サンクワールとは? わかりやすく解説

サンクワール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 14:55 UTC 版)

レイン (小説)」の記事における「サンクワール」の解説

レイン 声 - 森田成一 主人公平民傭兵上がりのサンクワールの上将軍年齢25歳だが見た目肉体18歳のまま停止している。コートクレアス城城主。自称神童」「疾風レイン」「世界最強の男」「怪盗ブラック仮面」。二つ名は「知られざる天才剣士」、「知られざる天才」、または「ドラゴンスレイヤー」。なお、「ドラゴンスレイヤー」の名はレイン本編明かすまでほとんど知られていなかったので「知られざる天才剣士」のほうが有名で、明かされ後でも本人の実力見たことがなく、その噂を聞いただけの(もしくは「もしかしたら」と忠告された)者はほとんど皆信じない。 いつも黒ずくめ格好をしており、戦いのときでも鎧など防具の類は一切着用しないホークによると、「年齢問わず女性ひきつけるタイプ」、ラルファスは「なんと女性と縁ができやすい男か」と感心している。現在は悪名高い魔剣傾国の剣”を持つ。豪放磊落見えるが実はかなりの策士で、優しい一面も持つ。 本編上では寝るのは数日一度という生活を送っており、夜は比較早いうちから周り人間バレないよう夜通し修練積んでいる。ドラゴンスレイヤー体質がそんな無可能にしているようだ。それらを知るのはシェルファをはじめ城内でも数人だけ。一種自己暗示により一瞬寝たり起きたりすることができ、起きた直後寝ぼけない。 15歳で旅に出始め盗賊団などを潰しつつ(少年時代レイン盗賊団ゴロツキなどは基本的に皆殺しにしている)名だたる傭兵騎士などに戦い挑んでいった。ホーク戦った時は剣を握り始めて半年未満(一応寝る間も惜しんで修練積んでたらしい)で勝利しその後同年劣勢に追い込まれながらもシルヴィアに勝利し、彼女か魔法教わったその実力は彼女がレイン攻撃魔法取り入れるほど。 18歳のときに瀕死の重傷負いながらもドラゴン古龍)を倒しドラゴンの持つ不死性、体力筋力魔力特殊能力(アンチ・マジック・フィールドなど)を受け継いだが、肉体年齢18歳永遠に停止することになった古龍をしてその実力から人間の例外だと言わしめた。他にも魔界より迷い出た鬼神ソウルイーターバーサーカーなどの数々魔物とも戦い勝利しているらしい。ひどい音痴なのだが本人はうまい思っているらしく、人目気にせずよく歌っている。ファヌージュ産の紅茶好みリトルドラゴンでさえも飲むと死ぬと言われている、バライソの死酒を通常の殺人使われる量の(1杯当たり)30混ぜた物を飲んでも平気(何杯か飲んでも特に体調を崩す訳でもなく、いつも通り体調のまま)。どうやら、暗い過去持っているらしい。 シェルファ・アイラス・サンクワール 声 - 水橋かおり ヒロイン設定当時シエルという名前だった。サンクワールの王族16歳金髪碧眼欠点をあげつらうことのできないくらいの美貌を持つ。 亡き母親エレノア王妃魔法使いであり、父親ダグラス王には嫌われ、ほぼ軟禁状態にされていた。シェルファが13歳時にレイン出会い電撃的に恋に落ちたその際、「ミシェール」と偽名名乗ったため、レインは彼女を見付けることが出来なかった。本人記憶消されていて、自身覚えていないものの幼少時代幾度もレイン夢を見ていた。これは魔人持っているビジョン呼ばれている能力に近い。後にサンクワールの姫王になる。主城のガルフォート城には東西南北にシェルファの気配外部漏らさないよう特別な魔法陣が埋められており、彼女自身にも消えかかっているが封印施されている。後にこの結界王妃によって築かれたことが判明する時折人格豹変する時があり、普段の彼女からは考えられない言動や行動を見せるほか、気配を読む能力や一時的にレイン匹敵するほどの力の波動を出すこともあり、同時に身体能力爆発的に向上するシルヴィアがシェルファの記憶探ろうとした際に豹変したときは、ドレス姿にも関わらずレインから貰った魔法剣(銘はレイン)でシルヴィアに切りかかり、スピード剣技キレともにシルヴィア互角に渡りあっていた。ミシェール 魔族であり上位魔人。シェルファが未だ母親胎内にいた際、衰弱しきっていたために緊急避難として彼女と同化した。