京の人々
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「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「京の人々」の解説
九条 篤重(くじょう あつしげ) 京の公家。市兵衛を24歳から29歳になるまで家宰兼用心棒として雇った。五摂家九条家の末流だが、いわゆる貧乏公家である。そのため裏家業として、困窮した公家の娘を女衒だった矢藤太に紹介して手数料を稼いでおり、そのつなぎ役としても市兵衞を使った。人脈を生かして何度も矢藤太や市兵衛が被ったもめ事を仲裁した。 娘のお吹と市兵衞が惹かれ合っていることを察知すると、市兵衞に京を離れるよう願った。そして、その直後にお吹を垣谷の後添えとした。いずれ勝之助を養子に迎え、九条家を継がせるつもりでいる。 大仲 貴左衛門(おおなか きざえもん) 西御役所の与力。先斗町の料理茶屋白石(はくさん)に上がり、酔ったあげくに芸妓に乱暴狼藉を働いたため、用心棒の赤間に懲らしめられた。 明石 五郎左衛門(あかし ごろざえもん) 皇国神道流の私塾を経営していた儒者で、赤間や桔梗の師。公儀の政に異議を唱えるため、以前から垣谷に目を付けられていた、そして5年前、捏造された罪によって垣谷に捕らえられ斬首となった。 司 高和(つかさ たかかず) 司兄弟の長兄。約10年前に父の跡を継いで禁裏賄所に出仕した。垣谷に裏勘定で資金を融通せよと命ぜられてその通りにしてきたが、不正が明るみになると垣谷にすべての罪を着せられて斬首された。家も改易となり、弟の高次郎と収三郎は浪人の身となった。 お栗(おくり) 市兵衛が思い出した10年前の出来事の登場人物。九条家の所領がある北白川郷の小作農家の娘。姉のお咲(おさき)が17歳で島原の遊郭に身売りしたが、1年後に病気にかかったという噂を聞きつけて、姉の安否を尋ねるためにお吹の元を訪ねてきた。そして、市兵衛と3人で島原に赴くが、お咲はすでに亡くなっていた。 お栗を家まで送った帰り、市兵衛とお吹は雨に降られてしまい、雨宿りのためにしばらく小屋の中で時を過ごすことになる。 百造(ももぞう) お咲(おさき)を買った島原遊郭丹波屋の主。しかし、お咲が病にかかっても客を取らせようとし、それができないと分ると折檻を加えて死なせてしまった。遺体は山に捨てたという。話を聞いて怒りに駆られた市兵衛に子分や用心棒が叩きのめされた。次は百造の番という時、同行していた矢藤太が割って入って事なきを得る。
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京の人々
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深雪太夫(みゆきだゆう) 演:優香(少女時代:枚田菜々子) 本名はお幸。大坂新町遊郭の、太夫。京の街を歩いていた武士にぶつかったと因縁をつけられて、まさの甘味屋に逃げ込んだ時に近藤、永倉、沖田、井上、斎藤達に救われる。京に来ていたのは実は妹のお孝を探しに来ていたためであった。後に大坂で近藤と再会し、愛人となる。その際、寺田屋で京に来ていたつねに会ってしまう。つねは悔しさを覚えつつも、勇を支え続けてきたことを認め、「勇が京を去るときまで」という条件で、お幸が勇の愛人となることを承諾する。京では醒ヶ井の妾宅に住むことになる。山崎が近藤の命によりお孝を探し出そうとしたが、会うことなく過労が元で病死する。 お孝(おこう) 演:優香(二役)(少女時代:金子莉菜) 深雪太夫の妹。深雪太夫とは生き別れになっていた。深雪太夫と異なり、お転婆な性格。最後は沖田総司を看病する。沖田が刺客に襲撃された際、刀がない沖田を刺客から庇おうとしたが、斬殺される。 お梅(おうめ) 演:鈴木京香 菱屋の妾であったが、正妻に睨まれ壬生の前川家に住んでいた。