語釈
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だれにでも分かるような簡明な語釈の文体も独特である。たとえば「水」について、別のある国語辞典では「無味・無臭・無色・透明の液体……化学式H2O 1気圧のとき、99.974℃以上で水蒸気になり……」と学術的に説明するが、『三国』では「われわれの生活になくてはならない、すき通ったつめたい液体。海・川・雨・雲などの形をとってあらわれる」と平易な言葉で記す。国語辞典は百科事典ではなく、言葉を説明する書物であるという、主幹・見坊の考え方によるもので、見坊は「ことばの写生」と呼んでいる。語釈の中で、特に『三国』らしい言い回しとしては、「金銭」「……さま。」と言わず「おかね」「……ようす。」と表現することなどがある。
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語釈
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竜血樹/リュウケツジュの語が具体的に指すところについては、いくつか狭義・広義の用法がある。 最も狭義の用法は、マカロネシア各地に産する Dracaena draco に対する標準和名としてこの名を使うものである。 やや広い定義は、「竜血の採れる木」というものである。 この場合は歴史的な実績から、インド洋・ソコトラ島特産の近縁種ベニイロリュウケツジュ Dracaena cinnabari、および上記 Dracaena draco の2種が主要な種ということになる。また東南アジアにも数種がある。詳細は竜血を参照されたい。 最も広義の用法としては、“竜血”の産出の有無を問わずに、さらにいくつかの種を含めたり、“ドラセナ属の種のうちで高木化するもの”を総称的に言う場合があり得る。 この場合には arborea, americana, ombet, reflexa ほか多数存在する該当種の、一部または全部が含まれることになると思われる。 さらには、ドラセナ属とは分類学的に離れた関係にあるヤシ科キリンケツ属(英語版)のキリンケツトウ(Daemonorops draco (Willd.) Blume)にも竜血樹の名をあてた例が存在する。 本項は主に Dracaena draco の日本語版項目とする。近縁種のベニイロリュウケツジュ(Dracaena cinnabari)に関しては当該項目を、その他の種についてはドラセナ属を参照のこと。 Dracaena dracoカナリア諸島・テネリフェ島の巨木。 D. cinnabariソコトラ島特産。 D. ombetエジプトほか紅海周辺 D. reflexaマダガスカル、インド洋各地 D. rockii (H.St.John) Jankalski(シノニム: D. auwahiensis (H.St.John) Jankalski、Pleomele auwahiensis H.St.John)ハワイ産
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語釈
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「こよみ」の語源は、江戸時代の谷川士清の『和訓栞』では「日読み」(かよみ)であるとされ、定説となっており、一日・二日...と正しく数えることを意味する。ほかに、本居宣長の「一日一日とつぎつぎと来歴(きふ)るを数へゆく由(よし)の名」、新井白石は「古語にコといひしには、詳細の義あり、ヨミとは数をかぞふる事をいひけり」などの定義がある。 中国の暦も、月日の決定だけでなく日月食の予報や惑星運行の推算(天体暦)などを扱うものであった。過去に関する記録は「歴」、現在から未来に関する記録は「暦」であるが、これをともに扱う役職を史官といい、今でいう歴史学者と天文学者を兼ねていた。また暦は未来を扱うものであるから、予言的な性格をもち、占星術と大きく関わる。占いに関わるものは暦注と呼ばれた。
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「柑橘類」という言葉は日常生活および産業上において頻用される日用語であり、英訳する際には通常 citrus と訳される。この言葉は属の学名 Citrus が日用語に採り入れられたもので、現在では Citrus よりも広い範囲の樹木や果実を指すようになっている。 しかし Citrus と明確に区別するため、植物分類ではしばしば「citrus fruit」という表現が使われ、「柑橘類」と対訳される。これは厳密には柑橘類よりやや広く、ウォルター・テニソン・スウィングルによる分類でのミカン亜連の13属の総称である(Swingle & Reece 1967での正確な表現は「Citrus Fruit Tree」)。 学名 Citrus は、和名ミカン属にあたり、日用語 citrus 「柑橘類」よりも狭い。ただし、キンカン属とカラタチ属をミカン属に含める場合、狭義の(3属からなる)柑橘類と等しい。なお、Citrus 自体はある種の樹木を指すローマ時代のラテン語 citrus からである。 「柑」と「橘」は、完熟した甘味の果実と青い酸味の果実を意味する。「矞」は青いという音符である。
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トリートーンという名前は「(世界を構成する)第三のもの」、即ち海の世界を意味する、との説を小説家のロバート・グレーヴスが展開している。
