噴火史とは? わかりやすく解説

噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:42 UTC 版)

口永良部島」の記事における「噴火史」の解説

活動開始時期不明で、50万年前頃までには海面上まで成長していたと考えられている。高堂火山は約10万年前頃までに、野池火山主部約1万年前ごろまでに形成され15,000年前から11,000年前にかけて2回の大規模な火砕噴火生じた最近1万年間の活動は、「古岳」「新岳」「鉢窪火山」で発生している。昭和以降2015年まで10近く噴火記録がある。 有史以降の活動 目撃記録は無いが、古岳火口でも江戸時代末まで噴火発生していた。 1841年天保12年5月23日旧暦4月3日) - 新岳噴火8月1日旧暦6月15日) - 集落焼失死者多数1914年大正3年) - 溶融硫黄噴出鳴動1931年昭和6年3月 鳴動4月2日 - 新岳西側山腹新岳火口西縁)で噴火土砂崩壊負傷者2名、馬、山林田畑被害5月15日 - 爆発降灰硫黄流出土地隆起1933年昭和8年)から1934年昭和9年) - 七釜集落噴石により全滅死者8名、負傷者26名。 1945年昭和20年11月3日 - 新岳火口外壁割れ目噴火水蒸気噴火?)。 1966年昭和41年11月22日 - 新岳噴火し小規模火砕流空振は、鹿児島市種子島でも体感負傷者3名。 1968年昭和43年)から1970年代 - 新岳噴火1968年1969年1972年1973年1974年1976年)。 1980年昭和55年9月28日 - 新岳東側斜面水蒸気噴火爆裂火口多数形成マグマ噴出量は0.0001DREkm3。火山爆発指数:VEI1。 1990年平成2年) - 地震計による観測開始される噴気地震火山性微動活発化2014年平成26年8月3日 - 新岳噴火34年ぶり)。噴煙高度 800m以上。噴火警戒レベル32015年平成27年5月29日 - 新岳爆発的噴火噴煙高さ9,000m以上。火砕流海岸まで到達噴火警戒レベル5詳細は「2015年の口永良部島噴火」を参照

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:02 UTC 版)

