侍戦隊シンケンジャー あらすじ

侍戦隊シンケンジャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 05:17 UTC 版)

あらすじ

この世とあの世の狭間を流れる三途の川に棲む妖怪外道衆。外道衆は遥かな昔から人間たちを襲い苦しめてきたが、300年前(1709年)より外道衆と戦い続けてきた者たちがいた。

彼らの名は侍戦隊シンケンジャー。志葉家の当主とその家臣で構成された“侍”たちである。彼らはモヂカラと呼ばれる不思議な力を操りながら戦い、先代当主の時代には、外道衆の大将血祭ドウコクの封印に成功した。

時は流れ2009年。志葉家の現当主を務める志葉丈瑠は、当初はシンケンレッドとして一人で外道衆と戦っていたが、外道衆の本格的な攻勢が始まることを察知した後見役の日下部彦馬は、いずれ一人での戦いに限界が来ることを危惧し、家臣の子孫である4人の若者を招集した。

登場人物

装備・戦力

共通装備

モヂカラ
300年以上前、角笛の山で発見された書いた文字に生命エネルギーを注ぎ込むことによって具現化させる力[22][23]。シンケンジャーの力の源でもある。
モヂカラの研究をする中で牛折神が偶然にも作られたが、その力から封印される。その後外道衆に対抗するためモヂカラを使いこなす志葉家、その家臣となる池波家・白石家・谷家・花織家が組織を作った。それが侍戦隊シンケンジャーである。また、榊原家のように侍の一族でなくても、モヂカラを使える者もいる。
モヂカラはショドウフォン(榊原家は普通の筆に似た物)で字を書くことで発動するが、漢字の書き順を間違えたり書く者の気持ちが弱いと効果が発揮出来ない。文字を組み合わせることでパワーアップさせることも可能[注釈 4]。メンバーはそれぞれ自分の受け継いだモヂカラに関連する属性の文字を得意とする[注釈 5]。また短期間での連続の使用や高度な文字の使用(「夢」のモヂカラで眠っている相手の夢に第三者を送り込むなど)は体力を消耗する。またそのモヂカラが込められた秘伝ディスクを使用することでも発動可能。
モヂカラを戦力・具現化する以外に発展的に使用した物はたくさんおり、特に源太が使用する物は電子モヂカラと呼ばれ、彼が独自に開発した物である。効果は普通のモヂカラとほぼ同様だが、具現化した物は機械のような能力を得る。だが電子モヂカラも自身の体力を使用するため、インロウマル制作の際は源太もかなりの体力を使用した。
天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』ではゴセイジャーが使用する「天装術」と組み合わせることでより大きな力を発揮している。
以下、劇中で使用されたモヂカラを記載する。ただし変身に使用する文字は省略する。
  • なるべく簡単で具体的な漢字一文字を書くことで実現するものとなったが、小さな子供は漢字自体読めないことが前提にあるため、崩したフォントの筆文字を使用することで画としての美しさを狙っている[5]
発動文字 効果
[24] 白馬を召喚する。
[24] 初期折神の上に書くことで折神大変化を発動する。インロウマル完成後はあまり使用されていない。ダイゴヨウの巨大化やモウギュウバズーカの巨大化にも使用される。
[24] 沫(しぶき)を具現化する。ただし使用者に返ってくるので注意が必要。
[24] 石を具現化する。第二幕では大きめの石に変化し、そのまま地面に落ちたが、第六幕では小さめの複数の石に変化し、ズボシメシの口を塞いだ。
「風」を具現化する。劇中ではそよ風が吹いた。
劇中では千明が書き順を間違え発動しなかったためどのような物かは不明。
[24] 侍合体のモヂカラを発動し、折神をシンケンオー・ダイテンクウ・サムライハオー(『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』のみ)に合体させる。侍合体ディスク登場後はほとんど使用されていない。
[24] シンケンオーの必殺技ダイシンケン・侍斬りを発動する。詳細は#秘伝ディスクの項を参照。
[24] 葉を具現化する。劇中では多くの木の葉に変化した。
[24] 対象人物の思い出を一時的に具現化する。
竿[24] 竿状の物体を具現化する。劇中では舵木折神を釣り上げるために釣り竿を具現化させた。
[24] 捕獲のモヂカラを発動する。詳細は#秘伝ディスクの項を参照。
旨味のモヂカラを発動する。舵木折神を釣り上げるために木札に込め、餌の代わりに使用した。
[24] 自身の影武者を具現化する。劇中では茉子以外の4人の変身後の姿が具現化された。
[24] 敵の攻撃を跳ね返す。その他にヒトミダマの呪縛から対象物を解放させる効果を持つ。虎折神の解放にも使用された。詳細は#秘伝ディスクの項を参照。モヂカラとしては相当のパワーがあるようで、対象人物が死ぬ可能性もある。
[24] 折紙ほどの大きさの和紙を具現化する。
[24] 超侍合体のモヂカラを発動し、折神をテンクウシンケンオーに合体させる。発動にはゴールド以外の5人が揃っている必要がある。「合」の文字と同様に超侍合体ディスク登場後はほとんど使用されていない。
[24] 風が土煙を巻き上げる嵐を具現化する。ピンクとイエローがそれぞれ「山」「風」の文字を合体することで発動する。
[24] 岩石を具現化する。前述の「石」のモヂカラの強化版。効果はほぼ同様だが、1つの岩にした場合は「石」より大型になる。また「枝」と組み合わせることで壁を作ることが可能。
[24] 木の枝を具現化する。また「岩」と組み合わせることで壁を作ることが可能。
[24] 波浪を具現化する。前述の「沫」のモヂカラの強化版で、「沫」より大きな物を発動可能。
[24] 対象物を守護する。志葉家の屋敷に結界状に張られており、これによって志葉家の隙間から外道衆が入って来ることは不可能。
[24] シンケンマルを具現化する。自身の意思でも召喚可能なため、使用されたケースはごく一部である。
[24] 濃煙を具現化する。目晦まし・逃亡に使用する。
海老 海老折神を具現化する。ただ具現化するのは折神の器自体で、完成には後述の「活」のモヂカラが必要である。
対象物に活動エネルギーを与え、巨大化させる。劇中では海老折神を完成させるために源太が一人で海老折神にこのモヂカラを与えていたが、ウサカタネの力の前に完成が急がれ、ことはを除く5人の力で海老折神に与えられた。
[24] 「侍変形」のモヂカラを発動し、海老折神をダイカイオーに変形させる。
[24] 長い竹竿を具現化する。竿先から密室への突入に使用される。
[24] 真の侍(スーパーシンケンジャー)を発動するためのインロウマルの製作に使用された。
敵を滅するためのターゲットをロックし、ダイカイシンケンオーの必殺技折神大開砲を発動する。
[24] 対象人物の夢の中に侵入するための入り口を作る。高度な文字であるため、使用者には大きなモヂカラが要求される。
[24] 対象物に「侍」の力を込める。寿司恐怖症で変身出来なくなった源太がダイゴヨウ製作のために使用した。
[24] 地面に書くことで抜け穴を具現化する。また2つの穴を作るとそれらは地下でつながる。
[24] 対象物が封印された門を開いて解放する。劇中では牛折神の封印を解く際、祠の「开」と榊原ヒロの「門」のモヂカラを組み合わせて発動した。
[24] 牛折神を制御するためのモヂカラ。榊原家に代々伝わり、これを祠に打ち込むことで牛折神を操れる。牛ディスクにも込められており、牛折神をモウギュウダイオーに変形させる。
対象物を玉砕する。ディスク(詳細は#秘伝ディスクの項を参照)に込められ、榊原藤次が所持していたが、実際使われなかったので具体的な効果は不明。
[24] レンガの壁を具現化する。
封印の文字[注釈 6] 血祭ドウコクを封印可能な最強のモヂカラ。それゆえに負担も大きい上、書くのに手間がかかる。テレビシリーズでは、薫と彼女の父である雅貴が使用。雅貴のは不完全なものながらもドウコクを一時的に封印することに成功。薫のは完全なものだったがドウコクが太夫を取り込んだために封印できなかった。『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー』では、護星界に向けられた三途の川の水を防ぐためにハイパーシンケンレッドとスーパーシンケンジャー5人が1部首ずつに分けて使用した。
[24] 志葉家の「火」のモヂカラでそれはとても破壊的。ディスク(詳細は#秘伝ディスクの項を参照)に込めた場合、1度使用しただけで破壊してしまう。
対象となった烈火大斬刀を双刃にする。丹波が得意とするモヂカラで、彼がこのモヂカラを込めたディスク(詳細は#秘伝ディスクの項を参照)を丈瑠に渡した。
[24] 対象物を金縛りにする。一部首ずつ(「糸」「十」「田」「寸」「﹅」)に分けレッド以外の5人が使用した。
[24] 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』で使用。「守」のモヂカラに似ているが、こちらは直接の攻撃を防ぐ。『海賊戦隊ゴーカイジャー』ではシンケンゴールドに豪快チェンジしたゴーカイシルバーが使用。
[24] 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』で使用。自動車を具現化する。劇中では深紅のオープンスポーツカーが実体化された[25]
『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』で使用。長い蔦を具現化する。
『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』で使用。敵の攻撃から対象者を護る。一部首ずつに分け4人が使用。
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』で使用。システムロックを解除する。
隙間センサースキマセンサー[26]
「受」のモヂカラが宿った、それにおみくじからなるセンサー。
志葉当家に本体が、外の様々な場所に「諜」と書かれた多数の端末が設置されており、外道衆の出現に反応した端末からの電波を受けて本体が鳴動、鈴の音とともに併せて出てきたおみくじ棒の番号からその出現場所を地図で特定する仕組みとなっている[23]。また隙間から逃げる外道衆に手近の端末を投げつけ、これを付着させることで発信機代わりに応用したこともある。
一部の外道衆にもその存在は知られており、シンケンジャーをおびき寄せる目的で意図的に逆用されたこともある[ep 1]
最終決戦の際、おみくじが勢いよく無数に出たことで、彦馬は「三途の川が溢れた」と察知した[ep 2]

秘伝ディスク

秘伝の技によって特殊な力が折り込まれたディスク型のアイテム。主にシンケンマルに装填して回転することで能力を発揮する。使用時以外はシンケンジャーのベルトのバックルに収納される。志葉家には多くの秘伝ディスクが受け継がれていたが、そのほとんどが散逸し行方不明になっていた。

折神の力が折り込まれた物は下記の技の使用時以外は後述の専用武器に装填して使用する。

折神が収納されたディスクは、使いこなすには他のディスクを使用する際の2倍以上のモヂカラを必要とする。収納された折神を呼び出して操縦する・折神をシンケンオーに侍武装させて操縦する・烈火大斬刀を大筒モードに変形させることなどに使用される。

