シャンドリス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 14:55 UTC 版)
フォルニーア・ルシーダ・シャンドリス シャンドリスの皇帝。23歳。勝気な性格。妖艶な美貌を持つ。妾腹の子だが、政変の末に王位に着く。通称「フォル様」。ジョウに恋愛感情を持っていることをほのめかす発言を幾度かしている。 シェルファの戴冠式当日にジョウ・シングと共に同盟締結の意図でサンクワールを訪れ、主城を追われるシェルファ、王を自称するサフィールと対面してすぐサンクワールへの侵攻を決意する。この時点ではシェルファやサフィールには良い印象を抱けず、逆にレインは好印象だったようである。その後シェルファ軍・サフィール軍両方から抵抗される中侵攻過程でジョウからレインの本当の目的を聞き、最終的には自分が提示した試練にシェルファが耐え抜いたことで彼女の器を認め、同盟を組むこととなった。 ジョウ・ランベルク シャンドリスの大将軍。母親が魔人だったため半魔人。かなりの美形。自らが直接指揮する戦いでは敗北を記録したことがなく、「不敗の神将」と呼ばれている。その正体はかつての魔人との戦争の英雄、ジョウ・ジェルヴェール。白い魔剣というか刀を持っている。十年前レインと会っている。 ラルファスの先祖らしく誠実で温厚な人格者である。ただし自身の恋愛模様に対しては鈍感なようで、フォルニーアの好意的なアピールには気付かずにいる。魔人の血を引くものとしてレインと互角に渡り合うほどの戦闘力を保持しているが、一度レイグルと対峙した際には相手のプレッシャーに圧され一歩も動けない状態になった。 セイル ジュンナの兄(原作では血縁関係はないというような記述があるが、漫画版で記載されている相関図には彼女は「義妹」と明記有り)。23歳。魔法剣士。シャンドリスの将軍。青い魔剣を持っている。 枯れ谷の戦いではレインに捕まったジュンナを助けようとして彼を奇襲するも返り討ちにあい捕虜になるが、両国間で同盟が締結されたことにより解放される。その後フォルニーアの手によってサンクワールの大武闘会に強制参加させられ、本戦に残る成果を見せた。 ジュンナ セイルの妹(義妹)。17歳。敵味方入り乱れる戦場で味方の損害を考えずに攻撃魔法を使用する、自分の魔法が敗れると防御も忘れて攻撃を食らいそうになるなど経験不足が目立つ。だがその力は過去最高の魔法使いの一人といえ、本編中で初めてレインのアンチ・マジック・フィールド(未強化)をぶち抜いている。故にその気になれば古龍に手傷を負わすことくらいは出来るらしい。また初歩の魔法なら詠唱無しで行使できる。セイルによると「キレるといつも以上の魔力を持つ」ので実力は未知数。言葉の語尾に「…じゃないよぅ」、「はあぃ」等やたらに「ぃ」とか「ぅ」をつけて話す。 枯れ谷の戦いでレインに魔法で奇襲をかけて敗北し捕虜になるも、両国間で同盟が締結されたことにより解放される。 ザルツ シャンドリスの将軍。ジュンナのことが好き。何かとセイルを冷たくあしらってはジュンナに嫌われる。シャンドリスとサンクワールの最後の話し合いの際、レインとの一騎討ちにより敗れる。 シング シャンドリスの将軍。フォルニーアによると「かなりの腕前」らしいが、サンクワールの内乱に介入した際に枯れ谷でレインにあっさりやられて捕虜になる。その後は両国間で同盟が締結されたことにより解放された。
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