ラリー・オーストラリアとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ラリー・オーストラリアの意味・解説 

ラリー・オーストラリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/16 00:48 UTC 版)

ラリー・オーストラリア(Rally Australia)はオーストラリアで開催される世界ラリー選手権 (WRC) のイベント。当初はアジアパシフィックラリー選手権 (APRC) の一戦であったが、1988年からWRCのカレンダーに加わった。

特徴

以前は西オーストラリア州の州都パースを拠点としていたが、財政的理由により2007年・2008年の開催をキャンセル。2009年より東部のニュー・サウス・ウェールズ州に移動して再開された[1]。2009年から2013年まではWRCのローテーション制によりラリー・ニュージーランドとの交互開催となり、奇数年に開催された。

再開後の拠点はシドニーブリスベンの中間にある観光都市コフスハーバー。コースは赤土のグラベルロード。ドライでは砂埃がひどく、ウェットでは泥だらけでスタックしやすい。西海岸時代は固い地盤の上にボールベアリングのような石粒が転がり、路面が非常に滑りやすかった[2]。東海岸はラリー・ニュージーランドのような固い路面で、アベレージスピードも高め。

2019年は東海岸の大規模な森林火災の影響で開催直前に中止となった[3]

歴代優勝者

2006年のグラベルコース
優勝者 車輌
ドライバー コ・ドライバー
1988年 イングバー・カールソン パー・カールソン マツダ・323 4WD
1989年 ユハ・カンクネン ユハ・ピロネン トヨタ・セリカGT-FOUR
1990年 ランチア・デルタHFインテグラーレ 16V
1991年
1992年 ディディエ・オリオール ベルナール・オセッリ ランチア・デルタHFインテグラーレ
1993年 ユハ・カンクネン ニッキー・グリスト トヨタ・セリカターボ4WD
1994年 コリン・マクレー デレック・リンガー スバル・インプレッサ555
1995年 ケネス・エリクソン スタファン・パルマンダー 三菱・ランサーエボリューションIII
1996年 トミ・マキネン セッポ・ハルヤンヌ
1997年 コリン・マクレー ニッキー・グリスト スバル・インプレッサWRC
1998年 トミ・マキネン リスト・マニセンマキ 三菱・ランサーエボリューションV
1999年 リチャード・バーンズ ロバート・レイド スバル・インプレッサWRC
2000年 マーカス・グロンホルム ティモ・ラウティアイネン プジョー・206WRC
2001年
2002年
2003年 ペター・ソルベルグ フィル・ミルズ スバル・インプレッサWRC
2004年 セバスチャン・ローブ ダニエル・エレナ シトロエン・クサラWRC
2005年 フランソワ・デュバル スヴェン・スミーツ
2006年 ミッコ・ヒルボネン ヤルモ・レーティネン フォード・フォーカスWRC
2009年
2011年
2013年 セバスチャン・オジェ ジュリアン・イングラシア フォルクスワーゲン・ポロ R WRC
2014年
2015年
2016年 アンドレアス・ミケルセン アンデルス・イエガー
2017年 ティエリー・ヌービル ニコラ・ジルソウル ヒュンダイ・i20クーペ WRC
2018年 ヤリ=マティ・ラトバラ ミイカ・アンティラ トヨタ・ヤリスWRC
2019年 中止

† 1994年はFIA2リッターワールドカップ (W2L) として開催。

脚注

  1. ^ 福井敏雄 "2013年WRC第10戦オーストラリアクラシックラリーの故郷に里帰り". J SPORT.(2013年9月3日)2013年12月10日閲覧。
  2. ^ "ラリー・オーストラリア名物、魅惑の「ボールベアリング・ロード」 Letter from SWRT". SUBARUモータースポーツ.(2004年11月14日)2013年12月10日閲覧。
  3. ^ WRCの2019年最終戦オーストラリアは開催中止。発生中の大規模森林火災が要因”. autosport web (2019年11月12日). 2019年11月12日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラリー・オーストラリア」の関連用語

ラリー・オーストラリアのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラリー・オーストラリアのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラリー・オーストラリア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS