意匠を7インチTFTカラーディスプレイへ変更、天井サーキュレーター吹き出し口を可動式に変更。外部給電アタッチメントを全グレードに設定。「Toyota Safety Sense」を強化(交差点右折時対向直進車・横断歩行者検知、二輪車検知、緊急時操舵支援、低速加速抑制機能など)。[17]

年次改良の一覧

JPN TAXI 年次改良一覧(2017–2025年)
年月 型式 主な変更点 出典 備考
2017年10月 DAA-NTP10 発売時仕様。1.5L LPGハイブリッド、Toyota Safety Sense C搭載。 トヨタ自動車(2017年10月23日) 発売開始
2019年3月 6AA-NTP10(改良) スロープ構造変更、プリクラッシュ昼間歩行者検知追加、電動スライド速度短縮、内装操作系改良。 トヨタ自動車(2019年3月15日) 初の年次改良
2021年5月 6AA-NTP10(中期) ナノイーX・V-CAT抗菌素材、AC100V給電、オートライト追加。 Carview(2021年5月) 快適・防災機能強化
2022年5月 6AA-NTP10(後期) 抗菌シート・シートベルト採用、アシストグリップ設定。 Car Watch(2022年5月13日) 感染症対策強化
2025年6月 6AA-NTP10(後期2) LPGタンク58L化、7インチTFTメーター、Toyota Safety Sense機能拡充、サーキュレーター可動化。 トヨタ自動車(2025年6月2日) 最新仕様(2025)

※ トヨタ公式資料における型式は「DAA-NTP10」または「6AA-NTP10」であり、これらの年次改良は同一型式内での仕様変更に該当する。

グレード

グレードは標準グレードの「和(なごみ)」と上級グレードの「匠(たくみ)」の2種類が用意されており[注 3]、後述の「深藍限定車(こいあいげんていしゃ)」の場合はそれぞれの車両型式の末尾に「K」が追加される(例:DAA-NTP10-AHXGNK(匠)、DAA-NTP10-AHXDNK(和))。

  • 「和」は、バンパー・バックドアガーニッシュ・アウトサイドドアハンドル・電動リモコンフェンダーミラー・Cピラーが黒の樹脂パーツの無塗装素地、フロントグリルはシルバー塗装と素地の仕様、タイヤ・ホイールは185/65R15タイヤ[注 4] に15インチスチールホイール[注 5]にシルバーメタリック塗装の樹脂フルキャップ[注 6]、内装は一部の装備にイエローのアクセントが配され、ピラーアッパーガーニッシュやリアドアトリムロアは素地。ヘッドランプはクリアランスランプを備えたハロゲンタイプ(マニュアルレベリング機構付)となる。東京23区武蔵野市三鷹市の区域(特別区・武三交通圏)内では東京無線チェッカーキャブ信和事業大和自動車交通提携)のそれぞれ一部など採用会社は少ない。
  • 「匠」は、バンパーがボディ同色塗装(フロントの中央部はブラック塗装)、フロントグリルはメッキ+ブラック塗装に、バックドアガーニッシュ・アウトサイドドアハンドル・電動リモコンフェンダーミラーがメッキとなり、タイヤ・ホイールは185/65R15タイヤ[注 4]に15インチスチールホイール[注 5]にスーパークロムメタリック塗装の樹脂フルキャップとなる。内装はウレタン3本ステアリングホイール・シフトレバー&ノブ・インサイドドアハンドルなどにサテンメッキ加飾を、サイドレジスターニクロムメッキ加飾がそれぞれ施され、ピラーアッパーガーニッシュは植毛、リアドアトリムロアはカーペット材となる。ヘッドランプはクリアランスランプとデイライト(2021年5月10日改良以降)を備えたLEDタイプ(Bi-Beam LEDヘッドランプ、オートレベリング機構付)となり、Cピラーはテールランプ付。また、専用装備として、リア左側サイドプロテクションモール(ボディ色+メッキ)、コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)、リアシートヒーター、天井サーキュレーター(サテンメッキ加飾)が装備され、15インチアルミホイール[注 5](切削光輝+グレーメタリック塗装)+センターオーナメントのオプション設定が追加される。

初期に設定される「深藍限定車(こいあいげんていしゃ)」は「匠」「和」の両グレードに設定され、後席側両ドアには東京2020大会(運転席側に東京オリンピック、助手席側に東京パラリンピック)公式ロゴとトヨタのロゴのシールが貼付され(任意)、専用カタログには両大会の終了後、開催年の年末までに事業者各位で剥がす事と、両後部ドア部分には社章や無線番号等の貼付を一切してはいけない旨が記されている(そのため、番号を車体に表記する事業者においてはオリンピックロゴのある車両では無線番号を前席側ドアや左後席側ドアの全開時より後に表記している[注 7])。なお、東京都等一部の自治体では「深藍限定車」に対して補助金を出しており、東京都の例では国のユニバーサルデザイン車に対する補助金と合わせ100万円近い補助金が購入する事業者に助成される[20]。シールは太陽光などの影響により、ボディカラーの褪色などで剥がした部分とそれ以外の部分で褪色が目立つ場合がある。褪色対策で経年次第では剥がす代わりに目隠し用にオーバーラッピングも用意されている[注 8]。UD TAXIのシール(15cm平方)は初期は緑色、300kg対応スロープ車両より2020年度ロゴ入りのピンク色が左前バンパー、左リアフェンダー、後部ハッチ右側の3箇所(会社により位置や寸法に若干相違がある)に貼り付けされる[注 9]。東京地域に関しては前述の東京2020大会開催までは各社外観が画一的で似通っていたが、同大会終了後は公式ロゴが剥がされ、独自のスポンサーやタクシー配車アプリの巨大ステッカーをドアに貼り付けするケースも増え、徐々にバリエーションに富んだものに代わりつつある。

特装車扱いではあるが、商用車の「JPN TAXI バン仕様車」もラインナップされる。これは「和」グレードをベースに後席を省くことで積載性を高めたモデルであり、乗車定員は2名、最大積載量は200kgの4ナンバー登録となる[21]

2025年、明治記念館では婚礼用としてボディカラーとエンブレムの変更、後部座席を本革シートにした車両を導入した[22]

ボディカラー

ボディカラーは深い藍色をベースとした新規開発色「深藍(こいあい)」、黒色の「ブラック」、白色の「スーパーホワイトII」の3色が設定され[23][24]、顧客の要求に応じた塗装には対応しなくなった。また、前述の通り「深藍」のみ「深藍限定車」の設定があった。ただし、愛知県他の名鉄系タクシー各社つばめタクシーグループなど東京以外の地域を中心に、タクシー架装業者や板金塗装工場の手により、独自に従来通りのデザインに全塗装して使用している事業者もある[25]

