トヨタ・デリボーイとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > > トヨタの車種 > トヨタ・デリボーイの意味・解説 

トヨタ・デリボーイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 07:41 UTC 版)

デリボーイDeliboy)は、トヨタ自動車が製造・販売をしていた小型貨物自動車である。

概要

デリボーイ
KXC10V/CXC10V
概要
製造国 日本
販売期間 1989–1995年
ボディ
乗車定員 2-5名
ボディタイプ 3ドアバン
エンジン位置 フロント(ボンネット)
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 1.5L 直4 OHV ガソリン
2.0L 直4 SOHC ディーゼル
変速機 3(ガソリン)/4(ディーゼル)AT
5MT
サスペンション
トーションビーム
リーフスプリング
車両寸法
ホイールベース 2,500mm
全長 4,385mm
全幅 1,650mm
全高 1,985mm
車両重量 1,200-1,250kg
最大積載量 600kg
テンプレートを表示

「日本初の大衆クラスのウォークスルーバン」と謳い、既存の途上国市場向け車種の3代目キジャンをベースに開発され、当時のトヨタオート店から発売された。既に発売されていたクイックデリバリーの縮小版といった趣きで、右側がヒンジドア、左側がスライドドア、後部ドアが観音開きのウォークスルーバンである。

主に配送や移動販売車などに使われた。トランスミッションはコラム5速MTとコラム3速 (1500cc) / 4速 (2000ccディーゼル) ATがあった。エンジンは1500ガソリン5K-Jと2000ディーゼル2C-IIIであり、駆動方式はFRのみで4WDの設定は無かった。基本としてライトエーストラックなど、1トン積み商用車の流用部品で構成されている。車体設計の一部と生産はアラコに委託されていた。

業務用としての活躍は殆ど見られなくなったが、製造中止から25年以上経った現在もトランスポーターや独特の雰囲気からかカスタムカーのベース車として人気がある。グレードは乗車定員と内装の違いで、2人乗りが201と202、5人乗りに501と502があった。パワーウインドウは設定されていない。助手席は折り畳み式、後部座席は左右非対称分割式となり、右側が2人掛けベンチシートと左側シートは側面に折り畳み式を採用していた。荷室の窓もグレードにより有無がある。

セミキャブオーバーのため、キャブオーバーよりも必然的にスペース効率が悪い、ドア枚数が少ない、助手席が質素過ぎた等が生産中止・販売不振の原因として挙げられる。

2022年8月19日公開の日本映画バイオレンスアクション』(主演:橋本環奈)ではトヨタ・プロボックスと共に登場する[1]

歴史

型式 KXC10V/CXC10V型(1989年 - 1995年)

販売店

脚注

  1. ^ バイオレンスアクション の映画情報”. Yahoo!映画. 2022年10月18日閲覧。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トヨタ・デリボーイ」の関連用語

トヨタ・デリボーイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トヨタ・デリボーイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトヨタ・デリボーイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS