佐倉麻亜矢(さくら まあや)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 05:08 UTC 版)
「9番目のムサシ」の記事における「佐倉麻亜矢(さくら まあや)」の解説
ウスチノフ博士の孫娘。清北大学付属清北学園高等学校の女子部に在籍するハーフアップの17歳の少女。亡き祖母が日本人でハーフの母親も日本人男性と結婚して生を受けた1/4だけロシアの血が流れるクオーターで、青い瞳の持ち主。博士を釣るための餌として、「ENU(ヨーロッパ貴族連合)」に標的にされてしまう。祖母と両親を交通事故で亡くし、親戚にたらい回しにされるなどの不遇の時代を経たことで周囲を敵視し、祖父に捨てられたと憎悪し、自身だけが世界で一番不幸だと思い込んだ。書店でチンピラに絡まれたのを助けてくれた慎悟に惹かれる。自由を束縛されることを嫌って、その原因と看做す篠塚に対して駄々っ子のように反発し、ハンスが祖父をおびき寄せるための餌として狙っていると注意されても彼に近づいてしまう。篠塚が自身の恋する慎悟を愛していると告げたことに自身でも醜いと感じる嫉妬の炎を燃やし、慎悟の心を無視して手に入れたいと目先の欲に駆られてハンスに加担してしまうが、自分自身だけを憐れんで慎悟を「ENU」に売り渡し、守ってくれていた篠塚を裏切ってしまったことを後悔した。篠塚とその所属組織の情報を渡して命乞いをすることなど断固として拒む慎悟の姿に、自由を奪われても殺されても恋人をひたすらに想う愛を知る。事件解決後、初恋を諦めて自身の日常である学校に戻る。
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