名探偵とカエル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 14:49 UTC 版)
「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」の記事における「名探偵とカエル」の解説
名探偵・酒井戸 / 鳴瓢 秋人 声 - 津田健次郎酒井戸(さかいど) 名探偵。自分が「カエルちゃん」と呼ぶ少女の死の謎に迫る。 イドに潜入する際の鳴瓢秋人であり、本来の秋人より若い青年の姿である。長くたなびくマフラーを巻いている。 冷静かつマイペースな性格。人の好い一面があり、窮地に陥った人間を助けようと行動する。特に女性に対して優しい。 イド内で目覚めた名探偵は記憶喪失の状態にある。目覚めるたびに身に覚えのない異常な状況に困惑することになるが、「カエルちゃん」を見つける事で、「酒井戸」という自分の名前と名探偵である事を自覚する。事態を分析し、「カエルちゃん」の死の謎を解き明かすために推理をする。記憶は投入のたびにリセットされるが、無意識が影響を受けるのか、潜るごとに生存時間や行動効率が改善される場合が多い。 「雷の世界」で「イドの中のイド」に落ちた聖井戸御代を救うため、百貴のイドであり同じく「イドの中のイド」があると推察されていた「砂の世界」へと穴井戸とともに侵入。そこで自らも「イドの中のイド」に入る。復帰後に「砂の世界」が秋人のイドと判明し、穴井戸により秋人の記憶を蘇らせられたため、「ドグマ」に落ちる。「ドグマ落ち」に導いた穴井戸に対して強い殺意を抱くものの、穴井戸の目的は自分に殺されることで、相打ちこそがジョン・ウォーカーの思惑でもあると気付き、踏みとどまる。穴井戸とともに聖井戸御代を捜索し、発見。イド嵐の起こったイド内からの脱出を、推理力とカエルへの信頼から実現した。最終局面では保津の遺したコックピットと、聖井戸御代との連携によってジョン・ウォーカーをイドの中のイドに封印することに成功する。 鳴瓢 秋人(なりひさご あきひと) 「ミヅハノメ」のパイロット。名探偵・酒井戸の正体。 連続殺人事件の捜査のため、「名探偵」として「蔵」に協力している元殺人課の刑事。無精髭を生やしたやや筋肉質の男性。常にダウナーな雰囲気を身に纏っている。 第1話である2019年4月の2年以上前に娘の椋を連続殺人犯「対マン」に暴行の末に殺害され、妻も後を追って自殺してしまった。その仇討ちを行ったことで収監されて殺人犯となる。独房のベッド近くの壁面には家族写真が大量に貼り付けてある。 イド内で出会う「カエルちゃん」に娘の姿を重ねて見ており、イドから出た後も気にかけている。 他人のイドに潜り込むことで対象の精神性を把握し、心理誘導と話術によって相手を追い込んできた連続自殺教唆犯でもある。憎しみや正義感という理由からではなく、湧き上がる殺意と「俺ならやれる」という感覚に突き動かされ、第4話時点で5人の人間を自殺に追い込んだ。自殺教唆はジョン・ウォーカーに殺人衝動を引き出された結果の行動で、「追い込み」と名付けられていた。 第7話時点の3年ほど前に「対マン」を殺害した現場にイドへ繋がる思念粒子を残していた。その思念粒子から「雷の世界」のイドが生まれる。その中には亡き妻と娘も存在している。 殺人犯を自殺に追い込んだ際の思念粒子からは「砂の世界」のイドが生まれる。「砂の世界」は当初百貴が白駒を殺害した際のイドと誤解されていた。 「砂の世界」から入った「イドの中のイド」は、3年前である2016年の現実と酷似していた。妻子の生存に気付き、先手を打って対マンを殺害するが、正当防衛として処理される。