十勝岳」の記事における「噴火史」の解説

安政噴火・明治噴火 十勝岳噴火活動和人文献記録初め登場するのは1857年安政4年)のことである。この年松田市太郎なる人物石狩川水源踏査帰途十勝岳登頂したとの記録があり、この中で硫気活動について触れている。松浦武四郎6月2日「山半腹にして火脈燃立て黒烟上るを見る」と記している。 1887年明治20年)の噴火黒煙噴出し周辺降灰したと記録されている。 大正噴火 詳細は「1926年の十勝岳噴火」を参照 1923年溶融硫黄の沼を出現させ活動再開した1925年2月頃より小規模な噴火繰り返していたが次第活発化し、1926年5月からは小火口を形成するなど大規模な噴火発生した中でも5月24日12時ごろにグラウンド火口中央火口丘西側発生した水蒸気噴火では、小規模な火山泥流発生して現在の望岳台付近まで流下した。5月24日16時18分の2回目大規模な水蒸気噴火により中央火口丘の西半分崩壊、これにより生じた岩屑なだれ噴火から約3分で火口から2.4 km地点にあった硫黄鉱山平山鉱業宿舎推定速度 40 m/s飲み込み、さらに山頂付近残雪を融かしてさらに大きな火山泥流発生させた。この火山泥流美瑛川富良野川一気流下し、20分で約25 km離れた上富良野市街到達した泥流により、死者行方不明者144人という大被害出た。このときの噴火描いた小説として、三浦綾子の『泥流地帯』及び『続・泥流地帯』がある。 宮本1989)らの計算によれば火口壁崩壊により 2.0 × 106 m3の土砂生じ融雪混合し流下した土砂3.1 × 106 m3。それが 3:7(715:2385) の比率美瑛川富良野川流れ込んだ流下伴って流域土砂巻き込み美瑛川白金温泉付近で 4.76 × 106 m3、富良野川 標高700m 付近で 10.26 × 106 m3 まで増加し美瑛市街上富良野町5.1 × 106 m3を堆積)に被害与えた1962年噴火 1952年頃から摺鉢火口北西側噴気が活発となっており(52年噴気孔群または昭和火口群)、直前には地震頻発していた。1962年6月29日2240分ころ、中央火口丘南側にあった湯沼火口付近水蒸気爆発発生。翌30日2時45分には大規模なブルカノ式噴火発生噴煙は高度12,000 mにも達した東側の広い範囲降灰し、千島列島中部でも降灰観測された。大正火口付近硫黄鉱業所には火山弾直撃し死者行方不明者5名、負傷者11名を出した。この噴火同年8月末には終息し湯沼火口通って北西-南東方向伸びる線上4つ火口62-0, 62-1, 62-2, 62-3)を残した。最も活発だった62-2火口中央火口丘とほぼ同じ高さのスコリア丘形成している。1968年1969年群発地震以降一連の活動次第沈静化していき、1974年5月ころから62-1火口からの噴気再開させるが翌年6月には沈静化する。 人的被害とは対照的に1962年噴火では大正噴火はるかに上回るエネルギー放出されている(『十勝岳』(北海道防災会議、1971)参照)。 1983〜1987年 群発地震と小噴火繰り返す1988〜89年噴火 1988年 群発地震繰り返し12月62-2火口から小噴火1989年噴火群発地震発生繰り返す火砕流火砕サージ火砕流先端部で発生する高温ガス流、熱雲)の発生確認周辺140 kmにわたり降灰美瑛町上富良野町住民300名が一時避難3月以降群発地震伴いつつも噴火活動沈静化。 この噴火により1990年平成2年)まで入山禁止となった1997年以降 空振を伴う火山性地震噴気観測する激し噴火活動観察されていない2004年2月4月には有色噴煙振幅小さな火山性微動観測2012年8月および2013年6月には大正火口発光現象観察されている。 2014年12月気象庁噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 05:56 UTC 版)

ボウイ海山」の記事における「噴火史」の解説

ボウイ海山は、約11万年前に始まり1万年から1万5千年前に終了した最終氷期、別名“ウィスコンシン氷期”を通して海底割れ目噴火により生じた太平洋のほとんどの海底火山100万年以上前誕生しているが、ボウイ海山比較してかなり新しい。海山基盤岩100万年に近い年月を経ているが、山頂部生成18,000年より新しいことを示す火山活動痕跡がある。地質学見地からすれば、これは非常に最近火山活動が現在でも進行している可能性有している。 ボウイ海山海中山頂接近しているため、過去海岸線波浪活動により途切れており、海浜堆積物はこの海底火山がかつて、単独火山島あるいは火山活動による小規模な群島として海上顔を出していたことを示している。ボウイ火山誕生した最終氷期の間、海水面現代よりも少なくとも100メートル低かった見られている。

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 10:15 UTC 版)

御鉢」の記事における「噴火史」の解説

御鉢高千穂峰形成された後、今から3000年以降活動開始した有史以降霧島山において最も活発に活動している火山である。以下、主要な噴火について述べる。他にも多数噴火記録がある。

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/06 08:02 UTC 版)

ボゴスロフ島」の記事における「噴火史」の解説

島の南西側にある尖った形状地形キャッスルロック)は、1796年噴火時に形成され溶岩ドームである。島はその後も、1796年から1804年1806年から1823年1883年から1895年1906年から1907年1909年から1910年1926年から1928年1992年と、2016年から2017年噴火起こしている。2016年から2017年噴火では、非溶結の火砕流および火砕サージ堆積や、火口形成によって島の形が変化し、島の面積噴火前比べて3倍に増大した

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 15:27 UTC 版)

