第2シリーズ / ミッション・ブルー
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「9番目のムサシ」の記事における「第2シリーズ / ミッション・ブルー」の解説
一ノ宮沙耶(いちのみや さや) 「MISSION1」で、小学4年生の時に母親が病死して以降、心を閉ざして自己憐憫に耽り、一年前、再婚して新しい家庭を持った父親と新しい母親との同居を拒んで過去にしがみついてマンションに残り一人暮らしを選ぶ。父親には生活費しか求めない。旧日本軍に命じられてプルトニウム239を作り出してしまった白河英二郎の曾孫。それを狙った南米の武器密輸組織「カシャサ」に狙われる。初対面の人間が理由もなく送迎などあり得ない現実が理解できず、警護する篠塚を同性の女性だとは知らずに恋して校門で学校中に見せびらかして全校の女子生徒の反発を買い、薫の想いを知る彼女の友人たちのイジメに遭い元からの孤立気味から深刻な孤立に陥るも周囲を蔑んでいい気味だと一人でいることを満喫していた。しかし、篠塚の性別を知って失恋し深く傷つき、天然ボケの篠塚が警護することのマイナス面を危惧したイックの依頼で心のケアに訪れた慎悟に諭される。事件解決後、曾祖父の屋敷に飾られた肖像画の母親の衣服が一度も着たことのないものだと気づき、それが篠塚の探し物の手がかりだとわかる。自ら不幸だと心を閉ざして大介や薫の心を踏みつけていた愚を悟り、気づかずにいた優しさを受け入れて生きることになる。 白河英二郎(しらかわ えいじろう) 沙耶の母方の曾祖父。高齢で病に倒れて入院するも意識不明の重体であり、いつ急変して他界するかわからぬ余命いくばくもない身。第二次世界大戦の末期、旧日本軍の命令で兵器開発を行う研究所の所長を務め、歓声の一歩手前で終戦を迎えた「プルトニウム239」は軍により国外に隠蔽されたが、関係者が老いや病などで他界する中で秘密を知る唯一の生き残りとなった。危険に巻き込むまいと妻と離婚して娘とも離れ離れになるが、沙耶の母親である孫が誕生し、いつ死ぬかわからぬ不安と肉親の情に負けて曾孫に莫大な財産を渡したいと願い、危険を顧みずに孫に名乗りを上げてしまったことで曾孫である沙耶が「カシャサ」に狙われる原因を作ってしまう。倒れる前、「UB」に曾孫・沙耶の警護と「プルトニウム239」の処分を依頼した。隠し場所を記した地図のマイクロチップを沙耶の亡き母に託し、彼女もまた一度も着ることもなくその衣服をタンスにしまっていたことから、詳細は知らないまでも沙耶の母親は大切に預かっていた模様。 宮崎大介(みやざき だいすけ) 沙耶の幼馴染。小学校のころから一緒で、母親の死以来、心を閉ざしクラスで孤立気味だった彼女を案じ続けていた。しかし、沙耶を苛める女生徒達に挑発されて思わず、篠塚の性別のことを口走って沙耶を傷つけてしまう。鈍感で、薫の自身に対する恋心に気づかない。 田島薫(たじま かおる) 大介に想いを寄せる少女。自身の想いに気づいて貰えず、嫉妬から沙耶に対する友人のイジメを見て見ぬ振りをしてしまうが、やはり間違っていると謝罪して沙耶と友人になった。沙耶と共に「SOF」に誘拐されてしまう。 カシャサ幹部 年配の男性。軍に所属していた若いころ、信頼する教官から「UB」が大使館占領事件を解決した経緯を聞かされており、「UB」が動いていると知った時点で「カシャサ」は終わりだと確信して内部告発に踏み切り、イックと対面して「UB」の保証を貰って引退すると伝え、余生はアメリカ在住の娘夫婦の許で孫と静かに暮らすことにした。 教官 組織を見限った幹部の軍時代の教官。