沼
沼(ぬま)は中小規模の水域のことであり、「どっぷりハマって抜け出せない状態」の比喩に用いられる表現であり、最近では「趣味にハマる」「オタク趣味」という意味でよく用いられる表現である。「沼にハマる」「沼に引きずり込む」「沼る」「ボカロ沼」「沼ガール」のような表現で用いられることが多い。
地形としての「沼」
「沼」という字はもともと、地表の窪んだ部分に水が永続的に溜まっている場所を指す語である。一般的には、池や湖よりも狭く(小さく)、水深は浅く、透明度は低く、水中には藻などが茂り、水辺や水面を植物が少なからず占めているような地形を指す。沼と池や湖は、厳密に定義され区別されているわけではない。
比喩としての「沼」
昨今では「奥深い趣味の世界」を指すインターネットスラングとして「沼」の語がよく用いられる。アニメやアイドルといったサブカル要素の色濃いオタク趣味の世界というニュアンスを含む場合が多い。いったんハマると金銭と時間をどこまでも費やしてしまい、どんどん深淵へとのめりこんでいき、容易には抜け出せない、というわけである。
「沼」はもともと「泥沼」や「底なし沼」などのように、「抜け出せない状況」を指す比喩として用いられてきた語である。ネットスラングの「沼」もこれに通底する表現といえる。
その他の俗語としての「沼」
「沼」は、ある種の醜い顔立ち・顔立ちの醜さを形容する表現として用いられたことがある。「沼顔」という表現で用いられた。2010年代なかばに流行しかけて下火になった。しょう【沼】
ぬ【▽沼】
ぬま【沼】
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
作者小松左京
収載図書黄色い泉―「怪奇・幽霊」ショート&ショートショート集
出版社勁文社
刊行年月1987.11
シリーズ名ケイブンシャ文庫
収載図書小松左京ショートショート全集 1
出版社勁文社
刊行年月1998.9
シリーズ名ケイブンシャ文庫
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
沼
姓 | 読み方 |
---|---|
沼 | ぬま |
沼 | ぬまさき |
沼 | ぬまざき |
沼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 08:32 UTC 版)

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沼(ぬま、英語: marsh[1])とは、湖沼学上では、水深が浅く水底中央部にも沈水植物(水草)の生育する水域と定義される[2]。池とあわせて池沼(ちしょう)、湖とあわせて湖沼(こしょう)と呼ぶことがある。池や湖との区別は明確でないが、一般に水深5メートル以内の水域である[2]。
似た言葉である沼地(英語: swamp。湿地とも訳される[3])は、湿っぽく泥の深い地の事を指す[4]。
沼の水が塩水の場合、その沼は
湖沼には土壌や有機物が堆積し、次第に浅くなる。水草が生育する池が浅くなると、ヨシやガマなどの抽水植物[6]が生育して沼地となる。さらに堆積が進行するとハンノキなどの沼沢林が発達し、やがて陸化して通常の森林植生が発達するとされている[7]。
生物
動物
沼には野生生物が生息し、しばしば多種多様な動物の繁殖地となる。
出典:[8][9][10][11][12][13][14][15][16][17]
鳥類
など
魚類
など
爬虫類
両生類
昆虫
など
甲殻類
など
貝類
など
クラゲ類
ヒドラなど
海綿類
ヨワカイメンなど
植物
出典:[18]
- 水底に根づき葉や茎が水面の上にでる植物:ガマの仲間、ヨシ、ヌマトラノオ、コウホネ、 カンガレイ、シロネ、フトイ、ハスなど。
- 水底に根づき葉が水面に浮く植物:ヒシ、ヒツジグサ、ジュンサイ、ヒルムシロ、トチカガミ、アサザなど。
- 水底に根づき葉が水面にでない植物:エビモ、ササバモ、クロモ、キクモ、シャジクモ、フサモ、オオカナダモなど。
- 水面に浮いている植物:タヌキモ、ホテイアオイ、サンショウモ、ウキクサの仲間など。
脚注
- ^ “marshの意味 - goo辞書 英和和英”. goo辞書. 2024年12月7日閲覧。
- ^ a b 小項目事典,百科事典マイペディア,改訂新版 世界大百科事典,世界大百科事典内言及, デジタル大辞泉,精選版 日本国語大辞典,普及版 字通,日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典. “沼(ヌマ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. DIGITALIO. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “swampの意味 - goo辞書 英和和英”. goo辞書. 2025年1月6日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,精選版. “沼地(ヌマチ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. DIGITALIO. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “河口の植物”. 徳島県立博物館. 2024年12月8日閲覧。