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「件(くだん)」は、概していえば書いて字のごとし(「亻」+「牛」)、その容姿は牛の体と人間の顔の怪物とされる。
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ファリニシュ(Failinis)という名は、アイルランドの美称"Inis Fáil" (ファルの島)をあべこべにしたものであろうと『トゥレンの子らの最期』の編訳者であるオカリー(英語版)は考察した。マカリスター(英語版)も、このような名前は「聞くからに、超常級の神話の混同」であろうと意見している。 だが、この「混同」による名は、近代につくられたものではなくトゥルナイゼン(英語版)が指摘するように、同一かほぼ同一の名前(Failinis または アイルランド語: Ṡalinnis/Shalinnis)が中世12世紀のフィアナ伝説群(オシアン伝説群)の古謡(バラッド)にみられるのである。
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「アイスランドのピジン・バスク語」の記事における「語釈」の解説
Vocabula Gallica (French words), https://www.arnastofnun.is/is/am-987-4to – 17世紀後半の成立。16ページ。 ヨウン・オウラフソンの写本 "AM 987 4to" の一部。 Vocabula Biscaica (Basque words), https://www.arnastofnun.is/is/am-987-4to-0 –18世紀にオウラフソンが写した写本。"AM 987 4to" の一部。 The Harvard Manuscript, https://www.arnastofnun.is/is/ms-icelandic-3 – 2ページ。ハーバード大学文書 "MS Icelandic 3" の一部。
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マニは「宝珠」、パドメーは「蓮華」を意味する。この陀羅尼には様々な解釈がある。伊藤武によれば、「宝珠」は男性原理としての方便、「蓮華」は女性原理としての般若、フーンは呪文の完成を意味する。金剛乗の瑜伽においては、この陀羅尼は男尊と女尊の結合に象徴される空性の覚りを示し、その場合の宝珠は金剛杵(ヴァジュラ)であらわされる男性器を暗示しているという解釈がある。 呼格とする説 ドナルド・ロペスによれば、マニパドメーは「マニパドマ」または女性形の「マニパドマー」の呼格であり、「宝の蓮華を持つ者よ」という意味になる。マニパドマは菩薩の名でもある。呼格とする説はほかにフレデリック・ウィリアム・トーマス(英語版)、フランケ(英語版)、ステン・コノウ、スネルグローブ(英語版)らが述べている。 「マニ」を呼格・「パドメー」を処格とする説 伊藤武は「マニパドメー」を「マニ」と「パドメー」とに分かち、前者を呼格、後者を処格と解して、「オーン、蓮華〔の中、の上〕におわします宝珠よ、フーン」と和訳している。
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「民間文芸のモチーフ索引」の記事における「語釈」の解説
トンプソンは『民間説話』(1946年刊行、1977年和訳)では"モチーフ"を以下のように定義する: "A motif is the smallest element in a tale having a power to persist in tradition.モチーフとは話の最小要素で、伝承において固執性をもつものをいう。モチーフとは、伝承のなかに生き残る力を持った説話の最少の要素である。 さらにトンプソンは、その要素に"何か異常な、そして人の注意を引くもの"がないとその"残存する力"を持ちえないとする。 ただ、当初ははより慎重なスタンスをとり、モチーフをよりルーズに定義としていた。
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「アイスランドのピジン・バスク語」の記事における「語釈」の解説
原著者不明の語釈集がわずかに数冊見つかっている。うち2冊は、18世紀の学者ヨウン・オウラフソン・フラウ・グルンナヴィーク(英語版)の資料の中に発見された次の2冊である。 Vocabula Gallica - 17世紀後半の成立。全16ページ、517の語彙と短文、46個の数詞が書かれている。 Vocabula Biscaica - 18世紀にヨウン・オウラフソンが書き残した写本で、原本は散逸している。229の語彙と短文、49個の数詞を記す。いくつかのピジン語句を含んでいる。 これらの写本は1920年代中葉にアイスランドの文献学者ヨウン・ヘルガソンがコペンハーゲン大学のアウルトニ・マグヌッソン写本コレクションの中に発見したものである。彼は写本を書き写し、アイスランド語の語彙をドイツ語に翻訳し、その写しをオランダ・ライデン大学の言語学者 C.C.ウーレンベック(英語版)教授に手渡した。ウーレンベックの退官後、その写本は彼の院生であるデーンの手に渡った。デーンはバスク研究者のフリオ・デ・ウルキホの指導を得て、1937年、アイスランドのピジン・バスク語彙に関する博士論文を上梓した。この著書 Glossaria duo vasco-islandica はラテン語で書かれたが、注釈書中の語句の大部分はドイツ語・スペイン語にも訳された。 1986年、ヨウン・オウラフソンの手稿がデンマークからアイスランドに戻された。 今日、バスク・ピジン語の第三の語彙集があったことも知られている。