  • モチーフは刀ので、現実に収集家が存在していることからコレクションアイテムに選ばれ、さらに現代的な要素としてデータディスクとしての側面も加えられた[27]。バンダイデザイナーの野中剛は、前作『炎神戦隊ゴーオンジャー』の炎神ソウルが音声を主としたアイテムであったことから本作品では映像を扱うアイテムとし、またジャパニメーションを和風の要素と解釈しプラキシノスコープの要素を取り入れたとしている[28]。しかし、8コマでは映像のバリエーションを作りづらく、劇中でも演出が難しかったことを反省点として挙げており、ギミックよりも本編でのディスク交換の演出に助けられたと述懐している[28]
共通ディスク[29][30]
全員が持つ黒いディスク。普段はシンケンマルに装填して鍔として機能し、シンケンマルを専用武器に変化させることも可能。
獅子ディスクししディスク[29][30]
レッド専用。獅子折神の「火」の力が折り込まれている[29][30]
火炎の舞いかえんのまい[31][32][注釈 7]
炎を帯びた刃で一刀両断する技[31]
真・火炎の舞いしん・かえんのまい[34][32]
獅子ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンレッドの技[34]
龍ディスクりゅうディスク[29][30]
ブルー専用。龍折神の「水」の力が折り込まれている[29][30]
水流の舞いすいりゅうのまい[35][36][注釈 8]
水流を帯びた刃で一刀両断する技[35]
真・水流の舞いしん・すいりゅうのまい[35][36]
龍ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンブルーの技[35]
水の幕みずのまく[35][36][注釈 9]
視界遮断・緊急脱出用の技。水の幕を張って姿を隠す[35]
亀ディスクかめディスク[29][30]
ピンク専用。亀折神の「天」の力が折り込まれている[29][30]
天空の舞いてんくうのまい[38][39][注釈 10]
風を帯びた刃で一刀両断する技[38]
真・天空の舞いしん・てんくうのまい[38][39]
亀ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンピンクの技[38]
熊ディスクくまディスク[29][30]
グリーン専用。熊折神の「木」の力が折り込まれている[29][30]
木枯らしの舞いこがらしのまい[41][42][注釈 11]
木の葉を舞い散らせながら木の字に一刀両断する技[41]
真・木枯らしの舞いしん・こがらしのまい[41][42]
熊ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケングリーンの技[41]
木の字斬りもくのじぎり[41][42][注釈 12]
木の字を描くように敵を切り裂く[41]
猿ディスクさるディスク[29][30]
イエロー専用。猿折神の「土」の力が折り込まれている[29][30]
土煙りの舞いつちけむりのまい[44][45][注釈 13]
土煙で敵の目を晦まして一刀両断する技[44]
真・土煙りの舞いしん・つちけむりのまい[44][45]
猿ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンイエローの技[44]
土の字斬りつちのじぎり[44][注釈 14]
土の字を描くように敵を斬り裂く[44]
猿回しさるまわし[44][45]
自ら高速回転しながら敵を一刀両断する技[44][46]
真・猿回ししん・さるまわし[44]
猿ディスクをスーパーシンケンマルにセットして放つスーパーシンケンイエローの技[44]
兜ディスクかぶとディスク[29][30]
兜折神が収納されている。折神が収納されたディスクのうち、唯一現在の志葉家に残され受け継がれて来た。当初は丈瑠が所持しており、一時は茉子に渡されるが、紆余曲折を経て千明が所持することになる。属性は樹木[29][30]
兜五輪弾かぶとごりんだん[47]
兜ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、兜折神を象った弾丸を放つ[47]
舵木ディスクかじきディスク[29][30]
舵木折神が収納されている。舵木折神を釣り上げた流ノ介が所持する。ウォーターアローに装填してアヤカシ・ヤミオロロの毒を浄化する雨を降らせることも可能。
舵木五輪弾かじきごりんだん[47]
舵木ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、舵木折神を象った弾丸を放つ[47]
虎ディスクとらディスク[29][30]
虎折神が収納されている。虎折神の呪縛を解き放った丈瑠が所持する。属性は熱[29][30]
虎五輪弾とらごりんだん[47]
虎ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、虎折神を象った弾丸を放つ[47]
烏賊ディスクいかディスク[29][30]
烏賊折神が収納されていたが、現在は収納されておらず後述のように烏賊折神は小さくなってゴールド寿司の屋台の水槽の中にいる。幼少のころに丈瑠が約束・友情の証として源太に授けた物で、烏賊折神を召喚する際に使用される。属性は冷気[29][30]
烏賊五輪弾いかごりんだん[47]
烏賊ディスクを烈火大斬刀・大筒モードにセットし、烏賊折神を象った弾丸を放つ[47]。レッドではなくゴールドが使用した[47]
海老ディスクえびディスク[29][30]
海老折神・ダイカイオーを操るためのディスク。これまで登場した秘伝ディスクと異なり、海老の描かれた海老折神面・ダイカイオーの顔が描かれたダイカイオー面のリバーシブルになっている。属性は光[29][30]
恐竜ディスクきょうりゅうディスク[29][30]
恐竜折神の力が折り込まれたディスク。「夏の陣」(『銀幕版』)で入手した物であり、その後もシンケンジャーが所持している。
牛ディスクうしディスク[29][30][注釈 15]
牛折神の力を制御するためのディスク[30]。「王」のモヂカラが折り込まれており、牛折神をモウギュウダイオーに変形させることも可能。
寿司ディスクすしディスク[29][30]
ゴールド専用。「光」の力が折り込まれている。曲線部分を折り畳んで寿司ネタのようにしてスシチェンジャーに装填する。サカナマルの鍔としても機能する。
百枚おろしひゃくまいおろし[48][49]
敵に高速攻撃を仕掛けて切り裂く[48]
千枚おろしせんまいおろし[48][49]
百枚おろしの強化版[48]
スーパーディスク[29][30]
シンケンジャーをスーパーシンケンジャーに強化変身させるためのディスク。スーパーシンケンマルの鍔としても機能する。
盾ディスクたてディスク[29][30]
折神・侍巨人の操縦に使用される[29][30]。ダイシンケンに「斬」のモヂカラを込めることも可能。
侍合体ディスクさむらいがったいディスク[29][30]
「合」のモヂカラが込められたディスク[29][30]。「折神大変化」による折神の巨大化などの手順を踏まずにシンケンオーへの合体を可能にする。インロウマルに装填した際は電子音声が発声されない。
超侍合体ディスクちょうさむらいがったいディスク[29][30]
「超」のモヂカラが込められたディスク[29][30]。折神の収納された秘伝ディスクが無い場合でもその折神を呼び出すことが可能で、テンクウシンケンオーへの合体に使用される。侍合体ディスクと同様にインロウマルに装填した際は電子音声が発声されない。
真侍合体ディスクしんさむらいがったいディスク[29][30]
真侍合体を発動するためのディスク。ダイカイシンケンオーの操縦にも使用される。折神の収納された秘伝ディスクが無い場合でもその折神を呼び出すことが可能。
全侍合体ディスクぜんさむらいがったいディスク[29][30]
「全」のモヂカラが込められたディスク[30]。全侍合体を発動し、サムライハオーの操縦にも使用される[注釈 16]。牛ディスクと共に牛折神の車輪を構成しており、双方のディスクに込められたモヂカラ・見た目がよく似ている(王という字と全という字)。
最終奥義ディスクさいしゅうおうぎディスク[29][30]
スーパーモウギュウバズーカに装填して使用するディスク。
助太刀ディスクすけだちディスク攻撃ディスクこうげきディスク[29][30]
共にダイゴヨウの攻撃用のディスクで、それぞれ「光」「回転」の属性を持っている[29][30]
雷撃ディスクらいげきディスク[29][30]
「稲妻」の力が折り込まれている[29]
雷電の舞いらいでんのまい[31][32]
雷を帯びた刃で一刀両断する技[31]。通常はレッドが所持しているが、誰でも使用可能。
火炎雷電の舞いかえんんらいでんのまい[31][50]
獅子ディスクをセットしたシンケンマルとの二刀流で繰り出す技[31]
捕ディスクほディスク[29][30]
野生化した舵木折神を釣り上げるために流ノ介が釣竿のリールに取り付けて使用した、「捕」のモヂカラを込めたディスク。捕獲に成功した後は舵木折神を宿らせて舵木ディスクに変化した。
反ディスクはんディスク[29][30]
ヒトミダマに操られた流ノ介を解放するために丈瑠が使用した、「反」のモヂカラを込めたディスク。虎折神にも使用して呪縛を解き、虎ディスクに変化した。
活ディスクかつディスク[29][30]
「活」のモヂカラを込めたディスク。海老折神を完成させるためのモヂカラを与えるために使用した[注釈 17]
砕ディスクさいディスク[29][30]
「砕」のモヂカラを込めたディスク。榊原藤次が暴走した牛折神を破壊するために用意した物だが使用されることは無かった。
双ディスクそうディスク[29][30]
最終幕で丈瑠に託された、丹波の得意とする「双」のモヂカラを込めたディスク。同じ物をもう1つ作り上げる力を持ち、烈火大斬刀をもう一振り出現させた。
海賊戦隊ゴーカイジャー』第12話にも登場。薫と丹波からジョー・ギブケン(ゴーカイブルー)に託され、シンケンブルーに豪快チェンジしたゴーカイブルーが使用し、シンケンマルをもう一振り出現させた。
志葉家の秘伝ディスク[29][30]
赤いディスクに志葉家の家紋が記されており、その上に[注釈 18]という文字が書かれたディスク。第四十八幕・最終幕で薫が渾身の力で作成した。そのモヂカラは破壊的であり、威力にディスクが耐えられないため、使用可能なのは一度きりである。
2枚作成され、1枚目は丈瑠が使用してダメージを与えたものの、ドウコクを倒しきれずディスクが全壊。2枚目は流ノ介が使用し、ドウコクの一の目に止めを刺した。
『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』ではこのディスクと同様の方法で作られたゴセイカードが存在する。
榊原家の秘伝ディスク[29][30]
牛折神の力を制御するために作られたディスク。「王」のモヂカラが込められており、榊原ヒロ自身が作った物・ヒロのモヂカラに合わせて彼の父が作った物の2種類がある。ヒロが作った物は牛折神の制御に失敗したが、ヒロの父親が作った物は牛折神の制御に成功し、牛ディスクに変化した。
白ディスク
白地の何も記されていないディスク。逆文字を書き込むことでシンケンマルでの再生が可能となる。再生すると書き込まれたモヂカラが増幅されて発動する。

初期メンバーの装備品

ショドウフォン[51][52]
初期メンバーと薫が所持する折り畳み式携帯電話型の万能ツール[52][53]。通信などに使用する携帯モード・縦半分に折り畳むことで筆先を出し、文字を書くことでモヂカラを発動する筆モード[51][52]の2形態をとる。変身後は右腰のホルダーに収納されている。
一筆奏上いっぴつそうじょう!」の掛け声と共に、筆モードで各々が受け継いだモヂカラを宙に書き反転させ、通話ボタンを押すことでモヂカラが変化したシンケンスーツ[32]を身に纏い、変身を完了する。筆モードでは普通の筆としても用いられ、変身の際と同様に空中に文字を書くことも出来るが、書きかけの状態でしばらく経つと空中に書いた文字は消滅する。空中に書いた文字は反転させることでモヂカラが発動、文字の効果を使用できる。
携帯モードでは一般の携帯電話と同様の機能(写メールワンセグ・アプリケーションゲームなど)も使用出来る。作中では千明がショドウフォンでアプリゲームをしている光景が見られた。
茉子とことはのショドウフォンには、それぞれのカラーの根付ストラップが付けられており、茉子は房つきストラップに扇のミニチュアとピンクのちりめん玉がついたもの、ことはは黄色い竹鞠となっている[15]
300年前に作られた物は本体が木製[注釈 19]であるなど、現代のそれとはデザインが少し異なり、彦馬はこの本体に朱色の筆先を備えたショドウフォンを使用する。
  • 企画段階では、変身アイテムとして尾が筆になっているタヌキのついているブレスレットが提案されていたが、現代の子供にはブレスレットでは訴求力が弱いとの判断から携帯電話がモチーフとなった[27]。前作『ゴーオンジャー』が携帯電話だったため、本作品ではブレスレットにすることが検討されていたが、ゴーオングリーンとゴーオンブラックがブレスレットで変身していたことから、マスクに漢字が書いてあったため、筆で変身するものとなったものの、インパクトに欠けるため、筆にケータイが加えられた[5]
シンケンマル[51][52]
初期メンバー5人が左腰に帯びている万能刀[53]。秘伝ディスクの力を発動させ、モヂカラによってその威力を強化できる他、折神の操縦桿にもなる。またショドウフォンで「刀」のモヂカラを描くことで、変身前でも自在に呼び出し振るうことが出来る[注釈 20]
刀身は特殊合金シケンレス鋼製[51][52]で、外道衆との戦闘で何回か刃を折られたこともある。またの部分はプラキシノスコープになっており、セットされた秘伝ディスクを回転することにより、ディスクに描かれた模様がアニメーションとして映し出される[28]。『銀幕版』では初代秘伝ディスクに残されたメッセージを虚空に再生している。鞘は無く、帯刀時はシンケンスーツのベルトのジョイント内部に織り込まれた「消」のモヂカラによって威力を打ち消されている[51]
5人全員が技ディスクを使用することで、連続で攻撃する螺旋の太刀らせんのたち[54]や同時に刀の波動で攻撃する五重の太刀ごじゅうのたち[54][注釈 21]を繰り出す。4人以下あるいはゴールドとの合体技も存在する。
  • 帯刀したままだと、アクションや芝居の邪魔になることから、素手で戦う戦士ではないため、鞘をなくして名乗り時に抜刀してそのまま戦うという、制約から生まれたアイディアのものとなった[5][55]
烈火大斬刀れっか だいざんとう[31][32]
レッド専用の巨大な[31]。刀型の刀モード[注釈 22]大筒型の大筒モードの2形態をとる。常人では振り回すのが困難なほどの大きさであり[56]、それを活かして敵の飛び道具に対する盾として用いられることも多い。最終幕では双ディスクの力による二刀流を披露した。
刀モードは巨大な刃でありとあらゆる物を断ち切る威力を備え、烈火の刃で敵を一刀両断する百火繚乱ひゃっかひょうらん[31]という技を使える[注釈 23])。
大筒モードでは折神を収納する技ディスクを装填[注釈 24]することで、変形時に使用したディスクの折神を模した五輪弾[注釈 25]というエネルギー弾を撃ち出し、派生作品も含めこれが必殺技として多用された。発射の際にはレッド1人が構え、他のメンバーは基本的にレッドの横で控えるポーズをとっている。
まれにその回の中心となったメンバーと2人で構えることもあり、またブルーがゲストキャラのリチャード・ブラウンと2人で使用したり、ゴールドを中心にレッド以外の5人で使用したこともある。『仮面ライダーディケイド』にゲスト出演した際には、仮面ライダーディケイド コンプリートフォームが刀モードで使用した。
  • 刀身のディテールは、東海道五十三次のように、噴火する富士山、雲や津波を象っている[27]
  • 企画段階では、合体武器も検討されていたが、東映プロデューサーの宇都宮孝明の意向により大きな刀となった[27]。最初は実際に持てないくらいの大きな刀を振り回したいという要望からCGでやる方向で話が進んでいた[58]。当初は秘伝ディスク5枚を並べてセットする形状が提案されていたが、玩具が子供には持てない大きさになるため不採用となり、バンダイ側の提案によりバズーカの要素が加えられた[27]。バンダイデザイナーの野中剛は、なりきり玩具では劇中の楽しさを表現しきれなかったと述懐している[28]
  • シンケンレッドのスーツアクターを務めた福沢博文は、後年のインタビューで思い出深い武器に挙げており、プロップの重量があり、屋外では風の抵抗を受けるなど、扱いが難しかったことを語っている[59]。第一幕・第二幕ではワイヤーを一部のシーンで使用している[60]。またシンケンレッド(薫)のスーツアクターを務めた蜂須賀祐一も、烈火大斬刀のプロップが重かったため蹴り上げるしかなかったことを証言している[61]
ウォーターアロー[35][36]
ブルー専用の。水の矢で厚さ50cmのコンクリートを射貫く明鏡止水めいきょうしすい[35]という技を使用出来る。
ヘブンファン[38][39]
ピンク専用の。最大瞬間風速100m/sのトルネードで敵を吹き飛ばす迫力満天はくりょくまんてん[38]という技を使用出来る。
ウッドスピア[41][42]
グリーン専用の長。モヂカラを込めることで柄の長さを変えることが可能。大量の木の葉で相手の目をくらませる木の葉隠しこのはがくし[41][注釈 26]や2.5tの圧力で敵を一掃する大木晩成たいきばんせい[41]という技を使用出来る。
  • 当初は棍棒の予定であった[27]
ランドスライサー[44][45]
イエロー専用の大型手裏剣[注釈 27]。スライサーを投げて最高時速300km/hで敵を吹き飛ばす奮闘土力ふんとうどりょく[44]という技を使用出来る。
  • 手裏剣という設定は、初期案でメンバーに忍者が存在していたことの名残である[27]。アクション監督の石垣は、手裏剣のみならず、盾のようにも使えるアイテムで、鎧の手甲をイメージしている[55]

スーパーシンケンジャー

全ての折神の力を纏った強化形態で、源太曰く「真の侍」。インロウマルを用いて変身し、使用者は襟に金の縁取りが成された白い陣羽織型の特殊スーツを纏う。劇中での呼び方は「スーパーシンケン○○(各自の色が入る)」。単独でアヤカシを圧倒するほどの戦闘能力を発揮し、「真・火炎の舞」「真・猿回し」のように各自の技の頭に「真」が付いた強化技を使用出来る。

もっともインロウマルは1つのみであるため、スーパーシンケンジャーに変身可能なのは使用者のみである。その使用者も原則としてレッドであり、レッドが戦闘に参加不可能な場合はブルーが変身するため、全員がスーパーシンケンジャーに変身した『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』を含めても、他の3人が変身した回数は各1 - 2回と非常に少ない。

  • シンケンマルとインロウマルの合体のみでは弱いことから、シンケンジャーも強化することとなった[27]。強化形態案として、陣羽織のほか鎧や裃をモチーフとしたものも検討されていたが、前者は作品のイメージと異なり、後者は『忍風戦隊ハリケンジャー』のシュリケンジャーと被るため不採用となった[27]。プロデューサーの宇都宮の「アクション時に変わり様が欲しい」という要望から、陣羽織は長くしている[27]
インロウマル[34][32]
印籠型のパワーアップツール[34]。歴代のシンケンジャーが全ての折神の力を一つに集めるために製作していた物で、長らく天幻寺に保管されていたのを源太のモヂカラをプログラミングする技術と「真」のモヂカラ、それに全ての折神の力を結集することで完成した[22]。秘伝ディスクを解析可能で、装填したディスクの種類を読み上げる機能を備える。
カバーを展開して内部にスーパーディスクを装填し、上部のボタンを押すことで使用者をスーパーシンケンジャーに強化変身させる。武器の仕様上ゴールド以外の5人が使用可能であり、特製DVDではナナシも使用し、後述のスーパーナナシとなった。
  • 企画段階では、ノートパソコン型の秘伝ディスク認識用の装置であったが、侍戦隊であることから、印籠がモチーフとなった[27]
スーパーシンケンマル[34][32]
鍔にスーパーディスクを装填し、刀部分にインロウマルを装着したスーパーシンケンジャー専用のシンケンマル[34]。インロウマルに秘伝ディスクを装填することで技や能力を使用出来る。
モウギュウバズーカ[47][52]
牛折神の特性を基に製作された牛折神の力を秘めたバズーカ砲[47][62]。榊原家によって作られた物で、主にスーパーシンケンレッドが使用する[注釈 28]。名称こそバズーカだが、実際の形状は大筒に類似している。使用時には最終奥義ディスクを装填して威力を高めている。
砲身の上部にスーパーシンケンマルを装着し、さらに最終奥義ディスクをインロウマルに装填することでスーパーモウギュウバズーカへと強化され、「外道覆滅げどうふくめつ」の掛け声により牛折神を模したエネルギー弾を打ち出す[47][52][注釈 29]
さらに「大」のモヂカラを込めることで巨大化し、モウギュウダイオーの武器ともなる。
  • 企画段階では、モウギュウダイオーとは関係なく火のモヂカラとの関連性からタコをモチーフとしたガトリング砲として検討されていたが、予定していた秘伝ディスクの自動再生ギミックが実現できなかったため、火縄銃をモチーフとしたバズーカ砲に改められ、さらに同時期に登場する牛折神(モウギュウダイオー)に関連付けて牛もモチーフとなり、後部も牛折神の牛車のようにつづらのイメージも残している[27]。スーパーモウギュウバズーカのシンケンマルは、侍戦隊っぽさを残すために、牛の角をシンケンマルの刀身に見立てている[27]
  • 当初はバズーカ単体で見せるというプランであったが、「侍戦隊」であることから、シンケンマルをもう一方の手に持って立ち回りをし、斬りながら撃つこととなった[55]

ハイパーシンケンジャー

初代シンケンレッドの力を得て強化変身した恐竜折神の力を纏ったもう1つの強化形態。劇中での呼び方は「ハイパーシンケン○○」。スーパーシンケンジャーのような独自の強化必殺技はないものの、変身にも用いられるキョウリュウマルを駆使し、スーパーシンケンジャーと同等の戦闘能力を発揮する。

使用者が陣羽織型の特殊スーツをまとうのはスーパーシンケンジャーと同様だが、赤を基調としたカラーリングであるなどといった差異も見られる。またインロウマルによらずに変身出来るため、スーパーシンケンジャーとの併用も可能である。主にクサレ外道衆との戦闘時に使用され、テレビシリーズではレッドとグリーンが使用。特製DVDではゴールド、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではゴーオンレッドも使用している。

キョウリュウマル
シンケンマルやサカナマルが恐竜ディスクを使用して変化した生ける刀。詳細は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』を参照。
必殺技は刀身が伸びたキョウリュウマルで一刀両断、もしくはキョウリュウマル自身が敵を貫くキョウリュウマル・天地一閃。ゴールドの場合の名称はキョウリュウマル・黄金一閃
  • 第三十一幕の脚本には「伸びる」という記述があったが、ただ伸びるのではなく、グニャグニャ曲げることとなり、一切キョウリュウマルを持ったレッドが振り向かずに、周囲の敵を剣先のみが次々と斬り倒していくものとなった[55]