東京都内においては個人タクシーのうち東個協(東京都個人タクシー協同組合:でんでん虫グループ)加盟の車両はスーパーホワイトIIに赤で縁取られた青い帯を貼り付けている[注 10]他、グリーンキャブでは車体下半分をコーポレートカラーのペパーミントグリーンに塗り替えている車両が[26][注 11]日の丸交通に従来色の車両が1台塗装される[27]など、都内でも僅かではあるが従来通りのデザインに塗装している事業者が散見される。

また、ラッピングではあるものの、信和事業所属の政和自動車が提携先である大和自動車交通の従来色である東京四社の車体色を再現している他、神奈川県の平和交通も従来色の車両を使用している[注 12]

2025年2月には東京無線所属の国産自動車が2台、従来色を再現した車両を稼働させている[28][注 13]

その他、近鉄タクシーグループでは近鉄80000系電車及び近鉄16200系電車と同じ色に塗り替えた車両がある。

香港(コンフォートハイブリッド)でも全塗装して使用する事業者がある。

メカニズム

搭載される1NZ-FXP型エンジン+2LM型モーター
スライドドア(写真はJPN TAXI Conceptのもの)
新車装着される補機バッテリー
交換された大型のフェンダーミラー「ミラクルミラー」

同社の小型ミニバン・シエンタのチーフエンジニアでもある粥川宏(かゆかわ ひろし)が当車チーフエンジニアを担当した[29]

ボディ・外装

XP17#G型シエンタのシャシーをベースに開発したため、ミニバンに近い低床・高天井スタイルを採用している。

助手席側のリアドアは開口幅720mm、開口高1,300mmの開口幅を持つ電動スライド式で、車椅子に乗ったままの乗降が可能である他、室内各所に補助グリップを設置したことで車椅子からシートへの乗り移る際にもセダン系の車両より楽に動けるという[30]。前身であるクラウンGパケ系と異なり前輪駆動になったことで後席床面がフラット化されていることも車内の移動を容易にしている。運転席側のリアドアは開閉状態を前後方から容易に識別でき、かつ、人(特に子供)の前方への飛び出しを防ぐヒンジドアとしている。

なお、車体の全高の高さから、導入する事業者の車庫の制限に対応するために、行灯(防犯灯)の位置が屋根の中心に設置するタイプを設置する事業者だけでなく、フロントウインドウ上やリアハッチバック上に分けて設置する事業者がある[注 14]

室内側の電動スライドドア操作スイッチは運転席ドアのパワーウインドウ付近に設置されるが、安全上、スイッチを操作し続けることでドア開閉を可能としている[注 15][注 16]。スライドドアの取手を直接操作する場合は、アウター(車外)側は他車同様にノブを一度引くだけの電動開閉を可能としている[注 17] が、インナー(車内)側は安全上、手動での操作のみとなり、電動による操作はできない。また、運転席側のリアドアのみ安全上、窓の昇降はできないようになっている。後述するが、開閉速度については2019年3月の一部改良で見直され高速化されている[5][注 18]

フロントは、横基調の格子をモチーフとしたラジエーターグリルを採用。リアはバックドアをノッチ形状としている。またバンパーは、フロント・リア共にサイド部分だけの交換が可能なように3分割に、ランプ類はアウターレンズのみ交換可能な構造とし、メンテナンス性に配慮されている[32]

灯火類はハイマウントストップランプ、テール・ブレーキランプはLED、ウインカー、バックランプ、ライセンスランプは電球、ポジションランプおよびヘッドランプは前述の通りグレードにより異なる。

国際自動車は、フロントフェンダーミラーを独自に大型に改良し[33]標準採用、「ミラクルミラー」と称してkmGオートアシストより外販(その場合はツヤ有黒塗装)も行っており、狭路での自車と接触のリスクを低減でき、純正に対してトレードオフされる欠点も無いため、大和自動車交通日の丸交通東京無線協同組合の其々一部等、採用事業者も多く、[34]2025年現在、都内の車両の半数近くがミラクルミラー仕様になっている。

内装

シートはグレードを問わず、全車の全席に合成皮革を採用する[注 19]。これは、傷や汚れに強く、清掃も容易に行えるようにとの配慮からである。後部座席を本革シートに交換した事業者もある[22]。助手席側はグローブボックスを廃することで乗車スペースの拡大とシートアレンジ(特に車椅子による乗降時)の多様性に貢献している。

タクシーメーター領収書無線機器、釣銭箱、小物等を収納出来るよう、グローブボックスが無い分細かくポケットやスペースを設置し、場所によっては防犯に配慮した形状としている。上記改良D型ではセンターコンソールの通常釣銭箱を置くボックスの長さが前後に大幅に短く改悪された。タクシーメーター、カーナビゲーションは後席から見えやすいセンターパネルに配置し、空調スイッチは運転席右側パネルにコンパクトに配置されている。なお、空調の吹き出し口にはクラウンGパケ系のシャープ製のプラズマクラスターに代わりパナソニック製のナノイー[注 20]が設置される。

シフトレバーは前述の収納スペースの関係もありインパネシフトとなっているが、ベースとなったシエンタのゲート式シフトレバーではなく、従来のクラウンGパケ系に合わせたストレート式シフトレバーとなっている[注 21]。これは純粋なトヨタのハイブリッド専用車で唯一となる[注 22]。また、本車種においてはキーレスエントリーおよびイモビライザーは設定されているが、スマートエントリーは設定されてないため、ハイブリッドシステムの始動は従来通りキーを回転させるタイプである[注 23]

パワートレイン

パワートレインは、トヨタのハイブリッドカーに採用されているハイブリッドシステム「リダクション機構付THS II」をベースに、タクシーで用いられているLPG燃料に対応した「LPGハイブリッドシステム」が採用された。

タクシーは、燃料に価格の安いLPガスを使用するLPG車が現在も一般的である。さらに、大都市ではタクシー会社がLPGスタンドを自ら経営しているケースも多い[35]

前述のとおり、LPGエンジンを使用したハイブリッド車(ストロングHV)は世界初となる。2013年にコンセプトカー「JPN TAXI Concept」として登場した時点からLPGハイブリッドシステムを採用する方針が決まっていた[36]。トヨタは当初LPGハイブリッド車の開発に積極的ではなかったが、タクシー業界からの強い要望があり、ジャパンタクシーはLPGハイブリッド車として設計されることになった[37]。トヨタでは、LPGハイブリッドを採用した理由を公式には「CO2排出量を飛躍的に減らすため」としている[38]

