艦形と武装とは? わかりやすく解説

艦形と武装

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ヴァシリッサ・オルガ (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状装甲艦同じく艦首水面下衝角をもつ平甲板船体3本マスト中央部帆走時には伸縮する1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。水線面と砲郭部には厚さ152mm装甲を、機関区弾薬庫を守るボックス・シタデルには120mm装甲板舷側貼っており、舷側砲郭部にイギリスアームストロング社製「22.9cm(13.9口径アームストロング砲」を単装砲架で2基を、他に68ポンド(20.6cm)カノン砲単装砲架10基を装備していた。1880年代備砲を「アームストロング 1863年型 17cm(25口径)単装砲」4基と「アームストロング 1868年型 17cm(20口径)単装砲」2基へと更新し近接戦闘用にオチキス社の3.7cm5連装回転式機砲(ガトリング砲)4基を甲板上に設置した

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艦形と武装

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カローラ級コルベット」の記事における「艦形と武装」の解説

右舷から撮られ竣工時のオルガ右舷から撮られ改装後の「オルガ船体基本形状鉄と鋼混合船体シップマスト3本中央部に1本煙突を持つ当時一般的な蒸気船形態で、艦橋2番煙突後方にあった生存性確保のために船体9つ水密区画分かれ機関区の底は二重底となっていた。修理ドック少な海外使用するために水面下には腐食汚れ付きにくい亜鉛板が貼られた。主砲15cm22口径)単装砲を舷側砲門部に片舷5基ずつ計10基を配置された。 「オルガ」のみサモア横転座礁した損傷復帰する際に士官候補生練習艦改装され帆走設備全廃し前後マスト頂上部射撃観測所を持つ単脚式の物に更新された。備砲は8.8cm(30口径速射砲2基と3.7cm回転式機砲10基のみで機関武装練習用いられた。

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デュゲイ・トルーアン (巡洋艦・初代)」の記事における「艦形と武装」の解説

本艦一等巡洋艦「デュケーヌ」の縮小版として、海外派遣任務通商破壊作戦使えるよう建造され二等巡洋艦である。現場からの改善要求盛り込み一等巡洋艦並み武装搭載したため二等巡洋艦サネ級」の常備排水量が2,000トンであったのに比べ本艦常備排水量が3,500トン弱にまで大型化した。 船体基本形状艦首水面下衝角をもつ船体3本マスト中央部に2本煙突を持つ当時一般的な蒸気船形態である。 本艦外観の特徴として艦首船首楼内部艦首砲として19cm単装砲を1基を配置舷側に片舷二箇所張り出し設け、そこにバーベット上に19cm単装砲を配置している。なお、5基の14cm単装砲は1基が艦尾配置され残り舷側甲板上に片舷2基ずつで計5基が配置された。

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アミラル・ペルスヴァル (通報艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体形状当時フランス海軍主力艦から軽艦艇に至るまで主に導入していたタンブル・ホーム船体である。これは、水線部から上の構造複雑な曲線用いて引き絞り船体重量軽減できる船体方式で、他国では帝政ロシア海軍ドイツ海軍アメリカ海軍前弩級戦艦巡洋艦にも採用された。外見上の特徴として水線下部艦首艦尾著しく突出し、かつ舷側甲板よりも水線部の部分突出すると言った特徴的な形状をしている。このため水線下から甲板上るに従って船体は引き絞られ甲板面積小さくなっている。これは、備砲射界船体狭められずに広い射界得られる船体形状であった船体基本形状水面下衝角をもつ平甲板船体3本マスト持ち1番・2番マストの間に1本煙突持っていた。艦首から1番マスト船橋を持つ箱型操舵艦橋背後、1本煙突2番マスト3番マストの順である。甲板上に主砲の16cm単装砲を1基、14cm単装砲2基を配置した水面下腐食防止のために鉄板の上チーク材を貼り、その上から銅板貼った。

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バポーム (通報艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体商船船体船体中央部の上構造物前側艦橋配置され両脇船橋ブリッジ)を持っており、船体中央部に1本煙突立っていた。 艦首艦尾6.5cm速射砲を防盾の付いた単装砲架で1基ずつ計2基、13.8cm速射砲を防盾の付いた単装砲架前後甲板上に2基ずつ計2基を配置した第一次大戦後1920年代艦首側の兵装撤去して艦橋から艦首に至るプラットフォーム上に滑走甲板新設同時に艦橋右側にデリック・クレーンを搭載して発艦実験艦として改装された。本艦実験成果が後に航空母艦ベアルン」の改装役立てた。他に水上機4~6隻の搭載が可能で小型水上機母艦としても用いられた。