百貴に救出された木記と出会い、テレパシーにも似た木記の能力の秘密を知る。木記の夢に出入りしていた殺人鬼たちを現実世界同様に自殺させながらジョン・ウォーカーの真実に近づく。だが家族が生存している「イドの中のイド」が現実で家族の死こそが夢だと信じ始め、このままここに残ることを望むようになる。椋の面影を重ねたカエルちゃん=木記への関心は相対的に薄れ、殺して楽にしてくれるように木記に頼まれてからは面会を打ち切る。彼女が行方不明になった後も、犯人の「排除」は続けたが、捜索はしなかった。しかし2年間を過ごした2018年の時点で、本来の捜索対象である小春=聖井戸御代と遭遇。現在を2019年と認識する小春と出会ったことで世界が崩壊を始める。家族を喪い連続殺人鬼となった現実を認識した直後、保津に「砂の世界」に連れ戻され、ジョン・ウォーカーの捜査とメモを小春に託した。 ジョン・ウォーカーとの対峙では、イドに入る前に腹部に銃弾を受けていたものの、世界融解を生き残り小春とともに生還。同時に過去に幾ばくかの折り合いをつけた。ちゃんと家に帰ってくるという「イドの中のイド」で椋と交わした約束を現実でも思い出し、いつか叶えることを誓う。 その後も引き続き名探偵として蔵に留まり、同じく名探偵の小春とはシフトやコンビを組みながら事件捜査に尽力している。 名探偵・聖井戸御代 / 本堂町 小春 声 - M・A・O聖井戸 御代(ひじりいど みよ) 名探偵。自分が「カエルさん」と呼ぶ少女の死の謎に迫る。 イドに潜入する際の本堂町小春であり、見た目は小春とほとんど変わらない。探偵然とした鹿撃ち帽とコート姿の下に露出度の高いコスチュームを纏っている。なぜか彼女だけ名探偵としてもフルネームを名乗る。 酒井戸に比べると感情の起伏は大きいものの、彼に比肩する明晰な推理力を見せ、本来の小春同様に高い行動力も備えている。一方で、人命に対してさえドライな面を見せる。 対マンのイドにて初投入され、ジョン・ウォーカーを発見する。続いて投入された秋人のイド「雷の世界」においてイド主を飛鳥井木記と表示したミヅハノメのコックピットを発見。自ら「イドの中のイド」に潜り込む。その世界で捜査を行いジョン・ウォーカーの正体を突き止める。秋人の2つのイドがリンクし、「雷の世界」から「砂の世界」にコックピットごと転移されたところを酒井戸と穴井戸に発見される。排出ボタンを押されて意識を取り戻した後、穴井戸に額を小突かれて額の穴がイド内でも現れ、他の二人同様に記憶を取り戻した。 最終局面において、酒井戸とともにジョン・ウォーカーを追うものの、その途中で保津を喪う。彼に空けられた穴によって獲得した後述の特異体質と、「7」という数字を好む者のプリテンシャス(思い上がり)について聞いていたことが、後にジョン・ウォーカーを追い詰める一助となった。 本堂町 小春(ほんどうまち こはる) イドから得た情報を元に調査・分析する女外務分析官。23歳。小柄な女性で、研修を終えて間もない新人。 正義感が強く、可愛らしい容姿に似合わない高い観察力と行動力の持ち主。母親からはあまり関心を持たれていないという。 「穴空き」事件の捜査の際、保津に救急車ではねられた後に拉致される。だが自殺覚悟でドリルに頭部を突っ込み、自身の「イド」を発生させたことで捜査に貢献した。以後は傷の治癒の段階に従って現場に復帰。しかしその後も向こう見ずな性質は変わらず、同僚の命を顧みずに捜査を行い、犯人の数田遥を自らの手で殺めても平然としていた。松岡から名探偵の素質のひとつである「連続殺人鬼」と見なされ、名探偵に推薦される。 「イドの中のイド」において、先に潜入したにも関わらず秋人が到着した時点の三年先の時間軸に到着する。