ミッションのハイライト
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「第46次長期滞在」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
ソユーズTMA-19Mが到着に続いて、次の宇宙船の機動は12月19日のプログレスM-28Mの出発だった。その後、プログレスMS-01がソユーズ 2.1aに搭載されて12月21日にISSに向けて打ち上げられた。同日、スコット・ケリー船長とティモシー・コプラは予定外のEVAを行い、モバイルベースシステムの修理を成功させた。12月23日に、プログレスMS-1補給船がISSにドッキングした。 2016年1月8日に、セント・オールバンズのサンドリンガム校の生徒が国際宇宙ステーションのイギリス人宇宙飛行士との初めてのアマチュア無線交信を行い、ティム・ピークの「プリンキピア」ミッションの一部として彼とコンタクトした。 2016年1月15日の12:55 GMTにティム・ピークとティモシー・コプラがEVAを開始した。このEVA中に故障した電圧安定器(1B SSU(英語版))が交換された。このEVAはイギリス人による初めての宇宙遊泳であり、ティム・ピークは自分のEMU(英語版)にユニオン・ジャックを取り付けていた。ティモシー・コプラがヘルメット内への漏水を報告したことから、NASAは17:00 GMTごろに宇宙遊泳の終了を決定した。コプラが着用した宇宙服は、2013年1月16日にルカ・パルミターノ(英語版)が着用し、第36次長期滞在のEVA-23実行中にヘルメット内に水が溢れたのと同じものだった。 2016年2月23日に、スコット・ケリーはゴリラの着ぐるみを身にまとってユーモアのセンスを発揮し、「ヤケティ・サックス(英語版)」が流れる中、宇宙ステーション中をティム・ピークを追い掛け回す姿がビデオに撮られた。その翌日、ティム・ピークからのビデオメッセージが2016年ブリット・アワードの会場で流され、アデルの受賞を祝った。 第46次長期滞在の期間中にはこのほかにもEVAが計画されていた。
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ミッションのハイライト
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「STS-114」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
STS-114 は、コロンビア号事故後の飛行再開ミッションであり、女性船長(アイリーン・コリンズは STS-93 の船長でもあった)による2回目の飛行である。当初はアトランティスで行われる予定だったが、アトランティスのブレーキシステムに不具合が見つかったため、ディスカバリーが使われることとなった。ディスカバリーは、17年前の飛行再開ミッション (STS-26) でも使われた機体である。 STS-114 では国際宇宙ステーション (ISS) への補給が行われた。しかし、ミッションの主な焦点は、新しい検査と修理技術を含む、シャトル飛行安全技術の評価とテストである。シャトルのロボットアームを 50フィート (15m) 延長して機器を取り付けた、センサ付き検査用延長ブーム(OBSS)が使われた。OBSS には、シャトルの熱防護システム(TPS)に問題がないか調べるためのカメラとレーザセンサ(LDRI)が取り付けられている。主翼の前縁やノーズキャップや乗員室に損傷が無いか、そのほか離陸上昇中に撮影されたビデオを見て「検査すべき」と判断された潜在的な問題領域が入念に検査された。 STS-114 は、LF-1(Logistics Flight 1) と呼ばれていた。ISS への補給を行う他、ISS の故障していたコントロール・モーメント・ジャイロ (CMG) を1台交換した。また STS-114 では、イタリア宇宙機関が製造した多目的補給モジュール「ラファエロ」や、船外保管プラットフォーム2 (ESP-2) も運搬された。「ラファエロ」が使われたのはこれが最後である。 ステーションにドッキングした状態で3回の宇宙遊泳が行われた。1回目では、シャトルの熱防護システムの修理テストが行われた。2回目では、故障したジャイロが交換された。3回目では、船外保管プラットフォームの取り付けとシャトルの修理が行われ、この修理はシャトルの飛行中に腹部のタイル面で行われたものとしては初めてであった。このシャトルの下面から飛び出しているタイル間の詰め物(ギャップフィラー)の調査と対処を3回目の宇宙遊泳で行うことが8月1日に発表された。8月3日の朝に宇宙遊泳が行われ、2つの詰め物はロビンソン飛行士が指で簡単に除去できた。同日、NASA の当局者は、オービタ左舷側の船長側窓のそばにあるサーマルブランケットを詳しく調査していると発表した。8月4日の報告では、ブランケットが膨らんだままでもオービタの再突入には問題無いことが風洞テストにより確認されたと発表された。 7月30日に、STS-114 の飛行期間を1日延長して、シャトルの飛行凍結期間に ISS の乗員がステーションを維持する手助けをディスカバリーの乗員が行う、と NASA は発表した。次にいつシャトルがステーションに来るのかはっきりしなくなったため、延長した日を使ってシャトルから ISS へ多くの機材が運び込まれた。 シャトルのハッチは ISS から分離する前夜に閉じられ、分離後には写真を撮るために ISS の近くを飛行した。 当初は2005年8月8日に大気圏再突入しケープカナベラルへ着陸する予定だったが、天候不良のために翌日に延期され、着陸地点もエドワーズ空軍基地に変更された。ディスカバリーの着陸は 08:11 EDT (05:11 PDT, 12:11 UTC) であった。