特殊部隊の精鋭で怪我が原因で一線を退き、某国の大使館を占領したテロリストを一掃して人質を救出した「UB」の活躍を目撃した。 武田修一郎(たけだ しゅういちろう) 「MISSION2」で数年前の晩秋に起きた父親との和解に至る事件と、謎の少女「篠原桂」に想いを告げることなく一週間で終焉を迎えた初恋の日々を回想する。市立緑ヶ丘第一中学校に在籍してアウトロー気取りだった中3(15歳)のころ、去年日本に来たばかりの帰国子女でオッサンみたいな口調の変な転入生として中学校に潜入し、日本の学校での初めての任務に臨む濃紺のセーラー服を纏う14歳の篠原(篠塚)と知り合う。家庭を顧みない父親に反発して自身は愛されていないと思い込み、篠塚に恋していることを否定しようとするあまり誰もいない虚空に向かって叫んだり、傍目には奇行と映る言動が目立つ。殺されかけるも「UB」に保護された父親の持つ証拠のテープはそのままでは使えず、補正して完全にするまでの一週間を守ると告げられるが、父親に対する人質として狙われていると警告する篠塚を父親の手先だと拒絶して自暴自棄で喧嘩を吹っ掛けた三井たちを巻き添えにしてしまい、父・修をおびき寄せて殺害を企むナミリアの暗殺実行部隊に拉致される。殺されることを覚悟の上で駆けつけた父親の心情を知り、「UB」のエージェントであることを明かして敵を倒した篠塚に救われた。意地を張って恋心を認めようとしなかったため、そんな葛藤を知るには精神的に幼い鈍すぎる篠塚に気づいて貰えぬまま、任務終了により実行部隊を一掃した翌日に彼女が去ったことで失恋した。篠塚が去った後も頑なに否定し、三井に「とんでもない女に惚れたな」と言われても恋を認めようとしなかった。 武田修(たけだ おさむ) 修一郎の父。ジャーナリスト。妻と息子を愛しているが、家庭を顧みずナミリア共和国の暗殺請負政権摘発に没頭して外務省より修一郎たちの許に行方不明の通知が下された。現ナミリア政権を告発しようとした矢先、内紛に見せかけた爆破テロで仲間を爆殺されて一人だけ生き残るも重傷を負う。密かに「UB」に保護されたが、自身では保護されたことを知らない。どうせ忘れられていると逃避していたが、妻子を踏みつけての正義など意味がないことを悟り、息子が拉致されたことを携帯に連絡を受けて駆けつける。証拠のテープは「UB」によりすり替えられていたが、敵のノートパソコンでそれが判明するまで気づかなかった。 三井(みつい) 修一郎を高く評価している高校生。修一郎と一緒に拉致される。篠塚はまだまだ子供だが、あと数年もすれば美女に成長するだろうと評した。そんな彼女に惹かれるも普通ではないことを察して深入りを避けていたが、もう少し長く一緒にいれば、どうにもならない相手だとわかっていても惚れたと修一郎に語った。 遠藤美樹(えんどう みき) 番外編「EXTRA MISSION〜慎悟の日常〜」で、ゲームセンターでバイト中の慎悟の前に現れた「清和一女」に通う少女。男遊びがステータスと彼氏にも言われるほどで慎悟を弄んで捨てようと企んで近づくが、どう口説いても「彼女がいなくても君みたいな女はごめんだ」と拒絶されてしまう。それを根にもって彼氏のトシに頼んで痛めつけて貰おうとするが、返り討ちで彼らは倒され改めて本気で惚れてしまう。2人組の先輩おっかけと和解し、自身もおっかけと化す。 アラム・アーレイ・アージェリア 西アジアのダージェ王国の皇太子。「MISSION3」に登場。16人兄弟姉妹の末子で、王位継承権を有する第6王子。5人の兄王子全員が病気や事故に見せかけて叔父に殺されたため、王位に無縁の筈が繰り上がって次代の王に決定した。