格子越しに色目を使うお梅を村の規律を乱したと壬生村から追い出されそうになっていたところ、芹沢鴨が愛人とする。その後、芹沢の後ろ盾をいい事に、より好き勝手に振る舞うようになり、壬生の人間からは更に疎まれ、浪士達(特に土方)からも苦い顔をされていた。沖田をたぶらかしたり、芹沢の大和屋襲撃をけしかけたりと、周囲が不幸になるように生きていたが、次第に芹沢と心から愛し合うようになる。芹沢暗殺の際には沖田に逃げるように言われるが、自身は芹沢と運命を共にする決意を抱き、沖田の刀で自らを突き刺し芹沢の後を追う。 八木源之丞(やぎ げんのじょう) 演:伊東四朗 壬生郷士の八木家当主。浪士組が京の宿舎となり、その割り当てを決める会合に遅れてきた罰で、浪士組の中でも問題人物とされていた芹沢鴨など水戸派や近藤勇など試衛館一派などを預かることになる。清河八郎の朝廷への建白書建議の後浪士組は江戸に戻ることになったが、近藤や芹沢達はそのまま八木家に残り、源之丞を困惑させる。その後八木家は西本願寺に移転するまで新選組の屯所となった。最初は迷惑に思っていたが、久の通夜の席で浪士たちが協力してくれたことから態度を改めた。池田屋の前には近藤に意見を求められ激励する。山南切腹の際には土方に反対を意見する。西本願寺へ新選組が移る際には「ここはあんさんたちにはお里みたいなもんや。気が向いたらいつでも戻ってきておくれやす」と言った。 八木ひで(やぎ ひで) 演:吹石一恵 八木源之丞の娘。架空の人物。浪士組が入ってくる際、貞操を心配した源之丞によりしばらく男性に変装させられ、「秀二郎」と名乗る事になる。黙認していた芹沢以外の浪士たちにそのことは露見しなかったものの、それが原因で彼女の華奢な体格を懸念した近藤達に、剣術の稽古をつけられてしまう。久の通夜の席で、父源之丞から実は女性であることを近藤、土方、沖田に紹介される。特に総司の事を気にかけ、何かと世話を焼こうとするが、沖田はお梅に恋心を抱いていたことから、落ち込んでいたところ藤堂に励まされる。それでも沖田のことを気にかけており、病状を心配して、医者に連れて行く。新選組が上方から江戸に引き揚げる際は再び男装で登場し、ねぎらいの言葉をかける。 八木雅(やぎ まさ) 演:松金よね子 八木源之丞の妻。芹沢達の乱暴に困惑している。小野川部屋の黒神が好きで、壬生で相撲大会が開催されると喜んだ。そして、京から新選組が去る時「あれだけ京のために尽くしてきた方が…」と嘆いた。 久(ひさ) 演:正司歌江 八木雅の母。最初は浪士たちを毛嫌いしていて玄関脇に箒を逆さに立てる。しかし、寺院に浪士組が早く壬生から出て行くように願っていて、帰りに気分が悪くなったところを原田左之助に背負われて部屋に戻る。その際左之助を「死んだじいさまに似ている」と好意を寄せるようになり、彼も自分に良くしてくれている感謝から、互いに交流を深める間柄となる。最後は箒を正しく立てるように雅に命じ、左之助に感謝の意を表して亡くなる。その通夜や葬式を浪士組の仕切りを行う。 左之助は土方の説得もあって死に目に立ち会い、久の死には涙し、しばらく塞ぎ込んだほどであった。 八木為三郎(やぎ ためさぶろう) 演:巻嶋一将 八木源之丞の息子。よく芹沢や沖田と遊んでいる。 房吉(ふさきち) 演:星ルイス 八木家奉公人。新選組が西本願寺に屯所を移してからも、八木源之丞が身の回りの世話にと屯所に派遣したが、井上源三郎がお茶入れを行うため仕事がない状態になる。鳥羽・伏見の戦いの後、後始末に京へ戻った土方から長年の苦労を労われ、八木家に戻るように言われる。 まさ 演:はしのえみ 甘味屋を切り盛りする看板娘。近藤らとは屯所が近所にあったことから顔なじみで仲が良い。左之助は彼女に心底惚れているが、まさの方は左之助のことを恋愛対象としてはまったく見ていなかった。禁門の変のおり、左之助は店を焼け出された彼女を助けるべく独断で隊を離れ救出に向かった。