エンジンは1.5Lの「1NZ-FXP」型を搭載。ブロックこそ「1NZ-FXE」型と共通であるものの、ヘッドとバルブは専用品に差し替えられ、バルブスプリングも強化され、それに補機ベルトのメンテナンスが不要の電動ウォーターポンプが組み合わせられた。

ブレーキはシエンタの総輪ディスク(前ベンチレーテッドディスク・後ディスク)と異なり、クラウンGパケ系同様に後輪はドラムブレーキ(リーディング・トレーリング式)になり、ホイールハブは同じ5穴ながらも、シエンタのPCD100.0からクラウンGパケ系と同じPCD114.3に変更されている。

バッテリーは、駆動用はニッケル水素が用いられており、低床・フラットフロアを実現するため、薄型化してフロアカーペット下に配置。補機用はEN規格のもの(LN1 45Ah)をトランク内左側に配置。燃料クーラーはクラウンGパケ系の13サイズに小型化された。

LPG車に必要なLPGガスボンベの容量は、クラウンGパケ系の94L(保安基準上85%まで:実効容量約72L)に対し52L(保安基準上80%まで:実効容量約42L)と約半分強に減少しているが、ハイブリッドシステムにより航続距離はほぼ据え置かれている。これらによりJC08モード燃費は19.4 km/L、WLTCモード燃費は16.8 km/L[注 24] となっており、タクシー用車両では初となる「平成32年度燃費基準+30%[注 25]」と「平成17年排ガス基準75%低減[注 26]」を同時に達成。

サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式コイルスプリング、リアにトレーリングリンク車軸式コイルスプリング(3リンク式)がそれぞれ採用されており、耐久性を高めるため、タクシー用に専用設計された。

安全性能

安全性能においては、衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense C」を標準装備しており、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)をオプション設定している。2019年3月の一部改良で、コンパクトカーアクアなどへ適用されている、昼間の歩行者検知機能を追加した改良型へ更新された[4][5][39][注 27]

ユニバーサルデザイン

車椅子用のスロープを標準で搭載しているが、トヨタの想定よりも設置作業に時間がかかることが、障害者やタクシー事業者から指摘された。そのため、2019年3月以降に販売される車両に、作業時間を短縮する改良の実施を行い、既に販売した車両にも、無料で部品交換など改良措置を適用すると発表した[4][5][30]。その後2020年1月には、同年3月31日の標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定要領の改正に伴い、スロープの耐荷重を200kgから300kgに変更する改良がなされた。詳細は「#車椅子利用者からの改善要求」の項目を参照。

前モデル(クラウンGパケ系)との比較

  • CO2排出量が大幅に削減されており、クラウンGパケでは「1km走行におけるCO2排出量」が171g(CO2/km 10・15モード)だが、ジャパンタクシーでは80g(CO2/km 10・15モード)と半分近くまで削減されている。[41][42]
  • カタログ上での燃費がかなり改善されており、クラウンGパケでは9.8km/L(10・15モード)だが、ジャパンタクシーでは21km/L(10・15モード)と、2倍以上の改善がされている。[41][42]
  • 衝突被害軽減ブレーキがないクラウンGパケ系と比較し、ジャパンタクシーでは標準搭載のため、事故などの危険性が減少した。
  • 上位グレードである「匠」のみではあるがリアシートにシートヒーターおよびサーキュレーター(扇風機)[注 28]の設定がされており、サーキュレーター(扇風機)[注 28]は風量の設定も天井のスイッチにて変更が可能なため搭乗者が利用しやすいようになった。一方でシートヒーターはオンオフのみの切り替えとなっており調節が利かないため、特に長時間の乗車の場合、低温熱傷アイロンの原理で搭乗者の衣服の折り目を毀損したり余計なしわをつけるリスクがある。
  • 運転席シートバックに純正でUSB充電ポート(Type-Aコネクタ、最大電流2.1A)が2口搭載され、乗客の使い勝手が向上。ただしケーブルは装備されていないため、乗客が自身で用意する必要がある。
  • 上位グレードである「匠」においてはヘッドライトがLEDになり視認性の向上と長寿命・省電力化がなされた。
  • 助手席側後ドアがクラウンGパケ系のヒンジドアからスライドドアに変更されたことで、ぶつけてしまう、乗車後に車高が下がりドア下端が縁石に引っ掛かるなどの危険性が低下した。ただし、寄せすぎてしまった場合は逆に横に広範囲に擦ってしまいやすくなった。
  • クラウンGパケ系と比較して燃料搭載量は少ないため、理論上ではクラウンGパケと同等の航続距離ではあるが、エアコンを多用する夏場や冬場での隔勤1出番(最長21時間の拘束)では2回充填をしないと燃料がもたず、営業上効率が悪くなる場合がある。クラウンGパケ系ではオプションであったボンベのガス冷却機能[注 29] は標準装備されているが、これを利用すると燃費が悪化してしまう欠点も存在する。[注 30]。また、駆動用バッテリーの劣化も航続距離の低下につながる。満タンで8月では330キロ程走行可と表示される。
  • 出力毎重量[注 31]および重量毎出力値[注 32]が最終型のクラウンGパケ系と比較して悪化している。例としてクラウンGパケの場合は11.98kg/PS(83.45PS/t)、本車種は14.10kg/PS(70.92PS/t)である[注 33]
  • エンジンの小型化で燃料消費やエンジンオイル量自体は減ったが、指定ブレーキフルードが一般的なBF-3(JIS3種・DOT 3)ではなくBF-5(JIS5種・DOT 5.1)であること[注 34]、タイヤの小径化[注 35]およびスペアタイヤがローテーションに使えないこと[注 36]やハイブリッドの駆動用バッテリーがあることでランニングコストが増える。
  • クラウンGパケ系ではスペアタイヤは標準タイヤと同一サイズなので四輪いずれのパンク時もそのまま交換可能だが、本車種ではスペアタイヤレス(パンク修理キット)ないしは応急用(テンパー)タイヤとなっており、前者はパンクの箇所や程度によっては使用できないこと、後者も前述のローテーションに使えない他に前輪のパンク時でも後輪に装着しなければならないという問題がある[注 36]
  • 前輪駆動になったことで後席部のフロアがフラット化し、左右の移動が容易になったり、中央席に座る乗客の快適性が向上したほか、サイズ次第ではスーツケースを後席スペースに積むこともできるようになったが、床面と座面の地上高は増している。また、タイヤの小径化とホイールベースの短縮をもってしても最小回転半径は5.0mから5.3mに広がり小回り性能は悪化した。
  • ハザードスイッチがクラウンGパケ系はウインカーレバーの先端にスイッチを設けていたが、ジャパンタクシーではハンドルに内蔵されており、操舵した状態でハザード操作をする際、ハザードスイッチの位置が動いており目視をしないとスイッチ操作ができない[注 37]
  • クラウンGパケ系と比べると絶対的な室内容積が大きいため、各機器の設置スペースや収納スペースが増え、大型の貨物も室内に置けるようになった。
  • トランクがクラウンGパケ系のノッチバック型のトランクリッドからハッチバックに変更され、かつガスステー付きのため、容量以上の荷物を積んだ際にハッチバックをゴムバンド等で固定できない。車椅子や背の高い荷物を立てて積むことが可能になったが、トノカバーと干渉するため脱着が必要。
  • エンジンフードの支持がダンパーから支持棒に変更されたうえ支持棒が車体側ではなくフード側にある。
  • クラウンGパケ系においては左後のドアの自動ドアはその方式にかかわらずドアロック施錠状態でも開閉できたが[注 38]、本車種では運転席スイッチからの操作でもドアロック施錠状態では開閉できず、防犯面から施錠したい場合は乗客の乗降のたびに施解錠する必要がある。

