アミヤクイ村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:22 UTC 版)
「ブレイヴフェンサー 武蔵伝」の記事における「アミヤクイ村」の解説
アミヤクイは「網焼き」をもじったもので、村人の名前は自身の仕事と関係する言葉をもじったものが多い。 オサメル村長 声:緒方賢一 ムサシを信頼し切っているアミヤクイ村のリーダー。責任感が強く問題の改善のためには努力を惜しまない熱血ぶりを見せるが、自分の手に負えない事に遭遇するとまずムサシに頼み込むという性格。時には難題過ぎる依頼をも平気で口にする。村長としての仕事は雑用が多いらしく、村人たちの要望を聞き入れてはそれに即した対応を取るというのが基本方針。 第4章開始直後から消火イベント終了までは風邪で寝込んでいる。 名前の元ネタは「治める」。 オサメル夫人 村長を内助の功で陰で支える良妻にして料理が得意な優しい女性。子供がいないためにムサシの事を少なからず息子として認識しているフシもあり、暖かいまなざしで見守ってくれている。オサメル村長とは大恋愛の末の結婚だった。 名前の元ネタは「治める」。 ブレッド パン職人。毎朝パンを焼いては娘のジャムに店員を任せて自分は酒に入り浸る日々を送る。全ては妻を失ってからの性癖であり、酒場で愚痴をこぼすようになったのもそれからの事である。パン焼きの腕前は超一流で、王国主催のコンクールでも入賞するほどの腕前を持つ(その時にもらったタテはなくしてしまった)。 名前の元ネタは「ブレッド」。 ジャム 声:大谷育江 父ブレッドの不甲斐なさをしっかり支えるパン屋の看板娘。亡くなった母と同様に心優しい性格で、おつかいに来た子供にも親切に接する。酒に溺れる父に代わり、明るく朗らかに店を切り盛りしている。 名前の元ネタは「ジャム」。 アイおばさん 声:安達忍 快活でたくましい肝っ玉母さん的な雑貨屋のおばさん。6年前に夫をスチームウッド関係の事故で亡くしており、それからは女手ひとつで息子のテムを育てている。薬や食べ物を中心に様々なものを提供しており、城と提携して米料理関係も販売するようになる。 名前の元ネタは「アイテム」。 テム 声:大谷育江 アイおばさんの一人息子。やんちゃな性格。宿屋のレントの娘・ミントとは友達で二人はいつも一緒に遊び回っている。現在は勇者ごっこが二人の流行らしく、鍋を兜がわりに被っている。家では母のアイおばさんにビシバシ厳しいしつけをされているせいか、家の外では何かと素直になれずにムサシに憎まれ口を叩く事も多い。彼は物語中盤で大変な状況に陥ってしまう。 名前の元ネタは「アイテム」。 レント 声:江原正士 多少ぶっきらぼうな面はあるものの、心優しく人との交流が好きな宿屋の主人。宿屋の経営は実はレントともうひとり、双子の弟のルームとの共同経営なのだが、真面目に仕事をする兄レントとは異なり弟のルームは遊び人であり、通常はレントが宿屋の掃除や経営の全てを担っている。あるイベントの結果によっては弟達を残して村を旅立ってしまう。一人娘のミントがいる。 名前の元ネタは英語で借りるという意味の「レント」。 ミント 声:小西寛子 レントの一人娘であり、アイおばさんの息子のテムとは友達。おしゃまで明るく、元気の良い少女。テムよりもひとつ年上なので普段はミントの方がテムをリードしているが、ガンリュー島のナメクジ岩だけは苦手。母親が居ないためにアイおばさんにとてもよく懐いている。「勇者の兜」と称してザルを被っている。 名前の元ネタは「ミント」。 ルーム 声:江原正士 レントの双子の弟。遊び人でいい加減な人物で、普段は酒場で入り浸っている。宿屋で店番を任せれば一応兄レントと同じような対応はしてくれるが、その性格はレントとは正反対。あるイベントの結果によってはアミヤクイ村の宿屋の正式な主人になる。 名前の元ネタは英語で部屋という意味の「ルーム」。 ボリーじいさん 声:西川幾雄 かくしゃくとした老人で多少偏屈なところもある鑑定屋。その鑑定眼で、さまざまなところから集めてきたガラクタの山を骨董品として大切に店内の至るところに陳列している。ジャンとの取引もしていたのだがロクなものが無かったらしく嘆いており、一度伝説の武具を鑑定したいと願っている。 名前の元ネタは「ぼったくり」。しかし、ボリーがゲーム中でムサシをぼったくったことは一度もない。 ルーズ 声:植木誠 フィギュア好きが高じておもちゃ屋「トーイざんす」の経営を始めてしまった無類のフィギュアオタク。店内にはたくさんのフィギュアを並べて販売しているが、入荷されたフィギュアは真っ先にルーズが買い占めてしまい店には第二次出荷以降の商品しか置かない事から村人からの人気はさほど良くない。 名前の元ネタは「ルーズ(フィギュアのケースを開けた状態)」。トーイざんすは「トイザらス」をもじったもの。 ホワイト牧師 声:亀山助清 一応教会があるアミヤクイ村の牧師として日々精進に努める心穏やかな人物。アミヤクイ村の村人はさほど信仰心が強いほうではなく、ホワイト牧師は教会があまり役に立っていないのではないかと悩み、人々の役に立つための教会を思案している。解毒の術を会得しており、最近は死者を蘇生させる方法も研究している。 