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マジェンタ級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体形状艦首水面下衝角をもつ平甲板船体帆走用の3本マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。船体側面は109mmから120mm厚さ装甲板砲門部から砲郭部まで覆われている。舷側砲郭部の内部には主砲の「1858年型 22.3cm(-口径)砲」が単装砲架で2基が収められており、床面には円弧状のレール砲架旋回移動させる事により少な砲門から砲身出した際に砲門支点として砲尾部を動かすことにより広い射界得られた。これによりラ・グロワールのように舷側ズラリ大砲並べなくとも、少ない門数でも効率的に火砲敵艦向けられる工夫であった。他には副砲として舷側に「1856年型 16.5cm(-口径)砲」を単装砲架34基を砲郭部に配置した。 本級の竣工後の1865年主砲を「1858年型 24cm(-口径)単装砲」4基に強化し備砲を「1858年型 22.3cm(-口径)単装砲」2基と「1858年型 19.5cm(-口径)単装砲」8基と「1856年型 16.5cm(-口径)単装砲」10基に更新した

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金剛型コルベット」の記事における「艦形と武装」の解説

金剛型設計イギリス造船局長1867年-1870年在任)も務め近代海軍の父と言われエドワード・ジェームス・リードよる。鉄骨木皮船体バーク帆走マスト3本と1本煙突持ち舷側部に錬鉄製の舷側装甲137mm装甲貼っ防御していた。艦体内部には長期航海想定して石炭排水量の約1/7にあたる330340トン搭載できた。 本型はイギリスでの建造であるが兵装にはドイツクルップ式後装填砲を採用しており、主砲として「クルップ 17cm(24.3口径)」を単装砲架艦首船首楼並列配置で2基、艦尾甲板上に1基の計3基を配置舷側砲門部に副砲の「クルップ 15cm(25.4口径後装填ライフル砲」を片舷3基ずつ計6基を配置した。他に対艦攻撃用に35.6cm水上魚雷発射管単装1基を装備するなど当時最新鋭武装を持つ艦であった竣工後に近接火器として艦上イギリスアームストロング社の「アームストロング 7.6cm後装填ライフル砲」を2基、フランスオチキス社の「オチキス 3.7cm速射砲」を単装砲架で4基、ノルデンフェルト社のノルデンフェルト式25mm4連装機砲を4基とノルデンフェルト式11mm5連装機銃2基を装備した

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クールベ級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状は前艦と同じく艦首水面下衝角をもつ船体3本マストを持つ点は前艦と同じであるが、本級の煙突断面小判型の2本の煙突を、左右に並列配置している。これは、機関区長さ押さえるための工夫であり、同時期のイギリス装甲艦にも見られる工夫である。船体上部に行くほどに引き絞られているのに対し舷側砲郭部の位置は前艦と変わらないので砲郭部が突出しているように見える。 主砲は前艦までは27cm砲で、イギリス装甲艦の持つ30.5cm-31.8cm砲に比べて口径劣っていたが、本艦はそれを凌駕する1881年型 34cm(21口径)砲」を採用。本級の起工時には世界最大後装填式の艦砲で、イギリスはこれに対抗するために「インフレキシブル」に40.6cm連装砲2基を搭載するが、これは帆船時代思わせる旧式前装式でしかなく、発射速度射程では本級の持つ34cm後装填式砲におよぶものではなかった。これを、船体中央部砲郭部内に片舷2基ずつ計4基を配置した一方旧来の27cm砲も副砲として搭載しており、「1870年27 cm20口径)砲」を単装砲架艦首に1基、煙突左右バーベット上に片舷に1基ずつ、艦尾甲板上に1基の計4基を配置した。他に近接攻撃用に14cm単装砲6基を装備した。 この配置により、前後方向最大34cm砲2門・27cm砲3門・14cm砲2門、左右方向最大34cm砲2門・27cm砲3門・14cm砲3門を指向できた。

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インセクト級砲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体形状河川使用するために乾舷の低い平甲板型であるが、限定的に沿岸航行も可能とするべく艦首艦尾のみ凌波性よくするために甲板高められた独特のデザインとなっている。この工夫お陰で本級は河川砲艦ながら限定的に外洋航行が可能となり、「コンパス作戦」などの戦時には艦砲射撃従事できた。 艦首甲板から前向きに主砲として前弩級戦艦フォーミダブル級」の副砲にも採用されMark VII 15.2cm(45口径)砲を単装砲架で1基を配置甲板一段上がって7.62cm(40口径高角砲単装砲架で1基、その背後箱型艦橋背後簡素な単脚式の前檣が立つ。艦橋構造背後から1本煙突が立ち、煙突周囲艦載艇置き場となっており、艦載艇用のボート・ダビットが片舷2本1組で計2組運用される煙突から後ろ後ろ向きに15.2cm主砲1基が載る艦底部はスクリュー軸を埋め込むために凹まされ、同様の理由で舵も3枚小型の物に分散されて、少しでも浅い場所でもスクリューや舵を河底に擦らない様に工夫されていた。

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ベルキューズ (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状同世代フランス装甲艦と同じく艦首水面下衝角をもつ平甲板船体3本マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。水線面には厚さ150mm装甲を、砲郭部に120mm装甲板広範囲貼っており、舷側砲郭部に19.3cmライフル砲を片舷2基ずつ計4基を配置しており、副武装として16.5cm単装砲を5基搭載している。後に副武装は16.5cm砲からより速射性優れた14cm単装砲5基に換装され、近接戦闘用に3.7cm回転式機砲(ガトリング砲)4基を甲板上に設置した

