ヤクイニック王国
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「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」の記事における「ヤクイニック王国」の解説
ヤクイニックは「焼き肉」をもじったもので、王族や家臣たちは肉の部位などをもじった名前になっている。 フィーレ姫 声:小桜エツ子 ヤクイニック王国王女。しかし、本人にその自覚はない。親の子育てが相当な放任主義だったらしく、性格はやんちゃでおてんば。そのためよく事件を起こしては周りを困らせる。両親(つまり国王と王妃)の旅行中に敵国に襲われ、未熟ながらも英雄召喚を行いムサシをこの世界に呼び寄せる。その後、レイガンドの引渡しを理由にル・コアール帝国にさらわれ、囚われの身となってしまう。 名前の元ネタは「フィレ」。 執事ユッケル 声:北村弘一 国王不在の城を取り仕切る老年執事。性格は穏やか。ムサシからはヒゲじいと呼ばれ慕われている。口癖は「〜ですじゃ」。 名前の元ネタは「ユッケ」。 おかしらレバン 声:郷田ほづみ 使用人頭。テキパキと仕事をこなす。クールで厳しい。カツラとのウワサがある。ムサシに雷光丸を渡した人物。口癖は「〜ざます」。 名前の元ネタは「レバー」。 ハーチノス司祭 声:亀山助清 元は礼拝堂の司祭だが、ル・コアール帝国による攻撃で礼拝堂が破壊されてしまったため、今は図書室で蔵書の管理をしている。涙もろく、オカマっぽい。人のウワサ話が好き。口癖は「〜よん」。 名前の元ネタは「ハチノス」。 錬金術師ウルテ 声:西川幾雄 執事ユッケルの弟。長年の研究で、雷光丸にゲット・イン能力を与えることに成功した。趣味はお菓子作りで、ムサシに黄金タルトを無理やりご馳走させる。第2章ではビンチョフィールドに閉じ込められフリーズパレスに飛ばされてしまう。口癖は「〜デス」。 名前の元ネタは「ウルテ」。 道化師キーチム 曲芸師ナムルとのコンビによるミカン串刺しの芸で世界を回ろうとしている道化師。曲芸団のマネージメントもこなしているが、団員は彼女とナムルの二人だけ。面会時に大きなミカンを持っていくとミカン串刺しの技を披露してくれる。 名前の元ネタは「キムチ」。 ヤキカーゲン楽士 時折さびしがりやの一面を覗かせる心優しい音楽少年。楽団ではマンドリンを担当し、合奏を心から楽しんでいる。彼の目標は音楽団長バラヤンのような立派な演奏者になる事。音楽団員と面会すると城のBGMに対応する音楽団員の楽器パートが挿入されていくが、ヤキカーゲン楽士のマンドリンは最初から挿入されている。 名前の元ネタは「焼き加減」。 見張りのナミロス 「ややっ?」という口癖と共にアミヤクイ村に近いふたご山の出入り口を見張っている兵士。楽な仕事だと思っていた見張りが実はかなり辛かったのだが、持ち前の誠実さでなんとか職務をこなしている。村人からの評判も上々。救出する事でふたご山へいつでも入れるようになる。 名前の元ネタは「並ロース」。 占い師ギアラ 年若い占い師娘。サバサバした性格と今時の女の子のような言動を好む姿からは想像できないが、自分の事以外ならなんでも占いで導き出せるという傑出した才能を持っている。リボンの収集が趣味。彼女と面会して占ってもらう事でビンチョフィールドの場所や五輪の書の在り処のヒントをくれる。 名前の元ネタは「ギアラ」。 鷹匠トクセン それほどでもないのだが勝手に自分は二枚目だと信じている鷹匠。裏庭での勤務が多いため、同じ裏庭で馬屋番をしているバッサシとは裏庭の衛生問題などで揉めており、仲が悪い。面会をする事でミンクーについてを聞く事ができる。 名前の元ネタは「特上センマイ」。 掃除婦ジョミーノ おかしらレバンに頭が上がらず、「あらあらあら」と呟きつつせわしなく働く掃除係。