改善要求

車椅子利用者からの改善要求

ジャパンタクシーの車椅子用のスロープについて、利用者・乗務員・事業者からの評判は以前から良くなかったが、特に車椅子利用者から「ジャパンタクシーは乗り降りに時間がかかって不便」とされ、オンライン署名サイトChange.orgに車体改善を求める約12,000人分の署名が集まり、2018年平成30年)11月29日、トヨタ自動車名古屋オフィスに提出される事態に至った[43]

ジャパンタクシーに車椅子のまま乗車するには、

  1. 助手席を前に倒して、後部座席を跳ね上げて折りたたむ。
  2. 収納袋にある2分割式のスロープを組み立てて、乗降口にピンで留めて設置する。
  3. 車椅子を乗せたら固縛ベルトで固定し、乗客用にシートベルトを組み替え装着する。

といった作業が必要で、トヨタ自動車は一連の作業にかかる時間を約10分間とみていたが、実際の乗車現場では15分以上かかるケースもあった[44]

加えて、トヨタ自動車は「車両側面から乗車できるため、(車いす利用者が)乗車時に車道に出る必要がなく安心[45]」と謳っているが、いっぽう乗務員は座面の操作や固縛ベルト及びシートベルトの脱着のために右側ドアを開けて作業する必要があり、交通の状況によっては危険を伴う。

作業時間がかかり過ぎる、あるいは作業の煩雑さから、従来のタクシーと同じく車椅子は畳んでトランクに積むケースが殆どで、ドライバーの習熟にも全く繋がらない悪循環がある。利用者自身は運転手に座席まで抱えて持ち上げてもらったり、最悪の場合は車椅子利用者が乗車拒否に遭うケースも多発した[46]。これについて、チーフエンジニアの粥川宏は「作業が複雑で、マニュアルをみる時間もかかっていた。考えが甘かった」と述べた[44]

改良発表前の2018年(平成30年)7月には神奈川トヨタ自動車が、工夫により5分で効率よく乗車できる方法をYouTubeにて紹介しており[47]、トヨタ自動車でも2019年(平成31年)のマイナーチェンジ以降、乗降方法の動画をYouTubeにて公開している[48]

ジャパンタクシーの車椅子乗降に時間がかかる理由は、車椅子用のスロープが車両に据え付けられていないことが最大の原因である。

ジャパンタクシーのベースとなったシエンタのウェルキャブ(福祉車両)は、車椅子は後部ハッチバックドアから乗降する仕様になっている[49][注 39]。また、車椅子用のスロープは車両に据え付けてあり、約10秒でスロープを車外に引き出すことができる(スロープ格納時も同様)。その後、電動ウインチで車椅子を引き上げて、車椅子の乗客のシートベルトを固定するまでが約3分、乗降にかかる時間は5分以内であり [50]、運転手はリヤハッチドア周辺で車椅子の乗降操作を行うだけで、体力的負担も少ない。

改善後のモデルでもスロープが2分割になっており、なおかつ収納場所が客室内とトランクの2ヶ所に分かれている。そのため、運転手はスロープの取り外し・取り付け、ならびに取り出し・収納のために車両周辺の頻繁な移動を余儀なくされ、無駄な時間がかかるとともに、2分割されたスロープを組み立て・分解するため、体力的な負担も大きい[48]

トヨタが公開している動画からは、ジャパンタクシーのスロープの据え付けに習熟した人間でも、据え付けに40秒以上、収納に50秒以上かかっていることが確認できる[48]

トヨタが車椅子用のスロープをジャパンタクシーのフロアに内蔵せず、別体にした理由は公表されていない[注 40]

タクシー業界団体からの耐久性改善要望

ジャパンタクシーはハイブリッドシステム電動スライドドアなど、これまでタクシー専用車種に本格的に導入されていなかった多くの新機軸が盛り込まれたが、走行距離20万kmを超えたあたりから、これらの不具合が多発していることが判明している。

ジャパンタクシーの発売から5年以上経過した2023年3月29日、全国ハイヤー・タクシー連合会がトヨタ自動車のお客様関連部に、ジャパンタクシーの耐久性改善に関する要望書を提出した[51]

全国ハイヤー・タクシー連合会の下部団体である東京ハイヤー・タクシー協会の会員各社から「ジャパンタクシーは走行距離20万キロを超えたあたりから不具合が多発する」という苦情が相次ぐようになり、東京ハイヤー・タクシー協会が調査を実施した。その結果、ジャパンタクシーの95%以上の車両でハイブリッドシステムのインバーターの故障や、スライドドアが開かない、ワイパーの間欠機能が作動しなくなるなどのトラブルが発生していることが明らかになった[52]

ジャパンタクシーの不具合問題については、国土交通大臣記者会見でも質疑応答が行われており、2023年4月18日の国土交通大臣の記者会見にて、記者からの質問がなされた[53]

