2017年シーズン - WRC初参戦
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「カッレ・ロバンペラ」の記事における「2017年シーズン - WRC初参戦」の解説
2017年1月、フィンランドのモータスポーツ協会(AKKモータスポーツ)は、当時16歳のロバンペラにフィンランド国内におけるラリー競技ならびにフィンランド・ラリー選手権への参加を特別に許可した。 2017年2月、ロバンペラはミッケリで行われたラリーに参戦し、フィンランド・ラリー選手権にデビューした。このラリーでロバンペラはタイヤのパンクに見舞われたものの、最終的に2位のテーム・アスンマーに10.7秒差をつけて優勝した。ロバンペラは6月のコウヴォラでのラリーにおいてフィンランド選手権2勝目を挙げた。 2017年、ロバンペラはラトビア・イタリア・フィンランドの3カ国の国内ラリー選手権に参戦した。ラトビアとフィンランドの選手権ではトニ・ガルデマイスターのチームでシュコダ・ファビアR5をドライブし、イタリア選手権ではプジョー・208T16をドライブした。ラトビア選手権の最初の2戦でロバンペラは優勝し、第3戦でも2位に入ったが、イタリア選手権では目立った活躍ができなかった。 2017年6月、フィンランド交通安全局(TRAFI)はロバンペラに17歳の時点で運転免許を取得できるよう特別許可を与えた。(通常フィンランドでは運転免許が取得できる年齢は18歳と定められている)17歳の誕生日の翌日である10月2日、ロバンペラは義務づけられている運転技能試験に合格し、運転免許を取得した。(学科教習は事前に終えていた)運転免許の取得により、ロバンペラは世界ラリー選手権(WRC)に参戦できるようになった。 ロバンペラは10月上旬にラトビアで行われたラリー・リエパーヤで2位となったが、このラリーはラトビア国内選手権の1戦であるのと同時に、2017年ヨーロッパラリー選手権のシーズン最終戦でもあり、ロバンペラにとってヨーロッパ選手権のデビュー戦となった。ロバンペラは2017年のラトビア・ラリー選手権オープンクラスで総合優勝し、2年連続でタイトルを獲得した。 ロバンペラは2017年10月のウェールズ・ラリーGBでWRCイベントへの初参戦を果たした。このラリーGBと11月のラリー・オーストラリアで、ロバンペラはWRC-2クラスに参戦し、Mスポーツのフォード・フィエスタR5をドライブした。ラリー・オーストラリアのWRC-2クラスはロバンペラ1台のみの参戦となったため、ラリーを完走したロバンペラはクラス優勝を果たすこととなったほか、最終的な総合成績でも10位に入り、1ポイントを獲得した。
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