これは「イドの中のイド」に潜った名探偵は初めての殺人を行う前の時間軸に到着するためである。再会の際に現在を2018年と認識する秋人と現在を2019年と認識する小春の間で矛盾が生じ、世界が崩壊を始める。秋人に正しい現状認識を持たせることに成功したが、同時に妻子を喪った現実を突きつけてしまう。秋人からジョン・ウォーカーの捜査記録が遺されたメモを託され、「イドの中のイド」が崩壊するまでの間、真実を探すために奔走。殺人鬼たちに通じる法則性を突き止め、「イドの中のイド」内の保津への聴取も合わせてジョン・ウォーカーの正体に辿り着くことに成功する。 保津に穴を空けられてから、「欠けているものが整って見える」という障害を患う。イド内の破れた写真の中から完全に顔を捨て去られた唯一の人物を即座に判別し、墓掘りの正体に辿り着けたのも、これが理由である。そのため、12話においては頭に穴が空き皮膚が剥がれている保津の顔が元の顔立ちに見えている描写が存在する。自分の男というわけではないが、自分の人生を変えた彼に対して思うところがあった素振りを見せる。彼が生還しなかったことを確かめた後、一粒の涙を流した。以後は秋人と共に名探偵として蔵に留まり、まだ見ぬイドを楽しみにしている。 続編にあたる時間軸のコミカライズ版においては外務分析官と名探偵としての任務を兼任している。犯人にその過激な捜査の裏をかかれ、後輩の福千が瀕死の重傷を負わされてしまう。 名探偵・穴井戸 / 富久田 保津 声 - 竹内良太穴井戸(あないど) 名探偵。自分が「カエルくん」と呼ぶ少女の死の謎に迫る。 早瀬浦の判断によって、イドに潜入することになった富久田保津の姿。背が高く、襟を立てたトレンチコートを身に纏っている。酒井戸同様青年の姿で、現在の保津にある顔の貫通痕や巨大な傷はない。 陽気で落ち着きのない性格。イド内では何かの法則性を見出すことに興味がなく、また搭乗当初は生存率が著しく低かった。保津本人は「自分の頭に穴を開けるような奴はサバイバル能力に欠ける」と自嘲していた。その後、徐々に活動期間が伸び、イド内のイドに落ちた聖井戸御代救出のために酒井戸と共に「砂の世界」に潜る。 実は脳の損傷の影響か名探偵になっている間も記憶が消えないという特異体質を持ち、且つそれを蔵に伏せて行動していた。その代わり名探偵であるうちは頭の穴がなくなるために後述の数唱障害が再発、それからの解放を求めてまともに推理をせず、あえて死に近づくように行動していた。 酒井戸と共に潜入した「砂の世界」が秋人自身のイドだといち早く気づく。彼が「イドの中のイド」に潜っている10分の間に、そこが「雷の世界」と同一の世界観に基づいたイドである確証を得て、それを酒井戸に突きつけることで彼を「ドグマ落ち」に導く。酒井戸に自分を殺させ障害から解放されるための行動だったが、酒井戸の推理が示した自分の役割に興味を持ち、協力。「砂の世界」のイドの中で聖井戸御代発見に大きく貢献した。 富久田 保津(ふくだ たもつ) 連続殺人犯。対象の頭部にドリルで穴を開ける犯行の特徴から「穴空き」と呼ばれている。33歳。自身も頭部右に穿頭しており、その頭部がただれている異常な容姿の持ち主。目から頭部にかけての肉のただれは、自身がドリルで穴を空けたときに皮膚が巻き込まれて剥がれたもの。 作中において最初に描写されるイドの持ち主。すべてがバラバラで欠損のある「バラバラの世界」のイドを所有している。イド内で被害者達を「家族」として家に住まわせており、自身もバラバラで大部分が欠損した姿をしていた。本人は主目的を明確に把握しないまま殺人を繰り返しており、自ら頭に穴を開けた小春を見て、本当はそのような人間を待っていたことに気付く。