それに対して、国土交通大臣の斉藤鉄夫は、

ある意味でハイブリッド車、これまで一般乗用で使われてきた訳ですが、普通の場合20万km程度までということで、タクシーで30万km、40万km使ったときに、ある意味で全く新しいこれまでの内燃機関タクシーとは違うハイブリッドということで、色々なこれまでの経験していない領域に入ってきて不具合が出てくるということは、当然これは技術の開発の中であり得ることだと思いまして、これをそういう不具合を見ながらまた改善していく。(中略)ある意味ではこれから改善していこうと、こういう趣旨の前向きな今回動きではないのかなと。

と回答している[53]

ガソリンハイブリッド車との競合による売上の伸び悩み

ジャパンタクシーは当初月販1,000台を見込んでいたが、実際の登録台数は2021年が年間4,081台、2022年が年間3,998台と、当初予想の1/3程度にとどまっている[51]

大きな理由は、本来はタクシー専用のLPGハイブリッドとして開発されたジャパンタクシーを購入するはずのユーザーが、同じトヨタのガソリンハイブリッド車のシエンタに乗り換えているためである[54][55]。すなわち、トヨタ内でタクシー車種の共食いが起きているのである。

事業者がシエンタを選ぶ理由として、JPN TAXIがシエンタに対し「値段が高すぎる」「福祉車両として使いにくい」「純正LPG車であることがアドバンテージでなくなった」(LPGスタンドの減少やバイフューエル改造のタクシー業界内における普及など)点が指摘されている。

ジャパンタクシーは先代のクラウンコンフォートコンフォートなどのXS10系と比べて価格が1台あたり100万円以上も高価になった[37]。さらに、近年は地方を中心にLPGスタンドの廃業が増えている[56][57]

その結果、一部タクシー会社では、燃費の良いガソリンハイブリッドであればLPG燃料とガソリン燃料の価格差を吸収できるとの考えから、ジャパンタクシーのベース車であり、価格も廉価なトヨタ・シエンタに乗り換えるケースが増えている[37][56]

なお2023年6月27日現在のトヨタ公式サイト情報(ただし1万円未満切り上げ)によると、シエンタHV(FF・5シーター)は標準車で238〜287万円(税込)、Welcab「車いす仕様車 タイプI(助手席側セカンドシート付)」で252〜297万円(非課税)となっており、HV・車いす仕様同士の競合でもJPN TAXIのベースグレード「和」(334万円、税込み)と比べて82〜37万円もの価格差が発生する。さらにはシエンタ標準車の場合、JPN TAXIにはないAWDや7シーターも選択可能である、ピュアガソリン車であればWelcabタイプIも213万円から選択可能であるなど選択肢が豊富に用意されている。

全国LPガス協会のデータによると、LPGハイブリッド車のジャパンタクシーの登録台数は2018年から2020年にかけて1万台増加している一方で、全国のLPG車のタクシーの登録台数は同じ時期の2018年から2020年にかけて2万台以上減少している[58]

同じ期間で、法人タクシーの全体の台数は6,800台程度の減少に過ぎないため[59]、全国のタクシー会社が、13,000台以上の老朽化したLPGタクシーを、ジャパンタクシーではなくシエンタなどのガソリンハイブリッド車や電気自動車など、LPGガス車以外の車両に買い替えていることになる[注 41]

皮肉な事にタクシー事業者の要望に応じてLPGハイブリッド車として開発したことが仇となり、同じトヨタ内で、ベースとなったガソリンハイブリッド車のシエンタと競合する現状になっている。

ユニバーサルデザインの観点から見ると、使用燃料がガソリンで構わなければ、ガソリンハイブリッド車のシエンタのウェルキャブをタクシー化したほうが、車椅子乗客にとって乗降がジャパンタクシーよりも容易になり、運転手の負担も少なくなるうえに値段もHVのベースグレード同士で80万円以上、ピュアガソリン車を選んだ場合は120万円以上も安くなるメリットがある。

さらに、シエンタのガソリンハイブリッド仕様車を、ガソリンとLPGの2種類の燃料が使用できるバイフューエル仕様車に改造するケースも出現している[54]。なお、シエンタをLPGバイフューエル化するにあたってLPGボンベを後席と荷室の間に設置した場合[60]、後部ハッチバックドアから車椅子の乗降を行うことは物理的に不可能になる。そのため、シエンタのウェルキャブを、乗車定員を保ったままLPGハイブリッド化することは技術的に困難である。

日本国外における販売

先代に当たるクラウンコンフォートと同様、世界の左側通行・右ハンドルである香港でも販売されている。ただし、輸出仕様の車名は当初「ジャパンタクシー」ではなく「コンフォート」であったが2024年3月現在では「TAXI」に変更されている。

2023年3月に、タイ王国で開催されたバンコク国際モーターショーに、現地タクシーの塗装を施したジャパンタクシーが「LPG HEV TAXI CONCEPT」という名前で参考出品された[61]

現在のタイのタクシーの主流は、セダンタイプのカローラアルティス(タイ現地生産車)であるが、今後タイにおいてジャパンタクシーの販売を行うための布石ではないかと見られている[61]。ただし、タイの輸入車に対する関税は高額なため、将来的にタイでジャパンタクシーの現地生産を行う可能性も指摘されている[61]

2020年5月(東京地区は2019年3月)までの取り扱いチャネル

タクシー向けのクラウンGパケ系が、トヨタ店(東京地区はトヨペットと併売)で取り扱っていたことを引き継いでいた。ただし商用車扱いであり、2020年4月以降も、トヨタ店・トヨペット店以外での取り扱いのない地域もある。