名前の元ネタは英語で白という意味の「ホワイト」。 ダクレイ ダクレイズ・バーのマスター。もともとは他の土地から流れてきた人物で、この村の地下にある遺跡の財宝を求めて当事古びたカジノだったバーを買い取って酒場として改築すると共に地下に穴を掘って遺跡の盗掘を目論んでいる。色気に惑わされてタンブラーを雇ったがマッチョも一緒に来てしまったために手が出せないでいるらしい。未成年ながら入店したムサシを煙たがっていたが、第4章以降は彼に話しかけると遺跡に入ることが可能になる。 名前の元ネタは「飲んだくれ」。 タンブラー 声:三石琴乃 大火事に見舞われて別の村から流れてきたセクシーな女性。色気だけでなく男性をその気にさせる話術も心得ているママさん。マスターであるダクレイに代わってお客に飲み物を出したりもするが、ムサシは未成年のためお酒は注文できない。 名前の元ネタは「タンブラーグラス」。 マッチョ タンブラーの連れの大男。ガタイもいいが腕っ節も強く、オサメル村長じきじきにふたご山の見張りを頼まれている。タンブラー個人のボディーガードだが、かつてタンブラーが暴漢に襲われた時に救い出したという経緯があり、マッチョ自身実はタンブラーに片思いしている。話しかけるとお金を賭けて「ハイ&ロー(後述)」で勝負をすることができる。 名前の元ネタは「マッチョ」。 ラクターじいさん 声:西川幾雄 大声で威勢よく挨拶するのを欠かさない農家の老人。元は鉱夫だったが、スチームウッドの建設と同時に農家に転職したのが大当たり。以来最上級の小麦を提供し続け、その出来の良さはブレッドのパン屋と直接提携しているほど。第6章開始以降に家を訪ねるとコジローのフィギュアが入手可能。 名前の元ネタは「トラクター」。 ラクターばあさん 孫を失ったショックから立ち直れていないラクター夫人。昔は大変な美人でウィドじいさんからも求婚されたほどだったらしい。孫のバインがある日迷い込んだ廃坑で死亡してからというもの、そのショックを引きずったまま今に至る。ムサシのことを孫だと勘違いすることが多い。 名前の元ネタは「トラクター」。 ファーマー 声:郷田ほづみ いつもにこやかで朗らかな人物。大変なフィギュア好きで、かつては毎回新作が出るたびに購入していたほど。現在はそれも落ち着いており気に入ったものに絞って購入しているらしい。いくつかのフィギュアは妻に売られてしまっているが、それでも毎日のようにトーイざんすに通う日々を送る。 名前の元ネタは英語で農夫という意味の「ファーマー」。 ファーマー夫人 ファーマーとは幼馴染で長い付き合いを経て結婚している。夫のあまりのフィギュア好きを見てフィギュアに夫が取られてしまったと感じており、フィギュアをこっそりと高値で売り払っている。 名前の元ネタは英語で農夫という意味の「ファーマー」。 ランド ヤクイニック城とアミヤクイ村とを結ぶゴンドラの管理人。ただならぬ責任感を持っており、ゴンドラがバカにされる事は決して許せない。ル・コアール帝国により破壊されたゴンドラの復旧を夢見て酒に入り浸る日々を送る。 名前の元ネタは「ゴンドラ」。 ランド夫人 噂好きの姉さん女房。普段はファーマー夫人との井戸端会議に花を咲かせている。夫がゴンドラ復旧を夢見ているのと同様に夫人もゴンドラにいつか乗れる事を期待している。 名前の元ネタは「ゴンドラ」。 ライス 声:茶風林 中年の一人暮らし農夫。昔の話に明るく、いろいろな事を知っている知恵袋でもある。村で一番大きな畑を所有しているが収穫については思わしくなく、悩んでいるらしい。 名前の元ネタは英語で米という意味の「ライス」。 ウィドじいさん 元は鉱夫の責任者だった老人。スチームウッドのせいで職を失い村はずれの風車小屋に住んで粉引きの仕事に明け暮れている。睡眠不足は人類の敵だと思っているために生活が非常に不規則で、仕事以外の時間はずっと寝っぱなしである。 名前の元ネタは英語で風という意味の「ウインド」。 フォレス 声:千葉繁 お気楽な放浪老人。ぶらぶらして遊び歩いていたところを村長に捕まってほとんど強制的にスチームウッドの管理を任されたものの、機械いじりは得意な方ではない上に元来の不真面目さも起因してスチームウッドを放置しっぱなしにしてしまい、結果としてスチームウッド暴走を招いた。ムチャクチャな言い訳や言い逃れをさせれば天下一品、アミヤクイ村一番の無責任男。 名前の元ネタは英語で森林という意味の「フォレスト」。
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ゲーム中でムサシの冒険の拠点となる村。宿屋、雑貨屋、パン屋、教会などが軒を連ねており、鑑定屋やおもちゃ屋も存在。もともとはビンチョタイトを発掘できる鉱山で賑わった村だったが、スチームウッドの開発と設置により鉱夫たちはほとんどが帰郷し、現在生活している人々は元鉱夫の家族が農家となった者が大半。質素ながらも毎日の生活感にあふれ、親切で優しい住民たちがその大半を占めている。ヤクイニック城とはゴンドラで行き来するようになっており、城と村の間には一般人では越えられないほどの巨大な崖が存在する。
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