シンケンゴールドの装備品

スシチェンジャー[51][49]
源太がモヂカラの研究の末に独力で開発した折りたたみ式携帯電話型の変身ツール。握り寿司のシャリを模していて、待受画面にも「寿司」の文字が書かれている。表示画面の裏側にディスクをはめ込むためのブロックがある。通信などに使用する携帯モード、ディスクを装填して変形させたスシモードの2形態をとる[62]。電子メールを打つ要領で電子モヂカラを発動させる。「光」ボタンを押して変形した寿司ディスクを寿司を握る要領で装填し、「一貫献上いっかんけんじょう!」の掛け声と共に前後に動かし、「光」のモヂカラを身に纏うことで変身完了する[注釈 30]。「999」+通話ボタンを押して烏賊ディスクを装填することで烏賊折神、「000」+通話ボタンを押して海老ディスクを装填することで海老折神の召喚にも使用される。ショドウフォンと同様に通話・メールの通信機能、GPS機能、録音・録画機能なども装備しており、着信音・ボタン確認音には三味線の音色が使用されている。モヂカラのプログラミングツールとしての機能もあり、海老折神・ダイゴヨウ・インロウマルの作成にも使用された。通常源太は左手で扱う。変身後はショドウフォンと同様に右腰のホルダーに収納されている。
  • 寿司をモチーフとした変身アイテムは、初期メンバー用として提案されていたものの1つを転用している[27]
サカナマル[48][49]
ゴールド専用の必殺刀[62]を模した鞘・柄、反りが無くやや短めの刀身を持ち、腰の後ろ側に水平に携帯する。シンケンマルと同様にシケンレス鋼製[48]で切れ味が落ちることは無く、ゴールドはこれを居合術や逆手持ちでの攻撃に使用する[注釈 31]。鞘は頑丈に造られており、防御・打撃武器としても使用可能。寿司ディスクを装填することで連続で敵を素早く居合い斬りする百枚おろし[注釈 32]を使用可能。シンケンマルと同様に折神や侍巨人の操縦桿にもなる。
  • 座頭市』のような居合抜きというバンダイの案に、魚のコンセプトを載せたものとなっている[27]
ダイゴヨウ
詳細は#ダイゴヨウの項目を参照。

合体技

侍閃光波さむらいせんこうは[54]
レッドを除く5人の専用武器から閃光を放つ[54]
シンケンマル四連斬りシンケンマルよんれんぎり[54]
レッド以外の4人が空中から斬りつける[54]
シンケンマル天地の舞いシンケンマルてんちのまい[54][注釈 33]
ピンクとイエローによる同時攻撃[54]
シンケンマル水流土煙りの舞いシンケンマルすいりゅうつちけむりのまい[54][注釈 34]
ブルーとイエローによる同時攻撃[54]
水流百枚おろしすいりゅうひゃくまいおろし[54]
ブルーとゴールドによる同時攻撃[54]

折神

シンケンジャーが所有する最新式の動物型式神[63][64]。モチーフは折り紙。モヂカラによって物理的に出現させる[23]

本来ならば池波家以下侍4家がそれぞれ各一体ずつ、志葉家が残る折神を所有していたが、長い戦いの間に行方不明・譲渡などを繰り返し、初期メンバー5人が継承したものの他には1体しか残っていなかった。

いつどこでどのように誕生したのか明らかにされていないが、第十九幕で源太が折神を「文字のプログラムみたいな物」と解釈していることから、数多い文字の組み合わせを具現化することで生成されると思われ、過去に解析に成功した者が何人かいることが明言されている。

操縦席は折神を象徴する文字の掛軸(後述の侍巨人ではシンボルマーク)が左右に貼られた金の屏風を背後に置き、兜を模した台座が各配色で前方に設置されている。操縦はコンソールにシンケンマルやサカナマルを刺し込んで起動し、必殺技発動時あるいは離脱時に抜く。

ほとんどは人間の言葉を話すことが不可能(もしくは人前で発言していない)だが、各自明確な意思を持つ。

シンケンオーを構成する5体は初期メンバー5人がそれぞれ襲名と共に所持。普段は小さなエンブレム・エンブレムモードの形で携帯され、「大」のモヂカラを得ることで折神大変化して巨大な動物の姿に変化する。また巨大時でも任意に姿を切り替えることで臨機応変に攻撃や回避を行う。携帯時でも手乗りサイズの動物形態に変形が可能で、探査・追跡・牽制として使用可能。基本的に常日頃仕舞われているわけではなく、劇中では折神同士縁側などで戯れたりする姿が見られる。

初期5体のほかに烏賊折神と海老折神も普段は小型の状態になっており、「ゴールド寿司」の観賞用水槽にて待機している。

  • モチーフは獅子やニホンザルなど、和をイメージさせる動物縛りとなっている[27]。和風の戦隊であることから、折紙や箱根細工などの紙製玩具からモチーフを探していき、「ORIGAMI」とアルファベットで書かれた洋書やテレビで見た折紙チャンピオンの番組で、複雑な形に折られたものが多くあることを知ったため、ロボに「折る」動きを取り入れることとなった[65]。企画段階では、初期5体は四角いブロックから変形するデザインが検討されていたが、特撮監督の佛田洋の提案により様々な図形から変形するものとなり[27]、後のエンブレムモードに発展することとなった[65]。デザインを担当したプレックスの菊地和浩は、和風つながりから自身が以前に手がけた『仮面ライダー響鬼』のディスクアニマルと同じような楽しさを意図したことを述べている[27]
  • コンソールは、デザイン作成時にたまたまその辺に熨斗袋があったため、水引を付けている[66]
獅子折神ししおりがみ
赤い獅子型の折神[63][67]。レッドの持つ火エンブレムが変形する[63]。エンブレム状態の形状は将棋の駒の形に近い五角形[63]。炎を噴射して火の玉となり、敵に猛スピードで突撃し、強力な顎で噛み付き、口から吐く紅蓮の炎で戦う[63]。必殺技は、秘伝ディスクを使用し炎を纏って突撃する五角大火炎ごかくだいかえん[63][67]。シンケンオーの頭部・胴体を構成する[68]
龍折神りゅうおりがみ
青い型の折神[63][67]。ブルーの持つ水エンブレムが変形する[63]。エンブレム状態の形状は正六角形[63]。空中を飛行し、水脈のようにエネルギーが流れている長いボディを持つ。口から水流を吐く龍瀑布りゅうばくふ[63][67]を使用可能。シンケンオーの兜が収容されており、シンケンオー・シンケンダイゴヨウの左脚を構成する[68]
亀折神かめおりがみ
銀色の型の折神[63][67]。ピンクの持つ天エンブレムが変形する[63]。エンブレム状態の形状は円形[63]。常に風のエネルギーを放出しており、天空を泳ぐように飛行する。カッターのようなひれで攻撃する他、高速回転することで風の力で台風・竜巻を発生させる[63][67]。シンケンオー・シンケンダイゴヨウの右腕を構成する[68]
熊折神くまおりがみ
緑のクマ型の折神[63][67]。グリーンの持つ木エンブレムが変形する[63]。エンブレム状態の形状は四角形[63]。大樹のように安定した頑強なボディを持ち、打たれ強さが自慢で、一直線に驀進し、パンチで攻撃する技が得意[63][67]。シンケンオー・シンケンダイゴヨウの右脚を構成する[68]
猿折神さるおりがみ
黄色いサル型の折神[63][67]。イエローの持つ土エンブレムが変形する[63]。エンブレム状態の形状は三角形[63]。地面に頭部と両手の三点からエネルギーを発生させて力場を安定させ、重力を無視したアクロバティックな動きのひっかき攻撃が得意[63][67]。シンケンオー・シンケンダイゴヨウの左腕を構成する[68]
兜折神かぶとおりがみ
橙色のカブトムシヘラクレスオオカブト)型の折神[出典 2]。樹木の属性を司り、そのエネルギーを放射する能力に秀でる。主要折神以外では唯一志葉家に残されていた。ボディの周囲に外骨格状のバリアを発生させて、剛健な防御力を発揮する。角カブトホーン[69]のある頭部を回転させながら突進して巨大な角で敵を挟み込んで投げ飛ばしたり、角の間の砲門からエネルギー弾兜砲かぶとほう[63][67]を発射可能。
舵木折神かじきおりがみ
水色のカジキ型の折神[出典 2]。海の属性を司り、浄化の能力に秀でる。先代たちの戦いで行方不明になり海を彷徨っていたところを発見され、流ノ介によって捕獲された。激しく水を放ちながら進み、背ビレと吻で空気を切り裂いて研磨し、周囲を完全に浄化し、邪悪なエネルギーを無効化する。近距離戦では直剣状のふんを突進攻撃に使用可能で、遠距離戦ではから舵木魚雷[63][67]と呼ばれる弾丸を打ち出す。
  • 企画段階では、カジキがブルーの初期折神のモチーフであった[27]
虎折神とらおりがみ
白い型の折神[出典 2]。熱の属性を司り、熱エネルギーで激しい回転を発生させる能力に秀でる。先代たちがドウコクを封印した際、隙間の地割れに挟まれ動けなくなったところをヒトミダマの術に取り込まれ傀儡となっていたが、丈瑠によって「反」のモヂカラで解放された。四肢がドリル状になっており、腹部の巨大なディスク型車輪を回転させて走行する[63][67]。ドリルによる地中移動・突進攻撃の他、高速走行によって地響きや地割れを起こし、敵を落とす。
  • イカテンクウバスターをデザインした際に、合体を考慮して横腹にジョイントが追加された[27]
烏賊折神いかおりがみ
白と藤色の烏賊型の折神[出典 3]。冷気の属性を司り、5本の脚部の吸盤で大気中の熱や水分、敵のパワーを吸収する特殊能力に秀でる。源太が幼少時に丈瑠から貰った物である。途中参戦の折神と同じテーマの内部構造をしており、歯車をデザインの基本としている。
飛行能力を有し、吸収したエネルギーを大量の墨に変換して、敵に吹き付ける烏賊墨砲いかすみほう[70]で姿を隠した敵を着色して炙り出したり、張り付いた敵を足で締め上げたり殴り付けたりする他、冷気による攻撃も可能。志葉家を離れスシチェンジャーによって召喚されるようになってからは手乗りサイズでゴールド寿司の生簀にて漂い、源太から「イカちゃん」と呼ばれている。
『ディケイド』とのクロスオーバーでは海東大樹(仮面ライダーディエンド)に盗まれてしまうトラブルが起こったが、チノマナコに奪われたディエンドライバーを取り返す交換条件によって、無事に源太の元へ戻った。
  • 企画段階では、当初ゴールド用の折神は1体の予定であったが、海老折神が重戦車のイメージであったことから、他にスマートなものが要望され追加された[27]。デザインはロケットをイメージして細くしており、合体することから三脚を付けている[27]。当初はツリ目になっていたが、悪役に見えることから、丸目に補正された[27]
海老折神えびおりがみ
金色と藍色の海老型の折神[出典 3]。光の属性を司り、明るく陽の当たる場所では特に電子モヂカラが伝導しやすい。源太が烏賊折神のプログラムを解析して作られているため、烏賊折神の固有能力(手乗りサイズから巨大ロボット形態での伸縮機能など)を受け継いでいる。基本構造は完成していたが、当初は活動用のモヂカラが不足して動くことさえ出来ず、ことはを除く全員の大量の「活」の電子モヂカラを受けたことで他の折神のように戦闘に参加することが可能となった。当日はことはの誕生日でもあったため、平成21年の同じ日が誕生日となっている。
得意技は両手から強力なパンチを繰り出したり、挟み込んだ敵を投げ飛ばす海老ばさみえびばさみ[70]と巨大秘伝ディスク型にエネルギーを硬化させ、発射する太巻き光輪ふとまきこうりん[70][67]
「変」の電子モヂカラで後述のダイカイオーに侍変形が可能。
源太からは「エビゾウ」とも呼ばれているが、流ノ介からは「由緒正しい歌舞伎役者の名前を使うな!」と憤慨された[注釈 35]。千明からは「エビちゃん」と呼ばれている。
ダイカイシンケンオーに合体する際は上半身の大半を占める。
  • 企画段階では、ウマやガマガエルなどがモチーフの候補に挙がっていたが、イメージに合うようなデザインにはならず、子供たちの知っている寿司ネタからモチーフが選ばれた[27]。海老の他にはカニも候補に上がっていたが、いずれも似ているため、現在の形となった[27]。デザインは、シンプルな初期折神との対比から近代折り紙の雰囲気を持たせるために、甲殻類らしいギザギザが強調されている[27]。怖くなることは分かっていたため、丸目にして可愛く補正している[27]
恐竜折神きょうりゅうおりがみ
水色と臙脂色の恐竜竜脚類)型の折神。志葉烈堂 / 初代シンケンレッドが残した初代秘伝ディスクに収納されていた。鋭い牙の噛み付き攻撃が武器。詳細は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』を参照。
牛折神うしおりがみ
赤い牛車)型の折神[出典 3]。突進の属性を司り、秘伝ディスク型の車輪で走れば走るほど、モヂカラが増すため、特に折神の中でもモヂカラを増幅させる能力に秀でる。300年以上前、初代シンケンジャーの誕生よりも昔に作られた元祖折神。モヂカラ発祥当時の研究による偶然の産物であり、後方のディスク型の車輪が回転すればするほどパワーを増して暴走してしまうため、角笛の山に封印されていた。ヒロによってその封印が解かれたが、ヒロのディスクが不完全だったせいか敵味方関係無く暴走し、大ナナシ連中・シンケンオー・ダイカイオーを圧倒した。シンケンジャーと外道衆の争奪戦の末、シンケンジャーの新たな仲間となった。武器は頑強な角と上部にある猛牛砲もうぎゅうほう[70][67]。シンケンオーを後部の牛車上に載せて走行可能で[67]、後述のモウギュウダイオーへ侍変形する機能も持つ。
  • 企画段階では、生物モチーフではなくトラックや七福神の宝船、パチンコ台や大きな亀などが検討され、ダイカイシンケンオーとイカテンクウバスターとダイゴヨウを上に載せるという想定であったが、前作『ゴーオンジャー』のエンジンオーG12が好評であったため、本作品でもすべての折神が合体するかたちに改められた[27]。牛車となったのはトラックのイメージの名残である[27]。秘伝ディスクは、『宇宙戦艦ヤマト』の波動砲の粒子の集約をイメージしており、秘伝ディスクのアニメーションが電動で見られるようにミラーを付けていたが、見え方などの関係でオミットされた[27]
  • 上にシンケンオーが乗っているシーンは、人形のほかに日下が中に入ったシンケンオーでも撮られており、後者はミニチュアの牛折神を手前に置いて、日下が奥で芝居しているのをレンズで盗む、というのを一発撮りしている[71]。第三十四幕でのシンケンオーとの絡みは秋の運動会シーズンであったことから、騎馬戦だけでなくピラミッドを組んでいる[72]
スペック
データは全て大変化後のアニマルモードのもの。
名称 全高 全幅 全長 重量 スピード 出力
獅子折神 20.1 m[63][67] 19.3 m[63][67] 26.5 m[63][67] 800 t[63][67] 500 km/h(走行)[63][67] 600万馬力[63][67]
龍折神 19.3 m[63][67] 8.5 m[63][67] 52.3 m[63][67] 420 t[63][67] 600 km/h(飛行)[63][67] 300万馬力[63][67]
亀折神 7 m[63][67] 17.2 m[63][67] 14.6 m[63][67] 130 t[63][67] 200 km/h(飛行)[63][67] 100万馬力[63][67]
熊折神 19.1 m[63][67] 11.6 m[63][67] 27.5 m[63][67] 420 t[63][67] 400 km/h(走行)[63][67] 300万馬力[63][67]
猿折神 15.7 m[63][67] 18 m[63][67] 12.5 m[63][67] 130 t[63][67] 300 km/h(走行)[63][67] 100万馬力[63][67]
兜折神 16.1 m[63][67] 27.9 m[63][67] 44.3 m[63][67] 900 t[63][67] 600 km/h(走行)[63][67] 700万馬力[63][67]
舵木折神 24.4 m[63][67] 22 m[63][67] 47.8 m[63][67] 900 t[63][67] 120ノット[63][67] 700万馬力[63][67]
虎折神 24.3 m[63][67] 25.6 m[63][67] 50.8 m[63][67] 1,100 t[63][67] 650 km/h(走行)[63][67] 850万馬力[63][67]
烏賊折神 42.6 m[70][67] 13.6 m[70][67](左右の足先まで62.2 m[70][67] 厚さ:14.4 m[70][67](前後の足先まで33.9 m[70] 900 t[70][67] 650 km/h(飛行)[70][67] 650万馬力[70][67]
海老折神 39.4 m[70][67] 43.4 m[70][67] 80.7 m[70][67] 2,000 t[70][67] 650 km/h(走行)[70][67] 1,500万馬力[70][67]
恐竜折神 27.5 m[70][67] 19 m[70][67] 88.5 m[70][67] 1,000 t[70][67] 600 km/h(走行)[70][67] 800万馬力[70][67]
牛折神 45.9 m[70][67] 42.6 m[70][67] 87.9 m[70][67] 10,000 t[70][67] 630 km/h(走行)[70][67] 6,000万馬力[70][67]