脚注

注釈

  1. ^ クラウンGパケ系はトヨタ自動車東日本が関東自動車工業セントラル自動車トヨタ自動車東北の3社で合併して成立する以前より東富士工場(元関東自動車工業)で生産されていた。
  2. ^ 宮城大衡工場(元セントラル自動車宮城工場)では、シエンタが同車種の2代目で本車種の設計上のベースとなったXP170系にモデルチェンジして以来製造されている。また県内の宮城大和工場(元トヨタ自動車東北)にて本車種に搭載する1NZ-FXPエンジンを製造しており、エンジン(宮城大和工場)と車体(東富士工場→宮城大衡工場)の工場が従来より劇的に近くなることになった。
  3. ^ ただし、上級グレードの「匠(たくみ)」でもハイグレードタクシーとはみなされない。
  4. ^ a b スチールホイールのみオプションで185/60R15タイヤの設定もあるが、(いわゆるタクシーラジアルではないため)耐摩耗性は一般乗用車並みであるとしている。また、車高アップパッケージを適用した場合は185/65R15タイヤのみである。
  5. ^ a b c いずれのホイール[18]も15×5.5Jで、PCD数(114.3)やオフセット(+45mm)等含めクラウンGパケ系[19]の15インチホイール(なお、クラウンGパケ系において装着されるタイヤは195/65R15タイヤ)と同じ。ただし、ジャパンタクシーのホイールキャップはクラウンGパケ系のホイールには無加工では装着不可(逆も(センターキャップを除き)同様)[要検証]
  6. ^ 2022年5月改良でデザインが小変更されている。
  7. ^ さらに、チェッカーキャブ東京無線加盟事業者のように深藍の車体に帯(チェッカーキャブおよび東京無線の場合市松模様の帯)を巻いている場合、オリ・パラのロゴのある後席側両ドアには帯が貼り付けられていない。ただし、一部の事業者にオリ・パラのラッピングを避けるように張り付けていたり、オリ・パラのロゴだけ避ける(ラッピングのロゴの両端までかかっている)ように貼っている個体も存在する。
  8. ^ 事業者によっては広告ラッピングをロゴラッピングのサイズにしたものを貼り付けていることもある。
  9. ^ ただし、後述の通り制度改正を前に先行してスロープを300kg対応にするマイナーチェンジを受けており、そのマイナーチェンジを受けた1月より実際の制度改正となる3月31日頃までにかけて納車ないし発注された車両に関しては300kg対応スロープでありながら緑色シールが貼り付けられている車両が存在する。褪色時に貼りかえる場合、引き続き緑色シールで貼りかえるか、ピンク色のシールに貼りかえるかは事業者判断による。
  10. ^ 東個協は2022年(令和4年)4月より黒色の車両を認めるようになるまで、白い車体にストライプを入れる必要があったため。
  11. ^ なお、上部は塗り替えていないため同社の在来車とは色合いが異なっている(在来車はダークグリーン、本車種は深藍のまま)。また、車体の各表記については色のみペパーミントグリーン車に準拠(オレンジ色の文字)しフォントおよび内容は同社のG車両(黒塗り車)に準拠したもの(明朝体・セリフ体による「GREEN CAB」「TAXI xxxx」(xxxxは無線番号)など)となっている。
  12. ^ 神奈川県内の営業所に所属する車両のみ。
  13. ^ なお、フロントバンパーの車体色に関わらず黒い部分の一部も緑色に塗られている一方、Aピラーは緑で塗装されていない。
  14. ^ なお、リアハッチバックに設置する場合、バックドアそのものに設置するとバックドア破損時に破損の程度にかかわらず設置を配線からし直す必要がある場合が多いため、実際には車体側の後端部に設置されることが多い。
  15. ^ ドア開閉中にスイッチから手を離すと、ドアは途中で止まる。
  16. ^ なお、OBD2端子に特殊な機材を接続して設定することでスイッチを一度だけ操作するように変更可能。
  17. ^ 運転席のスイッチ切り替えで手動での操作も可能。
  18. ^ 正確にはドア自体の開閉速度だけではなく、運転席のスイッチを操作した際のタイムラグも削減されている(スイッチを引いて開く、あるいはスイッチを押して閉じる際に実際に開閉が始まるまでの時間および開閉時の減速が約1〜1.5秒である)[31]。改良前の車両に関しても変更することが可能となっている[31]
  19. ^ 2021年5月10日の改良において運転席のみ合成皮革+中央をニットファブリック素材の切り替えに改良された。
  20. ^ 2021年5月10日の改良においてナノイーXに更新された。
  21. ^ ただし、クラウンGパケ系はトルクコンバータ式4速ATであるためレンジ配置はP-R-N-D-2-Lとなっているが、本車種ではTHS IIによる無段階変速機のためP-R-N-D-Bとなっている。
  22. ^ 初代プリウスはストレート式ではあるがコラムシフトである。他にハイブリッド専用車で唯一となるシフトレバー形式を採用する例には初代アクアがゲート式フロアシフトを採用しているというものがあった(ただし、ハイブリッド専用車以外ではゲート式の採用は一般的であったほか、2代目からはプリウス同様の小型レバーに変更されている)。なお、本車種のようなストレート式シフトレバーは逆に3代目のシエンタに一部のグレードを除き採用された。
  23. ^ 回転させるキーが車両とペアリングされる必要がある。
  24. ^ WLTCモード燃費表記は2020年1月以降。なお、JC08モード燃費の数値が変更されていないことから表記前の車両のWLTCモード燃費も同値と推測できる。
  25. ^ 2019年5月の改元に伴い、同年4月より「2020年度燃費基準+30%」に表記変更されている。
  26. ^ 排ガス規制DAA-代の場合。こちら単独のタクシー用車両初達成はクラウンGパケ系ですでになされている(ただしこちらはハイブリッド車ではないため排ガス規制DBA-代である)。排ガス規制6AA-代からは「平成30年排ガス基準75%低減」となっており、こちらはタクシー用車両初である。
  27. ^ なお、改良型搭載前の車両も有償にてアップグレードに対応している[40]
  28. ^ a b シートヒーターおよびサーキュレーター(扇風機)は前列側にあるそれぞれの主電源スイッチが入ってるときのみ使用可能。また、主に乗客から勘違いされやすい点として、サーキュレーター(扇風機)は前列側の冷気を後列側に送って循環させるものであり、エアコンそのものではない
  29. ^ ガスを充填する際、吐出側より受け入れ側が冷えている方が効率よく(多く)充填することができる。
  30. ^ 取扱説明書上では夏・冬では使うよう明記されている。
  31. ^ 値が小さいほど加速性能に優れる。
  32. ^ 値が大きいほど加速性能に優れる。
  33. ^ なお、本車種の数値はベースとなったシエンタのハイブリッド車(13.80kg/PS(72.46PS/t))より悪化している。これは本車種の方が車両重量が重いのにシステム出力は同値であるためである。ただし、主要な客先であるタクシー業界がガソリン車の導入を増やしているのにも関わらず、LPGに固執した結果、シエンタ等通常のガソリンハイブリッドに比べて必要なLPGタンクやクーラーといった装備品が増え、重量が増加したためである。それ以外にもタクシー業務用途として開発されているため、サスペンションがシエンタより耐久性向上のため強化されており、このあたりも重量増加の一因となっている。
  34. ^ トヨタでは他車種での採用例は3代目センチュリー(UWG60型)やプリウスαプロボックスおよびサクシード(いわゆるプロサク)のハイブリッド仕様車の一部などが採用している。
  35. ^ タイヤの径が小さい方が同じ距離を進む場合に回転数が増える。
  36. ^ a b ごく一部の事業者では標準タイヤをスペアタイヤのスペースに格納していることもあるが、その場合厚みがあるためトランク内の容量が減る。
  37. ^ ウインカーレバーから移設されたのは道路運送車両法の改正(レバーとの併設が認められなくなったため)によるもの。決まった場所にありさえすればよいので、一般的な車種のように中央のセンターパネルに設置する等、改善の余地はある。なお、バス・トラック等の大型車も法改正により同様にレバーからの移設を余儀なくされたが、センターパネルに移設された例が多い。
  38. ^ クラウンGパケ系と同タイプの自動ドアの器具を設置した他車種ではチャイルドロックがあっても開閉できる。ただし、スマートエントリーのある車種ですべてのドアを施錠状態で自動ドアを閉扉した場合、自動で解錠される。これを防ぐにはいずれかひとつのドアだけ解錠しておく必要がある。
  39. ^ 2022年にモデルチェンジした3代目シエンタではリフト付き、スロープ付きなど3種類の福祉車両が用意されているが、いずれも後部ハッチバックドアから乗降する仕様である。
  40. ^ ジャパンタクシーは電動スライドドアのため、スライドレールの収納スペースとの干渉から、車椅子用のスロープをフロアに内蔵できなかった可能性が考えられる。
  41. ^ この中には日産・リーフなどの電気自動車も含まれるが、電気自動車はジャパンタクシーよりも高価なため、ジャパンタクシーと競合しているのは同じトヨタのシエンタやプリウスと見られる。