常軌を逸した精神性だが、同時に非常に高い知能を持つ。頭に穴を開けた後は以前ほどではなくなったものの、特に数字に強く、三年前に視た夢の内容と日時を正確に思い出すことのできる記憶力も持つ。好きな数字は「3」。 ジョン・ウォーカーが関わった殺人鬼の一人である。だが元々は重度の数唱障害を患い、それからの解放を求めて自らの頭にドリルを突き立てていた。脳の一部を欠損したが生き延び、結果として症状が和らいだことから「穴は解放である」という思想に行き着く。殺人行為や加虐行為が主目的ではないため、3年前の2016年に夢の中で出会った木記に対しては「夢の中の穴には興味はない」として殺害することはなかった。 世界融解時、ジョン・ウォーカーの死体が横たわるミヅハノメに座ることを拒否したため、富久田保津のままイドの世界に取り込まれた。イド嵐に取り込まれた聖井戸御代を助けて彼女の記憶を呼び覚ました後、彼女を庇って七星の凶弾に倒れる。「穴はひとつ」で「いちず」であることが大事だと言い、小春が七星の銃弾に穴を空けられる事態を避けようとしたと見られる。小春からは意味を誤解され「下ネタやめて」と言われるが、その幕切れに満足したように息絶えた。現実世界においては昏睡ではなく、死亡しているかのような描写がなされた。 名探偵・墓井戸 / 井波 七星 声 - 佐倉綾音墓井戸(はかいど) 名探偵。カエルを見つけず、助手の青年を連れた異色の名探偵。 鳴瓢が現場に向かっている中、井戸端の判断によって急遽投入されることになった井波七星の姿。目隠しと着物という出で立ちで、ミヅハノメ内で「人格の分裂」を起こし、数田遥の姿と酷似した助手を連れている。墓井戸自身ではなく、青年の方がカエルを見る事で彼女の名前を思い出す。目隠しの下は、本人曰く「何もない」らしい。 「カエルを見ただけで謎を解く」という高次元の推理力を持っている描写がなされているが、解明そのものには非積極的。 井波 七星(いなみ なほし) 穏やかな雰囲気を持つ女性。27歳。 かつて母親の死に直面した時から、人間の傷や死を好む異常性を発現させるようになったと推測されている。事情聴取に現れた小春の額の傷にも強い興味を抱いていた。 直接の実行犯ではないものの、遥を匿い、その犯行を黙認・教唆していた者として逮捕される。小春と遥が刃物を待ったままもみ合いになった際、殺人衝動と愛情表現が入れ違った遥が小春にキスをしてしまい、それを目撃した瞬間に思念粒子を放出。「円環の世界」のイドを形成した。長年自覚を避けてきたものの遥を愛しており、遥の死を目の当たりにして自覚せざるを得なくなる。死にゆく遥が伸ばした手さえ握り返せなかった自分を「子供っぽい」と自嘲する。イド内では少女期の自分の通路を挟んだ隣席に、同じく少年期の遥を配していた。思いを自覚した後は遥を自分の男と呼び、「穴空き」被害者である遥と小春のシンパシーの有無を気にするなどした。 物語終盤において木記の世界融解に取り込まれ、イドの中で蔵の警備員から拳銃を奪い射殺。遥の復讐のために小春を撃つものの、保津の妨害により失敗。しかし小春の「男」を奪ったと考えたことで一定の満足を得たようで、小春の制止を振り切って遥のイドに向かう。そこで少年期の姿をした遥と再会するものの、彼のイドに存在していた「七星を狙うお化け」であるジョン・ウォーカーにナイフで刺され、遥の死に際と同じように、彼に手を伸ばしながらイド内で事切れ、本編での出番を終える。 続編である漫画版「BRAKE-BROKEN」では生存していることが判明している。普段は無気力で、「寝ても起きてもいない」状態であり、覚醒させるには薬物の投与が必要な状態になっている。