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ミッションのハイライト
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「STS-31」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
打ち上げは、1990年4月24日 12:33:51 UTC (午前8時33分51秒 EDT)であった。飛行準備審査会 (Flight Readiness Review : FRR) により、打ち上げは4月18日、次に4月12日、次に4月10日、と予定された。FRR で決定された最初の日付は、以前に予定されていた日付よりも前であった。4月10日に予定されていた打ち上げは、補助動力装置 (APU) のバルブが故障したため、T-4分に中止され、APU の交換とペイロードのバッテリーの再充電が行なわれた。地上支援設備の燃料バルブラインをコンピュータ・ソフトウェアから閉じることができなかったため、T-31秒で秒読みは一時停止された。技術者がバルブを閉じるよう指令し、秒読みが再開された。打ち上げ重量は 249,109 lb(112,994 kg)である。 STS-31 は、ディスカバリーの10回目の打ち上げである。乗員は、ローレン・シュライバー、チャールズ・ボールデン、ブルース・マッカンドレス、スティーブン・ホーリー、キャサリン・D・サリバンである。 主なペイロードはハッブル宇宙望遠鏡 (HST) で、380法定マイル (612 km) の軌道に投入された。地球の大気圏から充分離れた軌道に HST を投入する必要があるため、この時点までのシャトルのミッションで2番目に高い高度の軌道となった。ディスカバリーはミッション中に地球を80周回した。 このミッションの主な目的は、ハッブル宇宙望遠鏡 (HST) の放出である。HST は、不明瞭で乱れのある地球の大気から離れた軌道上で、紫外線や可視光や近赤外線を使って天体観測するために設計されていて、NASAとESAの共同開発である。ミッションの残りの期間は、写真撮影と船上での実験が行なわれた。HST の寿命を延ばせる高い軌道に乗せるために、ディスカバリーはこの時点までで最も高い高度600kmまで上昇した。この記録的な高度により、低い軌道からでは不明確である大規模な地球の地理的特徴を写真撮影することが可能となった。2台のIMAXカメラで動画も撮影され、IMAX映画の Destiny in Space に使用された。実験活動は、生物医学技術の研究、先進材料の研究、粒子汚染と電離放射線の測定、無重力下での電気アークを研究する学生科学プロジェクト、などであった。通常よりも高い軌道からの再突入だったため、この時点までで最も長い4分58秒の軌道離脱噴射が必要となった。 第2のペイロードとしては、船外での活動を記録する IMAX Cargo Bay Camera (ICBC) や船内で使う携帯型IMAXカメラ、貨物室内の粒状物質を検出する Ascent Particle Monitor (APM) 、微小重力環境で成長するタンパク質結晶のデータを得る Protein Crystal Growth (PCG) 、船室内のガンマ線を測定する Radiation Monitoring Equipment III (RME III) 、微小重力環境で多孔性制御を測定する Investigations into Polymer Membrane Processing (IPMP) 、無重力状態が電気アークに与える影響を調べる実験の Shuttle Student involvement program (SSIP) 、Air Force Maui Optical Site (AMOS) である。 カリフォルニア州エドワーズ空軍基地 22番滑走路への着陸は、1990年4月29日 13:49:57 UTC (午前6時49分57秒 PDT)であった。滑走距離は 8,874フィート(2,705m)、滑走時間は 61秒であった。着陸時に初めてカーボンブレーキが使われた。オービタは、1990年5月7日にKSCに帰還した。着陸重量は 189,118lb(85,782kg)である。
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ミッションのハイライト
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「第47次長期滞在」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
2016年4月8日に打ち上げられたスペースX CRS-8(英語版)ミッションで、ビゲロー拡張式活動モジュール(英語版)が軌道上での2年間の居住認定のためにISSに届けられた。
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ミッションのハイライト
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「STS-87」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