シェルファが豹変する時の人格とはまた別である。既にシェルファと同化していて、シェルファには影響力持たない。シェルファに同化した理由明かしていないが、レイン薄々気付いている。シェルファが子供時に見ていた夢を頼りレイン行動蔭ながら見守っており、彼女の経緯見ているうちにミシェール自身レイン恋心を抱くうなった。シェルファがレイン最初に名乗った偽名ミシェール同化していたがゆえに、出てきた名前である。 ラルファス・ジュリアード・サンクワール(ラルファス・ジュリアード・ジェルヴェール) 声 - 浪川大輔 サンクワールの上将軍および筆頭貴族長年戦功特別にサンクワール性で名乗ることを許されている。25歳金髪碧眼。かつての聖戦英雄ジョウ・ランベルク(ジョウ・ジェルヴェール)の子孫。レインからレイグルが置き去りにした魔剣ジャスティス”を譲り受けたレイン親友で、シェルファほどではないが、レインのことを理解している。 誠実で高潔な性格のため平民貴族問わず人望があるが自分では自覚していない。シャンドリス戦では元々二千程度だった自身部隊を、一般市民に偽兵の募集呼びかけることで九千にまで増加させるほどの求心力見せた。サンクワール貴族としては珍しく有能な指揮官である。普段兵士一人一人にも気配り忘れない戦闘の際には戦士としてなかなかの実力見せる。レイン上将軍として初め軍議参加した時から、彼の言動に怒る王から何度もかばっている。これにより王から次第に見限られザーマイン戦の直前彼の部隊のみ野営地置き去りにされることとなる。 レインからルナン遠征時に注意助言(積極的に攻撃参加するな・殿を志願するな)を受けたが、元々の性格災いし撤退時に殿を志願してしまう。しかしそれすらも見越したレイン助太刀し、危機を救う。それ以降一生の恩人として、また、親友として接するようになるレインに辛い過去あるらしいのを薄々ではあるが気付いている。 ギュンター・ヴァロア 声 - 中尾みち雄 元々はレイン敵対してたらしいが、対決敗れ後に臣従以降股肱の臣」として尽くしている。年齢不詳だが、見た目20歳そこそこ。サンクワールの中で唯一貴族以外で姓を名乗っている。無愛想で、黒ずくめ。いつも慇懃かつ渋い顔をしている(しかし、シェルファに対して稀に一瞬だけ笑顔見せことがある)。サンドイッチ好物。 自らの主人であるレイン以外には一々頭を下げたりせず、シェルファとレイン対す態度はラルファスと正反対であるが、口調は誰に対して敬語である。レイン命令絶対服従のようで、長にもかかわらず自ら間諜として行動したり、看板立てたりするなどの命令こなしている。レインとは過去に、お互い隠し事はしない約束をしている。黒い刀身に赤いオーラ魔剣持っているレニよりも剣技は上。工作諜報関わる部隊の長。レイン付近に居ない時シェルファを影で護衛している。セイル達が捕虜としてコートクレアス城に捕えられている間は、彼らの見張り護衛役として城に留まった。またアリサがガルフォート城に乗り込んできた際には、城警護の『影の』総責任者であると発言している。 レインの命なのかは不明だが、人を殺めることに抵抗出来てしまったセルフィーをさり気無く諭したり、自身正体明らかになることでレイン嫌われるではないかと悩むシェルファの相談聞いたりと、登場人物悩み多々解決している。 レルバイニ・リヒテル・ムーア 声 - 山口勝平 レイン副官通称レニ24歳レイン傭兵時代からの部下。かなり臆病だが、剣技二刀流を得意としており、いざという時に本来の力を発揮する。母が没落貴族だった。可愛い女の子に弱い。 セノア・アメリア・エスターハート 声 - 水城レナ レイン副官20歳。サンクワール五大貴族出身だが、根は素直でやさしい。いつも何かにつけレイン文句言っているが、ひそかにレイン想い寄せている。かなりの乙女趣味朋輩であるレニ対し臆病者決めつけ、レニのことを理解せずにいたが、廃坑内で助けられたことで見直したレイン曰く「セノアが使えるのは戦闘が始まる直前まで」。ただし、原作では戦闘力皆無であり剣を全く扱えていないが、漫画版では戦場で剣を持って戦う姿が確認できるサフィール登場で一旦ガルフォート城を去ることになった時にはギュンターの「敵となるか味方となるか」という問いに、貴族である自分祖国裏切るような形をとっていいものかとして、ただ一人答えあぐねていた。しかし、最終的にレイン臣下として付いて行くことを決心する。 ガサラム 55歳かつてはファヌージュ騎士団隊長だったが、引退後警備隊隊長になる。その後レイン出会い斬り合いになり、危うく死に掛けたことをきっかけ警備隊引退(歳が歳なのでクビになったとのこと)。後にレイン副官となる。根っから親父肌。剣技も立つが戦慣れしていて場の空気を読むのが上手いレイン曰くお買い得親父」。また、傾国の剣がある遺跡の場所をレイン教えたのは彼である。 セルフィー レイン直属騎士見習い17歳。騎士志願の貧乏少女。父親警備隊所属騎士だったが、無能な貴族汚名着せられ殺害されたため、ほとんどの貴族嫌っている。始めは人を殺すことにかなりの抵抗があり、初めて人を斬った時には吐くほどであったが、徐々に戦い慣れていく。レイン優しさ触れ彼に恋をするレイン過去を知る数少ない内の1人転んだ着替えの度に何故かタイミング悪くレイン下着見られてしまうことが多い。 ユーリ 声 - 井上麻里奈 レイン直属騎士見習い16歳。元はザーマイン間諜であったレイン説得買収もしくは脅しに応じて仲間に。セルフィー親友レイン対しよく文句を言うレイン仕え経緯が他と異なることや、敬語が元々苦手であることが原因となり、何かの拍子上司(主にレインに対してため口になることが多い。 ミラン レイン仕え誠実な性格正騎士19歳レインおかげで騎士見習いから一気五人隊長になる。位を上げてくれたレイン言葉尽くせないほど感激し恩義感じている。部下任せればよい嫌なことも自分から進んでやっているゴースト騒動の際にはゴースト出会い、シェルファの護衛をしていたが皆と同様に記憶消されている。武闘会でもシェルファの護衛についていたが、実は幻視の術を使ったレインだった。今や城内外で伝説化している“悲惨なMの話”の発端者(?)。 シルヴィア・ローゼンバーグ ホーク親友原始ヴァンパイアにして最強のヴァンパイア・マスターで、人間からは様々な二つ名呼ばれている(史上最強ルーンマスター、ブラッディアイ、ナイトフライヤー、クリムゾンファング、ダークビューティーなど)。上位魔人ノエルから見ても、強大な力を持つ。年齢は3700歳以上。人族が使う魔法体系確立し広めた、いわば現在のルーンマスター始祖少年時代レイン過去を知る理解者同時に本気でレイン惚れてしまった)であり、過去のシェルファを知っている。 本来ヴァンパイア直射日光の下では外を歩けないが、シルヴィアのみ例外である。また、レイン同等それ以上魔力加えて二刀流使いこなし少年時代レイン凌駕するほどの剣技持っていたが、シルヴィア自身が気づかなかったわずかな隙をつかれることにより自ら負け認める(ただし実際に決着着かずじまい)。レイン負けるまで無敗以前にも魔人戦ったこともあるようだミニスカートショートパンツなど、肌の露出が多い服装を好む。 レインとの決闘後、彼に請われホーク紹介状もあって)魔法師匠となる。レインの噂を聞いてサンクワールを訪れた際に、ついでで参加した武闘会全勝大会はシェルファを暗殺しようとした騒ぎ本戦途中で中止)を遂げてレイン臣下になる。レイグルの使った転移系の魔法使えるが、レインには教えていない。 霧の国の長だったが、レイン部下になってからは国政を誰に任せているかなどは一切不明ノエル強気な魔人少女120前後レオタードに近い、露出過多の服を着ている。 眠いと感じると場所が何処であろうとすぐに眠れる武器は柄から出現する光の剣ブレード部分ノエル自身魔力であり、並みルーンマスター使おうとすると1秒も持たず魔力枯渇する)。傾国の剣以外に唯一遠隔攻撃使えるレインとの戦い敗れて今は部下同然になっているが、立場上は客人扱いである。レイン好意持っているようだが、頑として認めようとはしていないシルヴィア曰く妙なところで純情」であるらしい得意技はナイトワールド。 ファルナ シェルファに仕え正騎士23歳武道会本戦まで残ってシェルファの正騎士となった。実はガルブレイクの養娘。ガルブレイクをレイン殺されたことでレイン復讐することを誓っており、その罪は自らの命で購う決めている。 アベル シェルファに仕え正騎士自称勇者武道会本戦まで残ってシェルファの正騎士となった勇者血を受け継いでいることから常人よりタフ回復力が高い。