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アドミラル・ナヒーモフ (装甲フリゲート)」の記事における「艦形と武装」の解説

本艦基本構造タンブルホームを持つ平甲板船体に2本のブリッグ帆走マストと1本煙突を持つ艦形で、水面下衝角を持つ垂直に切り立った艦首にはまだアンカー・ベッドもなく、錨を左右に舷側吊り下げていた。 艦首甲板上には主武装の「1885年型 20.3 cm35口径ライフル砲de:8-Zoll-Kanone M1885)」を連装砲塔収めて1番主砲塔を1基、その後ろに前部マスト煙突が立ち。船体中央部2番3番主砲塔が片舷1基ずつ配置されその上に両側船橋を持つ操舵艦橋配置された。艦載艇舷側部に中央部砲塔を挟むように2本1組デリックを片舷4基ずつ計8基で運用された。後部甲板上には後部マスト挟んで4番主砲塔が後向きに1基配置された。舷側部には5か所ずつ砲門開けて副砲の「1877年型 15.2cm(35口径)単装砲(de:152 mm/35 Kanone M1877」を単装砲架で片舷5基ずつ計10基を配置した。 1898~1899年11月近代化改装され、機関強化して帆走設備全て撤去し帆走用だったマストはミリタリー・マストに一新され見張り所に3.7cm~4.7cmクラス速射砲配置し一部の4.7cm単装砲は主砲からの爆風避けるためにマストの前の見張りの上並列前後2基ずつ配置された。この時に船体中央部にあった操舵艦橋前部マスト背後移動された。

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アミラル・ボーダン級戦艦」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状は前艦と同じく艦首水面下衝角をもつ乾舷の高い船体を持つ点は前艦と同じであるが特筆すべきは本級から竣工時から帆走全廃しており、前後にミリタリー・マストを装備している。ミリタリーマストとはマストの上部あるいは中段に軽防御見張り台配置し、そこに37mm~47mmクラス機関砲(速射砲)を配置した物である。これは、当時水雷艇による奇襲攻撃迎撃するために遠くまで見張らせる高所に対水雷撃退用の速射砲あるいは機関砲置いたのが始まりである。形状の違いはあれどこの時代列強各国大型艦には必須の装備であった本艦のミリタリーマストは頂部には2段見張り台があり、2段目に47mm回転式機砲が4基が配置され後部ミリタリーマストも同形式で計4基が配置されたが後に甲板上にも47mm回転式機砲が増設され18となったまた、「アミラル・デュプレ」は2本煙突あったが、本級は大型の1本煙突とされた。 そして、本級の特徴舷側砲郭部に主砲配置する従来フランス装甲艦とは違い、本級は甲板上に竣工時から主砲配置する形式採用している。これにより主砲は広い射角得られる同時に水面から高位置に配置されるために波浪影響を受けにくくなった。主砲は「アミラル・デュプレ」の34cm後装式砲でさえイギリス同種艦を口径凌駕していたが、本級では「1875年型 37cm(28口径)砲」を採用しリードした無論イギリスイタリアでフランス艦を超える口径艦砲搭載はあったが、それは帆船時代思わせる旧式な前装式でしかなく、発射速度では本級の持つ37cm後装式砲に及ぶ物ではなかった。 これを、バーベット上に配置するのは「アミラル・デュプレ」と同じであるが、旧来の搭載方法では外洋航行時にバーベット内に波浪吹き込む問題があったので本級では中口径砲砲弾耐える装甲カバー被せた主砲前部甲板に1基、中央甲板前向きに1基、後部甲板後ろ向きに1基計3基を配置した。他に近接攻撃用に「1884年型 16cm(30口径)砲」を単装砲架で4基を舷側砲郭部に片舷2基ずつ配置、「1881年型 14cm(28口径)砲」を単装砲架で8基を艦首艦尾に1基ずつ、舷側に片舷3基ずつ配置した。この配置により前後方向最大34cm砲1門・27cm砲3門・16cm砲2門、14cm砲1門、左右方向最大34cm砲3門・16cm砲2門・14cm砲3門を指向する事が出来た。他に対艦攻撃用に35cm単装魚雷発射管を4門から後に6門装備した。 本級は竣工後の1896年近代化改装が行われ、3基の主砲うち中央部の2番主砲バーベットごと撤去され跡地には舷側配置されていた16cm砲を甲板上に新たに設けられ砲郭部に配置しなおされた。砲郭の上艦載艇置き場となり、片舷2基ずつ計4基のグース・ネックの首型)クレーンにより運用された。この改装後部ミリタリーマストは小型化され、露天式の前部艦橋密閉型航海艦橋ブリッジ船橋)が新たに設けられ外観前弩級戦艦近くなった。