アイスランドの言語学者スヴェインビョルン・エギルソン(英語版)がある書簡の中で、「奇妙な語句と注釈」を含む2ページの文書に言及しており、そのうちの11語を抄出している。注釈書そのものは失われているが、書簡はアイスランド国立図書館に保存されている。なお、彼の抄出した例の中にピジン語の要素は含まれていない。 第四の語釈集が2008年にハーバード大学のホートン図書館で発見された。これはドイツの歴史家コンラッド・フォン・マウレー(英語版)が1858年にアイスランドを訪れた際に収集したもので、写本は18世紀末か19世紀初頭に遡る。元の所有者は、その写本がバスク語のテキストを含むものとは認識していなかった。ピジン・バスク語の語彙は2ページだけ記載されており、他のページはグリモワールなどの無関係の話題に割かれていた。ページに「ラテン語語釈」と題されていることから、写本の書き手がそれをバスク語と認識していなかったことが明らかである。多くの項目が誤植を含んでおり、不慣れな筆記者の手によるものと推測される。語彙の大半はデーンの語釈書には対応を見ないもので、散逸したピジン・バスク語の注釈書の写本であると思われる。不確かながら全68語句を記載する。
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アラビア語で「農業」や「耕作」を意味する語はいくつかあるが、そのうちのひとつ、フィラーハ(فِلاحة filāḥa)はイスラーム期以後によく用いられるようになった語である。この語の派生語、ファッラーフ(فَلَّاح fallāḥ)は男性の農民、ファッラーハ(فَلَّاحة fallāḥa)は女性の農民を意味する。ファッラーヒーン(فَلَّاحِينْ fallāḥīn)は、その複数形である(ファッラーフーン فَلَّاحُونْ fallāḥūn と言うこともある)。 18世紀中ごろに英語にも外来語として入った。英語には、フェラー(fellah < pl. fellaheen)とエジプト口語を介して入っている。
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英語の「era」は、ラテン語の「aera」に由来し、ある出来事から始まる年代を指す語である。紀元となる年自体を指す語には他に「epoch」がある。なお、「epoch(元期)」は、天文学・暦学上における計算の始点となる年も意味し、暦学上のものは日本語で暦元とも呼ぶ。また、語彙の問題として、日本語の「紀元」は「era」と「epoch」の両方に対して用いられているため混乱がおこる場合がある。なお、中国語ではエラには「紀年」、エポックには「紀元」を用いているので、日本語で「…紀元」というものは「…紀年」と呼ばれている。これは中国語で年号とは言っても、元号とは言わないのと同じ語彙の使い分けである。 現在、日本で単に「紀元」と言った場合には、キリスト生誕の年を元年とするキリスト紀元(西暦)を指すことが多い。なお、戦前の日本では「紀元」というと、一般的に神武天皇が即位したとされる年を元年とする神武天皇即位紀元(皇紀)を指していた。
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イタリア語 pasta はいくつかの異なる意味を持っている。いずれも英語: paste(ペースト)、フランス語: pâté(パテ)や、英語 pastry(ペイストリー)、フランス語 pâtisserie(パティスリー)、イタリア語 pasticceria(パスティッチェリーア)などと同じ語源をもち、俗ラテン語の pasta(パスタ。生地、練りもの)に由来するものである。 イタリア料理の主食の一つである、小麦粉などを主体とした練り物(生パスタ)、およびそれを乾燥した製品(乾燥パスタ)を指す。より厳密には、パスタ・アリメンターレ(伊: pasta alimentare, 「食用の pasta」の意)と呼ぶこともある。日本語の「麺」に近い用法だが、細長い形状にこだわらない点が異なる。うどんや蕎麦も、イタリア語話者から見れば「日本の pasta」ということになる。 やや広義の用法として、菓子類も含め、小麦粉を使ったいわゆる粉物の生地全般を指す。各種のパン、ピザ、フォカッチャ、各種ケーキ類やマルチパンなど、さまざまな生地を含む。俗ラテン語の原義に最も近い用法。なお中国語における「麺」も広義ではこの意味の用例がある。 とくに菓子類において、生地を焼いて出来上がった製品の種類を指す場合がある。 派生義として、食品以外のものも含め、ペースト状の製品や物質全般を指す用法がある。日用品の例としてパスタ・ダッチューゲ(伊: pasta d'acciughe, アンチョビのペースト)、パスタ・デンティフリーチャ(伊: pasta dentifricia, 練り歯磨き)など。 日本語や英語などでの用法は上記 1. に近く、加えて 1. のパスタを使った「パスタ料理」を単にパスタと呼ぶことも多い。本項ではこれらの用法にもとづいて解説している。 なお、類語としてパスタシュッタ (伊: pastasciutta) があり、上記 1. とほぼ同じ意味で使われたり、乾燥パスタの別名などとされることがあるが、これは本来、「スープパスタ以外のパスタ料理」を指す言葉である。スープパスタ(パスタ・イン・ブロード、伊: pasta in brodo)が最も一般的なパスタの献立であった時代に、パスタをスープに入れる代わりにソースをかけて食べる食べ方を明示的に「パスタ・アシュッタ」(伊: pasta asciutta, 乾いたパスタ)と呼んで区別した名残りなのだという。
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