その後も左之助の猛アピールを袖にしていたが、いつの間にか惹かれあうようになり、気がつけば両親への挨拶に祝言と話はとんとん拍子に進み、報告を聞いた近藤らを驚愕させる。 小常(こつね) 演:小西美帆 名はおその。市川宇八郎とかつては将来を約束した仲であった。大坂で芸者をしていたが、その際に宇八郎に後事を託された永倉新八に「宇八郎は亡くなった」旨を告げられる(宇八郎は実際には回復して生存し、後に永倉と再会することになる)。後に永倉に京に迎えられ彼の愛人となるが、押し入り強盗と化した官軍の兵に斬られ、偶然にも京へ戻っていた永倉に看取られ「宇八郎様」と言葉を残して息を引き取る。そして怒りに燃える永倉はすぐに官軍の兵を斬り仇をとる。 明里(あけさと) 演:鈴木砂羽 名はおすず。丹波の農村の出身で、浮舟という店に売られていく途中おまさのお多福で山南、沖田と出会う。その際汁粉7杯を食べ、代金を山南が支払ったことが縁になり後に恋人となる。明里の名も山南が「あなたの里に明るい光が射しますように」との願いをこめて名付けた。山南脱走の際には山南と共に江戸を目指した。山南の切腹の直前に山南と会い、死の直前であることを察しながら別れを惜しみ、山崎に送られて丹波の実家へ戻った。 お登勢(おとせ) 演:戸田恵子 寺田屋女将。男勝りのしっかり者で、その女丈夫ぶりから近藤らから「この世に総司の姉みつがもう一人いた」と評される。禁門の変の後、伏見方面に出陣した新選組が御用改めに現れた時に毅然と対応した。尊王派も問わず、助けを求めて身を隠しにきた人を匿うのが主義だが、彼女がその手腕を発揮するとほとんどの場合乱闘・流血沙汰に発展しており、そのたびに悲鳴をあげている。龍馬の頼みによりおりょうを養女とする。鳥羽・伏見の戦いの後京に戻った土方、斎藤、山崎を捨助の口利きにより匿う。 おりょう 演:麻生久美子 坂本龍馬とは土佐藩邸で賄いとして雇われた時に出会う。龍馬に一目惚れをされ、恋仲になり蝦夷地に連れて行ってもらう約束であったが、池田屋の変や禁門の変で仲間を失った龍馬はその約束は果たせなくなる。そして龍馬の頼みによりお登勢に預かってもらうことになり、寺田屋の養女となる。後に龍馬の妻となり、二人で薩摩の霧島に新婚旅行に出かけた。龍馬の死後、新選組が龍馬を斬ったと思っていたおりょうは近藤に復讐を企てる。しかし、取り押さえられ、近藤に諭される。 おきよ 演:こばやしあきこ 寺田屋女中。 幾松(いくまつ) 演:菊川怜 芸妓であったが、桂小五郎の恋人となり小五郎を支える。 孝庵(こうあん) 演:笹野高史 沖田総司を診察している口の悪い医師。沖田の吐血が労咳(肺結核)によるものだと早期に見抜き、静養するよう幾度となく忠告するが、沖田は逆に反発したため後に労咳が不治の病と化し、命取りとなる。お幸の臨終前に醒ヶ井に呼ばれる。そこで沖田に再会し、「たまには顔を出せ」と声をかける。 前川荘司(まえかわ しょうじ) 演:谷本一 壬生郷士。八木家の向かい側に屋敷を構えている。菱屋とは親戚筋で、お梅を預かっている。 初菊(はつぎく) 演:平岩紙 芸妓。いつも深雪太夫の脇に控えている。 菱屋太兵衛(ひしや たへえ) 演:藤田宗久 四条堀川の呉服屋。お梅を妾としていた。 池田屋惣兵衛(いけだや そうべえ) 演:岡田正 池田屋事件の舞台、池田屋の主人。 京屋忠兵衛(きょうや ちゅうべえ) 演:横山あきお 京屋主人。深雪太夫を近藤が身請けする仲介をする。 西村兼文(にしむら かねふみ) 演:本間憲一 西本願寺侍臣。掛け軸を破った原田、沖田、藤堂の件で近藤に「ここの僧侶はあなたたちのことをよく思っていない。僧侶を敵にしない方が良い」と忠告する。河合耆三郎の死の前に話を聞く。西本願寺を屯所にしていた新選組に、不動堂村に西本願寺の提供により屯所を建てて移転する話を近藤と土方に行う。鳥羽・伏見の戦いの後、後始末に京へ戻った土方へ餞別を渡す。