母国の法律では満18歳を成人と定めており、1ヵ月後の誕生日を迎えたら即位することが決まっている。国元では20人の花嫁が待っている。囚人扱いされたと周囲を恨んでいるが、自由を奪われて閉じ込められて育ったことで守られていたことに気づいていなかった。即位前の往復を除く1日だけの日本をせめてデート気分で堪能しようと女性の護衛官を希望していたため、当初は男性にしか見えなくて篠塚を嫌悪するが、彼女が女装した途端に惹かれ帰国間際に求婚するも即答で断られる。篠塚は恐怖など感じていないのに、怖がっているのを自身のために我慢して観光につき合ってくれたと勘違いした。 サジ・ザイム ダージェ王国の国王の弟。アラムの叔父。反米主義者で好戦的であり、近年見つかった石油と天然ガスにより急速に発展した故国の富を手中にすべく甥を暗殺して王位に就こうと企んだ。そのため、王位に就けばダージェはテロ国家に変貌するのは明白だった。次々と王位継承権を有するアラムの兄弟達を暗殺するが、最後の1人であるアラム暗殺を確実にしようと暗殺組織「ブラックドラゴン」に依頼し、日本観光を楽しむアラムを狙う。しかし、「UB」が立ちはだかったため、組織は壊滅し自身もダージェ国内のUBメンバーに捕縛された。 岡本(おかもと) 「MISSION4」と後日譚である番外編「白い森の追憶」で、伯父の所有するペンションの一つを任された雇われオーナー。22歳。暴走族「関東暴走連合」の元総長。暴走族から足を洗って山で暮らすようになるが、たまに昔の総長時代の癖が露出する。残暑も消えて夏が完全に終わり秋が深まりゆくころ、季節外れの山奥のペンションに逗留する奇妙な客・篠塚の「昼過ぎに出かけて夕食を挟んで再び外出し、一晩中夜の山を散歩して朝方に戻り昼まで休む」を毎日繰り返す不審な行動に疑問を抱く。2人組の客とトラブルになった際、自身を庇って彼らに仲間だと誤解された篠塚に逆恨みの矛先が向かうことを察して「姫を守れ!」と仲間に命令を出したが、篠塚自身には「姫」と呼んだことで失笑を買う。篠塚のためにお別れパーティーを開いた夜、2人組の仲間が廃ホテルに入ってしまったことを知った篠塚と共に廃ホテルに足を踏み入れるが、世間を騒がせるテロリストのルーディン・オークと武器密売グループに捕まってしまう。篠塚を「俺たちの姫」と呼んで守ろうと行動を起こすが、脱出に失敗して追いつめられたところ、篠塚がオーク一味を一掃し、逆に自分たちが守られ救われた。迎えのヘリに乗って朝焼けの海に去る篠塚を見送り、彼女は「姫」ではなくて「戦士」だと悟る。 後日、近場にスキー場が出来たことでペンションを訪れる大勢の客で賑わう後日譚「白い森の追憶」で吹雪の中を廃ホテルに入り込んだ2人組を客を捜しに来てアフターケアのセクションのUBメンバーに遭遇する。篠塚との出会いを機に「奇跡」が口癖になっている。 ユースケ、ケンジ 暴走族時代の特攻隊メンバー。つい、口癖で岡本を「総長」と呼ぶことがよくある。番外編「白い森の追憶」にも登場。 マツ、デコピン ユースケたちと同じ元特攻隊。「MISSION4」のみに登場。冬の番外編にもペンションに来たがったが、ユースケたちで人手は足りたので未登場。 ルーディン・オーク テログループ「ダガ」のリーダー。アメリカや欧州の主要都市でテロ活動を行い国際指名手配中のテロリストだが、岡本のペンションの近くの廃ホテルに潜伏しており、東京駅爆破を計画していた。しかし、駅の仲間はイックの指揮で捕縛され、自身も客としてペンションに滞在して調査していた篠塚に倒される。 