出血をともなう負傷やそれにまつわる話題でないと反応せず、捜査には非協力的な姿勢を見せている。時折、意味あり気な助言をする。 「カエル」 / 飛鳥井木記 声 - 宮本侑芽「カエル」 名探偵がイドに潜入する時に出会う、黒い長髪と白いワンピース姿の少女。常に死体として現れる。 彼女の死因は犯罪者の犯行動機や心情と密接に結びついており、その謎を解き明かすことがイド内での名探偵の責務となっている。対話することは出来ないが、死亡する前に何らかのメッセージを残している事はある。酒井戸と秋人からは「カエルちゃん」と呼ばれている。当初は正体不明の存在で、ミヅハノメの機能としてプリセットされているのではという推測が作中で語られた。 殺人事件あるいは世界の被害者で、探偵の味方。探偵はカエルの姿を認識することで自らの名前と役割を思い出す。また、ドグマに落ちた名探偵は、イド嵐の発生した中でもカエルを発見することで座標特定が可能となり、現実へと帰還できる。最終局面においては、ジョン・ウォーカーであり名探偵・裏井戸でもある早瀬浦に自分のことを思い出させてイド嵐に取り込もうとしたが、早瀬浦は既に死亡していたためイドは更新されず、イド嵐は起きなかった。 飛鳥井 木記(あすかい きき) 「カエル」と容姿が酷似している女性。24歳。秋人が「砂の世界」内のミヅハノメに搭乗した先の、イドの中のイドで出会う。 秋人が伝心を殺害した事件と同時に百貴に救出されていた、「対マン」の最後の被害者。その後は病院に入院していたが3ヶ月後の2017年3月21日に失踪。看護師十三名の集団昏睡事件という謎を残し、行方不明になっている。 福井県西暁町で父・茂道と母・智恵子の第三子・三女として生まれ、長姉・青巾子と次姉・小坂部萌奈を持つ。地元の西暁小学校、西暁中学校に通学していたが小学生時代から不登校で、何度も自殺未遂を起こしていた。高校中退後、施設に入り、画家として生計を立てていたことが語られている。 儚げで落ち着いた印象の女性。自分の考えたことが他人に届く特異体質の持ち主で、本人は「自分の秘密を持てない」と述懐する。また特殊な「夢」を見ることがあり、夢に殺人願望を持つ人間が訪れ、殺されて眼が覚めるという日常を長い間繰り返している。その時、無意識の繋がった相手が未来への気持ちや計画を持ち込むことで、「可能性の未来」を見る場合がある。 その能力は年々拡大し続け、遂には暴走して周囲を無差別に自分の無意識へ取り込むようになってしまう。だが、ジョン・ウォーカー及び白駒によってミヅハノメに封印され、能力が制御されることとなった。作中におけるミヅハノメの動作はこの能力を機械的に制御したものであり、「飛鳥井木記がミヅハノメそのもの」と作中では言及される。 作中終盤にて、正体を看破されたジョン・ウォーカーによってミヅハノメから解放され、「蔵」を全職員ごとイドの世界に取り込みながらビル内を徘徊。病院では寝たきりだった体調が、ミヅハノメ内での休眠によって結果的に幾分か回復する。イドの中で名探偵同士の激闘が行われている中、現実の自らのもとに辿り着いた百貴と再会。拡大・強化が止まらない自分の能力に絶望し、百貴と初めて出会った時と同じく死という解放を望むものの、拒否される。最終的に周囲に迷惑をかけることを忌避し、せめて他の人の役に立つことを望んでミヅハノメに戻ることを選択。その際に百貴に言われた「いつかあなたを救う者が現れる」という言葉を聞いて、「生存しているカエル」の元に辿り着いた酒井戸という「可能性の未来」を幻視する。いつか救済が訪れるという希望を信じ、笑顔でミヅハノメの中へと戻っていった。
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