彼女の父親は食事中にハエをたからせたという理由で処罰され、それが原因で亡くなったという。そのためハエに対しては大変な敵意を持っている。面会する事でムサシはダッシュ突きの技を習得する。 名前の元ネタは「上ミノ」。 フーリッシモ楽士 少女ながらも世界一の笛吹きを目指している健気な性格。「テヘッ!」と照れるかわいい一面も持つ。笛を吹いている時が一番幸せで、音楽団員たちとの演奏合わせも大好き。面会する事で城のBGMにピッコロ風の音色で新しいパートが挿入される。 名前の元ネタは「霜降り+フォルテッシモ」。 兵士バラニック 声:三ツ矢雄二 騎士ラードの弟で工作員。火薬に関する知識が豊富で、爆弾や花火なども手がけている。兄に似て正義感が強いためにムサシの手助けをしてくれる事がある。面会による効果は無いが、スカル=ピオン戦では必須の存在となる。 名前の元ネタは「バラ肉」。 傭兵ミーノ 声:中井洋子 9歳という最年少の傭兵。兄の傭兵ロースウの後について歩いているために、見かけ以上の実力を持っている。スカル=ピオン戦にて必須の存在であり、さらに盗賊のアジトへ入り込む時の暗号メモを持っている人物でもある。同じ言葉を繰り返して二度言うため、会話に時間のかかる人物。 名前の元ネタは「ミノ」。 大工ツケコンデル 声:千葉繁 ノッポでやる気のなさそうな外見だが、大工としての腕は超一流。親方のマーダレーにもその実力を評価されているほど。借りたものは必ず返す事を信条にしている。スカル=ピオン戦に必須の存在であり、さらにゴンドラパーツ修理にてパーツ情報を教えてくれる人物でもある。 名前の元ネタは「漬け込んでる」。 騎士ラード 声:植木誠 兵士バラニックの兄でとても弟思い。実戦の経験は無いが剣の腕は何度となく城の剣術大会にて優勝するほどの腕前を持つ。正義感が強く礼節正しいその性格は弟にそのまま良い影響を与える結果となっている。スカル=ピオン戦に必須の存在であり、さらに第3章以降に面会する事で二本の剣で十文字に斬る十文字斬りを習得できる。 名前の元ネタは「ラード」。 馬屋番バッサシ みすぼらしい外見をしており、何かあると「あ…」と呟く無口な人物だが、絶滅寸前のミンクー守護を唱える心優しい青年。馬の世話をその仕事にしていたがル・コアール帝国の侵略の中で全ての馬を失ってしまい、自分の領域だった裏庭を荒らす鷹匠トクセンには憤りを感じている。ムサシが見つけたミンクーを全て保護しており、最終的にマザーミンクーの情報をくれる。 名前の元ネタは「馬刺し」。 グラム代官 ダジャレが好きな中年代官だが普段は「ウオッホン!」と偉そうにしている。作物の育成も趣味としており、食事係リブと気が合う事も多い。特に稲の品種改良に力を注いでおり、リブも救出していれば二人は協力してコメの栽培を始めてくれる。 名前の元ネタは「グラム」。 9代目毒味役クサレニック 初代が亡くなった直後に一週間で七人の毒味役も死亡し、若輩ながら9代目の毒味役に抜擢された人物。食事は仕事と捕らえて黙々と食べ続けている。生きるか死ぬかのスリルある日々を送るうち、いつしか食事が何よりも嫌いになってしまった。 名前の元ネタは「腐れ肉」。 大工ニコミテール 体格が良くいつもお腹をすかせている大工。普段からやる気が感じられず、同僚の大工ツケコンデルとは異なり大工としての腕前もイマイチなので親方マーダレーの不興を買っている。ゴンドラパーツ修理にてパーツ情報を教えてくれる人物。 名前の元ネタは煮込み「テール」。 紡ぎ手エイランチ ムサシの事を「命の恩人さん」と呼ぶ、城中の人々の衣類裁縫を手がける達人。年若い女性ながらその技は王国一と言われているほど。いつもチクチクと何かを縫っている。彼女の手にかかれば伝説の布から伝説の武具を作り出す事もたやすい。親方マーダレーの事が好き。 名前の元ネタは「Aランチ」。 