STS-62とは? わかりやすく解説

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STS-62

分類:スペースシャトル


名称:STS-62
オービター名称:コロンビア
打ち上げ国名機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1994年3月4日
着陸年月日:1994年3月18日
宇宙飛行士:ジョン・H・キャスパー/アンドリュー・M・アレン/ピアレ・J・スオット/チャールス・D・ゲマー/マーシャ・S・イビンズ
飛行時間:335時間16

STS-62のコロンビアでは、さまざまな科学実験が行われました国際宇宙ステーション行われることになる先端科学研究ための基礎的な実験や、宇宙でしかできない無重力利用した実験人工衛星国際宇宙ステーションなどに必要とされる航空宇宙技術実験などが行われました
そのほかにも、長期宇宙滞在無重力環境宇宙飛行士の体に与え影響医学的な観察が行われたり、地球オゾン層観測なども行われました
STS-62コロンビアは約14日間飛行終えて無事に地球へ戻りました

1.どんな形をして、どのような性能持っている
スペースシャトル・コロンビアは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(コロンビア)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料入れてある外部タンクからなっています。全体長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンク使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。

2.打ち上げ飛行順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンク液体燃料を使うオービター噴射打ち上げます。2分後に、燃料燃えつきたブースターロケットが切り離されパラシュート落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンク切り離されオービター軌道修正エンジン地球周回軌道乗りますオービター地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します

3.宇宙飛行目的は?
新し食べ物をつくるのに役立つ「タンパク質結晶化実験」など、さまざまな科学実験行なうことです。

4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果おさめたの?
微小重力利用して農学薬学生物工学に関するさまざまな科学実験行ないまた、地球オゾン層観察行ないました。

参考文献:「Newton Collection II 宇宙開発竹内 均監修(教育社)1992年発行SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行




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