自民党総裁選(じみんとうそうさいせん)
自民党の党則によると、総裁の任期が切れたとき、または総裁が欠けた場合、新しい総裁を決める選挙を行うことが規定されている。自民党の総裁は、事実上、内閣総理大臣(首相)となるので、総理・総裁と呼称される。
2年間の総裁任期が切れると、総裁選による再選を目指すか、退陣を表明して一線を退くことになる。このとき、新しい総裁を決めるため、正規の総裁選が実施される。自民党に所属する国会議員と都道府県連代表47人のほか、党員・党友が投票に参加する。
過去の例を見ると、任期満了に伴う総裁選よりも、国政選挙に敗北した責任を取るなどの理由から、任期途中で退陣した後に実施される臨時の総裁選のほうが目立ちる。このときは、国会議員と都道府県連代表だけで実施する略式の総裁選となる。
また、立候補者が一人しかいなかったら、選挙なしで当選が決まる。5人組が密室で森喜朗総裁を決めたと批判されている2000年4月の出来事は、当時の小渕恵三総理・総裁が突然倒れたという事情もあり、選挙なしの総裁選びとなった。
森喜朗総裁の場合、小渕前総裁の任期を引き継ぐので、2001年9月までの任期は残っている。しかし、史上まれに見る不人気ぶりはすでに頂点に達しており、9月の総裁選を前倒ししてでも総裁を代えようとする「森降ろし」の動きさえ広がりを見せている。
(2001.03.09更新)
自由民主党総裁選挙
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