作品中の用語
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『サイバーナイト』の作品世界における用語について解説する。これらの多くは実在する科学技術の延長上にあるものとして設定されているが、あくまで架空のものであることに注意。 モジュール いわゆるパワードスーツ。正式名称は「マスター・スレイブ・モジュール」で、主たる人間の動作を模倣し、その力を増幅するシステムの意。動力源にはモノポール反応炉が使われている。21世紀に惑星探査用として開発され、その後は作業用や軍事用、スポーツ用などに普及した。本編では、もっぱら軍事用のバトル・モジュールが扱われる。小型戦車並みの火力と歩兵の機動力を併せ持ち、予算的にも戦車より安価なバトル・モジュールは、22世紀に殖民惑星の反乱を鎮圧するため使用され、その威力を認められて急速に普及した。 モノポール反応炉 モノポールの陽子崩壊触媒作用を利用した動力源。超電導コイルでモノポールを封じ込め、その磁場を変化させることによってモノポールを振動させ燃料を陽子崩壊させて発生する熱をMHDや熱電対によって電力に変換する。燃料は理論的にはいかなる物質でも利用可能だが入手性や機械的制約などから水や大気を使用することがほとんどである。艦船に搭載する場合は反応室を開放し、大気や水を熱膨張させて放出し反動で推進するスクラムジェット・ロケット複合エンジンとしても利用される。この場合、大気圏内では航続距離はほぼ無制限となるが大気圏外では有限である。超長距離ジャンプなどで超電導コイルに異常電流が流れた場合、超伝導が破れモノポールを喪失してしまうが異星人の技術では超電導コイルのトポロジー構造を工夫することによって限界を向上させる事を可能にしている。モジュールに搭載できるほど小型化できるが人類の技術では大型昆虫サイズに搭載できるほどには小型化できていない。 ジャンプ・ドライブ 超光速航法を可能にする装置。ジャンプ・ドライブの名は「Junctures of Universal Multiplex Potential(宇宙複合ポテンシャル連接)」の略。最小の時間単位である1クロノーン(1000兆×1000兆×100兆分の一秒)の範囲では通常の物理法則が働かないという特性を利用し、モノポールによる磁場の振動を利用して瞬間的な超光速移動を実現する。「重力の強いところから弱いところへは飛べない」という特性があるため、通常は周囲の星から離れた場所で、到着地点の重力場を考慮した慎重な座標計算を経てジャンプする。安全にジャンプできる距離には限界があり、長距離を移動する際には飛び石のように恒星系から恒星系へジャンプを繰り返さなくてはならない。不十分な座標計算や限界距離以上のジャンプは出現場所が不確定となるジャンプ・ミスとなり、銀河中心のような巨大重力源の近くにジャンプ・アウトするものと予想されている。 クローン 24世紀には、通常の生育を経ずに直接成体クローンを製造する手法、そしてあらかじめ記録しておいた個人の記憶データをクローンの脳へ写すことで、記憶を含めて人間を複製する技術が確立している。ほとんどの場合、このようなクローンは倫理的・宗教的観点から製造が禁止されているが、傭兵業界においては傭兵の死亡率が高いこと、また経験豊富なベテラン傭兵の再雇用が難しいことから、傭兵が死亡した場合にはクローンでその傭兵を再生し、任務を続行させるという契約が半ば公然と行われている。なお、クローン体の年齢調整自体は自由に設定できるが、記憶のコピーは年齢に伴う生理的変化の影響のため、同年代の脳にしか写せない。このためクローンを使った若返りはできないとされている。また同一人物が複数居ると発狂する恐れがあるため「有能な傭兵を大量生産」と言う事も不可能とされている。ただしパイレーツの件(主人公と先代クローンの戦闘)を見る限り、お互いの存在を認識していなければ問題ない様ではある。 ゲーム中で死亡した場合はソードフィッシュ内でのクローン再生により復活出来るが、クローンに移す記憶データは出発前に取って置いたバックアップを使用する為、経験値は出発前の値になってしまう。また、物語冒頭のジャンプミスの際に記録データも破損したので、その直前に死亡した艦長等のクローン再生は行われていない。 またクローン再生されたからといって完全な同一人物というわけではなく、死亡以前は恋人関係にあった男女が、恋人関係となる前のデータからクローン再生された事で、関係を継続しなくなったという描写がある。
