熱雲とは? わかりやすく解説

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ねつ‐うん【熱雲】

読み方:ねつうん

火砕流の一。火口から噴出した高温ガス火山灰火山岩塊まじったものが山腹急速に流下する噴火現象


熱雲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/04 05:57 UTC 版)

アルフレッド・ラクロワの調査隊が撮影した、1902年のプレー火山の火砕流。

熱雲(ねつうん、英語: glowing cloud)は、火砕流のうち比較的小規模なものを指す。高温のガス火山灰、火山岩塊などが混じって雲塊となり急速に流下する現象である[1]1902年プレー火山の噴火を調査したフランス火山学者アルフレッド・ラクロワ (Alfred Lacroix)により、この時の火砕流が"Nuée ardente"と名付けられたが、これの訳語が「熱雲」である[1]日本では、1783年に起きた浅間山天明大噴火の際に熱雲があり、被害が大きかった地名をとって「鎌原熱雲」と呼ばれた[2]

脚注

  1. ^ a b 第2版,世界大百科事典内言及, 岩石学辞典,日本大百科全書(ニッポニカ),百科事典マイペディア,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “熱雲とは”. コトバンク. 2022年1月7日閲覧。
  2. ^ 浅間火山北麓の電子地質図”. www.hayakawayukio.jp. 早川由紀夫. 2022年1月7日閲覧。

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