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ルドゥタブル (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状は前艦と同じく艦首水面下衝角をもつ船体3本マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態であるが、一方で艦幅が前級17.5mであったのが本艦では19.7mと2.2mも太くなっているのが特徴である。これにより外洋航行時の安定性増したまた、舷側装甲帯は前級が225mmであったのが本艦において一番薄い箇所でも240mmとなり、船体中央部は350mmに達した。 前級で2箇所減った船体中央部円形バーベット本艦でもそのままであるが装甲範囲砲郭部を取り込んで水面部までの上下の広い範囲装甲で覆うのが特徴的である。主砲には新開発の「1875年27 cm20口径)砲」が単装砲架で8基を搭載しており、配置方式艦首側に開けられ砲門に1基、後甲板端部に1基ずつと左右バーベット部に片舷1基ずつで計4基を配置船体舷側砲郭部に片舷2基ずつ計4基を配置した。この配置により前後方向最大5門、左右方向最大5門を指向する事が出来たバーベット部の装甲は240mm装甲強化されている。 竣工後の1893年から1894年にかけて行われた近代化改装3本マストうち中央部のマスト撤去され2本となり、帆走設備撤去され簡素なミリタリー・マストとなった。ミリタリーマストとはマストの上部あるいは中段に軽防御見張り台配置し、そこに37mm~47mmクラス機関砲(速射砲)を配置した物である。これは、当時水雷艇による奇襲攻撃迎撃するために遠くまで見張らせる高所に対水雷撃退用の速射砲あるいは機関砲置いたのが始まりである。形状の違いはあれ、どこの時代列強各国大型艦には必須の装備であった本艦のミリタリーマストは頂部には2段見張り台があり、中段に47mm回転式機砲が単装砲架で1基が配置され後部ミリタリーマストも同形式で1基ずつ計2基が配置されたが後に増設された。武装大きく更新され口径は27cmと変わらない砲身長が伸ばされた「1881年型 27cm(28口径)砲」が単装砲架で1基、「1875年型 27cm(28口径)砲」は単装砲架で4基、「1870年型 24cm(18口径)砲」は単装砲架で4基、10cm単装速射砲6基、47mm回転式機砲2基、対艦攻撃用に35cm水上魚雷発射管単装で2基を装備した

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オッシュ (戦艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状は前艦と同じく艦首水面下衝角をもつ船体前後にミリタリー・マストを装備している。ミリタリーマストとはマストの上部あるいは中段に軽防御見張り台配置し、そこに37mm~47mmクラス機関砲(速射砲)を配置した物である。これは、当時水雷艇による奇襲攻撃迎撃するために遠くまで見張らせる高所に対水雷撃退用の速射砲あるいは機関砲置いたのが始まりである。形状の違いはあれど、この時代列強各国大型艦には必須の装備であった本艦のミリタリーマストは頂部には2段見張り台があり、2段目に47mm回転式機砲が4基が配置され後部ミリタリーマストも同形式で計4基が配置されたが、他に甲板上にも47mm回転式機砲が増設され計10となった煙突箱型の1本煙突である。舷側装甲帯は全長カバーし水線部に350~450mm装甲張り、その上から上甲板の端までを80mm装甲張った主甲板装甲艦首尾部20mmから始まり中央部装甲は90mm装甲である。本艦主砲は、フランス主力艦として初め竣工時から完全な砲塔形式となり、最大厚400mm装甲からなる装甲板覆われた。 主砲には新開発の「1881年型 34cm(28口径)砲」を単装砲塔収め前後甲板上に1基ずつを配置した。1番主砲塔背後には露天式の航海艦橋前部ミリタリーマスト、2本煙突後部から後部ミリタリーマストの間は艦載艇置き場となっており、片舷3基ずつの長いアームを持つボート・ダビッドで運用される船体中央部には副砲として新開発の「1881年27 cm28口径)砲」が単装砲架で片舷1基ずつ計2基を配置した。他に対水雷艇用に「1881年型 14cm(30口径)砲」が単装砲架18基を配置した対艦攻撃用45cm水上魚雷発射管が単装で5基を搭載した。 本級は竣工後の1898年近代化改装が行われ、復原性改善のために後部ミリタリー・マストを簡素な単脚換えた。機関は全換装され、ベルウィール式缶18基と直立3段膨張レシプロ機関2基となったこれに伴い大型の1本煙突断面楕円形の2本煙突並列配置する形式を採っている。 3基の主砲うち中央部の27 cm砲はバーベットごと撤去され跡地には舷側配置されていた16cm砲を甲板上に新たに設けられ砲郭ケースメイト)部に配置しなおされた。砲郭の上艦載艇置き場となり、片舷2基ずつ計4基のグース・ネックの首型)クレーンにより運用された。この改装後部ミリタリーマストは小型化され、露天式の前部艦橋は、両側船橋ブリッジ)を持つ密閉型航海艦橋新たに設けられ外観前弩級戦艦近くなった。

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艦形と武装

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ローレライ (通報艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

本艦基本形状は平甲板船体に2本の帆走マスト持ち1番・2番マストの間に1本煙突持っていた。船体中央部フルカン社製ボイラー1基と単膨脹2気筒レシプロ機関による1軸推進で片舷に直径5.36m・24パドルを持つ外輪駆動した。本艦機関竣工時には350馬力発し速力10.5ノットが可能であった1870年から1973年にかけて近代化改装が行われ、船体サイズ全長46.6mへと変更され物の機関換装行われず速力は9.1ノット低下した帆走用の帆は竣工時は310平方フィートであったが、改装後200平方フィート減少した武装就役時は12cm単装砲2基であったが、前述改装後は12.5cm(23口径)単装砲1基と8cm23口径)単装砲2基に更新された。

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ケーニヒ・ヴィルヘルム (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

竣工当時の「ケーニヒ・ヴィルヘルム」。煙突船内伸縮されている。 近代化改装後の「ケーニヒ・ヴィルヘルム」。 武装装甲配置示した図。 船体基本形状艦首水面下衝角をもつ平甲板船体3本帆走マスト立て船体中央部には帆走時には船体引き込める2本煙突が立ち、間には操舵艦橋設けられていた。船体内部には150mmから203mmにもなる装甲板リベット組み立てた砲郭ケースメイト)があり、甲板上に突き出るように厚さ170mmにもなる筆箱状のバーベット前後一つずつ設けられ内部には21cm砲が単装砲架で2基ずつ配置され端部開けられ砲門射界を得る工夫であった舷側砲門部には片舷9か所の砲門開けられ砲郭内の24cm砲を片舷9基ずつ計18基を配置した1890年代近代化改装受けた折にボイラー換装して帆走設備全廃し見張り所を持つ前後マストとなったウィキメディア・コモンズには、ケーニヒ・ヴィルヘルム (装甲艦)関連するカテゴリあります

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オセアン級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

船体形状艦首水面下衝角をもつ船体3本マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。艦首衝角水面下3m前方突き出しており内部青銅詰められている。船体中央部の4箇所円形バーベット埋め込まれバーベットは150mmの装甲板リベット組み立てられた。バーベット内には「1870年型24cm(19口径)砲」を単装砲架露天に置く「露砲塔」である。露砲塔というのは、現在の砲塔形式とは違い火砲基部のみを装甲で覆う型式を指す型式である。この時代艦砲は現在と異なりライフル銃のように直接標準撃ち合うようなものであったために砲の上面に砲弾が当たるとは考えられておらず、基部のみを防御する考えであった。24cm砲の砲架下部バーベットから独立したターン・テーブル状の床面となっており、数人がかりでハンドルを回す事により旋回出来た。 24cm砲バーベット下部船体側面は178mmから200mmの装甲板を持つ砲郭となっている。砲郭上方から見て横に長い八角形となっており、左右方向壁面に3門の砲門斜め前斜め後ろ壁面に1門の砲門開けられている。砲郭部の内部には主砲の「1870年型 27cm(18口径)砲」が単装砲架で4基が収められており、床面には円弧状のレールで24cm砲の砲架旋回移動させる事により少な砲門から砲身出した際に砲門支点として砲尾部を動かすことにより広い射界得られた。これによりラ・グロワールのように舷側大砲並べなくとも少ない門数でも迅速に火砲敵艦向けられる工夫であった。他には副砲として舷側に「1870年型 14cm(21口径)砲」を単装砲架で8基を配置した竣工後に接舷乗り込み時の戦闘用の47mm回転式5連装機関砲単装砲架で8基から随時増設され22基まで増備された。他に対艦攻撃用に35cm単装魚雷発射管が2基から4基が搭載された。

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艦形と武装

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インペリウス級装甲巡洋艦」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体形状水面下衝角ラム)を持つ平甲板船体に2本のブリッグ帆走マストと2本煙突を持つ典型的な装甲艦艦形である。後に近代化改装が行われ、帆走設備撤去され、2本煙突の間の船体中央部にミリタリーマストを1本持つ。 主武装の「Mark III 1881年型 23.4 cm(31.5口径ライフル砲」を新設計の露砲塔収めて1番主砲塔が1基、その後ろに前部マストと2本煙突が立ち、その間両側船橋を持つ操舵艦橋配置された。船体中央の左右舷側2番3番主砲塔が片舷1基ずつ配置されその上に艦載艇舷側部に中央部砲塔を挟むように2本1組デリックが片舷4基ずつ計8基運用された。後部甲板上には後部マスト挟んで4番主砲塔が後向きに1基配置された。舷側部には5か所ずつ砲門開けて副砲の15.2cm単装砲が単装砲架で片舷5基ずつ計10配置された。