STS-87は、米国の微小重力ペイロード(USMP-4)、Spartan-201、軌道加速研究実験(OARE)、TEVAデモンストレーション飛行試験5(EDFT-05)、シャトルオゾンリム送信実験(SOLSE)、ループを飛行した。ヒートパイプ(LHP)、ナトリウム硫黄電池実験(NaSBE)、乱流GASジェット拡散(G-744)実験、および自律EVAロボットカメラ/スプリント( AERCamスプリント(英語版))実験。ミッドデッキ実験には、ミッドデッキグローブボックスペイロード(MGBX)と共同ウクライナ実験(CUE)が含まれていた。
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ミッションのハイライト
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「STS-92」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
STS-92 は国際宇宙ステーション (ISS) の組み立てミッション(3Aフライト)であり、Z1トラス、コントロール・モーメント・ジャイロ (CMG)(注:CMGはZ1トラスに装備)、与圧結合アダプタ3 (PMA-3)、2基の DDCU (直流変圧器)を運搬した。 Z1トラスは ISS の外部構造物で、ユニティの上部結合機構に取り付けられた。次の4Aフライトで、このZ1トラスの上に米国製太陽電池パドルを装備したP6トラスを取り付けられるために必要な構造である。Z1トラスには、Kuバンド通信システムも装備している。コントロール・モーメント・ジャイロ (CMG) は、5Aフライトで起動されてモータで回転体を駆動することで姿勢制御(推進力は無い)を行なう。PMA-3は、太陽電池パドルを取り付ける4Aフライトと、実験棟を取り付ける5Aフライトでのシャトルのドッキングポートとなる。 このミッションでは ISS に7日間ドッキングし、船外活動 (EVA) が4回行なわれた。ISS内にも入室したが、この段階では恒久滞在が開始されていなかったため、限定的な作業であった。ISSの恒久滞在は、このフライト終了後にソユーズTM-31宇宙船が到着した時点から開始された。 予定されていた4回の船外活動を通じて2チームの船外活動員と経験豊かなロボットアーム操作員(若田宇宙飛行士)は共同で作業を行ない、Z1(Zは zenith (天頂)に由来する)トラスを米国のユニティ接続ノードの上部に取り付け、3つ目の与圧結合アダプタ (PMA-3) をユニティの下部に取り付けた。 Z1トラスは、ISS 初の(桁によく似た)永久構造物であり、次のシャトル組み立て飛行(STS-97/4A)で取り付けられる巨大な米国製太陽電池パドルを装備したP6トラスを結合する基部としての役割も果たす。 Z1トラスには、コントロール・モーメント・ジャイロ (CMG) と呼ばれる姿勢制御用の巨大なジャイロスコープ装置が4台組み込まれている。これは、米国実験棟の取り付け後に起動されて、軌道上で ISS を適切な方向に向けるのに使われる。
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「STS-110」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
STS-110 の主な目的は、国際宇宙ステーション (ISS) のデスティニー実験モジュールにS0トラスを取り付けることであった。S0トラスには、続くミッションの STS-112 と STS-113 のそれぞれでS1トラスとP1トラスが取り付けられ、ISS の基幹となっている。 また STS-110 ではモービル・トランスポータ (Mobile Transporter : MT) も運び込まれた。MT はトラスに設置されたレール上を移動する台車で、重量は 885 kg(1950 lb)である。次のミッション STS-111 では、MT にモービル・ベース・システム (Mobile Base System : MBS) が取り付けられた。このモービル・サービス・システム (Mobile Servicing System : MSS) により、カナダアーム2がトラス上を移動できるようになる。
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「STS-98」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
このミッションでは、国際宇宙ステーションの組み立てと拡充を進めるために、米国のデスティニー実験モジュールが取り付けられた。この取り付け作業の間、シャトルは6日間 ISS にドッキングし、船外活動が3回実施された。この時 ISS には、最初の長期滞在乗組員 (Expedition 1) が常駐していた。
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「STS-88」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
「ザーリャ」は米国側の結合区画であるノードモジュール「ユニティ」にロボットアームを使ってドッキングする。その後、船外活動では、「ザーリャ」と「ユニティ」の電力ケーブルや通信ケーブルを接続したり、断熱ブランケットを取り外す作業を行う。ドッキングを解除した後、国際宇宙ステーションの管制業務がモスクワ管制センターからジョンソン宇宙センターの宇宙ステーション管制センターに移管される。