榛名山」の記事における「噴火史」の解説

古期榛名火山:約50万年前頃から開始し、約24万年前頃まで。約20万年間の活動休止期経て、約5万年前から新期榛名火山活動移行新期榛名火山:約5万年前の八崎降下軽石白川火砕流噴出開始し榛名カルデラ形成その後榛名富士ヶ岳、相馬山、水沢山二ッ岳など少なくとも5個の安山岩溶岩ドーム形成したが、いくつか山体崩壊榛名山東側及び南側山麓扇状地地形形成5世紀活動再開しマグマ水蒸気噴火起こす。(二ッ岳有馬火山灰噴火489年 二ッ岳渋川噴火大規模なマグマ水蒸気噴火泥流マグマ噴出量は0.32 DREkm3。火山爆発指数:VEI4 525年から550年 大規模マグマ噴火マグマ水蒸気噴火マグマ噴火泥流マグマ噴出量は0.74 DREkm3。火山爆発指数:VEI5 有史以降記録残っていないが、古墳時代後期にあたる6世紀代には二ツ岳大規模噴火が度々発生しており、北東山麓では6世紀初頭の「榛名山二ツ岳渋川火山灰(Hr-FA)」と、6世紀中頃の「榛名山二ツ岳伊香保軽石(Hr-FP)」の降下による分厚い堆積層形成されている。渋川市黒井峯遺跡中筋遺跡高崎市三ツ寺遺跡など、火山灰火砕流被災した古墳時代後期遺跡多く発見されており、当時群馬県域(上毛野地域)に甚大な被害があったことが解っている。渋川市金井東裏遺跡国道353号建設工事に伴う調査)では、6世紀初頭のHr-FA火砕流巻き込まれ小札甲着装した成人男性人骨1体甲を着た古墳人)と、その家族思われる成人女性人骨1体幼児人骨1体乳児頭骨1点発掘されており、人的被害出ていたことが裏付けられている。

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/20 17:02 UTC 版)

ベーレンベルク山」の記事における「噴火史」の解説

ベーレンベルク山は、記録残っているだけで、1732年1818年1851年噴火起こしている。この他、山の側面から1970年1973年1985年に、それぞれ噴火起こしたこのうち1970年噴火では、わずか1ヶ月弱の間にヤンマイエン島面積が、約3平方キロメートル増えた。そして、この1985年の噴火が、現在のところ最後に起こった噴火である。

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 01:39 UTC 版)

子持山」の記事における「噴火史」の解説

子持山は、古い火山活動による古子持火山が、その後火山活動によって埋没したうえ、長い年月をかけて浸食開析されたものと考えられている。古子持火山活動時期について研究者による学説いくつかあり、おおむね90万年前から50万年前ほどのものと推定されている。また、1960年代研究では、子持山複数側火山をもつ複式火山みなされていた。その後岩石年代測定技術の進歩により、1990年代になると側火山とみられていたもの大きく時代離れていることがわかり、子持山とは別の火山活動よるもの推定されるようになった

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噴火史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:08 UTC 版)

イロパンゴ湖」の記事における「噴火史」の解説

4つ主なデイサイト - 流紋岩質の溶岩組成噴火後期更新世完新世との間に起こり火砕流国内のほとんどを覆う火山灰発生させた。カルデラはごく最近西暦410年から535年噴火によって直接影響した植物の放射性炭素年代測定に基づく)に崩壊し、広い範囲火砕流発生させマヤ都市荒廃させた。 噴火おおよそ25 km3体積火山灰1980年のセント・ヘレンズ山噴火20回分に相当)を噴出し火山爆発指数VEI)は6と評価された。火山灰降下し少なくとも10,000 km2範囲を腰の深さまで軽石と灰が覆った数十年の期間この地域でのすべての農業努力止めてしまった。 その後噴火は湖の内部や岸の近くいくつかの溶岩ドーム形成した唯一の歴史的記録に残る噴火1879年12月31日から1880年3月26日まで続き溶岩ドーム生成しVEI 3と評価された。溶岩ドームは湖の表面達しケマダス島(Islas Quemadas)が形成された。

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