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作品中の用語
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「ガールズ&パンツァー」の記事における「作品中の用語」の解説
西住流戦車道 戦車道の流派のひとつ。みほとまほが修めており、数ある戦車道の流派の中でも特に長い歴史と伝統を有するとされ、戦車道を修得している学校の間で西住流の名は広く知れ渡っている。現在の師範はしほ。統制された一糸乱れぬ陣形から繰り出される圧倒的な火力を用いて短期決戦で敵と決着をつける戦術を得意とする。「何があろうと前に進み、相手に勝利することこそがすべてである」と説いており、勝利のためならば多少の犠牲もやむを得ないとしている。みほはこの教えが納得できず、前年の公式戦決勝戦の件もあって、黒森峰女学園から戦車道がなかった大洗女子学園に転校する。 島田流戦車道 戦車道流派のひとつ。大学生選抜強化チームの隊長である愛里寿が修めている。現在の家元は千代。臨機応変に対応できる変幻自在な戦術を得意とする。西住流と双璧をなしており、世界中に道場がある。 日本戦車道連盟 社会人・大学・高校など日本国内の戦車道の指導・管理を行い、公式戦などを開催運営している組織。2年後に日本で実施される世界選手権大会に向け、文科省の後援を受ける。 学園艦 本作の特異な世界観を戦車道と並んで象徴する船舶であり、物語の中心となる舞台である。学園艦とは、巨大な船体に街ひとつを丸ごと抱えた超大型の船舶で、名前のとおり、艦そのものが海に浮かぶ巨大な教育機関として成り立っている。艦と名が付くが戦闘に従事する船舶ではない。上甲板には校舎やグランド、学生寮といった教育施設のほかに、住居や商業施設が立ち並ぶ。また、艦内には農場や水産養殖場といった食料生産施設、浄水・発電施設や道路、ごみ焼却場などのライフラインを有し艦全体に都市の広がりをもち、恒常的な洋上生活を支え、生徒たちは学園艦のそれらを運営することで様々なことを学ぶ。学園艦の建造にはいくつもの巨大なブロックを製造し、そのブロックを繋ぎ合わせるブロック建造方式で建造される。 その歴史はきわめて古く、シーザーが著書の中で学園艦に言及しているほか、海洋国家であったヴェネツィア共和国やイギリスなども早くから学園艦を保有していたという記録があり、大航海時代に造られたものも現存する。大きく世界に羽ばたく人材の育成と生徒の自主独立心を養うために建造されたと言われる。大半の生徒は親元を離れて寮で生活するが、艦内で生まれ育ち、家族で生活する者もいる。海上に学校が存在することは当然の常識とされているが、実際には小学校までは陸上に存在する。維持や運営に莫大な費用が掛かることから、作中では特段の実績がない学校を優先して廃止する統廃合計画が進行している。学校名と艦の名称は同一であり、登場する艦はすべて日本に属している。通常は洋上を航海しているため生徒は寄港時以外は陸には上がれないが、航空機や船舶による移動は可能。学園以外には大小の住宅、ホームセンターやコンビニエンスストアなどがあり、道路には自動車も走行するほか、広大な自然が形成されているなど陸上同様の環境となっている。 艦の大きさはさまざまだが、作中に登場する学園艦の中では小規模な大洗女子学園でも全長7,600m、甲板長7,100m、甲板最大幅900m、喫水250m、甲板高440m、艦橋高150m、乗員3万人と、デザインモチーフとなった空母よりはるかに巨大である。 大洗女子学園の場合、艦の運航は船舶科の生徒が1日3交代の8時間勤務で行っている。船舶科は学費免除とされているが、8時間勤務以外にも授業を受けなければならない規則があるため、普通科よりはハードになっている。 せんしゃ倶楽部 大洗女子学園の学園艦にある、戦車関連の商品を取扱う専門店。書籍やプラモデルのほか、転輪や砲身まで販売しており、ワイヤーフレーム式戦車ゲーム(実在したゲーム『バトルゾーン』がモデル)なども設置されている。店舗はイカロス出版が市谷で運営している「のりもの倶楽部」がモデルとなっている。また、同社の出版物も作中に登場する戦車関連出版物のモデルの一つになっている。 