清水六兵衞とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 美術家 > 工芸家 > 陶芸家 > 清水六兵衞の意味・解説 

きよみず‐ろくべえ〔きよみづロクベヱ〕【清水六兵衛】

読み方:きよみずろくべえ

[1738〜1799]江戸中期陶工摂津の人。号、愚斎。京都五条坂窯元(かまもと)海老屋(えびや)清兵衛学び独立して同地に窯を開いた野趣に富む六兵衛風として独自の京焼生んだ以来現在まで8代数える。


清水六兵衛(六代)


清水六兵衛(五代)


清水六兵衛(三代)

読み方きよみず ろくべえ

陶芸家京都生。二代六兵衛次男幼名栗太郎、号は祥雲。画は小田海僊に学ぶ。天保九年、家業を継ぐ。染付青磁赤絵等の作品多く作風豪快中に瓢逸性もある。都おどりの創始者遷都後の京都復興協力する明治16年(1883)歿、64才。

清水六兵衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 03:29 UTC 版)

清水 六兵衛(きよみず ろくべえ)は、江戸時代中期以来の清水焼陶工の名跡。

初代

元文3年(1738年) - 寛政11年(1799年)3月)
摂津国東五百住村(現・高槻市)生まれ。幼名は古藤(ことう)栗太郎。寛延年間に京に出て清水焼の海老屋清兵衛に師事し、1771年明和8年)独立して五条坂建仁寺町に窯を開き、名を六兵衛と改める。
妙法院宮の御庭焼に黒楽茶碗を供して六目印を受け、天竜寺の桂洲和尚より六角内に清字の印を受ける。土焼風の抹茶器、置物などを製作。号は愚斎。

2代

(寛政2年(1790年) - 万延元年(1860年)3月)
初代の子。文化8年(1811年)2代目を襲名。白磁器を焼く。号は静斎。

3代

文政5年9月1日1822年10月15日) - 明治16年(1883年6月4日
2代の次男。1853年嘉永6年)、京都小御所に大雪見灯籠二基を焼成する。号は祥雲。
1868年頃、古藤六兵衛を清水(しみず)六兵衛に改める。
海外にも積極的に出品し賞を受賞。

4代

嘉永元年(1848年) - 大正9年(1920年)11月)
3代の長男。のち清水六居。東京国立博物館蔵大灯籠を制作。号は祥鱗。

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマー山下健二郎は、玄孫にあたる[1]

5代

1875年3月6日 - 1959年8月1日
4代の長男。のち清水六和。清水の読みを「きよみず」に改める。

6代

1901年9月13日 - 1980年4月17日
5代の長男。名は清水正太郎。
1931年1934年帝展で特選。

豪華絢爛な作風で知られる。1976年の文化功労者顕彰時点では、「伝統芸術の継承とその上に立った創造」という課題を達成したとの評価を受けている[3]

7代

1922年5月15日 - 2006年7月21日
6代の長女と結婚後、養嗣子となる。東京芸術大学美術学部鋳金科卒業。
1967年から1987年まで作陶を中止、清水九兵衛を名乗り彫刻家として活躍、“Affinity”(親和)と題するシリーズ作品が著名、受賞多数。
1981年に7代目を襲名するも作陶再開は1987年

8代

1954年 - )
7代の長男。名は清水柾博。2000年に8代を襲名。
京都造形芸術大学教授

脚注

  1. ^ 三代目JSB・山下健二郎、偉大な先祖が遺した作品の“意外すぎる使い道”とは?ELLYは家族との複雑だった時代を告白”. モデルプレス (2016年3月29日). 2018年10月17日閲覧。
  2. ^ 清水六兵衛『出身県別 現代人物事典 西日本版』p380 サン・データ・システム 1980年
  3. ^ 「日本映画の荒廃に責任を感じます」『朝日新聞』1976年(昭和51年)10月26日夕刊、3版、8面

外部リンク





清水六兵衞と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「清水六兵衞」の関連用語

清水六兵衞のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



清水六兵衞のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
株式会社思文閣株式会社思文閣
Copyright(c)2025 SHIBUNKAKU Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの清水六兵衛 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS