ダイシングとは? わかりやすく解説

ダイシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/09 10:03 UTC 版)

ダイシングブレード

ダイシング英語: dicing または die cutting)とは、半導体ウェハー上に形成された集積回路などを、ダイシングソーでウェハーを切削して切り出し、チップ化する工程である[1]

ウェハー上に形成された集積回路を狂いなく切断し、1個のチップとしなければならない。ウェハー上のパターンとパターンの間に設ける「しろ」はスペーシング(spacing)またはスクライブライン(scribe line)と呼ばれ、概ね100μm以下である。削り取る幅が狭ければ狭いほど、また加工精度が高ければ高いほど、ウェハーを無駄なく使え利益に直結するため、高精度が求められる。

広義のダイシングでは、スクライブも含むことが多い。狭義のダイシングは、切断の工程そのものを指し、ダイシングブレード(ダイヤモンド製の円形回転刃が主流)を高速回転させ、純水で冷却・切削屑の洗い流しを行いながら切断する。

代表的な装置メーカー

参考文献

脚注

  1. ^ 菊地正典 1998, p. 142.

関連項目



ダイシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 03:25 UTC 版)

集積回路」の記事における「ダイシング」の解説

詳細は「ダイシング」を参照 ダイシング工程では、前工程製造されウェハーチップの形に切り離す。ダイシングには、薄い砥石用いて切断する方法と、レーザー用い方法主流である。

※この「ダイシング」の解説は、「集積回路」の解説の一部です。
「ダイシング」を含む「集積回路」の記事については、「集積回路」の概要を参照ください。

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