『リボンの武者』には本店が登場する。品揃えは膨大で、さらに地下の工廠では強襲戦車競技用などの日本戦車道連盟の非公認パーツの製造・販売や戦車の改造・メンテナンスなども取り扱う。 『リトルアーミーII』では大洗リゾートアウトレットに出店している。戦車パーツだけではなくグッズやファッションなども取り扱っている。 戦車喫茶 ルクレール 戦車に関連した演出がされている喫茶店。入口には入店待ち用の長椅子と共に、店名の由来でもあるルクレールのオブジェ、店内外には土嚢やジェリカン、ドラム缶などが置かれている。FIAT 2000型の注文用呼び出しボタンを押すと90式戦車の主砲発射音が響き、軍服にエプロンを着用するウェイトレスはすべての注文を受けると敬礼する。食事や飲み物はテーブル脇に設置された専用路を通るミニサイズのドラゴンワゴンにより自動的に運ばれるシステムで、ケーキは戦車を模したデザインとなっている。 あんこう踊り 大洗女子学園艦の母港である大洗町で行われる踊りで、踊る際は大洗町の名物であるアンコウを模したピンク色の全身タイツを着用する。杏から「聖グロリアーナ女学院との親善試合で負けた場合のペナルティ」と宣言されたときには、大洗に詳しくないみほを除いてほぼ全員が顔を青くした一方、なぜか杏だけはあんこう踊りが好きなのか、唯一笑顔で踊っている。劇中では第4話の聖グロリアーナ女学院との親善試合後にあんこうチームとカメさんチームが大洗町内で踊ったほか、第9話でのプラウダ高校との準決勝試合中に大洗女子学園チーム全員で踊る。あんこう踊りのフルバージョンはOVA第4話「アンコウ・ウォー!」に登場する。あんこう踊りの音楽については「挿入歌」を参照のこと。 曲と振り付けは本作用に新規に制作されたもので、実際の大洗町に伝わる踊りではない。振付を考案したのは監督である水島努。 ボコ 声 - 藤村歩 劇中劇の「ボコられグマのボコ」シリーズに登場する、茶色の熊のキャラクター。みほと愛里寿が大ファンで、みほの部屋にはたくさんのぬいぐるみが置いてある。常に身体のどこかしらに怪我をしており、包帯や眼帯、縫い目などがある。腕っ節が弱いにもかかわらず大変に喧嘩っ早く、誰かに喧嘩を売っては返り討ちにされる。どれほど叩きのめされても諦めず、果敢に立ち向かっていくが、それでも決して勝つことはない、というのがボコのキャラクター性であるらしい。劇場版では大洗町内に「ボコミュージアム」というボコのテーマパークが登場するが、来園者はほとんどおらず、繁盛しているとは言いがたい(劇場版の後となる『リトルアーミーII』の巻末漫画では、島田流が公式スポンサーになったことによりリニューアルオープンし、それなりに繁盛している)。 冬期無限軌道杯 最終章で開催されている戦車道の大会。日本戦車道連盟の設立を記念して発足した由緒ある大会で、開催が第40回以降途絶えていたが、プロリーグの翌年からの開幕を記念して20年ぶりに復活した。 全国戦車道大会優勝記念杯 スピンオフ作品『リトルアーミーII』内で開催される一大イベント。毎年12月に全国戦車道大会優勝校の地元で行われており、3年生にとってはこの大会が高校生活最後の戦車道大会と言える。しかしすでに引退しているところもある(黒森峰や聖グロなど)。
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作品中の用語
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「ちびっこ吸血鬼シリーズ」の記事における「作品中の用語」の解説
シュロッターシュタイン家 ザビーネを始祖とする吸血鬼の一族。リュディガーたち兄弟もこの家の子供たちである。 ハート形の墓石 シュロッターシュタイン家一人一人にある墓石。棺おけは共同墓所に移されているため、下には今は何も無い。アントンはここで、シュロッターシュタイン家面々の死亡年に、ある法則があることに気づく。 カビール・エレガンティ アンナが愛用する、ヒルデガルド手作りの香水。おめかしをする際に大量にふりかけるがアントン曰く、何かが腐ったような強烈な匂いとのこと。 吸血鬼のマント 穴だらけで棺おけの匂いがする、黒い布。羽織ることで人間のアントンでも空を飛ぶことができる。
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