侍巨人

折神を合体させた巨人。基本の合体コードは侍合体。換装による合体コードは侍武装

シンケンオー

第二幕より登場。獅子・龍・亀・熊・猿の5体の折神が「合」のモヂカラを発動させることで、侍合体した侍巨人。人型の姿になった後、手に取った兜シンケンオーメット[69]を頭部に被って完成。「シンケンオー 天下統一」の発声を行う。同話では、シンケンブルーが間違って、獅子折神以外の4体をエンブレムモードのまま、下から順に熊・龍・亀・猿で合体させてしまったというハプニングも生じている[注釈 36][注釈 37]

武器は、モヂカラを増幅させる[73]鉄も斬れる特殊合金シケンレス鋼製の巨大な日本刀ダイシンケン[出典 4]と、コクピットの盾ディスクとシンクロさせることで絶対の防御力を発揮する特殊合金シケンレス鋼製の円盾秘伝シールドひでんシールド[出典 5]

合体を一時的に解いたり、合体したまま折神を変形させての柔軟な攻撃も可能。それらを用いた技は、獅子折神の口から炎を吐く獅子火炎吼ししかえんこう[出典 5]、龍折神を収縮させてジャンプする龍昇り脚りゅうのぼりきゃく[68][74]、亀折神を分離させて拳として飛び出し敵を攻撃する亀天空拳[出典 6]、猿折神を分離して熊折神で蹴飛ばす熊三角蹴り、両腕をエンブレムに戻した文字からのビーム。

必殺技は操縦者がシンケンマルを振りかざし、これと連動して極限まで高めた5人の「斬」のモヂカラを刀身に集中させたダイシンケンで円月斬りを放つダイシンケン侍斬りダイシンケンさむらいぎり[出典 7]。発動には必ず5人揃っている必要はなく、第十三幕ではピンク・イエローのみで発動した。

なお、シンケンオーの状態から(苦戦することはあっても)敗れたことは一度もなかった[注釈 38]

2011年公開の劇場作品『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にも登場。

  • 侍武装は、パワーアップ感を上半身のみの変化で見せるため、兜の換装によるものとなった[27]。兜の形状は、折り紙の兜をモチーフとしている[27]。デザインは横から見た際にS字のようなプロポーションとなっており、断面が斜めになって積んでいくのが特徴で、前作『ゴーオンジャー』のエンジンオーがトーテムポールのように積み上がっていき、スラントノーズの車両を胸に位置していたことや、顔が小さく下から見上げると見えなくなることなどから、この形状が採用された[27][65]。当初は侍風のロボに合体し、上下逆になって長い手の獣になる2段変形のロボが考えられていたが、獣がなくなって現在の形となった[27]
  • 両手で剣を掴めるように胸のパーツは角度が違ったり、小さかったり、柔らかい素材のものが作られた[71]
  • スーツアクターを務める日下秀昭は、前作『ゴーオンジャー』の劇場版に登場した炎神大将軍や『桃太郎侍』の高橋英樹をイメージしている[71]
カブトシンケンオー
第五幕より登場。シンケンオーが兜折神を侍武装した侍巨人[出典 8]。兜を外して頭部を収納したシンケンオーの両腕部に兜折神の両足がそれぞれ分割して合体し、頭部に残りの胴体がそのまま合体した後、カブトホーンを吹返し[注釈 39]のように左右に展開することで完成する。合体プロセスの関係上、侍武装の中では唯一シンケンオー本体の頭部が収納され、代わりに合体させた兜折神の胴体側(展開した下角部分)に新たにカブトシンケンオーの顔が出現する。
吹返し部分に搭載された無数の砲門兜砲[出典 8]からモヂカラをエネルギー弾として放つ射撃戦を得意とし、頭部のカブトホーン、両腕のカッター、ダイシンケンを使用する格闘戦も展開。全身から放射する強力なバリアで敵の攻撃を受け付けない[76][75]
必殺技は頭部のカブトホーンを閉じて高速回転させ、そこから無限に増幅したエネルギーを放出する兜大回転砲かぶとだいかいてんほう[出典 8]
カジキシンケンオー
第七幕より登場。シンケンオーが舵木折神を侍武装した侍巨人[出典 8]。兜を外したシンケンオーの頭部に舵木折神の頭部が新たな兜として合体し、背部に残りの胴体が背負うように合体することで完成する。
武装はダイシンケンを鋭く研ぎ澄ませて変形させたダイシンケン・ナギナタモード[出典 8][注釈 40]と舵木魚雷[68][76]。頭部からは水流も放つ[76]。浄化能力を持ち、スピードにも秀でる[76]
必殺技は頭部の兜を展開して装着させたダイシンケン(通常モード)に「斬」のモヂカラを込め、お辞儀をするように体ごと振り下ろして斬り付ける舵木一刀両断かじきいっとうりょうだん[出典 8]
  • 頭部に刀を装着するというギミックは、カジキがブルーの初期折神と想定されていた時期のシンケンオーの初期デザインとして検討されていたものであり、必殺技もシンケンオーが謝るように斬るというものの名残りである[27]
トラシンケンオー
第九幕より登場。シンケンオーが虎折神を侍武装した侍巨人[出典 8]。兜を外したシンケンオーの頭部に尻尾を円形の前立てとして変形・装着した虎折神の頭部が新たな兜として合体し、残りの胴体を両肩に合体することで完成する。
両肩に装備された4本の虎ドリル[68]を駆使する。また虎折神の膨大な熱エネルギーによって、キックやパンチの破壊力を増大させる[76][75]
必殺技は虎ドリルを高速回転させながらホバリング状態で走行して敵を破砕する虎ドリル突撃とらドリルとつげき[出典 8]
イカシンケンオー
第十八幕より登場。シンケンオーが烏賊折神を侍武装した侍巨人[出典 8]。シンケンオーの右腕に烏賊折神の頭部が装着され、左手に下足を保持し、背面に上足が翼のように合体することで完成する。烏賊折神の持ち主であるゴールドも含めた6人で操縦する。
右腕に装備した頭部の槍と左腕に保持した下足のシールドを武器とし、伸縮自在の電子モヂカラを帯びた槍による連続突きで敵の攻撃を弾き返す烏賊槍ぶすまいかやりぶすま[出典 8]や左腕のシールド中央部から撃ち出す冷気で敵を凍らせる烏賊冷凍いかれいとう[出典 8]を放つ。吸収の特殊能力により、奪ったエネルギーを冷気に変換する[76]
必殺技は背部パーツから雷を集約させ、穂先を伸ばした槍に「斬」の電子モヂカラを込め、雷の力を増幅させた槍を振り下ろす槍烏賊一閃やりいかいっせん[出典 8]
キョウリュウシンケンオー
シンケンオーが恐竜折神を侍武装した侍巨人。詳細は侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦#シンケンジャーの装備・戦力を参照。