兵士バーベック なよなよしたオカマちゃん兵士。元は騎士を志望していたが、臆病すぎることを指摘されやむなく弓兵へと転向した。「ボクチンうれぴ〜」といった言動はハーチノス司祭と通じる属性があり、実際仲が良いらしい。ムサシにも愛の告白をしてくれる。 名前の元ネタは「バーベキュー」。 騎士ニック 「〜であります」といったちょっとお堅い言動を好む真面目一徹な騎士。大変な努力家でもあり、騎士という肩書きを得ながらも毎日のようにマキ割りをしていたその努力が実り、ムサシにもマキ割りダイナマイトという自作の必殺技を教えてくれる。対照的な性格の騎士コブクローネとは仲が良い。 名前の元ネタは「肉」。 食事係リブ 城の母親的な姿をしているが実は料理が大の下手。そのために食事係でありつつも料理ではなく食材調達を担当している。「う〜れ〜し〜い〜」と歌いだすほがらかな性格はグラム代官と気が合い、彼も救出していれば二人は協力してコメの栽培を始めてくれる。 名前の元ネタは「リブ」。 曲芸師ナムル 道化師キーチムと二人で曲芸団をしている人物。昔は剣呑みの技を得意としていたが、一度死にそうな目に遭ってからというもの封印してしまったらしい。現在はキーチムと二人で協力しての串刺しを新たな得意技としてムサシにも教えてくれる。 名前の元ネタは「ナムル」。 傭兵カルビ 外見とは裏腹にナイフ投擲の技術に長け、早くから騎士団長タンシオーネに目をつけられて特訓を受けていた凄腕の少女傭兵。両親と生き別れてしまったという悲しい過去を持っている。盗賊のアジトへ入り込む時の暗号メモを持っている人物。 名前の元ネタは「カルビ」。 便所のニクジル 自称「熱血便所掃除人」。城中の便所掃除に命を賭け、便所の衛生管理については並々ならぬ情熱を燃やしている。そのあまりの執念ぶりに城の住人たちに恐れられているほど。ムサシにも清潔な便所についてを力説してくれる。城中の便所を水洗便所にし、管理するのを夢見ている。 名前の元ネタは「肉汁」。 鍛冶屋のトック 武器を鍛えさせれば右に出る者はいないほどの腕前を持つ鍛冶屋。頑固者で職人気質にあふれる。たとえなまくらの剣でもかまぼこ板も切り裂けるほどにする技術を持ち、「雷光丸」を「真雷光丸」へと鍛えなおしてくれる。騎士団が使っている剣は全てトックの手によって鍛えられたもの。 名前の元ネタは「トック」。 親方マーダレー 男気漂う大工の親方。二人の弟子を的確に動かし、かつ自身も仕事を確実にこなし、あっという間に仕事を片付けてしまう能力を持つ。大胆で肝が据わっているために多少の事には動じない頼れる一面も併せ持つが女性には弱く、三十路となった現在も独身のままである。 名前の元ネタは「ごまだれ」。 ビビンバッハ楽士 笑顔が絶えない少年楽士。ムードメーカーであり彼の笑いに癒される者も多い。音楽を純粋に楽しむ心を持ち、自分の演奏で多くの人々が幸せになってくれれば良いと考えている。面会する事で城のBGMに打楽器と笛の音色のパートが挿入される。 名前の元ネタは「ビビンバ+バッハ」。 布係ビセット 紡ぎ手エイランチと同じ職種の仕事をしており、布の調達や新しい服のデザインを考える担当。物静かで感情表現をあまりしないために時に誤解されてしまう事もある。伝説の布に憧れており、ひと目見てみたいと願っている。ムサシにも伝説の布についての情報を教えてくれる。 名前の元ネタは「Bセット」。 クーパー・シェフ もどかしい二枚舌気味の言動を好む、コメを利用した料理を得意としているシェフ。ヤクイニック城周辺ではコメは入手しにくいために実力を発揮できずに悩んでいる。グラムとリブがコメを収穫していれば、彼を救出する事でライスボールを開発してくれる。 名前の元ネタは「クッパ」。 傭兵ロースウ 赤いマントが特徴の傭兵団リーダー。