出典

  1. ^ 日本LPガス団体協議会. “LPガス読本(令和3年3月第6版) 第4章 世界に広がるLPG車”. 日本LPガス団体協議会. 日本LPガス団体協議会. 2023年5月28日閲覧。
  2. ^ TOYOTA、第43回東京モーターショー2013に、燃料電池自動車、直感で通じ合える未来の愛車、次世代タクシーなど未来のモビリティライフを提案するコンセプトカーを出展』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2013年11月5日https://global.toyota/jp/detail/1671614/2017年10月24日閲覧 
  3. ^ 標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定型式一覧 国土交通省自動車局旅客課
  4. ^ a b c JPN TAXIの車いす乗降改善対応について - トヨタ自動車株式会社
  5. ^ a b c d トヨタJPNタクシー、車いすに優しく 五輪へカイゼン - 朝日新聞
  6. ^ “トヨタ自動車東日本、東富士工場を2020年末までに閉鎖へ”. レスポンス. (2018年7月23日). https://response.jp/article/2018/07/23/312196.html 2018年10月7日閲覧。 
  7. ^ “トヨタ東日本、東富士工場の400人退職”. 日経電子版(有料会員限定記事) (日本経済新聞). (2020年11月25日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66620050V21C20A1L01000/ 2020年12月9日閲覧。 
  8. ^ トヨタ自動車「第43回東京モーターショー2013に『JPN TAXI Concept』を出展」
  9. ^ トヨタ自動車「次世代タクシーの概要を公表」
  10. ^ トヨタ自動車「新型車JPN TAXIを発売」
  11. ^ オートカラーアウォード2018公式サイト
  12. ^ トヨタ自動車「JPN TAXIの車いす乗降改善対応について」
  13. ^ トヨタ自動車「JPN TAXIを一部改良」
  14. ^ Carview「2021年5月 一部改良モデル」
  15. ^ Car Watch「トヨタ、『JPN TAXI』を一部改良 抗菌シートやアシストグリップを採用」
  16. ^ オートックワン車種別カタログ
  17. ^ トヨタ自動車「JPN TAXIを一部改良」(2025年6月2日)
  18. ^ ジャパン タクシーのホイールサイズ[DAA-NTP10-AHXGN 2WD・匠(たくみ)・CVT - Spec Tank]
  19. ^ クラウンGパケのホイールサイズ[DBA-TSS11-BEPFC SG・4AT - Spec Tank]
  20. ^ 日本のタクシーはジャパンタクシーだらけになるのか?【藤井真治のフォーカス・オン】”. response.jp (2019年6月21日). 2020年12月17日閲覧。
  21. ^ 2019年 JPN TAXI(バン仕様)カタログ - 自動車カタログ トヨタ商用車(国内) | MUUSEO”. ミューゼオ(MUUSEO). 2020年11月25日閲覧。
  22. ^ a b 世界唯一「明治仕様JPNタクシー」!! クルマ好きカップルならぜひ乗りたい? 「いい夫婦」が増え続けることを願った究極カスタマイズ車両に迫る”. 自動車情報誌「ベストカー」 (2025年8月2日). 2025年9月21日閲覧。
  23. ^ カラーバリエーション
  24. ^ トヨタ、22年ぶり新型タクシー 車体3色のみ「東京五輪おもてなし世界一に」 - 産経WEST、2017年10月24日
  25. ^ 例:次世代型ユニバーサルデザイン JPN TAXI(ジャパンタクシー)登場岡山交通)、ジャパンタクシー兄弟。(川口自動車交通、2018年6月9日)
  26. ^ グリーンキャブ、タクシー車両を〝元の色〟へ オリ・パラ終了受けペパーミントに衣替え|自動車流通・新車ディーラー|紙面記事”. 日刊自動車新聞 電子版. 2021年11月26日閲覧。
  27. ^ 日の丸交通公式X”. 2025年4月18日閲覧。
  28. ^ 国産自動車公式X”. 2025年4月18日閲覧。
  29. ^ ただいま街で増殖中! 新型タクシーの素顔に迫るWebCG2018年2月9日
  30. ^ a b 株式会社インプレス (2019年2月20日). “アカザーの車いす乗降装置を改良した新型「ジャパンタクシー」をチェックしてみた”. Car Watch. 2025年9月21日閲覧。
  31. ^ a b ジャパタクのドアの閉まる速度が変わってます | mzsn.Member's Blog - 宮園身障二種免協会 (2019年6月18日)
  32. ^ トヨタ自動車. “トヨタ ジャパンタクシー - 燃費・経済性 - 経済性 - トヨタ自動車WEBサイト”. トヨタ自動車. トヨタ自動車. 2023年5月28日閲覧。
  33. ^ 薫風の風走る爽やかkmタクシー“もえぎ色” 幸せが見えるミラクルミラー ドライバーのストレス解放、左折時の安全確保“東京の景色が変わる。タクシードライバーの視界が変わる。” kmGオートアシストがTOYOTA JPNTAXI専用 「ミラクルミラー」の実証実験を開始”. 国際自動車 (2022年5月26日). 2023年3月13日閲覧。
  34. ^ “東京の景色を変えた。タクシードライバーの視界を変えた。”kmGオートアシストがTOYOTA JPNTAXI専用「ミラクルミラー」一般販売を開始!”. kmGオートアシスト (2022年5月26日). 2023年3月13日閲覧。
  35. ^ ガズー編集部 (2018年7月21日). “ガソリンスタンドとどう違う? LPGを補給する「オートガススタンド」”. ガズー. トヨタ自動車. 2023年5月27日閲覧。
  36. ^ トヨタ自動車 (2013年11月5日). “TOYOTA、第43回東京モーターショー2013に、燃料電池自動車、直感で通じ合える未来の愛車、次世代タクシーなど未来のモビリティライフを提案するコンセプトカーを出展 - トヨタグローバルニュースルーム”. トヨタグローバルニュースルーム. トヨタ自動車. 2023年5月28日閲覧。
  37. ^ a b c 小林敦史 (2020年8月1日). “JPNタクシーに強力なライバル登場!! なんとベース車はシエンタだった!!”. ベストカーWeb. 講談社. 2023年5月28日閲覧。
