ソフトウェアフレームワークとは? わかりやすく解説

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ソフトウェアフレームワーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 16:02 UTC 版)

ソフトウェアフレームワーク: software framework)とは、プログラミングにおいて、アプリケーションソフトウェア等の実装に必要となる一般的な機能や定型コードを、ライブラリとしてあらかじめ用意したものである。例えば、Javaなどのオブジェクト指向言語向けのクラスライブラリとして実装されている場合は、再利用可能なソフトウェア部品(ソフトウェアコンポーネント)として用意されているクラスインスタンスを自由に組み合わせたり、基本的な機能を持つ基底クラスを継承した派生クラスをユーザープログラマーが定義し、仮想メソッドによって公開されているカスタマイズポイントを選択的に上書きしたり特化させたりする。言語によってはコールバック関数デリゲートを利用するなど、他にもさまざまな形態がある。文脈から明確な場合は単に「フレームワーク」としたり、特にアプリケーションソフトウェア開発向けであることを明確にした「アプリケーションフレームワーク」など、前後に別の語をつなげた複合語を使ったりすることもある。


  1. ^ Riehle, Dirk (2000), Framework Design: A Role Modeling Approach, Swiss Federal Institute of Technology, http://www.riehle.org/computer-science/research/dissertation/diss-a4.pdf 
  2. ^ Framework”. DocForge. 2008年12月15日閲覧。
  3. ^ Vlissides, J M; Linton, M A (1990), “Unidraw: a framework for building domain-specific graphical editors”, ACM Transactions of Information Systems 8 (3): 237-268 
  4. ^ Johnson, R E (1992), “Documenting frameworks using patterns”, Proceedings of The Conference on Object Oriented Programming Systems Languages and Applications (ACM Press): 63-76 
  5. ^ Johnson, R E; McConnell, C; Lake, M J (1992), Giegerich, R; Graham, S L, eds., “The RTL system: a framework for code optimization”, Proceedings of the International workshop on code generation (Springer-Verlag): 255-274 
  6. ^ Birrer, A; Eggenschwiler, T (1993), “Proceedings of the European conference on object-oriented programming”, Frameworks in the financial engineering domain: an experience report (Springer-Verlag): pp. 21-35 
  7. ^ Hill, C; DeLuca, C; Balaji, V; Suarez, M; da Silva, A (2004), “Architecture of the Earth System Modeling Framework (ESMF)”, Computing in Science and Engineering: 18-28 
  8. ^ Gachet, A (2003), “Software Frameworks for Developing Decision Support Systems - A New Component in the Classification of DSS Development Tools”, Journal of Decision Systems 12 (3): 271-281 
  9. ^ Pree, W (1994), “Meta Patterns-A Means For Capturing the Essentials of Reusable Object-Oriented Design”, Proceedings of the 8th European Conference on Object-Oriented Programming (Springer-Verlag): 150-162 
  10. ^ Javaなどではインタフェースの場合もあり、その場合は「インタフェースを実装した」となる
  11. ^ Buschmann, F (1996), Pattern-Oriented Software Architecture Volume 1: A System of Patterns. Chichester, Wiley, ISBN 0471958697 


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ソフトウェアフレームワーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 09:26 UTC 版)

ソフトウェア開発方法論」の記事における「ソフトウェアフレームワーク」の解説

ソフトウェアフレームワークは、ソフトウェアシステムまたはサブシステム再利用可能な設計である。ソフトウェアフレームワークは、支援プログラムライブラリスクリプト言語コンポーネント群の結合支援するソフトウェアなどから成るフレームワーク各部API公開していることがある

※この「ソフトウェアフレームワーク」の解説は、「ソフトウェア開発方法論」の解説の一部です。
「ソフトウェアフレームワーク」を含む「ソフトウェア開発方法論」の記事については、「ソフトウェア開発方法論」の概要を参照ください。

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