弟ミーノとカルビという年少者ばかりの傭兵団をまとめている責任感が強い人物で、最近は盗賊のアジトを調査するなどの大人顔負けの立派な任務を遂行中。盗賊のアジトへ入り込む時の暗号メモを持っている人物。 名前の元ネタは「ロース」。 ビール監督パストラミ 若いながらアルコール中毒で亡くなった先代を継いだ二代目ビール監督。既に実力は先代を超えたとささやかれるほどの腕前を持ち、遠方からわざわざ彼のビールを飲みに来る者もいるほど。アルコールやビールに関する事は全て彼が担当している。態度が横柄なのが玉に瑕。 名前の元ネタは「パストラミ」。 ムッシュ・ワギュウ 料理に情熱を傾ける料理責任者。10歳の時に料理人を目指して以来、努力と修行を重ねて味の道を追究してきた。あまりの料理道一本っぷりに奥さんとは別居しているほど。左頬のキズについては多くを語らない。グラムとリブがコメを収穫していれば、彼を救出する事でワギュウおにぎりを開発してくれる。 名前の元ネタは「和牛」。 音楽団長バラヤン 城の音楽団をまとめる中年のヴァイオリニストにしてコンサートマスター。年少者ばかりの楽団員たちには父親のように接している。今は小さな音楽団だが、人数を増やして盛大なフル・オーケストラを組むのが夢。面会する事で城のBGMにヴァイオリンのパートが挿入される。 名前の元ネタは「バラ肉+カラヤン」。 肉切りハーラミン 肉を切ることにこの上ない満足感と快感を得る肉切り専門家。「ヌ〜ン」という掛け声よろしく肉を切りまくっている。肉が切れない日はご機嫌斜めになってしまうほどで、野菜類の調理は嫌い。ムサシにも肉のどういうところが好きかということを話してくれる。 名前の元ネタは「ハラミ」。 騎士コブクローネ ムサシの事を「奇跡の人」と呼ぶ、騎士団長タンシオーネの息子。幼少時に本人の意思は無視されて騎士団に入れられてしまった。臆病な性格で、デスペラードアタックという難易度の高い必殺技を知っているが自分では怖くて使いたがらず、ムサシに教えてくれる。騎士ニックとは仲が良い。 名前の元ネタは「子袋」。 モルホン医師 ロリコン気質がある怪しい医者。その極度の近眼をレンズの厚いビン底眼鏡で補強している。医師としての腕前は確かだが血を見るのが大の苦手。城内の住民の健康チェックは欠かさない。面会するとムサシのHPなどが全回復するリカバーSPを飲ませてくれる。 名前の元ネタは「ホルモン」。 騎士団長タンシオーネ 厳しく勇敢なヤクイニック城騎士団長であり、騎士コブクローネの実父。実戦経験が無い他の騎士たちと異なり、タンシオーネだけは戦場での戦闘経験を持っている。騎士団員たちにはその頃の経験を含めて毎日訓練をさせている。得意技としているタンシオーネ・クロスアタックをムサシに教えてくれる。 名前の元ネタは「タン塩」。 ゾウモッツ書記 わずか15歳にして、あらゆる国の言語に精通する天才少女。机に向かうことが多かったため、男性に対しての免疫がない。それゆえ、ムサシに救出されたとき、なかばすりこみ気味にムサシに恋してしまう。救出することでハーチノス司祭には読めない本の翻訳をしてくれる。 名前の元ネタは「臓物」。 ヤクイニック国王 声:山寺宏一 ヤクイニック王国第9代国王。家臣や村人からの信頼も厚く、人々からは良き国王と慕われている。しかし彼が誰にも行き先を告げずにバカンスに行ったために、王国は存亡の危機に陥れられてしまう。設定上の本名は「シャトウ」。ムサシからは「トノさま」と呼ばれる。 名前の元ネタは「シャトーブリアン」。 ヤクイニック王妃 声:三石琴乃 現国王の妃にしてフィーレ姫の母。姫とは違いおっとりとした性格で、彼女のことをいつも気にかけている。設定上の本名は「ブリアン」。 名前の元ネタは「シャトーブリアン」。
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