トヨタ・H8909
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トヨタ RHV P8.97 H8909 エンジン | |
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概要 | |
製造会社 | トヨタ自動車 |
生産 | 2016–現在 |
レイアウト | |
構成 | 90° V型6気筒 |
ブロック素材 | アルミニウム |
シリンダーヘッド素材 | アルミニウム |
動弁装置 | 24-バルブ (4バルブ/シリンダー), DOHC |
燃焼 | |
ターボチャージャー | ツインターボ |
燃料系統 | 直噴 |
燃料種別 |
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オイル系統 | ドライサンプ |
出力 | |
出力 | 367kw(500PS) |
トヨタ RHV P8.97 H8909エンジンとは、トヨタ自動車がLMP1クラスおよびLMHクラス向けに開発したV6ツインターボエンジンである。
TS050 HYBRIDとGR010 HYBRIDに搭載された。
TS050 HYBRID
競合に大きく後れを取った2015年シーズンを踏まえ、本来2017年シーズンに投入されるはずだった新型のV6ツインターボエンジンを前倒しでTS050 HYBRIDに搭載した[1]:23。THS-Rの一部として組み込まれ、共に搭載される蓄電池はスーパーキャパシタからリチウムイオン電池に変更された[1]:28-32。前後に搭載された運動エネルギー回生システム(ERS)の367 kWに加え、H8909単体で367 kWを出力する[1]:29。
エンジン排気量は2.4リッター[1]:25-26。2017年からは燃焼効率の向上を図ってプレチャンバー型燃焼室の技術を導入している[2]:52-53[3]:89。
GR010 HYBRID
LMH規定に則って開発されたGR010 HYBRIDにはTS050 HYBRIDに搭載されたものをベースに[要出典]3.5リッター化、バンク角は120度へ変更された[4]。なおレギュレーションで最高出力が制限されていることに加え、いわゆる性能調整(BoP)の存在もあり、プレチャンバー型燃焼室を導入するメリットがないとして燃焼室は通常タイプのものとなっている[4]。
脚注
- ^ a b c d 『TOYOTA TS050 HYBRIDのすべて』三栄、2019年。ISBN 9784779640179。
- ^ 『Motor Fan illustrated 特別編集 ル・マン/WECのテクノロジー 2017』三栄、2017年。 ISBN 9784779633270。
- ^ 「GR010 HYBRID」『Motor Fan illustrated』第173巻、三栄、2021年、 ISBN 9784779643354。
- ^ a b WECハイパーカーに注目/エンジン大好き世良耕太が選ぶ2024年に期待するモータースポーツマシン - オートスポーツ・2024年1月7日
関連項目
- トヨタ・H8909のページへのリンク