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「STS-72」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
STS-72 ミッションの主たる目的は、日本の微小重力実験衛星である宇宙実験・観測フリーフライヤ (SFU) を回収して地球に持ち帰ることであった。SFU は質量が 3,577kg (7,885ポンド)で、1995年3月18日 08:01 UT に宇宙開発事業団 (NASDA) により種子島宇宙センターからH-IIロケット3号機で打ち上げられた。 また、NASA の衛星である OAST-Flyer (Office of Aeronautics and Space Technology Flyer) を放出して約50時間後に回収した。OAST-Flyer は、SPARTAN 衛星を利用した再利用可能な7機目のフリーフライヤである。OAST-Flyer に搭載されていた実験機器は、Return Flux Experiment (REFLEX)、GPS Attitude Determination and Control Experiment (GADACS)、Solar Exposure to Laser Ordnance Device (SELODE)、メリーランド大学の Spartan Packet Radio Experiment (SPRE) の4つである。 その他 STS-72 に搭載された実験機器は、Shuttle Solar Backscatter Ultraviolet Experiment (SSBUV-8) (これ以前のSTS-34、STS-41、STS-43、STS-45、STS-56、STS-62、STS-66にも搭載)、EDFT-03、Shuttle Laser Altimeter Payload (SLA-01/GAS(5))、VDA-2、国立衛生研究所 NIH-R3 Experiment、Space Tissue Loss Experiment (STL/NIH-C)、Pool Boiling Experiment (PBE) (これ以前のSTS-47、STS-57、STS-60にも搭載)、Thermal Energy Storage (TES-2) (これ以前のSTS-69にも搭載)などである。 ゲッタウェイ・スペシャル (GAS) ペイロードには、米国空軍士官学校の G-342 Flexible Beam Experiment (FLEXBEAM-2)、日本航空宇宙工業会の G-459 - Protein Crystal Growth Experiment、ジェット推進研究所の GAS Ballast Can とサンプルリターン実験があった。 エンデバーでの10回目の飛行となるこのミッションでは、3人の宇宙飛行士が6時間半の船外活動 (EVA) を2回行い、1997年の後半に始まる国際宇宙ステーションの組み立てで使うことになる機器や工具をテストした。飛行5日目の EVA-1 ではリロイ・チャオ (EV1) とダニエル・バリー (EV2) が、飛行7日目の EVA-2 ではリロイ・チャオ (EV1) とウィンストン・スコット (EV2) が船外活動を行った。
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ミッションのハイライト
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「STS-109」の記事における「ミッションのハイライト」の解説
STS-109 は、ハッブル宇宙望遠鏡 (HST) の補修を目的としていた。コロンビアは、2年半に渡る広範囲の改良を受けた後の最初の飛行であった(前回の飛行はSTS-93)。ミッション中には、掃天観測用高性能カメラ (ACS)、新しい硬式太陽電池板 (SA3)、新しい電力制御ユニット (PCU)、赤外線観測装置 (NICMOS) 用の新しい冷却システムなどの科学機器が取り付けられた。また、HST の高軌道へのリブーストも行なわれた。 STS-109 の乗員は、5日連続で合計5回の船外活動を行ない、ハッブル宇宙望遠鏡を補修・改良した。シャトル内の乗員は、船外活動者を支援した。ミッション・スペシャリストのナンシー・キュリーは、シャトルのロボットアームを操作した。船長のスコット・アルトマンは、彼女のバックアップであった。操縦手のデュアン・カーレイとアルトマンは、ビデオと写真で船外活動を記録した。 船外活動を通して、新しい太陽電池板、新しいカメラ、新しい電力制御ユニット、リアクションホイール装置、NICMOS 用の試験的な冷却システムが取り付けられた。STS-109 での船外活動は、合計で35時間55分に及んだ。HST の補修は STS-109 の他に4回のミッション(STS-61、STS-82、STS-103、STS-125)で、船外活動は合計18回、129時間10分、14人の宇宙飛行士で行なわれた。 次のコロンビアのミッション STS-107 の帰還時に全乗員が死亡する空中分解事故が起きたため、このミッションはコロンビアの最後から2番目の飛行でもある。 STS-109 は朝に打ち上げられたが、「夜間打ち上げ」であるとされている。それは、コロンビアの打ち上げが午前6時22分 EST で、午前6時47分の日の出の25分前だからである。
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