ダイテンクウ

第十幕より登場。兜・舵木・虎の3体の折神が「合」のモヂカラを受けて侍合体した鳥型の合体形態[注釈 41][注釈 42]。頭部を分離した虎折神を中心に、変形した兜折神・舵木折神の胴体がそれぞれ両翼として合体し、兜折神の両足が兜折神・舵木折神の外側面に、虎折神の頭部を装着した舵木折神の尾びれが尾羽としてそれぞれ合体し、虎折神の尻尾が変形した円形の前立てを装着した兜折神の上角が頭部として合体することで完成する。高い機動力を誇り、高速で急旋回するなどアクロバティックな動作も可能。

武装は頭部と両翼の兜折神・舵木折神から放つビーム[77]。また、両翼端は鋭い刃になっている[77]

必殺技は秘伝ディスクのエネルギーを放出することで空中に投影した兜・舵木・虎の秘伝ディスク状のモヂカラを通過し、猛スピードで急降下しながらパワーを全身に浸透させ、敵に体当たりを仕掛けるダイテンクウ大激突ダイテンクウだいげきとつ[出典 9]

シンケンオーの背中にドッキングする形式で後述のテンクウシンケンオーとなるが、シンケンブルーのミスでナキナキテの背中に合体したことがある。

  • 前作『ゴーオンジャー』では人型ロボットが多かったことから、非人型の合体形態となった[27]
テンクウシンケンオー
第十二幕より登場。流ノ介の発案[注釈 43]によるぶっつけ本番で、シンケンオー・ダイテンクウが「超」のモヂカラを受けて超侍合体した侍巨人[出典 10]。兜を外したシンケンオーの背部に一部パーツを分離したダイテンクウが背負うように合体し、胸部に2本の虎ドリルが装着され、頭部に尻尾の前立て[注釈 44]を装着した虎折神の頭部が新たな兜として合体することで完成する。ダイテンクウが合体したことでシンケンオー単体では不可能であった空中飛行を可能としており、超ジャンプや超上段を利用した多彩な剣技を圧倒する。
ダイシンケンに加え、左右の翼を直接敵にぶつける攻撃も行う[注釈 45]
必殺技は空高く飛翔し、ダイシンケンに超スピードによって増幅された「斬」のモヂカラをダイシンケンに集中し、超上段から斬り付けるダイシンケン天空唐竹割りダイシンケンてんくうからたけわり[出典 11]
当初は初期メンバーが全員揃っていないと運用不可能だったが、のちに超侍合体ディスクをインロウマルに装填することでも運用可能になった。
イカテンクウバスター
第二十四幕より登場。ダイテンクウと烏賊折神が合体した巨大なバズーカ砲で、ダイカイシンケンオーの必殺武器。頭部・尾羽を元に戻したダイテンクウに烏賊折神の頭部が主砲として合体し、その中央部に烏賊折神の上足・下足と前立てを装着した虎折神の頭部が台座として合体することで完成する。
必殺技は後述のダイカイシンケンオーと真侍武装することで全員の「滅」のモヂカラと10体の折神のパワーを連動・増幅させて発射する折神大開砲おりがみだいかいほう[出典 12]。発動には必ずしも6人全員が揃っている必要は無いものの、大量のモヂカラを消費するため連続では使用出来ず、操縦者が少ない場合は体への負担がその分だけ大きくなるのが欠点。第二十五幕で丈瑠・源太の2人だけで使用したが、2人は大幅に体力を消耗してしまった。
  • 企画段階ではダイテンクウと烏賊折神の合体は想定されておらず、シンケンオーとダイカイオーが合体することになったことから、残りの折神での合体形態として考案された[27]。烏賊折神も重量を支えるために三脚のように脚は開いたままの状態となっている[27]

ダイカイオー

第二十幕[注釈 46]より登場。海老折神が「変」の電子モヂカラを受けて侍変形した侍巨人。ゴールドが単独操縦する。操縦席の海老ディスクを回転することで東・西・南・北の電子モヂカラを司る4つのパターンに変形可能[23][注釈 47]。変形後、それぞれの方位に因んだセリフを発する。

  • 秘伝ディスクによる変形ギミックは、シンケンゴールドの居合斬りのイメージから素早く形態を切り替えて戦うことを想定し、秘伝ディスクの新たな遊び方として取り入れられた[27]
ダイカイオーヒガシ
海老ディスクが「東」を示し、得た「光」を吸収し、電子モヂカラに変換したダイカイオーの基本形態[80][79]。セリフは「とぉー(東、トウ)とぉー!ヒガシ!!」。
武器は使用せず、素手による格闘戦を得意とする[80][79]
必殺技は両肩部の海老ばさみをグローブのように展開してエネルギーを充填して連続パンチを叩き込む海老ばさみ本手返しえびばさみほんてがえし[68][80][注釈 48]
ダイカイオーニシ
海老ディスクが「西」を示し、「風」を電子モヂカラに変換した形態[80][79]。セリフは「おっしゃー(西、シャー[注釈 49])!ニシ!!」この形態のみ頭部の角パーツは収納される。劇中で使用したのは2回のみ。
風を転換させて攻撃力にする[79][81]。回避能力に優れ、海老折神の尾びれ(ダイカイオーの腰パーツ)が分離した特殊な扇でトルネードを発生させ、敵の攻撃や飛び道具を跳ね返す戦法をとる[68][80]
この形態では必殺技を持たない。
ダイカイオーミナミ
海老ディスクが「南」を示し、「熱気」を電子モヂカラに変換した形態[80][79]。セリフは「なん(南、ナン)と!ミナミ!!」。
熱気を転換させて攻撃力にする[81]。スピードを重視した形態で、海老折神の頭部と触覚部分が分離した加熱した刀海老刀の二刀流による隙の無い剣術戦を得意とする。
必殺技は猛スピードで海老刀を振り下ろして斬り付ける海老刀大名おろしえびがたなだいみょうおろし[出典 13]
イカダイカイオー[68][80][79](別名:ダイカイオーキタ[82][27][69]
海老ディスクが「北」を示し、烏賊折神を侍武装した形態[80][79]。セリフは「キタ(北)キタキタキター!」。第二十二幕より登場。
全身から冷気を発する[79][81]。武装は烏賊折神の頭部・上足で構成された大槍を使用し、残りの下足はダイカイオーの胸部に追加装甲として合体する。冷気を電子モヂカラに変換し、大槍の剣先を鋭利に凍結する。
必殺技は「突」の電子モヂカラを込め、絶対零度まで氷結させて硬度を高めた大槍で敵を貫く槍烏賊突貫やりいかとっかん[出典 13]
ダイカイシンケンオー
第二十四幕より登場。シンケンオーとダイカイオーが真侍合体した大地・海を制する侍巨人。両腕がエンブレム状態に変形して上半身を後方へ展開したシンケンオーに背中パーツが変形した新たな頭部・扇を胸部に装着したダイカイオーの上半身が合体し、シンケンオーの大腿部に変形したダイカイオーの脚部全体が挟み込むように合体することで完成する。頭部の兜に大きく描かれたインロウマルのエンブレムを模した「」の文字が特徴的で、2体の侍巨人の力が合わさったことで圧倒的な戦闘能力を発揮する。
武装はダイカイオーミナミと同様に海老刀を使用[68]。背中からは文字型の強力なビームを発射する[78][79]
必殺技はパワー・スピードを兼ね揃えた二刀流で敵を斬り刻む二天一流乱れ斬りにてんいちりゅうみだれぎり[出典 12]。この技だけでもアヤカシを倒すのに充分な威力を誇り、第二十七幕でグリーンとイエローの2人だけで戦った際にはアベコンベを[注釈 50]、『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』ではマダコダマを倒している。だが、前述の通り、イカテンクウバスターを用いた折神大開砲を事実上のメイン必殺技としていた。
  • 企画段階ではシンケンオーとダイカイオーの合体は想定されておらず、シンケンオーの胴体が真ん中から後ろへ折ることができたことから合体ギミックが考案された[27]。別のパーツを折れたところへ上から載せる形となり、顔や胸、下半身の色でシンケンオーらしさを残しつつ、兜と肩口、胸のみでパワーアップしたニュアンスを出している[27]。海老折神の脚は処理が難しいことから、逆手に取って一番目立つよう位置づけられた[27]

ダイゴヨウ

第二十八幕より登場。第二十七幕の一件から一時的に寿司恐怖症で変身出来なくなった源太が、自分の代わりに戦う存在としてゴールド寿司の提灯に「侍」の電子モヂカラをプログラミングして作った提灯型ロボ[23][注釈 51]岡っ引き[注釈 52]をイメージして作られ、光って敵の術を無効化する提灯モード・両腕を分割させたスティック型の打撃武器十手モードに変形する。装備時の技は十手モードに力を集中して繰り出すダイゴヨウ十手打ちダイゴヨウじってうち[48]。「大」のモヂカラを込めた外部入力コマンドダイゴヨウ大変化によって通常サイズの侍巨人としても機能する[68]。折神を参考に作られているため、腕と脚の合体ジョイントは折神と共通であるため、後述のシンケンダイゴヨウへの侍合体が可能となった。

シンケンジャーの名乗りに参加したり[注釈 53]、第四十八幕では源太と共に丈瑠に命を預けると宣言するなど、劇中ではシンケンジャーの一員として描かれている。

他の折神とは別にあらかじめ多くの人語をしゃべるようにプログラミングされ、侍たちのセリフから誕生から時間が経つにつれボキャブラリーも増えている(他の面々も意志を持つが、基本的に音声を発しない)。作成者の源太以上に江戸訛りが強い。源太のことを「親分」と呼んで慕い、彼と寿司を馬鹿にした者には強い怒りを見せる。またことはと同様に丈瑠のことは「殿様」と呼ぶ。一人称は「オイラ」。

手刀による格闘戦を得意とし[23]、身体を発光させて敵の目を眩ませるダイゴヨウ大閃光[出典 14]、全身を回転させて連続チョップを繰り出すダイゴヨウ大回転[出典 14]を使用可能。蛇腹状の腹部は空洞になっており秘伝ディスクを収納可能だが、ディスクが詰まると動けなくなるという弱点を持つ。腹部を縮めて回避も可能。

必殺技は腹部から秘伝ディスクを乱射して敵を斬り刻む秘伝ディスク乱れ撃ちひでんディスクみだれうち[出典 15]

『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』では偶然にも唯一謎の戦士たち・天装戦隊ゴセイジャーの活躍を見届け、ゴセイイエローに「かわいい提灯さん」と言われる[注釈 54]