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艦形と武装

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オスマニイェ級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状艦首水面下衝角をもつ平甲板船体3本マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。本級は甲板上に主砲の22.9cm(13.9口径カノン砲単装砲架で1基が配置されており、主砲砲架の末部に付いた歯車を、砲員がクランク回転させて旋回させる事ができた。舷側砲郭内には副武装として20.3cm(15口径)砲が単装砲架で片舷7基ずつ計14基が配置されており、床面には円弧状のレール主砲砲架の末部に付いた歯車を、砲員がクランク回転させて旋回移動させる事ができ、少ない門数でも砲身出した砲門支点として砲尾部を動かすことにより広い射界得られた。これにより左右方向最大で22.9cm砲1門と20.3cm砲7門が指向できた。 本級は1890年から1894年にかけて「オスマニイェ」「アブドゥル・アズィズ 」が、次いで1892年から1894年にかけて「オルハニイェ」「マフムディイェ」がイタリアアンサルドイスタンブール造船所にて近代化改装を受け、機関火砲換装船体延長など大規模な工事が行われた。機関換装に伴う航続性能向上により帆走設備廃止されマスト本数は2本となり艦容近代化された。煙突は1本のままだが周囲には煙管型の通風筒立てられた。艦橋基部組み込んだ単脚式の前檣には見張り台がある。同じく単脚式の後基部にはジブ・クレーン付属し煙突と後の間に置かれ艦載艇運用使用された。 武装全てクルップ社艦砲統一され主砲として船体前後甲板上に「オスマニイェ」「アブドゥル・アズィズ 」は「21cm(35口径)単装砲」、「オルハニイェ」「マフムディイェ」が「24cm(32口径)単装砲」搭載した。これを収めた露砲塔が1基ずつ計2基が配置され副砲として舷側砲郭部に「15cm(25口径)砲」が単装砲架で片舷4基ずつ計8基が配置された。ほかに「10.5cm(35口径)砲」が単装砲架で6基、近接戦闘用としてオチキス社の4.7cm(43口径)機砲が4基搭載された。対艦攻撃用として35cm単装魚雷発射管2基が搭載された。この武装配置により前後方向に21cm砲1門が、左右方向には21cm砲2門と15.2cm砲4門が指向できた。

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アーサール・テヴフィク (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体形状当時フランス海軍主力艦から軽艦艇に至るまで主に導入していたタンブル・ホーム船体である。これは、水線部から上の構造複雑な曲線用いて引き絞り船体重量軽減できる船体方式で、他国では帝政ロシア海軍ドイツ海軍アメリカ海軍前弩級戦艦巡洋艦にも採用された。外見上の特徴として水線下部艦首艦尾著しく突出し、かつ舷側甲板よりも水線装甲部分突出すると言った特徴的な形状をしている。このため水線下から甲板上るに従って船体は引き絞られ甲板面積小さくなっている。これは、備砲射界船体狭められずに広い射界得られる船体形状であった船体基本形状列強装甲艦同じく艦首水面下衝角をもつ平甲板船体3本マストを持つ当時一般的な装甲艦形態である。1番マスト後ろに1本煙突が立ち、その背後船橋ブリッジ)が設けられ、その両脇甲板上に主砲イギリスアームストロング社製「22.9cm(13.9口径アームストロング砲」を乗せたバーベットが片舷1基ずつ配置された。2番マスト3番マストの順である。船体中央部砲郭部には22.9cm砲が単装砲架で片舷3基ずつを配置し甲板上のものと合わせて計8基を搭載した水線面と砲門部には厚さ102~229mm装甲舷側貼っていた。

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艦形と武装

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メスディイェ級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体基本形状列強装甲艦同じく艦首水面下衝角をもつ平甲板船体上に、3本マストの間に2本煙突が立つ当時一般的な装甲艦形態である。船体内部砲郭ケースメイト)には主砲アームストロング社製「1861年Marks II 25.4cm(14.5口径前装填単装砲を単装砲架で片舷6基ずつ計12基を配置していた。少ない門数で射界広く取るために本級の舷側部は上部から見て八角形となっており、壁面斜めとなる箇所砲門開け、片舷6箇所の計12箇所砲門開けられた。主砲旋回砲架床面扇状埋め込まれレール上を移動することにより広い射界得ており、敵対位置により自在に砲門選べた。

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艦形と武装

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アーサール・シェヴケド級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

本級の船体形状当時フランス海軍主力艦から軽艦艇に至るまで主に導入していたタンブル・ホーム船体である。これは、水線部から上の構造複雑な曲線用いて引き絞り船体重量軽減できる船体方式で、他国では帝政ロシア海軍ドイツ海軍アメリカ海軍前弩級戦艦巡洋艦にも採用された。外見上の特徴として水線下部艦首艦尾著しく突出し、かつ舷側甲板よりも水線装甲部分突出すると言った特徴的な形状をしている。このため水線下から甲板上るに従って船体は引き絞られ甲板面積小さくなっている。これは、備砲射界船体狭められずに広い射界得られる船体形状であった水線面にチーク材の上に152mmの鉄製装甲張られ末端部は114mm装甲張られた。船体中央部箱型構造物設けられ後述する武装搭載された。 船体基本形状列強装甲艦同じく艦首水面下衝角をもつ平甲板船体に2本のマストの間に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。艦尾甲板上には主砲イギリスアームストロング社製「22.9cm(13.9口径アームストロング砲」を単装砲架基部装甲覆われバーベット上に1基を配置した舷側砲門部には副砲の17.8cm単装砲を単装砲架で片舷2基ずつ計4基を配置した水線面と砲門部には厚さ152mm装甲を、機関区弾薬庫を守るボックス・シタデルには120mm装甲板舷側貼っていた。 1890年代近代化改装受けた折に近接戦闘用に「1859年型 8.7cm(24口径)単装砲」2基、「1862年型 6.4cm(-口径)単装砲」を2基、オチキス 3.7cm(23口径)5連装回転式機砲2基を甲板上に配置していた。