- ^ “環境用語集:「抽水植物」|EICネット”. www.eic.or.jp. 2025年1月6日閲覧。
- ^ “植生遷移”. www1.ous.ac.jp. 岡山理科大学. 2025年1月6日閲覧。 “B.湿性遷移 湖や沼地を出発点とする遷移。教科書的な遷移としては、池→沼地→湿原→森林の系列であるとされている。立地を取り巻く環境が大きく変化しない限り、湖沼には土壌や有機物が堆積し、次第に浅くなる。水草が生育する池が浅くなるとヨシやガマなどの挺水植物が生育して沼地となる。さらに堆積が進行するとハンノキなどの沼沢林が発達し、やがて陸化して通常の森林植生が発達するとされている。 富栄養環境においてはそのような遷移が進行するが、貧栄養環境では沼沢地は湿原へと遷移し、森林化せず、湿原へと発達する。”
- ^ “魚介類・手賀沼の魚”. www.kashiwa.ed.jp. 2025年1月6日閲覧。
- ^ “日本の湖沼(こしょう)に棲む生き物たち/ホームメイト”. www.homemate-research-aquarium.com. 2025年1月6日閲覧。
- ^ “川・湖沼でねらえる魚 | 釣魚図鑑(特徴・仕掛け・さばき方) | Honda釣り倶楽部”. Honda公式サイト. 2025年1月6日閲覧。
- ^ “昆虫シリーズ60 水生昆虫その2 | あきた森づくり活動サポートセンター”. www.forest-akita.jp. 2025年1月6日閲覧。
- ^ “6.甲殻類 |”. suiken-teganuma.org. 2025年1月6日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典,動植物名よみかた辞典 普及版, デジタル大辞泉,精選版. “沼貝(ヌマガイ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年1月6日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典,動植物名よみかた辞典 普及版, デジタル大辞泉,精選版. “沼貝(ヌマガイ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年1月6日閲覧。
- ^ “第5章 印旛沼の生態系│沼と流域の状況│公益財団法人 印旛沼環境基金”. www.i-kouiki.jp. 2025年1月6日閲覧。
- ^ “手賀沼周辺の鳥図鑑|我孫子野鳥を守る会”. abikoyacho.org. 2025年1月6日閲覧。
- ^ とやまと自然 (富山市科学博物館) (108): 2-3. https://www.tsm.toyama.toyama.jp/file_upload/100114/_main/100114_04.pdf.
- ^ “Ⅱ 沼や池の植物”. 科学技術振興機構. 2024年12月8日閲覧。
関連項目
沼
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「チャリ走 Ultra DX - 世界ツアー」の記事における「沼」の解説
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沼
「沼」の例文・使い方・用例・文例
- ワニは川や沼地に生息している
- 子供が間違って沼地にはまった
- その土地はだいたい沼地です
- 彼らは正体不明の足跡を沼地までたどった
- 地域の人たちが沼の掃除をします
- 私は小学校入学と同時に沼津に引っ越した。
- 私は沼津に引っ越した。
- 彼らは沼地を通り抜けた。
- 沼地に建物は建てられない。
- 小さな沼があります。
- 私たちは書類事務の泥沼に陥っていた。
- 何分か経ったのか、それとも何時間か経ったのか、沼田先生が家に入ってきて、禎子の額に手を当てた。
- その沼にはサギがたくさん住んでいる。
- 細かいことで泥沼にはまり込む[動きがとれなくなる].
- その溝で沼地の水がはける.
- 沼地を干拓する.
- 貧乏の泥沼[どん底].
- (海岸の)潮間帯沼沢地.
- 沼地には蚊がたくさんいた.
- 泥沼に落ち込んだようにあがきがとれなかった.
沼と同じ種類の言葉
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