そして「私はどこの味方でもない。面白いことが好きなだけや。新選組の行く末をしっかり見届けさせていただきます」と言う。 お初(おはつ) 演:清水美那 仙波甲太郎の妻。夫を斬った松原が金を届けて焼香を頼んだ時にはすげなく追い返したが、祇園の火事から救うなど面倒を見てくれる松原に心を開いた振りをする。そして松原を騙して闇討ちにするが、松原を追ってきた斎藤にその場で斬り捨てられる。 藤吉(とうきち) 演:松村明 坂本龍馬の用心棒で力士。近江屋の1階で坂本を訪ねてきた佐々木只三郎に応対する。しかし、後ろを向いて坂本に取り次ごうとしたところを佐々木に斬られ、侵入を許してしまった。 峯吉(みねきち) 演:篠原勇 坂本、中岡の暗殺前に鍋をしようとした坂本に、使いを頼まれる。 オウム 声:山口智充 芹沢・お梅・沖田が見物したオウム。芹沢に不吉な予言ともとれる言葉を発し、彼を逆上させる。 本来オウム自身に喋らせることになっていたが、声の調教が撮影までに間に合わず、丁度、山口がオウムのモノマネをネタに持っていたため急遽、彼が演じることになった。
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京の人々
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「義経 (NHK大河ドラマ)」の記事における「京の人々」の解説
お徳:白石加代子京で組紐屋を営む。古くから清盛とは交流があり、ふらりと清盛の屋敷を訪ねることもあった。本作の語り(ナレーション)を兼任している。 朱雀の翁:梅津栄京の裏社会の実力者。 手古奈:上原美佐政子・時子・頼盛の侍女。 五足:北村有起哉うつぼや喜三太と共に義経と交流。後に清盛の家来として聴力が衰えた彼の「耳」となって情報を収集。清盛が亡くなる直前の命である「庭園を燃やす」ことを実行に移したがその後に殺害された。 烏丸:髙橋耕次郎朱雀の翁の従者。 五足と親しい坊主頭の孤児で義経とも交流。終盤で盲目になり、琵琶を弾いて生きていくと決意した。 大日坊春慶:荒川良々うつぼの兄。 十蔵:中西良太 / 熊七:江良潤吉次の配下。 黒漆:大村波彦平家嫡流の鎧を奪った盗賊。 不動:清水宏 / 白鷺:池田鉄洋義経が説得した盗賊。 藤太:小杉幸彦
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京の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 06:21 UTC 版)
常盤御前 源義朝の側室であったが、彼が討ち取られた後は平清盛の愛妾となる。その後、詳しい経緯は描かれていないが、藤原長成に嫁ぐ。漂太を牛若丸と同じく、自らの子供として愛した。気弱なのか、作中では度々卒倒する場面がある。 藤原長成 大蔵卿を務める。漂太は勿論、牛若丸とも血縁関係にはないが、2人を実の息子のように気にかけている。牛若丸の夢を叶えるため、危ない橋を渡りながらも様々な便宜を図る。 紫蘭(しらん) 長成の家に住む陰陽師。特に占いに関して絶大な力を持ち、その力をもって漂太を探し当てた。また、牛若丸の寿命も当てた。 羽坂(はさか) 牛若丸の養育係をしていた老婆。漂太の破天荒な行動に、しばしば肝を冷やす羽目になる。祖母のように牛若丸を愛した。 藤原基成 長成の母方の従兄弟にあたる藤原忠隆の子、つまり長成の親戚に当たる。彼を通じて、義経は秀衡の庇護を受けることに成功する。優しい心の持ち主で、義経を温かく迎える。 小礒 一流の舞の技術を持つ白拍子。りんに櫛をあげるが、その櫛が原因でりんが女であることがばれてしまう。その事に責任を感じ、りんを貰う。成長したりんと共に源平合戦編で再登場。
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