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艦形と武装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/25 19:35 UTC 版)

ライプツィヒ級コルベット」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状艦首水面下衝角をもつ船体3本バークマスト中央部帆走時には伸縮する1本煙突を持つ当時一般的な蒸気船形態である。生存性確保のために船体7つ水密区画分かれ機関区の底は二重底となっていた。修理ドック少な海外使用するために水面下には腐食汚れ付きにくい銅板が貼られた。 本艦外観の特徴として艦首船首楼艦尾甲板上に主砲として17cm25口径)単装砲を1基ずつ計2基を配置舷側砲門部に副砲の17cm(20口径)単装砲を片舷5基ずつ計10基を配置された。竣工後に近接火器としてオチキス社の3.7cm(23口径)5連装回転式機砲4基と35cm魚雷発射管を単装で4基を搭載した

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艦形と武装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 06:05 UTC 版)

リシュリュー (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状は前艦と同じく艦首水面下衝角をもつ船体3本マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。前級で2箇所減った船体中央部円形バーベット本艦では片舷2基ずつ計4箇所復帰されている。バーベット部の装甲オセアン級同じく160mm装甲張られている。だが、そのバーベット内に収まるのは「1870年型 24cm(19口径)砲」であるが、搭載数オセアン級の4基から本艦は5基に増加しており、増加分の単装砲1基は艦首側に開けられ砲門内蔵されている。 主砲の「1870年型 27cm(18口径)砲」の門数は「フリードランド」と同じく左右3基ずつ計6基であるが、砲郭床面には円弧状のレールで27cm砲の砲架旋回移動させる事により、少な砲門から砲身出した際に砲門支点として砲尾部を動かすことにより広い射界得られた。更に、「フリードランド」に比べ舷側開けられ砲門間隔広くなっているために射界広くとる事ができた。これにより前方向に24cm砲3門、後方に24cm砲2門、左右方向最大24cm砲1門、27cm砲3門が指向できた。他には副砲として舷側12cm単装砲を10基を配置した竣工副砲を「1870年型 14cm(21口径)砲」を単装砲架で6門に換装し、接舷乗り込み時の戦闘用の47mm回転式5連装機関砲単装砲架で8基から随時増設され18基まで増備された。他に対艦攻撃用に35cm単装魚雷発射管が4基が搭載された。

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艦形と武装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 08:17 UTC 版)

インデペンデンシア (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

本艦基本構造艦首に鋭い形状衝角ラム)を持つ平甲板船体3本帆走マストを持つ装甲フリゲートで、船体中央部1番・2番マストの間に船橋を持つ艦橋が立ち、主武装上甲板前後端部配置し副武装艦内配置していた。 本艦主砲には大砲技術本場イギリスアームストロング社の砲を採用している。艦首艦尾端部アームストロング 150ポンド前装填式滑腔砲」を単装砲架で1基ずつ計2基を、艦内中甲板上にアームストロング 70ポンド砲を舷側ケースメイト砲郭配置で片舷6基ずつ計12基を配置していた。上甲板砲廓部の床面には、ピポッティング・スライド・キャリッジ(Pivotting Slide Calliage)と呼ばれる円弧状のレール敷設されその上に置かれ砲架旋回移動させる事により、砲郭から大砲出した砲身出した際に砲門支点として砲尾部扇状に動かすことにより広い射界得られた。これにより少ない門数でも迅速に火砲敵艦向けられる工夫であった

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艦形と武装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 02:49 UTC 版)

エルトゥールル (フリゲート)」の記事における「艦形と武装」の解説

艦形 エルトゥールル模型遭難するエルトゥールル号描いた絵画本艦基本構造は平甲板船体3本帆走マストを持つ装甲フリゲートで、船体中央部1番・2番マストの間に船橋を持つ艦橋が立ち、船体内部砲郭ケースメイト)部に主武装左右均等に配置していた。 1864年ロンドン回航され、1865年まで老朽化した船体修理と共に蒸気機関搭載して蒸気船改造すると共に武装一新が行われた。

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艦形と武装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/07 15:49 UTC 版)

コルベール級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

また、主砲バーベット部には装甲張られていない代わりに、「1870年型 27cm(18口径)砲」の門数は6基から8基に増加しており、舷側砲郭部に27cm砲を左右4基ずつ配置している。これにより前後方向への火力は前級と同じ24cm砲2門だが、左右方向には24cm砲1門と27cm砲4門が指向できた。舷側砲郭内には「1870年型 27cm(18口径)砲」が単装砲架で片舷4基ずつ計8基が配置されており、床面には円弧状のレールで27cm砲の砲架旋回移動させる事により、少な砲門から砲身出した際に砲門支点として砲尾部を動かすことにより広い射界得られた。 他には前級に引き続き副砲として舷側に「1870年型 14cm(21口径)砲」を単装砲架で6基から8基を配置した竣工後に接舷乗り込み時の戦闘用の47mm回転式5連装機関砲単装砲架14基から随時増設され18基まで増備された。他に対艦攻撃用に35cm単装魚雷発射管が4基から6基が搭載された。