男性従業員 番外編「白い森の追憶」でペンションで働く青年。 ミハイル・ウスチノフ 「MISSION5〜試練の冬〜」で、妻を死なせた病原菌(風邪)を撲滅すべく研究していて偶発的に殺人ウイルスを作り出してしまう。旧友ニコルを「UB」のNo.5とは知らずに孫娘の保護を依頼し、表沙汰になる前に慎悟の献身によりウイルスは完全消滅した。一度も会えなかったことと殺人ウィルスを作ってしまったことで麻亜矢に恨まれていたが、慎悟の執り成しで和解することができた。 佐倉麻亜矢(さくら まあや) ウスチノフ博士の孫娘。清北大学付属清北学園高等学校の女子部に在籍するハーフアップの17歳の少女。亡き祖母が日本人でハーフの母親も日本人男性と結婚して生を受けた1/4だけロシアの血が流れるクオーターで、青い瞳の持ち主。博士を釣るための餌として、「ENU(ヨーロッパ貴族連合)」に標的にされてしまう。祖母と両親を交通事故で亡くし、親戚にたらい回しにされるなどの不遇の時代を経たことで周囲を敵視し、祖父に捨てられたと憎悪し、自身だけが世界で一番不幸だと思い込んだ。書店でチンピラに絡まれたのを助けてくれた慎悟に惹かれる。自由を束縛されることを嫌って、その原因と看做す篠塚に対して駄々っ子のように反発し、ハンスが祖父をおびき寄せるための餌として狙っていると注意されても彼に近づいてしまう。篠塚が自身の恋する慎悟を愛していると告げたことに自身でも醜いと感じる嫉妬の炎を燃やし、慎悟の心を無視して手に入れたいと目先の欲に駆られてハンスに加担してしまうが、自分自身だけを憐れんで慎悟を「ENU」に売り渡し、守ってくれていた篠塚を裏切ってしまったことを後悔した。篠塚とその所属組織の情報を渡して命乞いをすることなど断固として拒む慎悟の姿に、自由を奪われても殺されても恋人をひたすらに想う愛を知る。事件解決後、初恋を諦めて自身の日常である学校に戻る。 ハンス・アレクシス・フォン・ノルトライン・ルーデンベルク 「ENU」のタラシ(ハニートラップ)担当。17歳。首魁ゲオルグの弟にしてルーデンベルク家の四男坊で、重要な局面に投入されるゲオルグの切り札。役割は「相手を取り込み、思い通りに動かす駒とすること」であり、ルックスと金と地位を活用して対象となる標的あるいは標的の異性の心を自身に向けさせて操る。誘惑するだけではなく、潜入先では原因不明の死者が多数とのこと。佐倉麻亜矢の場合も彼女を守るどんな相手や組織が動いているか調査のためにメンバーに麻亜矢を襲わせ、篠塚の手際を見て一筋縄ではいかないとまずは様子見で留学生として潜入した。今までの女性と同じように篠塚を誘惑したつもりで接近し、逆に腕を切り落とされそうになる。篠塚を花嫁という名の道具にしようと慎悟を拉致するも頑として口を割らなかったため、情報収集は遅々として進まなかったことで山城を訪れた兄に慎悟の処刑を厳命された。その後、乗り込んできた篠塚に我が物になるよう脅迫するが、慎悟と彼女の固い絆の前に敗北した。篠塚が「UB」のエージェントだということを居合わせた「煌龍」の結城により知らされ、虚構だと思っていた「UB」の実在を彼女によって納得した。本来ならば「煌龍」により部下たちと共に殺害されていたが、篠塚がいたことで命拾いをし、UBドイツ支部から駆けつけたUBメンバーに捕縛された。 亡き祖父の「ENU」を何者かの作り話とも噂される伝説の「UB」のように語り継がれ恐れられる理想の組織にしたいという悲願を託され、力も品格もある「貴族」と呼ぶに相応しい人物だと篠塚を手に入れようとするが、恋する以上に夢を叶えるために頼みとなる人材として執着しており、彼女の心を無視して恋人・慎悟を傷つけるという愚挙に出て自身ばかりか兄と組織の破滅を招いてしまう。 