トヨタ・GRヤリス
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GRヤリス(ジーアールヤリス、GR YARIS)は、トヨタ自動車が生産しているハッチバッククーペ型のスポーツカーである。
注釈
- ^ 当時のWRカーは骨格以外はほぼ一切市販車の部品を用いていなかったが、その骨格は重さ・重心・空力・ボディ剛性などに大きな影響を及ぼしていた。
- ^ のちの市販化に際し、GRヤリス「RS」と命名された。
- ^ グループAの公認条件は「直接的なモデルは2,500台、車種全体で25,000台を12ヶ月間に生産」であるため、もし同一ファミリーとして認められていれば2,500台の生産で済んだ。
- ^ いずれも2022年10月の一部改良でMT車を廃止。
- ^ WRCドライバーに4日間スノーおよびグラベルでテストドライブさせた結果、スポーツモードの30:70は車を縦に使うオイット・タナクが、トラックモードの50:50は車を横に使うヤリ=マティ・ラトバラがそれぞれ好みだとコメントしている。またタナックは、他のドライバーとは違いスポーツモードで最速であったという。
- ^ ここで言う塗装とはED塗装すら行われていない鉄板剥き出し状態のこと。車両購入時にカスタマイズの一環として塗装をしてもらう前提のためである。メーカーオプションでED塗装が選択できるほか、納車時に各販売店にて塗装することも可能。トヨタはすぐに錆びてしまう為早急に色を塗ることを強く推奨している。
- ^ 前輪駆動故にリアゲート部分の「GR-FOUR」エンブレムがRZ/RCグレードと違い装着されていない。また、ストラットタワーバー取り付け用のアンカーボルトが削除されている。
- ^ 本機能はパワートレーンを流用する「ヤリス(5ドアハッチバック)」のCVT搭載車には採用されておらず、GRヤリス「RS」専用の変速システムとなる。
- ^ 届出上等では『GRヤリスGRMN』の名称となる[26]。
- ^ グループAのホモロゲ―ションを取得する為に開発された車だが、連続12ヵ月以内で25,000台以上という規定台数を達成したのは2021年で、ホモロゲーション申請はその後となった。過去には2001年にランサーエボリューションがランサーの派生として認められず25,000台生産を要求され、ランサーセディアを「ランサーエボリューション」としてWRカー化した三菱自動車の事例がある。なおラリー1規定では最低生産台数の規定は無い。
出典
- ^ “トヨタGRヤリスの396万円はバーゲンプライスだ!「GRヤリス」と「ヤリス」はまったく別のクルマだ”. モーターファン (2020年1月24日). 2020年3月10日閲覧。
- ^ GRヤリスがクルマ好きを魅了する理由とは? 発表2週間で約2000台の受注!? ベストカーweb 2020年2月13日
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- ^ トヨタ『GRヤリス』、英国カーオブザイヤー2021 を受賞
- ^ 『トヨタとKINTO、「人に寄り添って進化するクルマ」に挑戦-GRヤリス“モリゾウセレクション”をKINTO限定で取扱い開始-』(プレスリリース)トヨタ自動車・KINTO(2社連名)、2021年6月7日 。
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- ^ “WRC:トヨタ、2021年の新型ラリーカー投入を見送り。チームはテストで活動再開”. autosport web (2020年6月15日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ GRヤリスを購入して1年、その総括と気になるホモロゲ取得はどうなった!?
- ^ 勝田貴元、2022年もWRCフル参戦へ。GRヤリスWRCラリー1で挑む来季を「心待ちにしている」 - オートスポーツ・2021年10月29日
- ^ レッキ最終日。スタートに向け準備が進むサービスパーク - RALLY+.NET 2022年11月9日
- ^ “TOYOTA GAZOO Racing、GRヤリス・ラリー2のホモロゲ取得を発表。WRC開幕には4チーム出場へ”. autosport web. (2024年1月4日)
- ^ “全日本ラリーカムイ:勝田範彦/木村裕介のGRヤリスが接戦を制し今季初勝利”. Rally Plus.net (2021年7月8日). 2021年7月10日閲覧。
- ^ “トヨタGRヤリスAP4のハリー・ベイツがラリークイーンズランドで完勝、開幕2連勝”. Rally Plus.net (2021年5月26日). 2021年7月10日閲覧。
- ^ トヨタ・イタリアがGRヤリスのワンメイクラリーシリーズを創設。専用キットを開発
- ^ 全日本ラリー丹後:JN5クラスの天野智之はGRヤリスRSを投入
- ^ 全日本ラリー久万高原:競技初日は1.8秒差で福永修がリード
- ^ セントラルラリー:初日を終えて首位勝田範彦と2番手新井大輝が7.7秒差の接戦
- ^ 全日本ラリー新城:初日の3SSを制したコバライネンがトップ
- ^ 全日本ラリー北海道:勝田範彦が今シーズン2勝目、JN-1クラスのチャンピオンはヘイキ・コバライネンに
- ^ 「スーパー耐久仕様のGRヤリスに見る最先端メーカーチューニング!」市販化待ったなしのパーツも多数装備!?Carview! 2021年7月10日閲覧
- ^ “富士24時間:GRヤリスがデビューウイン!「すべてのスタッフに感謝」モリゾウも喜び”. autosport web (2020年9月6日). 2020年9月12日閲覧。
- ^ “トヨタ、液体水素エンジンGRカローラのスーパー耐久開幕戦鈴鹿欠場を発表 代替車両はGRヤリスに”. Car Watch (2023年3月15日). 2023年3月16日閲覧。
- ^ “レースでAT!? GRヤリスDAT、スーパー耐久でデビュー”. GAZOO.com (2023年9月15日). 2023年10月11日閲覧。
- ^ “車名の由来について”. トヨタ自動車株式会社. 2021年1月12日閲覧。
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