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艦形と武装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/28 17:42 UTC 版)

フリードランド (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状は前級と同じく艦首水面下衝角をもつ船体3本マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。前級で船体中央部の4箇所にあった円形バーベット本艦では左右1箇所ずつの2箇所減少している。また、バーベット部には装甲張られていない代わりに、「1870年型 27cm(18口径)砲」の門数は前級の4基の倍の8基に増加しており、舷側砲郭部に27cm砲を左右3基ずつ配置している。これにより前後方向への火力は前級と同じ2門だが、左右方向には前級の倍の最大4門が指向できた。舷側砲郭内には「1870年型 27cm(18口径)砲」が単装砲架で6基が左右3基ずつ配置されており、床面には円弧状のレールで27cm砲の砲架旋回移動させる事により、少な砲門から砲身出した際に砲門支点として砲尾部を動かすことにより広い射界得られた。 他には前級に引き続き副砲として舷側に「1870年型 14cm(21口径)砲」を単装砲架で8基を配置した竣工後に接舷乗り込み時の戦闘用の47mm回転式5連装機関砲単装砲架で8基から随時増設され22基まで増備された。他に対艦攻撃用に35cm単装魚雷発射管が2基から4基が搭載された。

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艦形と武装

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バヤール級装甲艦」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状は前級と同じく艦首水面下衝角をもつ平甲板船体3本マスト中央部に2本煙突を持つ当時一般的なフランス装甲艦の形態である。本級は5,000トン台の小型艦形ありながら「アミラル・デュプレ」と同じく船体中央部主砲の「1870年型 24cm(19口径)単装砲」を収めた円形バーベットを片舷1基ずつ計2基と、2本煙突2番マストの間に1基、2番マスト3番マストの間に1基の計4基を配置した。 これにより従来舷側砲門を持つ艦に比べ前後方向への主砲火力を持つ事と成った副砲の「1858年型 19.3cm(-口径)単装砲」は艦首設けられ砲門から1基と艦尾に1基を配置していた。その他に1870年型 13.8cm(30口径)単装砲」が舷側砲郭内に片舷3基ずつ計6基が配置されており、床面には円弧状のレール砲架旋回移動させる事ができ、少ない門数でも砲身出した砲門支点として砲尾部を動かすことにより広い射界得られた。これにより前後方向最大で24cm砲2門・19.3cm砲1門を、舷側方向最大で24cm砲3門、13.8cm砲3門を指向することが出来た

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艦形と武装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/19 00:24 UTC 版)

プリンス・ヘンドリック・デル・ネーデルランデン (装甲艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

船体基本形状艦首水面下衝角をもつ平甲板船体3本帆走マスト中央部に1本煙突を持つ当時一般的な装甲艦形態である。本級は3,000トン台の小型艦形ありながら甲板上の前後に主砲の「1849年型 22.9cm(13.9口径)単装砲」を2門ずつ収めた円形バーベットを持つ。これにより従来舷側砲門を持つ艦に比べ舷側方向への広い主砲火力を持つ事と成った。他に舷側12cm砲が単装砲架で片舷2基ずつ計4基が配置されていた。これにより前後方向舷側方向最大で22.9cm砲2門と12cm砲2門を指向することが出来た

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艦形と武装

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ロスティスラブ (戦艦)」の記事における「艦形と武装」の解説

本艦当時主流である平甲板船体で、艦首水面下衝角持ち艦首甲板から前部甲板上に「1891年型 25.4cm(45口径)砲」を連装砲塔収め厚さ254mmにもなる装甲張られた1基を配置。 その真後ろから艦橋構造始まり司令塔下部組み込んだ箱形艦橋両側船橋ブリッジ)を持っていた。その背後中部装甲覆われ見張り所が設けられたミリタリー・マストで47mm砲や37mm砲が配置され前部単脚が1本立ち、その後部から機関区始まり断面円形の2本の煙突直列配置している。煙突周囲には艦内への吸気用として煙管型の通風筒が片舷4本ずつの計8本が立つ。煙突周囲艦載艇置き場となっており、後部単脚基部に1基ずつついたジブ・クレーンにより運用される2番煙突後部後部単脚後部艦橋配置されその後ろは後ろ向きに連装砲1基が配置された。副砲の15.2cm砲は連装砲塔収められ、4基が1番煙突両脇後部単脚両脇前後左右2基ずつ配置された。この武装配置により前後方向最大25.4cm砲2門、15.2砲4門が指向でき、左右方向最大25.4cm砲4門、15.2cm砲4門を指向できた。

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