boiling
「boiling」の意味・「boiling」とは
「boiling」は、英語の単語で、日本語に訳すと「沸騰」となる。一般的には、液体が一定の温度に達して気泡が発生し、その状態を保つことを指す。また、比喩的には、激しい感情や状況を表す際にも使われる。例えば、人々の間で感情が高まり、緊張が最高潮に達した状況を「the situation is boiling」などと表現する。「boiling」の発音・読み方
「boiling」の発音は、IPA表記では /ˈbɔɪlɪŋ/ となる。IPAのカタカナ読みは「ボイリング」で、日本人が発音するカタカナ英語では「ボイリング」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではないので、特に注意する必要はない。「boiling」の定義を英語で解説
「boiling」は、"The process of a liquid becoming vapor due to its temperature reaching the boiling point"と定義される。つまり、液体が沸点に達して蒸気になる過程を指す。また、"A state of intense activity or agitation"とも定義され、激しい活動や動揺の状態を指すこともある。「boiling」の類語
「boiling」の類語としては、「simmering」や「steaming」などが挙げられる。これらはいずれも液体が熱を帯びて変化する様子を表す単語である。「simmering」は、沸騰直前の状態を、「steaming」は、蒸気が立ち上る様子をそれぞれ表す。「boiling」に関連する用語・表現
「boiling」に関連する用語としては、「boiling point」や「boiling water」などがある。「boiling point」は、液体が沸騰する温度を指し、「boiling water」は、沸騰している水を指す。「boiling」の例文
1. The water is boiling.(水が沸騰している。)2. The situation is boiling over.(状況が激化している。)
3. The soup was boiling on the stove.(スープがコンロで沸騰していた。)
4. The kettle is boiling.(やかんが沸騰している。)
5. The city was boiling with excitement.(都市は興奮で沸騰していた。)
6. The boiling point of water is 100 degrees Celsius.(水の沸点は摂氏100度である。)
7. The pot was boiling over.(鍋が溢れるほど沸騰していた。)
8. The crowd was boiling with anger.(群衆は怒りで沸騰していた。)
9. The tea is boiling hot.(お茶は熱々である。)
10. The boiling water scalded my hand.(沸騰した水が私の手を火傷させた。)
沸騰
実験方法装置単位など: | 沈降係数 沸点 沸点上昇 沸騰 浸透圧ショック法 液体クロマトグラフィー 液体シンチレーションスペクトロメーター |
沸騰
(Boiling から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 00:45 UTC 版)

沸騰(ふっとう、英語: boiling)とは、液体から気体へ相転移する気化が、液体の表面からだけでなく内部からも激しく起こる現象である。つまり水の場合で言えば、水の内部から水の分子が出て行くこととも言える。液体の内部からの気化を沸騰というのに対して、液体の表面で起こる気化は蒸発という。
概要
液体の蒸気圧は温度の上昇と共に増加する。蒸気圧が外圧(液体の表面にかかる圧力)と等しくなると、液体内部に気泡が発生し沸騰が起こる。このときの温度を沸点という。外圧がちょうど 1 気圧のときの沸点を標準沸点という[1]。
沸点は外圧(気圧)により変わる[2]。外圧が 1 気圧より高くなると沸点は上昇し、低くなると降下する。例えば水は 1 気圧下では約 100 °C(正確には99.974 °C[3])で沸点に達するが、気圧の低い富士山頂では約 90 °Cで沸騰する[2]。この原理は圧力鍋での調理[2]、火力発電や原子力発電などにおいて応用されている[2]。
不揮発性の物質(気体になりにくい物質)を液体に溶解させると沸点が上昇する。これは沸点上昇と呼ばれる。
突沸
沸点に達しているにもかかわらず相転移が生じず沸騰しないことがあり[4]、この状態を過加熱という[5]。この過加熱の状態の液体に振動などの刺激を与えると突発的な沸騰を起こすことがあり、これを突沸(とっぷつ)という[5]。この突沸を防ぐため科学実験では沸騰石と呼ばれる多孔質の石が用いられる。また、電子レンジ、ガスコンロ、IHクッキングヒーター等を用いた調理過程でも突沸が起きることがあり、ただの水に限らず、豆乳やコーヒー、みそ汁やカレーなどを温めて容器に触れたりかき混ぜたり、調味料等を加えたわずかな刺激などで高温の液体が激しく弾けるように飛び散り火傷を負う事がある。そのため事故防止の観点から、急な加熱を避けるなどの注意喚起が行われている[4][5]。
沸騰水
沸騰している水を沸騰水という。外圧が変化すると沸点も変わるが、通常は大気圧下で沸騰している約 100 °Cの水が沸騰水として実験で使用される。
常温の水に比べると、やや反応性が高い。たとえば、マグネシウムは、常温では水と反応しないが、沸騰水とは反応する。また、塩化鉄(III)水溶液は沸騰水によって加水分解が促進され、水酸化鉄(III)のコロイドと塩化物イオンと水素イオンに分解される。
沸騰の様相
表現
「沸騰」は本来は水流が激しく泡立ち吹き上がる様な状態を指す熟語である。
百川沸騰 山冢崒崩 — 詩経 小雅 十月之交
また、水が沸騰する様から転じて、個人・集団や場の雰囲気が最高潮に盛り上がる様や不満が爆発する様も指す。
有隋失道、天下沸騰。 — 張行成、諫太宗書[6]
出典
- ^ 竹内 (1996) p. 117.
- ^ a b c d “気圧と沸騰”. 日本原子力研究開発機構. 2014年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月8日閲覧。
- ^ 水の性質を参照。
- ^ a b “食品加熱時の突沸に注意(発表情報)_国民生活センター”. 国民生活センター. 2016年10月11日閲覧。
- ^ a b c “調理中の突然沸騰(突沸)による事故の防止について(注意喚起) (PDF)”. 製品評価技術基盤機構. 2015年2月19日閲覧。
- ^
張行成 (中国語). 諫太宗書 [全唐文]. - ウィキソース.
参考文献
- 竹内敬人 『化学の基礎』岩波書店、1996年。ISBN 4-00-007981-6。
関連項目
外部リンク
- Boilingのページへのリンク