  38. ^ 深田昌之 (2016年12月19日). “トヨタが本気で作った“1.5リッターLPGハイブリッド”搭載の「次世代タクシー」撮影会”. Car Watch. インプレス. 2023年5月28日閲覧。
  39. ^ TOYOTA、アクアに歩行者も検知する「Toyota Safety Sense」を採用』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2018年4月3日https://newsroom.toyota.co.jp/jp/toyota/21939068.html 
  40. ^ 既販売車のToyota Safety Sense、機能アップグレードを開始』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年9月10日https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/33670203.html 
  41. ^ a b 国交省-LPガス乗用車燃費 クラウンGパケ
  42. ^ a b 国交省 LPガス乗用車燃費 ジャパンタクシー(注意:エクセルデータのリンク)
  43. ^ 佐々木香理 (2018年11月30日). “UDタクシー相次ぐ車いす拒否 トヨタに改善求め1万2000人署名”. 東京新聞 (中日新聞社). オリジナルの2018年11月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20181130212218/https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018113002000126.html 2019年3月9日閲覧。 
  44. ^ a b 工藤正晃 (2019年2月18日). “バリアフリー、便利でなきゃ ジャパンタクシーの教訓”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40854290U9A200C1000001/ 2019年3月9日閲覧。 
  45. ^ トヨタ ジャパンタクシー | 室内・インテリア | 室内空間・室内装備 | トヨタ自動車WEBサイト”. toyota.jp. 2023年11月2日閲覧。
  46. ^ 畑中秀哉 (2019年2月9日). “タクシー専用車“改良版”にみたトヨタの真骨頂と課題”. 報道部畑中デスクの独り言 (ニッポン放送). https://news.1242.com/article/167680 2019年3月9日閲覧。 
  47. ^ ジャパンタクシー 車いす乗車5分で出発 ~ スロープ対策~ 神奈川トヨタ方式 - YouTube - 神奈川トヨタ自動車
  48. ^ a b c 【JPN TAXI】タクシードライバーによる車いすの乗車 一部改良車両(2019年3月以降) - YouTube - トヨタ自動車
  49. ^ トヨタ自動車. “トヨタ シエンタ ウェルキャブ(福祉車両)車いす仕様車 トヨタ自動車WEBサイト”. トヨタ自動車. トヨタ自動車. 2023年5月27日閲覧。
  50. ^ トヨタ自動車 (2022年8月23日). “【ウェルキャブ】シエンタ 車いす仕様車 タイプⅠ”. YouTube. トヨタ自動車. 2023年5月29日閲覧。
  51. ^ a b 神領 貢(マガジンX編集長) (2023年4月13日). “JPN TAXI不具合で全タク連がトヨタ自動車に要望書を送る_MAGX NEWS”. MAGX NEWS. ムックハウス. 2023年5月28日閲覧。
  52. ^ 東京交通新聞 (2023年3月13日). “本紙の主なニュース(2023年3月13日)”. 東京交通新聞. 東京交通新聞. 2023年5月28日閲覧。
  53. ^ a b 国土交通省 (2023年4月18日). “大臣会見:斉藤大臣会見要旨 国土交通省”. 国土交通省 大臣会見. 国土交通省. 2023年5月28日閲覧。
  54. ^ a b 小林敦志 (2020年10月15日). “JPNタクシーの普及に暗雲! いま「シエンタ」や「カムリ」のタクシーが増えているワケ”. WebCARトップ. 交通タイムス社. 2023年5月29日閲覧。
  55. ^ 遠藤イヅル (2022年11月24日). “専用車「JPN TAXI」あるのになぜ? コンパクトミニバン「シエンタ」にタクシー仕様「じわじわ」増殖中の謎”. くるまのニュース. メディア・ヴァーグ. 2023年5月29日閲覧。
  56. ^ a b 小林敦志 (2021年1月3日). “LPGスタンド減少でタクシー業者が注目する「e-POWER」! 日産「アルメーラ」にかかる期待とは”. WebCARトップ. 交通タイムス社. 2023-05-57閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。(説明
  57. ^ 前田倫之 (2022年11月8日). “給油に往復1時間…タクシー悩ますLPGスタンド「過疎化」の波”. 西日本新聞. 西日本新聞. 2023年5月28日閲覧。
  58. ^ 全国LPガス協会 (2021年3月26日). “LPガス業界の現況について”. 全国LPガス協会. 全国LPガス協会. 2023年5月27日閲覧。
  59. ^ 全国ハイヤー・タクシー連合会. “全国の事業者数および車両数の推移”. 全国ハイヤー・タクシー連合会. 全国ハイヤー・タクシー連合会. 2023年5月27日閲覧。
  60. ^ ケイテック株式会社 (2023年2月16日). “シエンタ(10系) LPG-HYBRID KIT”. ケイテック株式会社. 2023年5月29日閲覧。
  61. ^ a b c 諸星陽一 (2023年4月3日). “『JPNタクシー』がタイを走る日も近い? 実現度が高そうな理由…バンコクモーターショー2023”. レスポンス. イード. 2023年5月27日閲覧。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トヨタ・ジャパンタクシー」の関連用語

トヨタ・ジャパンタクシーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トヨタ・ジャパンタクシーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2025 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトヨタ・ジャパンタクシー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS