コ・ドライバーとの相性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 21:48 UTC 版)
「フランソワ・デルクール」の記事における「コ・ドライバーとの相性」の解説
デルクールのコ・ドライバー(ナビ)は、下積み時代(フォード・ワークスに加入した1991年いっぱいまで)の(恋人でもあった)アンヌ=シャンタル・パウエルを経て、以後長年にわたってダニエル・グラタループが担当してきた(1995年のみ女性コ・ドライバーのキャシー・フランソワが担当)。しかし、三菱時代の2002年、ラリー・オーストラリアでのクラッシュでグラタループが重傷を負ったため、コンビを解消することとなった。デルクール自身はクラッシュにおいてあまり負傷することがなかった。グラタループはその後シトロエンワークスでチームコーディネーターを務めた。 前述の2002年ラリー・オーストラリアで負傷したダニエル・グラタループに代わって、ドミニク・サビニョーニが次戦のラリー・グレートブリテンでコ・ドライバーを務めた。そのラリーではペースノート読み上げの遅れが生じ、クラッシュしリタイアとなった。クラッシュ直後に不満が爆発し、「10回遅い! 100回遅い!」とコ・ドライバーに怒鳴る彼の姿が車内カメラ映像を通じて全世界に配信された。後にデルクールは「グレートブリテンのコースは他所とは違うってことを前もって言っておけばよかった」と反省した。 その後、2011年(IRC)、2012年(WRC)のラリー・モンテカルロにスポット参戦した際には、再びドミニク・サビニョーニとコンビを組み、2年連続で入賞した。2012年の参戦の際は、この大会がサビニョーニの引退ラリーであったため、最終SSのドライブをサビニョーニに行わせ、彼の引退に花を添えた。そしてデルクールはルーマニア選手権に参戦するためになんと引退したサビニョーニを起用した。デルクールはなんとかサビニョーニを説得し見事コンビ復活となった。
※この「コ・ドライバーとの相性」の解説は、「フランソワ・デルクール」の解説の一部です。
「コ・ドライバーとの相性」を含む「フランソワ・デルクール」の記事については、「フランソワ・デルクール」の概要を参照ください。
- コ・ドライバーとの相性のページへのリンク