モノコック・ボディとは? わかりやすく解説

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モノコック‐ボディー【monocoque body】

読み方:ものこっくぼでぃー

自動車で、フレームがなく、それ自体外力受けもつ構造車体。フレームレスボディー。単体構造車体


モノコックボディ

モノコック構造は、もともと航空機始まり骨組み全体強度剛性持たせる代わりに、形をつくるのにどうしても必要な外側パネル必要最小限補強施して強度剛性もたせるもので、応力外皮構造ともいい、無駄がなく軽量化できる特徴をもつ。 
・この技術生かしてわが国最初モノコック構造のフレームレスリヤエンジンバスを完成させ、次いでスバル360にその技術適用し、さらに、その後乗用車系引き継いだ。 
当時は、トラック乗用車共同フレームの上に家を建てるように車体をつくる時代であったが、各部品の軽量化努力相まって、このモノコックボディを取り入れたすばる360は、軽くて強い車にまとまり、360CCで1Lに劣らない走りぶりを示した

保管場所:富士重工業株式会社スバル技術本部技術管理部(〒373-8555 群馬県太田市東本町10-1)

製作(製造)年:1958

製作者(社):富士重工業株式会社

資料種類:文献

現状:非公開

型式 / 製作
通称名:モノコックボディ

会社名:富士重工業

実車所在:スバルギャラリー(太田)

搭載車:スバル360

製作年:1958

設計者:室田公三

構造方式手段・方法:モノコック」の「モノ」は「単一の」という意味で、「コック」は卵などの殻を表し自動車車体卵の殻状をなしているのがモノコックボディであり、応力外皮構造ともいう。

機能作用:骨組み全体強度剛性持たせる代わりに、形をつくるのにどうしても必要な外側パネル必要最小限補強施して強度剛性持たせる

効果:無駄がなく軽量化できる。

特徴:丸い殻のものは強いという卵の殻原理応用したのがスバル360のモノコックボディで、車体重量が軽い上に室内スペース広く、その上捩れ撓みに対して充分な強度剛性得られる

参考文献:自動車技術会Vol.12, No.10, 1958、
富士重工30年史、
富士重工技術人間史スバル生んだ技術者たち



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