『ゴセイジャーVSシンケンジャー』では源太と共にフランスから帰国する。また、『シンケンジャーVSゴーオンジャー』の時と同じように迷ってしまい海賊戦隊ゴーカイジャーの活躍を見届けた。『海賊戦隊ゴーカイジャー』では『ゴセイジャーVSシンケンジャー』の裏エピソードにあたる第40話に登場。

  • 企画段階ではレッドの新装備として予定されていたが、レッドの強化アイテムとしてインロウマルが追加されたため、ゴールドの装備となった[27]。秘伝ディスクを収納するキャリングケースのロボットとして発想され、ディスクを組み合わせてロボットになるという案も存在した[27]。提灯と十手というモチーフは、6人目のモチーフ候補として提灯と十手で変身する岡っ引きが挙がっていたことの名残である[27]。当初、体色は黒で想定されていたが、モウギュウダイオーと被ることと、紺色がゴールドに用いられているため、青となった[27]。変形ギミックは正座をイメージして脚を折りたたむ予定であったが、都合により取り外して組み替えることとなったため、シンケンオーと同様のジョイントにするなどの互換性が加えられた[27]
  • 提灯と十手に分かれているが、提灯の方が本体のため、初登場となる第二十八幕ではゴールドが両手に持って十手術で戦っているが、以降のエピソードではダイゴヨウ自らの意思で飛ぶように戦っている[55]
シンケンダイゴヨウ
第三十幕より登場。ダイゴヨウと獅子以外の主軸折神が侍合体した巨人。ことはがシンケンオーへの侍合体の前にダイゴヨウ大変化を掛けてしまい、おまけにその直後に「侍合体」と呼称してしまったことでダイゴヨウが獅子折神を弾き飛ばしてしまい、本来獅子折神が入るべき部分にダイゴヨウが入ってしまったことで偶然誕生した[注釈 55]。シンケンオーに比べるとダイゴヨウがベースのためか軽快に動いている。ダイシンケンは使用せず、本来両腕になるはずの十手モードを武装とする。他の巨人とは異なり、コクピットは各折神のコクピットである。またシンケンオーと同様に各折神の技も使用可能。
のちに1度だけ、千明の「なんか、ようわかんねぇ合体!」の掛け声で家臣4人・ダイゴヨウの合意での合体が行われた。
必殺技は十手を敵に向かって投げ付ける十手一直線じっていっちょくせん[出典 14]

モウギュウダイオー

第三十三幕より登場。牛折神が侍変形した侍巨人[出典 14]。主にレッドが操縦するが[出典 14]、第四十幕では負傷したレッドの代わりにゴールドが操縦した。牛折神のパワーをそのまま引き継いでおり、装甲・腕力もこれまでの侍巨人を上回る。

武装は両肩部の装填したモヂカラを連続発射する9連装砲猛牛砲もうぎゅうほう[出典 14]と右手に保持するバルカン砲[84][85]。「大」のモヂカラを込めて巨大化させたモウギュウバズーカを使用することもある[68][84]

必殺技は左脚部の牛ディスクを蹴り上げて頭部に装着し、それを高速回転させることによって放出されるエネルギーと右腕のバルカン砲から「猛」の増幅したモヂカラを込めて放射するエネルギー弾を同時に浴びせる猛牛大回転砲もうぎゅうだいかいてんほう[出典 14]

  • 当初は船やデコトラをモチーフにした全ロボが乗り込むメカに変形する存在として考えられていたが、全合体にシフトチェンジしたことでなくなった[65]。これまでの侍巨人の武器に刀が多かったため、手持ち武器は銃となったが、銃ではなく大筒となった[27]
  • サムライハオーの合体時にパーツを分割するため、牛折神からの変形ギミックはほぼ直立させるだけとなった[27]
サムライハオー
第三十五幕より登場。ダイカイシンケンオーとイカテンクウバスターおよびモウギュウダイオーが全侍合体した最大にして最強の侍巨人[85]。頭部を収納して両腕部・胸部エンブレムが分離し、後頭部のスペースに猛牛大回転砲発動時と同様に牛ディスクを装着し、脚部前方を展開したモウギュウダイオーの背部に一部パーツを分離したイカテンクウバスター、脚部前方に烏賊折神(上足)、脚部両側面(車輪部)にエンブレム状態の猿折神・亀折神、胴体両側面(腕部)に海老ばさみが合体することで立仏像の光背のような巨大な台座を形成し、展開した脚部の上には頭部に海老刀、台座後背部の牛ディスクと直結するように背部に全侍合体ディスクを装着したバルカン砲、左脚部に扇、胸部に烏賊折神(下足、イカダイカイオーと同様)・モウギュウダイオーの胸部エンブレムが合体し、両腕部を虎ドリルを装着したモウギュウダイオーの腕に換装したダイカイシンケンオーが搭乗することで完成する。その際、モウギュウダイオーの胸部エンブレムの文字(V字に「王」)が上下逆さまに装着されることで「全」の文字に変化する[注釈 56]。人型を形成する部分よりも、それを載せる台座・後背部の方が巨大という合体ロボとしては非常に珍しい形状をしている。この奇異なデザインは元のモチーフが「二人羽織」であることに由来しており[注釈 57]、他のどの合体形態をも凌駕するほどの巨体であるため、歩行はせず、さながら移動要塞のように台座ごと滑って移動する[注釈 58]。命名は流ノ介による。
両腕の虎ドリルによる突撃[84][85]、後背部の海老ばさみによる攻撃[84][85]、シンケンオーの必殺技の数倍の破壊力を持つダイシンケンによる剣技ダイシンケン覇王斬りダイシンケンはおうぎり[出典 14]など豊富な攻撃手段を持ち、ダイカイシンケンオーはおろかモウギュウダイオーをも上回る戦闘能力を発揮する。かなりの巨体ゆえに登場当初はあまり活発な動きを見せなかったが、第四十一幕ではCGによる物とはいえ初めて素早い動き・飛行シーンが登場した。この時縦回転しながらダイシンケンを振り下ろすダイシンケン大回転斬りを使用した。
必殺技はシンケンジャー全員がそれぞれ11体の折神のモヂカラを発動し、後背部の頂点(ロボの後頭部)の秘伝ディスク付バルカン砲に増幅したモヂカラのエネルギーをディスクに収束させ、ディスクの高速回転と共に螺旋状のオーラを放出するモヂカラ大弾円モヂカラだいだんえん[出典 14]
基本的には6人全員で操縦しており、全員揃っていない場合にはダイカイシンケンオーで戦っていたが、姫シンケンレッドと初期メンバー4人で操縦も行っている。
  • 前作『ゴーオンジャー』のエンジンオーG12の好評を受けて全合体となったが、G12と異なり最初から想定されていたものではなかった[27]。東映プロデューサーの宇都宮の提案によりスーツを二人羽織状にすることも検討されたが、実現には至らなかった[27][72]。スーツは作っているものの、台車による移動となっており、大道具が現場で作った後部の前に立つ形となっている[86]。特撮監督の佛田が動ける範囲を見て、相手の動きをそれに合わせて付けており、ビームが必殺技だが、「侍戦隊」であることから、刀を持たせて斬ることもしている[71]
  • 必殺技は初登場となる第三十五幕が歌舞伎の話であったことから、歌舞伎の舞台がせり上がるというト書きがロボ戦にもあったため、『紅白歌合戦』の小林幸子の衣装をイメージしている[72]
キョウリュウサムライハオー[85]
第四十三幕に登場。サムライハオーが恐竜折神を侍武装した究極の侍巨人。名称は劇中未呼称だが、のちの『ダイスオーDX』にて正式にこの名称が使用された。
必殺技は恐竜刀に12体の全ての折神のモヂカラを集約して縦一文字に斬り付ける十二折神大侍斬りじゅうにおりがみだいさむらいぎり[84][85]
アクマロの攻撃に苦戦中、シンケンゴールドの発案によって誕生。全ての折神の力が1つになったことでサムライハオーでも苦戦していたアクマロの攻撃を丸々跳ね返し、アクマロを一太刀で圧倒・勝利した。

スペック

名称 全高 全幅 胸厚 重量 スピード 出力
シンケンオー 52.3 m[74][75] 35.6 m[74][75] 16.9 m[74][75]
24.1 m(シールド装備時)[74][75]
1,900 t[74][75] 500 km/h(走行)[74][75] 1,400万馬力[74][75]
カブトシンケンオー 57.2 m[76][75] 51.4 m[76][75] 45.1 m[76][75] 2,800 t[76][75] 600 km/h(走行)[76][75] 2,100万馬力[76][75]
カジキシンケンオー 63.1 m[76][75]
90 m(ダイシンケン頭部装着時)[76][75]
36 m[76][75] 31.5 m[76][75] 2,800 t[76][75] 120ノット[76][75] 2,100万馬力[76][75]
トラシンケンオー 67.3 m[76][75] 43 m[76][75] 25 m[76][75] 3,000 t[76][75] 650 km/h(走行)[76][75] 2,250万馬力[76][75]
イカシンケンオー 52.3 m[76][75] 60.3 m[76][75] 16.9 m[76][75] 2,800 t[76][75] 550 km/h(走行)[76][75] 2,050万馬力[76][75]
キョウリュウシンケンオー 53.6 m[77][75] 35.6 m[77][75] 16.9 m[77][75] 2,900 t[77][75] 500 km/h(走行)[77][75] 2,200万馬力[77][75]
テンクウシンケンオー 70.1 m[77][75] 77.7 m[77][75] 41.7 m[77][75] 4,800 t[77][75] 850 km/h(飛行)[77][75] 3,650万馬力[77][75]
ダイカイオー 56.7 m[80][79] 48.9 m[80][79] 25.4 m[80][79] 2,000 t[80][79] 650 km/h(走行)[80][79] 1,500万馬力[80][79]
イカダイカイオー 29.2 m[80][79] 2,900 t[80][79] 2,150万馬力[80][79]
ダイカイシンケンオー 82.4 m[78][79] 48.9 m[78][79] 29.4 m[78][79] 3,900 t[78][79] 600 km/h(走行)[78][79] 2,900万馬力[78][79]
ダイゴヨウ 52.5 m[84][85] 41.5 m[84][85] 26.9 m[84][85] 1,500 t[84][85] 500 km/h(走行)[84][85] 1,200万馬力[84][85]
モウギュウダイオー 87.9 m[84][85] 53.1 m[84][85] 33.4 m[84][85] 10,000 t[84][85] 630 km/h(走行)[84][85] 6,000万馬力[84][85]
サムライハオー 93.2 m[84][85] 78.3 m[84][85] 57.8 m[84][85] 17,700 t[84][85] 700 km/h(走行)[84][85] 1億1,800万馬力[84][85]
名称 全高 全幅 全長 重量 スピード 出力
ダイテンクウ 25 m[77][75] 77.7 m[77][75] 73.5 m[77][75] 2,900 t[77][75] 800 km/h(飛行)[77][75] 2,250万馬力[77][75]
イカテンクウバスター 47.2 m[78][79] 77.7 m[78][79] 57 m[78][79] 3,800 t[78][79] 2,900万馬力[78][79]

キャスト

主演の松坂は、本作品が俳優デビューであり、ドラマ初出演でありながらの主演起用であった。個々の個性や特技も役に反映されており、森田が京都出身であることから役の話し言葉も標準語から京都弁に変更され、書道5段の腕前を持つ高梨は作中でも達者な筆使いを披露している[87][88]。また、フラメンコギターを得意とする日下部彦馬役の伊吹吾郎は、エンディング映像でギターを披露している。

