キプロスラリー
中東とヨーロッパの中間に位置するキプロスではこれまでヨーロッパ選手権と中東選手権が行われてきたが、2000年にヨーロッパ選手権のキプロスラリーがWRC昇格を果たし、もっとも新しいラリーとして注目を集めた。気候がギリシャとよく似たキプロスだが、路面はギリシャほどラフではないもののアベレージスピードが極端に低い。00年は初年度にもかかわらず主催者のレベルも高く、評判もよかったが、01年以降はさらにラリーのレベルを上げ、オーガナイズは好評。
キプロス・ラリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 05:10 UTC 版)
キプロス・ラリー(Cyprus Rally)は、キプロスで開催される中東ラリー選手権(MERC)の中の一戦である。1970年からキプロス自動車協会が毎年開催[1]。1984年から1999年まではヨーロッパラリー選手権(ERC)、2000年から2006年までと2009年は世界ラリー選手権(WRC)、2010年から2012年まではインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)の一戦であった。現在は中東ラリー選手権とヨーロッパラリー選手権(ERC)としての開催になっている。
アクロポリス・ラリーと同じく埃が多く、大きな石や岩がたくさん転がるラフなグラベルコースで、またタイトなコーナーが多く直線距離が短いため、当時としてはWRC全体の中で、1番平均スピードの遅いラリーとして知られていたが、2009年のWRCよりグラベルとターマックのミックスイベントに変更された[2]。
主な優勝ドライバー
- 2000年:カルロス・サインツ
- 2001年:コリン・マクレー
- 2002年:マーカス・グロンホルム
- 2003年:ペター・ソルベルグ
- 2004年-2006年・2009年:セバスチャン・ローブ
- 2010年・2012年-2013年・2015年・2017年・2019年:ナサール・アルアティヤ
- 2011年:アンドレアス・ミケルセン
- 2014年:ヤジード・アル=ラジ
出典
- ^ “Cyprus Automobile Association”. CAA. 2008年3月30日閲覧。
- ^ "【ピレリジャパン】キプロス・ラリー:ユニークなミックスサーフェイスでの1戦". オートスポーツ.(2009年3月12日)2013年12月5日閲覧。
外部リンク
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