広川(ひろかわ) 麻亜矢言い寄るもこっぴどくフラれた三年の男子生徒。エセ三峰曰く「未練たらたら」とのこと。仲間2人と共に慎悟が年上とも知らず、喧嘩をしかけて逆に瞬殺された。顎髭を生やした残りの一人が金属バットを手に襲い掛かるが、黒木(結城)にバスケットボールをぶつけられて倒された。 黒木隼人(くろき はやと) 慎悟のクラスメイト。「清北大学付属清北学園高等学校」男子部に在籍する生徒。女子部の生徒といちゃつくのが日課の模様。しかし、慎悟が出会ったのは彼に変装した結城だった。慎悟の最初の拉致の数日前、喧嘩による怪我で入院した際、結城に取って代わられたことが「UB」の再調査で判明。本人は消息不明。 三峰正一(みつみね しょういち) 慎悟のクラスメイト。黒木と同じく身許は確かだが、数日前、本人を含めた一家全員が突然連絡が取れなくなったことが判明。すぐに戻って来たとされるが、関係者の証言ではその日から人が変わったかのようだとのこと。実は、ハンス曰く「低俗な日本の某組織」が家族ごと入れ替わった。慎悟の拉致に成功しかけるが、「ENU」壊滅とメンバーの皆殺しを企む黒木(結城)に奪還されてしまい、本来なら厳罰に処されるところだったが、麻亜矢を操る口実が出来たことでハンスにより不問に処される。本物の三峰一家は消息不明。 斎藤勇(さいとう いさむ)、林沢和馬(はやしざわ かずま) 黒木や三峰とは違って、偽者ではなく本物の人畜無害なクラスメイト。広川に絡まれたことを機に、慎悟に従妹(篠塚)を紹介してとお願いした。 ゲオルグ 「ENU」のボス。組織を統べるプロイセン貴族ルーデンベルク家の家長。平民と東洋の猿(煌龍)を排除し、貴族の黄金時代を取り戻そうと活動する。優秀な末弟ハンスをいつものように派遣するが、度重なる「ENU」幹部の暗殺に揺れる組織に安定を取り戻すべく山城に赴き、常とは異なり何かに心奪われて己を失ったかのようなハンスの姿に口を閉ざす慎悟を殺すよう命じた。一旦は山城を去るが、「煌龍」が迫っていることを知り戻ろうとして殺害された。「ENU」における最後の犠牲者。 井上涼子(いのうえ りょうこ) 麻亜矢のクラスメイト。男が彼女の心を無視して絡んでいるのを男癖が悪いと誤解し、日頃から麻亜矢と争いがちな女子生徒の1人。麻亜矢を護衛する篠塚に恋愛感情に近い執着心を抱きハンスに利用されてしまう。UBメンバーと「ENU」の戦いを目撃し、異常事態に篠塚の許に報せに行った。 無名の青年 番外編「EXTRA MISSION〜強さの秘密〜」で、名前も正体も知らずに篠塚と出会った人物。 中学2年の時、恐喝の繰り返しに悩んでいた。秋風の吹き始めたころ、不良のたまり場である学校近くの公園に呼び出されて金を巻き上げられていたが、そこに通い続ける同じ年頃の少年(篠塚)を不思議に思う。ある日の夕暮れ、外国人の男たちに囲まれた篠塚が彼らを瞬殺し、強さを隠していたことを知る。呆然とする不良たちを尻目に追いかけ、どうしたら強くなれるのかを尋ねると「守りたいと心から思うモノを作ればいい」と答えて二度と公園に現れることはなかった。その言葉を貰って以降、いつしか恐喝に遭うことはなくなる。数年後、佐倉麻亜矢の護衛任務に赴く篠塚と東公園駅のホームでお互いにそうと気づかずにすれ違う。篠塚に再会できたらお礼を言いたいと思っているが、彼女を男性だと思っていて名前も知らない。
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