Integrated circuitとは? わかりやすく解説

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アイ‐シー【IC】

読み方:あいしー

《integrated circuit》「集積回路」に同じ。


IC

フルスペル:Integrated Circuit
読み方アイシー
別名:集積回路半導体集積回路

ICとは、回路素子をひとつのパッケージとしてまとめた回路のことである。1950年代ウィリアム・ショックレーロバート・ノイスゴードン・ムーアらによって発明製品化された。

ICは、半導体基板土台として、ダイオードトランジスタコンデンサ抵抗などの回路素子定着させ、それらを配線によって電気的につないでいる。集積方法によってモノシリックICやハイブリッドICなどに分類される集積方法としては、当初プリント基板導線差し込む挿入実装が行われていたが、最近では基板表面表面実装部品SMD)と呼ばれる電子部品接着する表面実装技術普及している。

ICは、集積され素子規模に応じてLSIVLSIULSI、などと区別されることがあった。しかし現在ではそのように呼び分けられることも少なくなっている。

今日では、コンピュータから家電製品産業用機械ICカードにいたるまで、あらゆる場面でICが応用されている。


集積回路(IC)

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

集積回路

(Integrated circuit から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 13:53 UTC 版)

集積回路(しゅうせきかいろ、: integrated circuit, IC)は、半導体の表面に、微細かつ複雑な電子回路を形成した上で封入した電子部品である。


注釈

  1. ^ 専門的には「ダイ」とも呼ぶ。
  2. ^ 個別の部品を集積した「ハイブリッド集積回路」なども含める場合もあるが、ここではそちらへの言及は割愛する。
  3. ^ 多くの場合、端子とその間隔のために必要な大きさが、パッケージサイズの要因となっている。
  4. ^ 1980年代に商用化しようとした例もあったが、歩留の制約を越えられずに失敗している。WSIの実用化の優先度は高くない。(トリロジー・システムズ英語版の記事などで見られる)

出典

  1. ^ a b c 1960年代初 国産ICのスタート, http://www.shmj.or.jp/museum2010/exhibi719.htm 
  2. ^ 城阪俊吉、私とハイブリッドマイクロエレクトロニクスの出会い -戦後40年のやきもの 『HYBRIDS.』 1988年 4巻 1号 p.2-20, doi:10.5104/jiep1985.4.2
  3. ^ 米誌に触発された電試グループ, http://www.shmj.or.jp/shimura/ssis_shimura2_06.htm 
  4. ^ 固体回路の一試作 昭和36(1961)年4月8日 電気四学会連合大会, http://www.shmj.or.jp/shimura/shimura_J_L/shimura2_06_3L.jpg 
  5. ^ 東大グループは「固態型論理回路」, http://www.shmj.or.jp:80/shimura/ssis_shimura2_07.htm  半導体産業人協会 日本半導体歴史館 志村資料室 第II部
  6. ^ The Bipolar Digital Integrated Circuits Data Book, 日本テキサスインスツルメンツ 
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