また、魔法詠唱なしで使うことができる。普通の人間よりかは強いが武道会本戦でシルヴィア・ローゼンバーグに手加減された上に完膚無きまで倒されたことから人の範疇強さしかないフェルト 愛と美と調和女神メナム神に仕え神官武道会本戦ではギュンター対戦し手も足も出ないまま敗北する。しかし本戦まで残ったことからシェルファにより教会をつくることを許され、シェルファに仕える。後に神官長になったらしい。 リエラ シェルファに仕えているメイド。シェルファがガルフォート城を出奔したときに途中まで同行したその後実家戻っていたのだがレイン配慮から再びシェルファに仕える。好奇心強くレインとシェルファの関係を有らぬ方向へ想像していたりする。 タロン レイン仕え正騎士十人隊長グエン ラルファスの副官35歳斧使い。ラルファスのことを「大将」と呼ぶ。レインのことも「レイン将軍ではなく、「レイン大将」などと呼んでいる。山賊の頭のような顔をしているがとても優しい。力自慢だが、以前レイン腕相撲勝負しあっけなく負けている。 ナイゼル ラルファスの副官見かけ華奢な美少年一時レイン対す危惧から彼に対して不信感抱いていたが、ラルファスに諭されてからはある程度解消されたようである。 エレナ・フェリシア・ハルトゥール 現在ハルトゥール家の当主代行務めている。18歳。ラルファスにベタ惚れであるが、根本的にラルファスのことを誤解している。レインのことを「成り上がり平民」と毛嫌いしている。また、部下何度レイン暗殺失脚命じるも、全て失敗している上にバレている(レインの項目にあるバライソの死酒についても彼女の仕業)。 ギレス 元サンクワールの上将軍。ガノアと共にザーマイン寝返るが、裏切り知って駆けつけたラルファスに殺害された。 サフィール・ダルマナック・フォスティール 元サンクワールの上将軍ザーマイン戦で行方不明になっていた。ダグラス王の遺言書持ってガルフォート城に帰還して、その遺言書をもって王になろうとしたが、レインとラルファスに反発されサンクワールは内乱状態になったその後内乱介入してきたシャンドリス軍にサフィール戦い仕掛けるも惨敗グレートアーク城(サフィール居城)に逃げ延びるその際、自らの傲慢な態度改めルディック和解求めに来たレインも驚くほどに人柄変わったその後レインとラルファスの混成軍に一掃された際、自らの望みによりレインとの一騎討ちによって死亡するが、遺言書本物であったようだ。 ルディック サフィール副官42歳。元はサフィール同僚貴族部下サフィールから見れば陪臣だったが、軍を統率するにあたりサフィール直臣として引き抜いた引き抜かれるまでは子爵100隊長だったが、直臣取り立てられた際に1000隊長将軍職抜擢された。サンクワール貴族にしては珍しく戦術眼に優れており、一流将帥。軍を指揮するにあたり爵位低く軽く見られがちと不満を持っていたところ、サフィールによって伯爵位へ引き上げられた。抜擢当初嬉しく思い家族にも喜ばれていた。サフィールや反王女派に対し失望し不満を抱いていたが、シャンドリス敗れたサフィール今まで傲慢な態度改めたことにより、再び固い忠誠を誓う。グレートアーク城にて、サフィール一派レインとラルファスの混成軍によってほぼ壊滅した時点で、レイン軍に突入し殉死した

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サンクワール

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レイン (小説)」の記事における「サンクワール」の解説

ミュールゲニア大陸の海に面した南西位置する小国大きさ日本本州程度首都リディア。かつて5人の冒険者が国を立ち上げ現在のサンクワールの上貴族であるサンクワール王家筆頭とする五家始祖となる。始祖となった冒険者たち血を受け継ぐサンクワール貴族が他の人族より長寿で、なにもなければ数百年も生きることから、冒険者たちエルフではないか後世言われる定かではないまた、始祖となった冒険者特徴色濃く受け継いだのかサンクワール貴族金髪碧眼である。

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