レギュラー・準レギュラー

声の出演

  • ダイゴヨウ - 遠近孝一 (28 - 32,34 - 38,40 - 47,49)
  • 血祭ドウコク - 西凜太朗 (1 - 9,11,13 - 16,18 - 20,23 - 31,33 - 40,45,47 - 49)
  • 薄皮太夫 - 朴璐美 (1 - 16,18 - 20,22 - 27,31 - 35,39,40,42 - 48)[注釈 60]
  • 骨のシタリ - チョー(1 - 31,33 - 49)
  • 筋殻アクマロ - 堀川りょう (28 - 43)
  • スシチェンジャー音声、インロウマル音声、ナレーション - 宮田浩徳

ゲスト

括弧内は出演話数。

スーツアクター

シンケンイエローのスーツアクターを務める橋口未和は本作品で初めてキャラクターを演じている[90]


注釈

  1. ^ 丈瑠のみ稽古時は紺色の袴だが、変身バンクは他の男性陣と同じ袴である。
  2. ^ 東映エグゼクティブプロデューサーの鈴木武幸は、巨大戦のミニチュア特撮のためにフィルム撮影を続けていたが、テレビ局から予算のかさむフィルム撮影を中止するよう求められ、さらに使用していたコダックのフィルムが生産中止になったことなどからデジタルへ転換したことを述べている[13]
  3. ^ 撮影技師の松村文雄は、レッドワンはフィルム撮影と同じ撮影手法が可能で、16ミリSRカメラ用レンズにも対応していたことを証言している[14]
  4. ^ 劇中ではヒロイン2人の属性に沿った「山」「風」を組み合わせて「嵐」にする、最終決戦でドウコクの動きを止めるためにレッド以外のメンバーで「糸」「十」「田」「寸」「`」を組み合わせて「縛」にするなど。
  5. ^ 最終幕で流ノ介が火のモヂカラを使用したように他の属性のモヂカラを使用することは可能。
  6. ^ 「門」の中に「亞(亜の異字体・劇中では下の横棒の真ん中が切れている)+㣺(「悪」の異字体である「惡」をさらに変形させた物)」と「炎(作中では上の火がしたごころの間に入っている)」が入った物。
  7. ^ 資料によってはシンケンマル・火炎の舞いと記述している[33]
  8. ^ 資料によってはシンケンマル・水流の舞いと記述している[37]
  9. ^ 資料によってはシンケンマル・水の幕と記述している[37]
  10. ^ 資料によってはシンケンマル・天空の舞いと記述している[40]
  11. ^ 資料によってはシンケンマル・木枯らしの舞いと記述している[43]
  12. ^ 資料によってはシンケンマル・木の字斬りと記述している[43]
  13. ^ 資料によってはシンケンマル・土煙りの舞いと記述している[46]
  14. ^ 資料によってはシンケンマル・土の字斬りと記述している[46]
  15. ^ 玩具版では折神獣ディスクと表記されており、インロウマルの認識音も「折神獣」である。
  16. ^ 『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』ではこのディスクを使用せず、「合」のモヂカラで合体した。
  17. ^ この時、ことははウタカサネに魂を抜き取られて動けない状態にあったため、不参加だった。
  18. ^ 「火」の左右の点が「火」の文字になっている。
  19. ^ ミニプラでの呼称は「アンティークカラーver.」となっている。
  20. ^ 第十二幕では、丈瑠が左腰に手をかざすことでシンケンマルを呼び出した。
  21. ^ 4人の場合は四重の太刀よんじゅうのたちとなる[54]
  22. ^ 資料によっては大斬刀モードと記述している[33]
  23. ^ 劇中で技名を呼んだことは無いが、第一幕のカットされた映像に技名を呼ぶシーンが存在し、DVD『侍戦隊シンケンジャー 第一・二幕 特別版』にも収録されている。また『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』などのように、テレビシリーズ以外の作品で呼称されることもある。『宇宙船 YEAR BOOK 2011』では『ゴセイジャーVSシンケンジャー』が初披露と記述している[57]
  24. ^ 基本的に装填される技ディスクは5枚であるが、1枚のみでも撃つことは出来る。
  25. ^ 作中では兜、梶木、虎、烏賊を使用。発射の際には兜五輪弾といったように、折神の名を頭に付ける形で技名を発する。
  26. ^ 資料によってはウッドスピア・木の葉隠しと記述している[43]
  27. ^ 書籍『侍戦隊シンケンジャー超全集』ではブーメランと記載している[44]
  28. ^ 第四十四幕のヨモツガリ戦では変身解除に追い込まれながらも生身のままで使用。また第四十一幕ではスーパーシンケンイエローが使用したこともある。
  29. ^ 書籍『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.9 侍戦隊シンケンジャー』は、外道覆滅を技名として記述している[30]
  30. ^ 「光」ボタンを押すと「へい、いらっしゃい!」の電子音声が発声される。
  31. ^ 第十七幕でゴールドの剣技を見た流ノ介は、「逆手一文字、なんて邪道な剣だ」と発言している。
  32. ^ 書籍によっては、サカナマル百枚おろしと表記している[22]
  33. ^ 資料によってはシンケンマル・天地の舞いと記述している[40]
  34. ^ 資料によってはシンケンマル・水流土煙りの舞いと記述している[46]
  35. ^ その発言をした直後、「海老太郎」にしろと改名を求めた。
  36. ^ シンケンオーのデザイン時に描かれたエンブレムモードの遊び方を提案したスケッチから拾ったものである[27]
  37. ^ 戦闘前に千明がおでんを食べていたことから、ことはに「おでん」と例えられた。また、シンケンレッドからは「俺、余ってるだろ」とツッコミを入れられた。
  38. ^ ただし、最終幕では大破寸前に追い込まれ、ドウコクと相打ちになった。
  39. ^ 侍兜の縁が折り曲がった顔面防御用の飾り部分。
  40. ^ 刀身が若干短縮され、反り合うように上下対称の形状に変化した物。
  41. ^ 劇中の過去の文献では猛禽類のような姿で描かれていた。
  42. ^ 公式サイトでは「侍巨人」に分類されている。
  43. ^ この完成によって流ノ介は初めて丈瑠から見直された。
  44. ^ トラシンケンオー時とは異なり円形ではなく左右に展開したU字形。
  45. ^ 流ノ介の書いたマニュアルでは、この技をウイングカッター(仮)としているが、劇中でこの呼称は登場しない。
  46. ^ イカダイカイオーのみ第二十二幕。
  47. ^ ただし、「北」の面はイカダイカイオーであり、「ダイカイオーキタ」という名称は後述のように別名とされている。
  48. ^ 書籍『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.9 侍戦隊シンケンジャー』では、海老鋏本手返しと表記している[79]
  49. ^ シャーは「西」の中国語読み。
  50. ^ この時は2人だけということもあってかそれぞれが一振りずつだったが、『帰ってきた』のデメバクト戦では6人がそれぞれ同じ物を二振り用意しての二刀流での斬り込みであった。
  51. ^ 誕生日は平成21年9月6日と入社試験用の履歴書に表記[83][23]。性別は男[23]。現住所はゴールド寿司になっている。
  52. ^ 作中で説明されているとおり岡っ引きは侍ではないが、源太は流ノ介に指摘されるまで気付かなかった。
  53. ^ 名乗りは「最後に控えしダイゴヨウ!」「御用でぃ、御用でぃ!」など。
  54. ^ 後にダイゴヨウがスーパー戦隊VSシリーズ劇場に『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』のDVDのプレゼント告知のため出演した際にもエリが「どっかで見たことがある存在」と発言している。
  55. ^ 初合体後の様子から製作者の源太も想定外であった模様。この時に丈瑠は第二幕と同様に置いてけぼりを食ってしまい「また俺余ってるだろ!!」とボヤいた。その戦闘の際にシンケンダイゴヨウの勝利ポーズの背後でエンブレム状態の獅子折神が飛行していた。
  56. ^ 文字のデザイン上「ハ王(ハオー)」と読むことも可能。
  57. ^ ただしのちにこれは後付けであることが言及されており、デザインするうえで各部のパーツ配置に手こずったことが明言されている。
  58. ^ 後部車輪の回転に連動して、エンブレム状態の猿折神・亀折神もコロコロと回転する。
  59. ^ 第四十四幕では「薫」とクレジットされていた。
  60. ^ 第二十五幕・第四十幕では人間態(薄雪)も担当。
  61. ^ 第十二幕では「丈瑠の父親」とクレジットされていた。
  62. ^ 第四十二幕のオープニングクレジットでは役名未表記。
  63. ^ a b 最終幕でのシンケンオーとドウコクの対決は両方とも日下が演じ、合成で処理された[104][105]
  64. ^ ナリスマシ[109]
  65. ^ 人間態を演じた唐橋のスタント吹き替えも担当[112]
  66. ^ 宇都宮は、『轟轟戦隊ボウケンジャー』参加時に小林が時代劇好きであることを聞いていたことから本作品で起用した[122]
  67. ^ 同年の『仮面ライダーディケイド』では、シンケンジャーが客演した第24話・第25話の監督を担当した[125]
  68. ^ これは2009年時点の同局の1時間以上の時間帯のドラマの制作スタイルであり、時代劇でも『必殺仕事人2009』などはこのようなスタイルで制作された。
  69. ^ 一部遅れネット局では、次回予告とエンドクレジットでBGM差し替えを行っている。
  70. ^ ただし、薫の登場した第四十四幕以降シビアな展開が続いたため4週連続で2番の歌詞となったこともあり、この曲の最終使用となった第四十八幕では、次週に続く展開にもかかわらず例外的に1番の歌詞が使用された。
  71. ^ この回のみ提供クレジットは従来通り独立し、恒例となった新旧レッドのバトンタッチ(今回はシンケンレッドと『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイレッド)が行われ、番組の放送は終了した。
  72. ^ 松坂桃李、相葉弘樹、高梨臨、鈴木勝吾、森田涼花、相馬圭祐
  73. ^ 6月21日は「第109回全米オープンゴルフ選手権大会」最終日放送のため休止。
  74. ^ 7月12日は「第67回全米女子オープンゴルフ選手権大会」最終日放送のため休止。また同日放送の『仮面ライダーディケイド』第24話にシンケンジャーがゲスト出演している。
  75. ^ 正確には「チノマナコ」の姿としては登場せず、『仮面ライダーディケイド』第24話で、このアヤカシが変身した後の姿である仮面ライダー「チノマナコ ディエンド変身態」が登場した。
  76. ^ 2009年12月27日は「小学生クラス対抗30人31脚全国大会 2009年完全版スペシャル」放送のため休止。
  77. ^ 2009年3月まで、直後の日曜8時台前半にローカル番組エンジョイDIY』を放送し、キー局で同時間帯に放送されていた『仮面ライダーディケイド』が30分繰り上げて週遅れネットとなっていたことによるもの。この変則編成は翌月の改編で『エンジョイDIY』の放送時間が変更されたことに伴い、完全に解消された。
  78. ^ これをもって、ANNフルネット24局はスーパー戦隊シリーズを含む『ニチアサキッズタイム』4枠全ての同時ネット化を完了した。

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参照話数

  1. ^ 第十一幕
  2. ^ 第四十八幕

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