車両基地
機関区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 13:54 UTC 版)
ロシア鉄道の機関区は島内4か所にある。広軌化後のディーゼル機関車は全て主機関区のユジノサハリンスク区所属で、2021年現在、2М62形・2М62У形23両、ТЭМ18Д・ТЭМ18ДМ形19両、2ТЭ10М形3両、ТЭМ2形2両が配置されている。同区に配置されていた狭軌広軌両用のТГ16М形5両は広軌化後も台車を広軌状態に固定して島内で使用されていたが、2021年6月、全車がモスクワ鉄道支社オリョール操車場機関区に転配された。 РА3系ディーゼル動車は6編成12両(2020年時点)全車がユジノサハリンスク区に配置されているが、所属はサハリン旅客企業である。 このほかКЖДЭ16形操重車がユジノサハリンスク区、ホルムスク区、ポロナイスク区に各1両、КЖ461形操重車1両がホルムスク区に、ユジノサハリンスク子供鉄道のТУ10形ディーゼル機関車1両がユジノサハリンスク区にそれぞれ所属している。 広軌化前にはユジノサハリンスク区およびホルムスク区に狭軌用のТГ16形、ТГ22形、ТГ21形、ТГМ11形、ТГМ7形機関車とД2系ディーゼル動車が所属していたが、合理化のため2011年以降機関車はユジノサハリンスク区に、Д2系ディーゼル動車はペルヴァヤレーチカ区(ウラジオストク)に順次所属変更が行われ、狭軌区間が消滅した2021年までに全車運用を離脱した。またこれとは別にホルムスク区港湾支区に鉄道連絡船桟橋構内作業用の広軌用ТГМ7形機関車が配置されていたが、島内広軌化後の動静は不明である。 主機関区(Основное локомотивное депо:ТЧ)ユジノサハリンスク機関区 (略号:極東鉄道局ТЧ-11→サハリン鉄道局・サハリン鉄道支社ТЧ-1→極東鉄道支社ТЧЭ-15)コルサコフ - ユジノサハリンスク - ウズモーリエ - ザオジョールノエ イリインスク=ユージヌイ - アルセンチェーフカ 駐泊機関区(Оборотное локомотивное депо:ТД)ホルムスク機関区 (略号:ТЧ-2)シャーフタ=サハリーンスカヤ - ホルムスク=セーヴェルヌイ - アルセンチェーフカ ポロナイスク機関区 (略号:ТЧ-3)ウズモーリエ - ティモウスク ティモウスク機関区 (略号:ТЧ-4)ポロナイスク - ティモウスク - ノグリキ ユジノサハリンスク機関区(2016年) ホルムスク機関区(2016年) 広軌化まで使用されたホルムスク機関区港湾支区の広軌・狭軌台車交換施設(ホルムスク=ソルチローヴォチヌイ駅、2016年) ポロナイスク機関区(2016年) ティモウスク機関区(2016年) 石炭貨物列車を牽引するТГ16形ディーゼル機関車。写真のТГ16-073(1973年3月新製配置)は2020年9月30日、狭軌営業運行の最後の動力車として77kmピケート9発ポリャーコヴォ行最終近郊列車を牽引し同年廃車(ポベージノ - ユージナヤハンダサ間、2016年) 石油貨物列車を牽引するТГМ7形ディーゼル機関車。写真のТГМ7-027(1979年6月新製配置)は一斉広軌化の2019年に廃車(ダーチノエ - ミツリョーフカ間、2016年) 操重車を牽引する旧塗色のТГМ7形ディーゼル機関車。写真のТГМ7-017(1978年8月新製配置)は運用離脱後、2019年5月廃線の狭軌線区ソーコル - ブイコフ支線の軌道撤去に使用されたのち2021年廃車(ホルムスク=ユージヌイ - ホルムスク=セーヴェルヌイ間、2015年)
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